英語の長文読解力を向上させるコツと勉強方法

英語の文字列

英語の本

英語の長文読解問題では新聞記事や雑誌、本などから抜粋された文章を読み、そのテーマについて論じられている内容に答えていきます。

いくつか設問があり、文を読み進めながら内容を把握し、文の構造や流れ、意味を理解して答えを導き出します。

英文は専門的な内容ではありませんが、一般的にリーディング試験が先へ進むほど難易度が高くなっていきます。

英語の長文読解力を向上させるコツや対策ですが、まず英文法の基礎を固め、それと同時に英単語や英熟語を増やしていきます。ある程度の語彙力がなければ英文を読んでも効果が少なく、英文解釈は難しいでしょう。

また、学校の勉強だけでなく日本語でも日頃から、新聞やニュースなどに触れて様々な知識を増やしておくことも大切です。

具体的な勉強法としては、英文を何度も読み込みます。

最初、スピードはあまり意識しないでどんな内容が書かれてあるのか頭の中でイメージしながら読みます。音読やシャドーイング、スラッシュリーディングも複雑な文構造を紐解く助けになります。

また、段落ごとに本文の意味を要約、整理してどんな情報が与えられているのか重要なポイントを頭の中でまとめ、解答していきます。上級レベルになると英文の形や構文、文型などを一発で見抜く力がついてきます。

ここでは、具体的な長文読解力を向上させるコツと勉強方法についてご紹介していきます。

 

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英語の長文問題の解き方

どこを読めばいいのか

長文問題に取り組む際、まずどのような問題のタイプなのかを把握します。

例えばA,B,C,Dの中から正解を選ぶ多項選択肢、文の締めくくりや要約を一致させる問題、書き手の見解や主張を識別する問題などあります。問題文のタイプを確認したら次に、設問を読みます。

ここで何を問われているのか、何を答えればいいのか設問のキーワードに印をつけます。

例:Choose the correct letter, A, B, C or D
When did he go to America?
A 2000
B 1985
C 1980
D 1978

この場合、When(いつ)かを尋ねています。
キーワードのWhenAmericaにアンダーラインを引き、本文の中から時と場所に関するキーワードやその類似語を見つけます。

類似表現を見つけたら本文のほうにもアンダーラインなど印をつけ、解答用紙にその答えを書き込みます。このような設問がいくつかあり順々に答えていきます。

ほとんどの場合、問題の答えは設問の順番通りに出てきます。

メモはどこをとればいいのか

長文問題は各パラグラフがいくつか集まって構成されています。

原則として、各パラグラフのトピック(話題)は1つです(1パラグラフ1トピックの原則)。このように、各パラグラフではある1つのトピックが論じられていますので、ざっと読んで何が書かれているのかポイントをメモしておくと分かりやすいです。

その後に続くパラグラフもお互いに密接に関連し、さまざまなトピックが展開されていきます。

パラグラフはいくつかのセンテンスが集まって構成されています。パラグラフは一貫したトピック結論(主張)が含まれ、お互いに密接に関連しています。

また、各パラグラフの最初の文(最後のこともある)はトピックセンテンス(主題)であることが多いので、このパラグラフの主題が述べられています。

そのため、トピックセンテンスにアンダーラインを引いてメモを取り、概要をまとめておきます。

読むスピードを早める方法

読むスピードは英文をたくさん読むことによりだんだんと慣れていき、スピードが上がっていきます。そのため、毎日自分のレベルに合ったやさしい英語に触れると良いでしょう。

やさしい英語にたくさん触れていくと、文法などの規則が体得できるようになっていきます。最初からあまりスピードを意識しすぎると内容が頭に入らないまま文字だけを拾って読んでいる状態になってしまうので注意しましょう。

全部理解したほうがいいのか

英語の長文問題の内容を全部理解できなくても、だいたい何について書かれているのか把握できれば大丈夫です。

例えば、日本の新聞や雑誌を読んでいて漢字の意味が分からなくても前後の文脈から推測して大意を理解しているはずです。英語もこれと同じ原理です。

しかし、ある程度の語彙力がなければ大意を理解することも難しいため、基本的な語彙力がない場合、やさしい英語を読むことと同時に語彙力もつけなければなりません。

何割把握できればいいのか

英語の長文問題の内容をすべて理解できれば良いに越したことはありませんが、上級者レベルでないとそれは難しいでしょう。

上述したように、問題を読んで大意がつかめる程度の把握力は必要です。長文の内容やレベルによって求められる理解力が異なってきますので、自分がターゲットにしているレベルの英語を理解できるようにしましょう。

