TOEFLってなに?どうやって勉強すればいいの?

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「海外の大学を受験したい!」

そう考えている方には必須とも言える試験『TOEFL』

日本では「TOEIC」の方が有名で、『TOEFL』の試験対策やスコアアップのための情報がなかなか見つからない!なんて方もいるのではないでしょうか?

ネット上でも、正直なところ『TOEFL』について書いている記事は「TOEIC」に比べると圧倒的に少ないんですよね。

試験対策コースに参加されている方もいるかもしれませんが、自宅での勉強方法ってどうすればいいか知りたいですよね?

今回はそんなお悩みを少しでも解消できるよう、私なりの勉強方法を伝授していきたいと思います。

私はこれでスコアがグンっと上がりました!ぜひ参考にしてくださいね。

TOEFLとは?

TOEFLとはアメリカの非営利テスト機関が作った試験

『TOEFL』をよく知らない人のために、まずはどのような試験なのか詳しくお話ししましょう。

『TOEFL』はアメリカの非営利テスト機関「EST」が作った試験であり、アメリカの大学に入学を希望している人たちの英語力を測るという目的のために作られました。

実は『TOEFL』は、日本で人気の「TOEIC」よりも世界的に認知されている試験でなんです。

試験内容は
・「リスニング(聞く)」
・「リーディング(読む)」
・「ライティング(書く)」
・「スピーキング(話す)」

の4つの技能で、総合的でバランスのとれた英語力が試されます。

海外(とくにアメリカ)の大学に進学、または交換留学を希望される方は、ほぼ100%の確率で『TOEFL』が必要となりますよ。

TOEFLの試験形式

『TOEFL』の試験形式はパソコンで受験するスタイルです。しかも試験センターにて個別試験となります。

他の試験ではタブーとされている“メモ取り”は全パートでOK。試験時間は4時間と長く、集中力が最後まで続くかもスコアに大きく影響してきます。

TOEICや英検のようなマークシート式ではないため、英語の能力とは別に基本的なパソコン操作・タイピングができる必要もあります。

スムーズにタイピングができないと、ライティングのような長文を書かなくてはいけない場面では非常に不利になり、実力が発揮できないなんてことが起きてしまうんですよ!

出題内容はアカデミックが中心

大学進学や交換留学などの場面で必要となる『TOEFL』の出題内容は、やはり日常会話やビジネスというよりも学問的なものがほとんどなので、普段なかなか使わないような専門的な単語が多く出題されます。

科学や歴史、人文学など、学校の授業で使うような内容、また講義やディスカッションで使うようなフォーマルな表現など意識的に学習しないと覚えないような英語が必要なため、英会話の試験などと比べて難易度の高い試験内容となっています。

TOEFLとTOEICの違い

留学なら「TOEFL」、就職なら「TOEIC」

「TOEFL」と「TOEIC」の違いって知っていますか?「TOEIC」もアメリカの非営利テスト機関「EST」が作ったというところは同じです。

でもこの2つは、試験形式や出題内容、また受験目的が違います。

 

TOEFL

TOEIC

試験形式

個別・パソコンでの受験

集団・マークシートでの受験

出題内容

アカデミックな英語中心

日常・ビジネスシーンで使う英語中心

試験技能

「聞く」「読む」「書く」「話す」の4つの技能

「聞く」「読む」の2つの技能(テストの種類によって異なる)

受験目的

海外の大学進学や交換留学

就職や転職、大学の単位認定

メモ取り

OK

NG

試験時間

4時間

2時間

満点スコア

テストの種類によって異なる

990点

「TOEFL」は英語を母国語としない私たちのような日本人や他の国の人たちが対象の試験なのに対し、「TOEIC」は日常やビジネスシーンの中で使うような英語でのコミュニケーション力を測るような試験内容となっています。

「TOEFL」の方が1回の試験で試される技能が多く、出題問題の内容も学問的なものが中心なため、「TOEIC」よりも難易度が高いと言われています。

「どちらを受ければいいの?」と悩んでいる人は、受験目的を意識して選ぶといいですよ。

個人的な意見ですが、もし就職も留学も近い将来ないけど取りあえず受験してみたいと思っている方は「TOEFL」をオススメします。

「聞く」・「読む」・「書く」・「話す」の4つの技能がバランスよくアップしますし、4時間という長い試験時間に耐える集中力も養うことができますからね。

「TOEFL」でハイスコアを獲得できるなら、「TOEIC」の試験は優しいと思うはずです。

「TOEFL iBT試験」ってなに?

さて次に、「TOEFL」 と「TOEFL iBT」の違いです。

皆さんは「TOEFL iBT」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

実は「TOEFL」には、「iBT」・「ITP」・「PBT」・「CBT」と種類の違う4つのテストが存在します。

  • 「iBT」・・・Internet Based Testの略。インターネットサイト上で行われるテスト。
  • 「ITP」・・・Institutional Testing Programの略。大学や専門学校、企業などの団体単位で行われるテスト。
  • 「PBT」・・・Paper Based Testの略。インターネットサイト上ではないペーパーテスト。
  • 「CBT」・・・Computer Based Testの略。「iBT」導入により廃止されたテスト。

これらからわかるように、個人で「TOEFL」を受験する場合は基本的に「iBT」になります。

TOEFLの勉強方法

これからお話しする方法は、私が実際に行ってスコアアップした方法です。
人それぞれ合う合わないがあると思いますが、1つの方法として参考までに読んでくださいね!

