洗濯って英語でなんて言う?洗濯物を外に干すと違法になる海外の洗濯文化とは。

最終更新日:2019-06-09

ランドリー、洗濯物、青空、洋服

寒くなってくると日本人が心配になるのが洗濯物。
寒い時期や雨が続く時期には、洗濯物が乾くかどうか心配になりますよね。

でも海外では外に干す文化がないところが多く、むしろ外に干すことは違法になるところも!

ランドリー事情って国によってすごく異なりますよね。所変われば習慣も変わります。

乾燥機の利用が一般的な外国人は、お天気の心配もしなくていいのだとか。

今回は、日本とちょっと変わっている海外の洗濯事情や関連表現についてご紹介します。

またホームステイ先で使える洗濯に関する単語や洗濯用語、その他表現も一緒に覚えましょう!

外国人との英会話の中で、驚くことがたくさんあるかもしれませんよ。

 

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「洗濯」は英語で◯◯

「洗濯」は英語で「laundry」といいます。

日本では、毎日洗濯したり、週に2~3回洗濯したりするのが一般的ですが、海外では週に1~2回の洗濯が一般的です。

1週間分まとめて洗うので、容量が多く、洗浄力の高い洗濯機が好まれています。

力強い洗濯機の洗浄にも耐えられるように、アメリカ製の服は丈夫に作られているのだとか!

洗濯1つで生活習慣の違いを痛感する瞬間ですね。

 

「洗濯する」の言い方は3種類ある

「洗濯する」の言い方は、地域や場面によって3種類あるようです。

・アメリカで多く使われる「do the laundry」
・イギリスで使われることが多い「wash the clothes」
・洗濯物を目の前にして使う「do the washing」

どの表現を使っても伝わりますが、複数の表現方法を知っておくと便利。
いずれにせよdoあるいはwashという動詞を使います。

それぞれどのように使うのか見ていきましょう。

 

アメリカで多く使われる
「do the laundry」

アメリカで使われることが多い「洗濯する」の表現が、「do the laundry」です。

「the」の代わりに「my」「his」「her」など、「誰の」を表す言葉(所有格)が入ることもあります。

洗濯を「する」という言い方なので、日本語的にも覚えやすいフレーズですよね。

▼例文
・今日は洗濯しないといけないんだ。
→ I have to do the laundry.

・彼の洗濯をしたの。
→ I did his laundry.

・洗濯をしておいてくれますか?
→ Could you do the laundry, please?

最後のフレーズは、ホストファミリーに衣類などの洗濯をお願いするときに使えそうですね。

 

イギリスで使われることが多い
「wash the clothes」

イギリスで使われることが多い「洗濯する」の表現は、「wash the clothes」です。
こちらの表現も「the」の代わりに「誰の」を表す所有格が入ることがあります。

「服を洗う」という表現。洗濯機ではなく手洗いのイメージがしますが、洗濯機で洗濯する場合でも問題なく使えますよ。

▼例文
・今日は洗濯をするつもりだ。
→ I’m going to wash the clothes.

・洗濯しないといけないって言ってなかった?
→ Did you say you have to wash the clothes?

・彼女の洗濯を頼まれた。
→ She asked me to wash her clothes.

 

洗濯物を目の前にして使う
「do the washing」

会話している2人が洗濯物の話だと理解しているときに使うのが「do the washing」です。
洗濯物を目の前にして話しているときや、洗濯物についての話をしているときなど、何を洗うのかお互いに理解しているときには「washing」だけでも伝わります。

使う頻度としては、あまり高くないかもしれませんが、会話の中で出てくる可能性があるので知っておきましょう。

▼例文
・洗濯した方がいいよ。
→ You should do the washing.

・洗濯はいつするの?
→ When do you do the washing?

・彼はあまり洗濯をしないんだよね。
→ He doesn’t often do the washing.

