寿司を英語で紹介!ネタ・わさび・回転寿司・外国人寿司事情も!

寿司、サーモン、マグロ、トロ、うに、いくら

英語を学習している人にとって、外国人とのコミュニケーションを取るときに日本の食文化はかっこうのネタですね!
と、しょっぱなから“ネタ”でかけてみました・笑

そう!国内はもちろん、海外で日本食とくれば長年の代表選手「寿司」が今回のテーマです。

江戸時代のファストフード・寿司が外国でも簡単に食べられるようになって久しいですが、外国人は私たちレベルで寿司が好きなんでしょうか?

日本人の寿司好きな人、かっぱ巻きってなんでかっぱ巻きって言うのか知っていますか?

外国人に人気のネタ、逆に苦手とされるネタって何でしょう?

今回のテーマは「寿司を英語で紹介!」です。

外国人と美味しくコミュニケーションを取るために知っておきたい寿司のことや外国人寿司事情などなど、新鮮なネタをたくさんお届けします!

寿司を英語でしっかり説明できるようになりたい!

海外でも「sushi」以外の呼び方がないほど、寿司という日本食が外国人に素晴らしい浸透度を誇っています。

いろいろな種類の魚の切り身を酢飯の上に乗せた好みの寿司、ネタをちょちょいと醤油につけて口に放り込む、、、至福の時ですね~!

今は肉寿司といって、ローストビーフやカルビを乗せたお寿司も人気となりました。

豆腐はもちろん、ラーメンやワギュウ(和牛)が世界で人気となっていますが、寿司の王道レベルといったらその比ではないと断言してしまいましょう。

そんな海外でも人気となっている「寿司」を、皆さんは英語でしっかりと説明できますか?

寿司を知らない人は滅多にいないでしょうが、正確に説明できるようにしておけば日常英会話にとても役立ちます。

さっそく、実際に例文をみていきましょう。

Sushi is a Japanese dish which uses small, oval-shaped, vinegared rice, topped with a variety of ingredients (neta) such as seafood or vegetables.
寿司は、小さな楕円形の酢飯の上に様々な魚や野菜を乗せた日本食です。

※such as~(~のような)は具体的な例を挙げるときに大変便利なフレーズです。

A slice of raw fish on a vinegared rice ball is called Nigiri.
刺し身を酢飯の上に乗せたものは「にぎり」と呼ばれます。

Nigiri-zushi is hand-formed sushi.
にぎり寿司とは手で握った寿司です。

There are also different sushi styles, such as Gunkan, Maki-zushi, Tamaki, Chirasi and Inari.
寿司には軍艦巻き、巻き寿司、手巻き、ちらしそしていなりなどもあります。

You flip the sushi, lightly dip the neta into soy sauce, and eat.
寿司はネタを醤油にちょっとつけて食べます。

ここで、寿司関連の用語をご紹介しましょう。

まぐろ tuna トロtoro/fatty portion of tuna belly
サーモン salmon あじ horse mackerel
はまち small amberjack さば mackerel
いわし sardine かつお bonito
 sea bream あなご conger eel
いくら salmon roe うに sea urchin
ほたて scallop あわび abalone
たまご rolled omelet 醤油 soy sauce
ガリ pickled ginger 寿司屋 sushi restaurant
店主・職人 sushi master カウンター sushi counter

自分の好きなネタを言えるようになっておくのも、コミュニケーションに良いですよ♬

My favourite sushi is ◯◯.
私の大好きな寿司は◯◯です。

寿司に限らず自分の大好きなもの・コトを表すことのできる“my favourite”(お気に入り・大好きなもの)は使えるようになると、とても便利です。

さて、寿司を説明する基本フレーズや用語を抑えたところで次のネタにうつりましょう。

外国人は私たちのように寿司が好き?

健康ブームから、世界で日本食がフォーカスされてしばらく経ちますね。

イギリスでは主要スーパーマーケットで豆腐や海苔などが普通に買えます。

にぎり寿司や巻き寿司はどんなスーパーマーケットでも買えますし、自宅で作れるよう“巻き寿司キット”まで売られていることがあります。

このように外国の家庭でも寿司を食べることが浸透してきています。

が、日本人のように刺し身を食べる習慣のない外国人は本当に寿司が好きなのか?

