近頃、日本でもスケートボードがかなり人気になってきていて、全国各地にスケートパークの数もかなり増えました。
昨年までスケートパークがある公園の近くに住んでいましたが、スケーターブランドの服やキャップを着こなした人達が常に技磨きをするためにそこで練習しているのをよく見かけました。
実は、私も元々スケーターファッションが好きだったというのもあり、一時期スケートボードを実際にやってみたり、板(デッキ)や車輪の素材を調べたりしたものです。
今回は、スケートボードを英語で説明するための豆知識や、その知識を用いた例文をご紹介します。
スケートボードは人気なのか
最近ではInstagramやTikTokなどのSNSでスケートボードの技を動画で披露したり、Youtubeで技をマスターするコツをチュートリアル動画のような形で発信している人も多く、日本でもカルチャーやスポーツとして広まってきました。
小さい子供から社会人まで、男女問わず楽しめるスケートボード。
これまではカルチャーとしてのものだったのが、なんと2020年東京オリンピックでは新種目として追加されました。
ちなみに辞書によるとスケートボードとは、
“約70センチメートルの縦長の厚板の底の前後に二つのローラーをつけたもの。また,その上に乗って平地や斜面を滑走するスポーツ”
だそうです。(Weblio辞書引用)
さて、これから益々人気になっていくであろうスケートボードについて、あなたはどれくらい英語で説明出来ますか?
スケートボードは英語で?
日本語では一般的に「スケボー」と略されることの多い「スケートボード」という言葉ですが、日本語ではカタカナで書かれる外来語であり、元々は英語の「skateboard」です。
まずはこの単語が品詞によってどのように形を変えるのか、紹介します。
「スケートボード」の名詞の形は?
もしも物体そのもののボードを指すのであれば、そのまま「skateboard」でスケートボードという意味になります。
skateboardは数えられる名詞(countable noun)ですので、1つのスケートボードであれば、「a skateboard」ですし、複数のスケートボードであれば、「skateboards」のように最後にsを付けます。
また、スケートボードに乗る人のことを英語では「skateboarder」または「skater」と呼びます。
「スケートボードをする」の動詞の形は?
名詞の形は「skateboard」だとわかりましたが、では「スケートボードをする」という動詞はどうでしょう。
skateboardという名詞の前に「do」や「play」などの動詞はいるのでしょうか?
Google検索で「skateboard verb」と検索してみました。(「verb = 動詞」という意味です。)
検索してみるとすると、一番最初にヒットした「WordReference.com」という、気軽に言語について質問出来るサイト上で同様の質問が投稿されており、英語のネイティブの方々の回答は以下のようでした。
"Skateboard" is usually used as a verb without the word "do".
「Skateboard」という単語は「do」を使わずに動詞としてそのまま使われます。
つまり、名詞と全く同じ形のまま「スケートボードをする」という動詞になります。
なお、動詞「skateboard」の活用は以下のようになります。
現在形 skateboard
(3人称単数が主語の場合は skateboards)
過去形 skateboarded
過去分詞 skateboarded
英語の動詞は「〜ing」のように動名詞にすると「〜すること」という意味になりますので、「skateboarding」とすることで「スケートボードをすること」という意味になります。
なお、競技としてのスケートボードも「skateboarding」が使われます。
スケートボードに関する豆知識
「skateboard」という単語の品詞別の形を学びましたが、スケートボードについて会話をするにおいて多少の知識は必要になりますよね。
そこで、ここではスケートボードの話題で役に立つちょっとした豆知識をご紹介します。
競技としてのスケートボードはどの国が強いか
競技としてのスケートボードを考えた時に、どこの国が一番強いと思いますか?
早速インターネットで検索してみたところ、「Top Ranked Skateboarders by Country」という名前のページを見つけました。
このページには国別トップスケートボーダーの人数が載っていますが、気になる順位は、
1位 アメリカ
2位 オーストラリア
3位 メキシコ
4位 ブラジル
5位 カナダ
となっており、トップスケーターの数は圧倒的にアメリカがトップです。
つまり、国別で見たらアメリカが一番スケートボード競技が強いと言えるでしょう。
オリンピックの新種目にも追加されたくらいスケートボード競技は世界的に広く普及しているスポーツで、最近は世界進出している日本人のスケートボーダーもいます。
最近ですと、SLS(STREET LEAGUE SKATEBOARDING)というスケートボードの大きい世界大会で日本人の西村碧莉さんが優勝するという快挙を成し遂げました。
スケートボードの発祥はどこ?
スケートボード発祥の地は定かではないものの、発祥の国はアメリカで、時期は1940年代という情報が有力だそうです。
その後、カリフォルニアのサーファー達が波のない日にスケートボードに乗ったり、どこかへ行く移動手段として利用されていったようです。
1980年代にはスケートボードと紐づいた音楽やファッションなども流行し、多くの若者を虜にしたと言われています。
発祥地がアメリカだとすると、スケートボード競技が一番強い国がアメリカなのも不思議ではないですね。スケートボードが最も盛んな国だと言えるでしょう。
スケートボードについて英語で説明してみよう
最後に、ここまで本記事で学んできた知識を用いて、スケートボードの話題で使えそうな例文をいくつか、3段階の難易度別に分けてご紹介します。
初心者向け
I skateboard everyday.
私は毎日スケートボードをします。
I always skateboard in Shibuya.
私はいつも渋谷でスケートボードをします。
I skateboarded with my friends yesterday.
私は昨日友人達とスケートボードをしました。
I love skateboarding.
私はスケートボードをすることが大好きです。
Have you skateboarded before?
スケートボードをしたことはありますか?
I got a new skateboard today.
私は今日新しいスケートボードを購入しました。
My skateboard was not too expensive.
私のスケートボードはそんなに値段は高くなかったです。
My favorite skate brand is Vans.
私のお気に入りのスケートブランドはVansです。
中級者向け
I started skateboarding when I was in junior high school.
私は中学生の時にスケートボードを始めました。
I have been skateboarding for over 10 years.
10年以上ずっとスケートボードをやっています。
What skateboard tricks should I learn first?
どのスケートボードのトリックをまずは学んだらいいでしょうか?
Is there a skate park in your neighborhood?
あなたの近所にスケートパークはありますか?
I skateboarded for the first time in 10 years.
10年ぶりにスケートボードをしました。
Skateboarding is getting popular in Japan.
スケートボードは日本で人気になってきています。
I want to be a professional skater in the United States.
私はアメリカでプロのスケートボーダーになりたいです。
In what country is skateboarding most popular?
どの国でスケートボードは最も人気ですか?
上級者向け
Her skateboarding fascinated all of the spectators at the venue.
彼女のスケートボードは会場の全ての観客を魅了しました。
Skateboarding is one of the 5 sports added to the Tokyo 2020 Olympics.
スケートボードは2020年東京オリンピックに追加された5つのスポーツのうちの1つです。
Skateboarding history began sometime in the late 1940s to early 1950s.
スケートボードの歴史は1940年代後半、または1950年代初頭に始まりました。
Surfers in California skateboarded when the waves were flat.
カリフォルニアのサーファー達は、波がない時にスケートボードをしていました。
まとめ
では今回の記事のまとめです!
・名詞も動詞も「skateboard」
・競技としては「skateboarding」
・スケートボード発祥の地と言われているアメリカが競技でも一番強い
なお、これからスケートボードを始めようと思っている方もいると思いますが、それなりに危険が伴うスポーツなので、くれぐれも怪我のないように気をつけましょう。
以上、スケートボードに関しての記事でした。
ぜひ一度英会話で話してみてくださいね!
◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!