長文問題は比較的やさしい内容から、だんだんとリーディング試験が先へ進むほど難易度が高くなっていきます。それに伴い語彙の難易度も高くなっていきます。

やはり単語力はリーディングの際には重要になってきます。

わからない単語があるときの対処法

分からない単語がある場合、その前後の文脈を丁寧に読み込みます。

そのときに何が書かれているのか大意を把握して単語推測力を高めていきます。重要な単語は何度も何度も文章に出てくるので、読み進めていくうちに分かることもあります。

さほど重要な単語でない場合は1回しか本文に出てこなかったりするので、1回読んで意味が理解できなくても飛ばして読み進めていきます。

何度か同じ単語に出会って「これは重要な単語かも知れない」と思ったときや、何度か本文中に出会い、読み進めていても「どうしても意味が分からない」と思ったときに辞書を開いて言葉の意味を調べます。

できるだけ分からない単語と出会っても辞書は引かないで、どうしても必要なときに辞書に頼るようにすると良いでしょう。

 

効率の良い/悪い勉強法

長文読解力を向上させる良い(悪い)勉強法

英語の読解力は、英文を読めば読むほど向上していきます。そのため、できるだけ毎日英語を読む習慣をつけることが大切になってきます。

長期的に考えるならば、やさしい英語で書かれた絵本などのレベルからだんだんとレベルを上げて多読をすることをおすすめします。

英語を英語で理解できるようになれば(英語脳)、リーディングだけでなくリスニングやスピーキングなどにも波及効果があります。日本語をなるべく頭の中から排除して英語を英語で考えられるようになるのがベストです。

すると英語を読むスピードはもちろん、リスニングでは一発で英語の内容を理解できるようになります。スピーキングに関しても、すらすらと英語が口から出てくるようになります。

英語脳を作り上げるには、絵本などのやさしい英語でなければなりません。というのも、難しい英語だとどうしても頭の中で日本語に翻訳する作業が行われてしまうからです。

日本人はやさしい英語に触れる機会が少なく、どんどん文法的な知識を詰め込んで複雑で難しい英語で書かれた海外の雑誌や新聞、論文などの英文和訳に偏りがちです。

すると頭の中で常に日本語に置き換えて考えるクセができてしまい、常に翻訳作業が行われてしまいます。すると英語を英語で考える英語脳は育まれなくなってしまいます。

難しい英文が読めるようになっても日常英会話ができない日本人が多いのは、こういった要因があるからです。また、難しい英語を勉強していると勉強をした達成感やプライドがあり、どうしてもやさしい英語は敬遠されてしまいます。

受験や英語の資格試験などを目前に控えて短期的な長文読解力を向上させる方法は別になります。これから受験する試験に合った対策が必要になってきます。

例えば、TOEICはビジネス英語なので、ビジネスに関連した英語の記事や単語に慣れておく必要があります。

英検などではテレビや新聞、雑誌などで取り扱われる社会や経済など一般的な教養も問われるため、インターネットやメディアの媒体を利用して情報源を入手し、さまざまなジャンルやトピックに対応できるように準備する必要があります。

そのとき、一度日本語で同じトピックの記事をざっと目を通しておくと理解力が高まります。世界各国、新聞やテレビは同じようなニュースを取り上げているため、各社どのように報道しているのか比較してみるのも良いでしょう。

また、同じニュースでも記事の構成や語彙など使われ方や表現が異なるため、類似語を覚えるのに役立ちます。

 

具体的なリーディングの勉強法

先ほど説明した長文問題のパラグラフの構成を把握する必要があります。長文は、複数のパラグラフから構成されています。

各パラグラフは複数のセンテンスから成り、最初のセンテンスは、そのパラグラフの主題(トピックセンテンス)を述べていることが多いです。

長文問題に取り組む際、このトピックセンテンスと概要を把握する必要があります。

詳しく各パラグラフの構成を見てみましょう。

パラグラフの構成例
①第1(トピック)センテンスでは、そのパラグラフの主題が述べられている。
②第2センテンスでは①を詳しく説明している。
③第3センテンスでは比較や対照。
④第4センテンスでは結論(主張)で締めくくられている。

つまり、①から④までが集まった一つのパラグラフが複数集まり(例:ABCDE)長文となっています。

次に、各パラグラフで展開されているトピックや概要を把握する方法として、スキミングが必要になってきます。スキミングとは、各パラグラフで何が書かれているのか素早く把握するスキルです。文章全体を通して頻出する単語などを探しながら、その要旨や概要を理解しながら読みます。

長文問題では、スキミングのほかにスキャニングというスキルも必要です。特定の具体的な情報を突き止めることで、日付や数字、名前などを見つけるためキーワードに印をつけたりアンダーラインを引いたりします。

 

まとめ 

英語の長文読解力を向上させるコツや対策を紹介してきましたが、基本は、文法や構文などの規則を理解し、それと同時に英単語や英熟語を増やしていきます。

ネイティブキャンプには「デイリーニュース」教材があり、日々のニュースを講師と一緒に読み進めていくことができます。

また、読むスピードを鍛えたい方には、「実践発音」教材もおすすめです。
発音の教材ではありますが、少し長めの文章を読み進め、タイムトライアルで早く読む練習をすることがでいるので、正しい発音で早く読むことができるようになります。

まだ挑戦したことのない方は、ぜひお試しください!

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