こんな疑問にお答えしましょう!

生の魚を食べる人、結構います。
その種類によって食べる人もいます。
食べず嫌いの人、こういう人もいます。

イギリスで言えば、生のサーモンは食卓でよく食べられていますしとても美味しいです。ですので寿司にもよく使われます。

外国人にとっては、箸を上手に使って寿司やで寿司を食べるのが“オサレ”感覚もあるようです・笑

日本人でも生ものが苦手の人もいますから、外国人は寿司が好きなのか?という問いには「好き!」と答えられるくらい寿司が食べられていると言えるでしょう。

寿司を食べ慣れていない人には、巻き寿司などではまぐろが入っている豪華版より、きゅうり・人参・パプリカなど自分が慣れている食材だけのシンプル版が好まれています。

ところで、きゅうりを入れた巻き寿司を「かっぱ巻き」と呼びますね、なぜでしょう?

次で由来を紹介しましょう。

きゅうりの巻き寿司が“かっぱ巻き”と呼ばれる由来

かっぱ巻きという名前の由来は諸説あるようです。

一番有力なのは、かっぱの好物がきゅうりだからというものです。

ここで、かっぱの英語表現をみてみます。

Kappa is one of the most famous yokai demons in traditional Japanese folklore.
かっぱとは、日本の伝説にでてくる有名な妖怪の一つです。

もう二つの説ですが、一つはかっぱ総本家である水天宮の紋章ときゅうりの切り口が似ているから、そしてきゅうりの名産地である岩手県遠野には昔からかっぱが住んでいると言われてきた、というものがあります。

さて、寿司と言ったら“わさび”の存在も忘れてはいけません。

外国人にわさびを説明しよう!

わさびは英語でも「wasabi」で通じます。

英語で表現する場合は「Japanese horseradish」で良いでしょう。

horseradishは“西洋わさび”で、イギリスでローストビーフなど頂くときはホースラディッシュをつけるととても美味しいのですが、わさびのようにシャープな辛さがあります。

外国でも寿司と言えばわさびは無くてはならないものということも浸透しています。

チャリティイベントで巻き寿司を販売した際、お客さんのほうから「Do you have wasabi?」(わさび、あります?)と聞かれたこともありました。

この機会に、わさびを知らない人にぜひ説明できるようになりましょう。

Wasabi is a Japanese plant with a thick green root which tastes like horseradish.
わさびは西洋わさびのような味の緑色の太い根の日本の植物です。

There is a little wasabi placed between the raw fish and the vinegared rice of sushi.
寿司のネタと酢飯の間に、少量のわさびが入っています。

If you are not good with hot foods, you had better ask the sushi master to make the sushi “sabi-nuki” or you will be in tears!
辛い食べ物が得意でなければ、職人に“サビ抜き”でとお願いしましょう。さもないと泣くことになりますよ!

※be動詞 good at~は「~が得意」や「~が上手」という表現です。ここではnotを入れて得意でないという否定文にしています。

ちなみに、寿司屋ではわさびは“ナミダ”と呼ばれています。

わさびを知らない外国人を泣かせないようきちんと説明してあげてくださいね。

さて、寿司と言えば「回転寿司」の存在を忘れてはいけませんね!

回転寿司でエンターテイメント!

最新のテクノロジーを駆使し大成功を収めるスシローなど、回転寿司はその寿司の旨さ、気軽さ、エンターテイメント性で大人気です。

海外に目を向けると、ロンドン・ソーホーでチェーン回転寿司「Yo! Sushi」が開業したのは1997年です。

カラフルなお皿に乗ったにぎり寿司や裏巻きの巻き寿司が回る店内はとてもポップな雰囲気が特徴的です。

から揚げやカツカレーなど他のメニューもたくさんあります。

寿司やのカウンターにいるような感じも多少はありますし、また自分の欲しいものを好きなだけ取って食べるスタイルは大人にも子どもにも楽しく食事ができますね。

まさにエンターテイメント食と言えるでしょう。

外国人にもぜひ回転寿司の良さ、楽しみ方を伝えましょう。

There is also a different style to how we can eat sushi, which is called Kaiten sushi.
寿司を食べるときに回転寿司という違ったスタイルがあります。