 

洗濯に関連する英語表現

ここまで「洗濯する」の表現方法について見てきました。
続いて洗濯するときに使うものや、洗濯するときに使いたい表現についてご紹介します。

 

「洗濯機」は「washing machine」

まず洗濯するときに必ず使うのが、洗濯機ですよね。
洗濯機は英語で「washing machine」といいます。

次の章でご紹介しますが、アメリカではアパートの室内に洗濯機が置ける物件は稀です。

「この部屋には洗濯機がありますか?」と聞きたいときには、
「Does this room have a washing machine?」と聞いてみてくださいね。

 

ちなみに「乾燥機」は「dryer」といいます。

こちらも後ほどご紹介しますが、海外ではベランダや屋外にハンガーなどを使って洗濯物を干せないことが多いです。

乾燥機の利用は必須といっても過言ではないので、呼び方を覚えておきましょう。

 

「洗濯用洗剤」は「laundry detergent」

「洗濯用洗剤」を表す表現は「laundry detergent」が一般的です。

海外では液体の洗濯用洗剤がメジャーになっていますが、一部では粉末の洗剤を使うこともあります。

「粉末の洗濯用洗剤」を言いたいときには「laundry powder」という表現を使うことも可能です。

 

「柔軟剤」は「fabric softener」

パワフルな海外の洗濯機を使うのであれば欠かせないのが、柔軟剤。
日本でも発売されている有名な柔軟剤をはじめ、香りの種類がたくさんあるのが特徴。

お気に入りの香りがする柔軟剤を見つけるのも楽しそうですね。
ちなみに「漂白剤」は「bleach」といいます。

海外ではあまり使用頻度が高くありませんが、覚えておくと便利です。

ちなみに意外と困ってしまうシミ、その「しみ」を取るための「しみ抜き剤」は英語で「stain remover」です。
海外旅行などで急なシミで困ったら、スーパーなどで探してみてください。

 

「洗濯を干す」の言い方

洗濯をしたら必ずおこなうのが、洗濯物を干すこと。
「洗濯物を干す」は、「hang the laundry」という表現がよく使われます。

実は海外では、洗濯物を外に干す文化がないところもあるのです!

むしろ、外に干すことで貧困を表したり、違法になったりすることもあるので、あらかじめ洗濯の文化を確認しておきましょう。

▼例文
・洗濯を外に干してはいけません。
→ You must not hang the laundry outside.

・晴れた日は、洗濯を外に干します。
→ I usually hang the laundry outside when it is sunny.

 

「洗濯物を取り込む」の言い方

洗濯物を干したら取り込む作業もセットですね。
「洗濯物を取り込む」は、「take in the laundry」「get in the laundry」といいます。

外出中に急に雨が降ってきたときなど、誰かに洗濯を取り込むよう頼む機会があるかもしれません。

覚えておきましょう!

▼例文
・洗濯物を取り込んでおいてくれる?
→ Could you take in the laundry?

 

「洗濯物をたたむ」の言い方

収納の限られた日本では洗濯をたたむのが一般的ですよね。
「洗濯物をたたむ」は、「fold the laundry」といいます。

海外では洋服はつるして収納するのが一般的で、あまりたたむ文化はないようです。
日本に来て、きれいにたたまれた洗濯ものを見て感動する外国人もいるのだとか。

干していた服をクローゼットなどに片づけることを言いたいときは、「put away the washed clothes」や、「put away the clean clothes」のように、「put away」を使って表します。

▼例文
・洗濯物をたたむのを手伝ってくれる?
→ Could you help me fold the laundry?

・洗濯物を片付けておいたよ。
→ I put away your clean clothes.

 

自分がホストだった場合に、ゲストの外国人の方へ洗濯関連のことを伝える際に使えそうな表現を少しみてみましょう。

▼例文
・この洗濯機の使い方を見せ(教え)ますね。
→ I will show you how to use this washing machine.

・服を部屋干ししてもいいですよ。
→ You can hang your clothes inside.

 

海外の洗濯事情とは?

さて、日本とは異なるところも多い海外の洗濯事情。
どんな文化なのかご紹介します!

アパートの部屋に洗濯機が設置されてるのは稀。

先ほどもご紹介しましたが、海外のアパートでは室内に洗濯機を置くスペースがないアパート物件が多いです。

 

たいていの場合は共有の洗濯スペースがあり、そこで他の居住者と同じ洗濯機を使用して洗濯をおこないます。

アメリカのアパートではランドリールーム(laundry room)があり、そこに洗濯機と乾燥機の両方が置いてあるのが一般的。

みんなで共有するので、週末は洗濯するのに順番待ちが発生するのだとか。

共有のランドリールームにある洗濯機は、乾燥機能が別になっているものが多いため、洗濯が終わったら自分で乾燥機に入れ替えます。

洗濯を終えたタイミングでランドリールームにいないと、勝手に中身を出して次の人が洗濯機を使っているというから驚きです!