勉強方法① 現時点での実力を把握する

まず学習を始める前に、何のために「TOEFL」を受けるのか、行きたい大学に必要なスコアなどの目標を明確にしておきましょう。そして、希望のスコアと現時点での実力にどれだけの差があるのかを模擬試験などを受けて把握してくださいね。

そして希望とするスコアと実力の差をみて、限られた期間でいかにスコアアップさせるかを計画を立てましょう。がむしゃらでは効率も悪く、自分が欲しいスコアをとることは難しいです。ぜひ、試験勉強を始める前に行ってくださいね。

勉強方法② 頻出単語をマスターする

それでは具体的な勉強方法です。

「英語力のベースは文法と単語だ!」

そんな話を英語が得意な友人から教わりました。

確かに文法は高校生の時に習った範囲でほぼ網羅できます。結局は語集が物を言うと、満足のいく結果を得て私も実感しました。

これは「TOEFL」に限ったことではなく、どの英語試験にも言えることです。

まずは単語を覚える!しかも受験する試験に出題されやすい“頻出単語”を優先的に覚えていくと、スコアアップに繋がりますよ!

勉強方法③ 公式問題集を解く

頻出単語がしっかりと頭に入ったら、「TOEFL」の公式問題集を解いていきます。

この時に大事なのは、“本番さながらの環境で解く”ということ。ダラダラと時間無制限で解いていっても正確な実力はわかりませんからね。

結果を見て自分の弱点が見つかったら、そこを重点的に勉強しましょう。できる部分を何度も反復学習するよりも、苦手を克服することの方がすぐにスコアアップに繋がります!

勉強方法④ TOEFL対応の参考書や問題集を解く

弱点を克服したら、あとは「TOEFL」の参考書や問題集を解いていきます。このときも時間を測るなど、できるだけ本番に近い環境で問題を解くようにしてくださいね!

どんな時間配分で解き進めていくかなど、英語力以外にもトレーニングできますよ。

勉強方法⑤ 専門家にチェックしてもらう

私は、自分ではチェックが難しい“ピーキング”と“ライティング”に関してはオンラインレッスンの試験対策コースを利用して学習していました。

リスニングやリーディング、また単語を覚えることは自分自身で学習できますが、スピーキング・ライティングに関しては採点できる人がいないと間違えたまま覚えてしまいますからね。

とくにスピーキングは、試験官に伝わる英語、つまり正しい発音ができているかも重要なポイントなので、「私の英語は通じる英語なのか?」とオンラインレッスンでチェックもしていました。

トーク時間やトピックに制限を設けてくれたので、試験当日の緊張感も和らぎました!

とてもシンプルですが、この方法が私がスコアアップした勉強方法です。不安などでいろいろと手を出したくなりますが、1つ1つ確実に身につけていく、そして参考書や問題集で確認・反復学習を続けていくことが結果に繋がりやすいと思いますよ!

ネイティブキャンプを使った勉強方法

最後に、『ネイティブキャンプ』を使った試験対策をご伝授いたします!

私は違うオンラインレッスンを利用していましたが、『ネイティブキャンプ』を先に知っていたらこちらを利用していたと思います(苦笑)

もしオンラインレッスンを検討中の方は参考にしてくださいね。

レッスン回数無制限でスピーキングをとことん練習!

英語の中でも、スピーキングはとにかく話す経験を増やすことが上達へのカギと言えます。

しかも、相手は間違いを指摘できるネイティブレベルの人であること。そう考えた時に『ネイティブキャンプ』は非常にオススメです。

なぜなら、定額で何度もレッスンを受けられるからです。

しかもオンラインレッスンでありがちな“25分間”という決まりもないため、1日のうち空いた時間5分からでもレッスンを受けることができます。

たった5分と思うかもしれませんが、短い時間でも毎日続けた方がスピーキング力の上達に繋がりますよ。

アカデミック以外の自然な英会話力(口語的な表現)を身につけられるのでオススメです。

「実践発音」教材で確実に伝わる発音力を身につける

『ネイティブキャンプ』には「実践発音」教材があります。先ほどもお話ししたように、どれだけ正しい文法でも相手に通じる発音力が備わっていなければ意味がありません。

発音に対して神経質になる必要はありませんが、心配な方はこの「実践発音」教材を利用してチェックしておくことをオススメします。

海外の大学進学や留学には『TOEFL』は必須!

『TOEFL』は難易度の高い試験で有名ですが、
「海外の大学に行きたい!」
「交換留学に行きたい!」
と思っている方には避けて通れない試験です。

ですが、正しい学習方法を継続することで必ず良い結果に繋がりますのでご安心を。

「聞く」・「読む」・「書く」・「話す」の4つの技能をバランス良く勉強・成長できるチャンスなので、将来的に考えても無駄になることはありません!

英語力をアップしたいと思っている方もぜひ挑戦してみてくださいね。