All plates with sushi on them are placed on a rotating conveyor belt that runs in front of the customers.
すべての皿はベルトコンベヤー上に置かれ、客の前まで回ってきます。

There are no difficult rules to Kaiten sushi, you just take plates with your favourite sushi from the rotating conveyor belt once you sit down at the table.
回転寿司には難しいルールはなく、席についたら好きな寿司の皿をベルトコンベヤーから取るだけです。

It is not a challenge to eat sushi at a Kaiten sushi restaurant, as you can see all the sushi and other dishes to choose from. There is also English information at many places.
回転寿司で寿司を食べることは目の前にある寿司を選び食べたり、多くの店で英語のガイドがあるのでチャレンジではまったくありません。

Kaiten sushi restaurants have become like family restaurants recently; not only do they have fresh sushi but also a variety of side dishes and desserts – even toys that make children happy.
回転寿司はいまやファミレス化しており、寿司だけでなく様々なサイドメニューやデザート、子どもを喜ばすおもちゃまで回ってきます。
※recentlyは”nowadays”や”these days”同様「最近は」を表しますが、過去形や現在完了形で使用します。

At a kaiten sushi restaurant, we can tell the price of each item by the color of the plate.
回転寿司ではお皿の色によってその値段が分かるようになっています。

A member of the staff counts how many coloured plates you have, then you will receive the bill.
お店のスタッフが各色のついた皿の数を数え、お会計となります。

回転寿司は、日本の寿司文化で大きなポジションを得ていますね。

ぜひ、外国人を誘って行ってみてはいかがでしょう。

喜ばれること、間違いなしです!

ここでさらに、外国人のために「意外と知らない寿司にまつわる話」を英語でご紹介しましょう。

これ知ってる?日本文化・寿司をさらに紹介してみよう

読者の皆さんは寿司にまつわる以下のような話を知っていて、外国人に説明できますか?

Nigiri-zushi was invented by Hanaya Yohei, who was a chef in the Edo period.
にぎり寿司は江戸時代、料理人だった華屋与兵衛によって考案されました。

Chirashi-zushi, vinegared rice covered by a mix of seafood, vegetables and eggs, is often eaten at special events such as Hinamatsuri – girl’s day on 3 March.
様々な魚介、野菜や卵などを乗せたちらし寿司は、3月3日のひな祭りなど特別な行事で食べられます。

Ehomaki is made of seven different ingredients symbolising the Seven Lucky Gods, and is eaten while facing in the lucky direction of the year.
七福神を象徴する7種類の具で作られる恵方巻きは、その年の縁起のよい方角を向いて食べます。

このように長年食されてきた寿司は、日本文化と関係していることが多いのが分かりましたね。

それでは最後に外国人が大好きなネタ、ちょっと苦手にしているネタをご紹介しましょう。

外国人に人気のネタ・苦手なネタTOP3発表!

日本人に人気のネタは、
①まぐろ中トロ、
②まぐろ赤身、
③サーモン
です。

続いて、味覚の違う外国人はどの寿司が好きなのか苦手なのか、早速みていきましょう。

外国人に人気のネタ

1位 サーモン
2位 まぐろ大トロ
3位 エビ&甘エビ

外国人に苦手なネタ

1位 いくら
2位 ウニ
3位 イカ

意外にも日本人にも外国人にも共通してサーモンは大人気、次いでツナ(まぐろ)です。

食べ慣れているという感覚が大きいのかもしれません。

苦手なネタに入ったいくらやウニは逆に見た目から敬遠されているところがあります。

新鮮ないくらやウニは最高なのにもったいない~!と思ってしまうのは私だけでしょうか?!

寿司を英語で紹介!まとめ

江戸時代のファストフードが今では世界で大人気です。

日本人が美味しいと思うものは世界でも通用するということではないでしょうか?

今年のイースターの剣道道場ジャパントリップでも美味しい魚が食べたいというリクエストに応え、豊洲市場でまぐろの競りを予約しました。

始発電車で豊洲市場へ行き、近くから競りを見た後に、市場内で「まぐろづくし」の朝ごはんを食べてその新鮮さに感動しました。

日本のお寿司はやはり世界に誇る食文化!

ぜひ、外国人と寿司を楽しむ計画を立ててみてください。