洗濯機や乾燥機の利用は有料で、2~4ドルが一般的
洗剤は置いていないので自分で用意して持参する必要があります。

 

コインランドリーにある洗濯機の設定の表示

海外の洗濯機には、あまり機能が多くないものもあれば、反対に「どれを選んだらいいのかわからない!」と叫びたくなるほど設定の多いものもあります。

表示されている英語を見てもピンと来ない場合もあるかと思います。

ここでは、コインランドリーにある洗濯機の代表的な設定についてご紹介しますね。

 

洗濯機の設定

White:白い洗濯物を洗うときの設定
Colored:色落ちしやすい色物を洗うときの設定
Quick:早く仕上げたいときの設定。日本でいう「時短モード」
Small Load:少量の洗濯物を洗うときの設定
Delicate:デリケートな洗濯物を洗うときの設定

日本と違い、パワフルなのが特徴の海外の洗濯機。
日本から持ち込んだ服を洗うときは、「デリケート設定」で洗った方が無難だという声も。

また日本よりも洗濯機の稼働時間が長いので、1時間ほどで終わる日本の洗濯機の感覚でいると驚きます。

1時間ほどで終わらせたいのであれば、「時短モード」を使うといいようです。

 

乾燥機の設定

乾燥機の設定は、時間と温度を自分で調整します。

何分かけるかによって値段が変わりますし、長時間かけると縮んだり黒ずんだりする可能性もあるので注意が必要です。

乾燥機の温度は「〇度」と設定するものもあれば、
「低め(Low)」「普通(Med)」「高温(Hot)」から温度を選ぶものもあります。

服を無駄に縮ませない対策としても、乾燥機で完璧に乾かすのではなく、乾燥方法としてはほどほどに乾いたら室内に干すのもいいですね。

 

洗濯物を外に干すのはあり得ない?!

海外では、ベランダに洗濯ものを干してはいけない決まりがあるアパートもあります。

特にアメリカでは「洗濯ものを外に干す=乾燥機が買えない貧しい家」を表すのだとか。
法律で禁止されている州も多いので、洗濯物を外に干すことはやめたほうが無難です。

晴れている日には外でカラッと乾かしたくなりますが、郷に入っては郷に従え。
乾燥機を利用しておきましょう。

 

海外の洗濯機はドラム式が多い

海外ではドラム式の洗濯機が主流になってきています。

昔ながらの洗濯機はシンプルな設定が多いですが、最近の洗濯機は困るくらいに設定が細かいようです。

・白いもの
・汚れがひどいもの
・ウール素材のもの

など、素材別に洗い方を分けられるだけでなく、
・水の温度(temperature)
・脱水時の回転数(load size)

を設定できる洗濯機もあります。

 

特に水道水が硬水の地域ではそのまま洗っても汚れが落ちにくく、水の温度を変えることで汚れを落ちやすくしているのだとか。

「Hot」「Cold」「Warm」のように大体の温度を設定する洗濯機もあれば、「〇度」のように具体的な温度を設定できる機能があるものもあります。

日本では長くても1時間程度で終わる洗濯ですが、海外の洗濯機はコースによって3時間以上かかるものもあります。

海外は週に1回程度しか洗濯をしないため、日本と比べて洗濯物の量が違うからなのでしょうね。

音も大きいので、自宅で回す場合には時間帯に気を付けないと家族が寝られないなんてことも。

 

クリーニング店の利用はメジャーではない

日本ではYシャツやお出かけ着をクリーニングに出す人もいますが、海外ではクリーニングの利用はメジャーではありません。

日本のように、お店に出した衣類がアイロンがけされた状態でピシッとした状態になることはあまりなく、かえってボロボロに傷んでしまったり、変なにおいがついてしまったりすることもあるようです。

日本は基本的なクリーニング屋さんのレベルが高いのかもしれませんね。

海外諸国と比べてあらためて日本の品質の高さに感動しますね。

また欧米ではなくアジアの国の中には、洗濯物の配達サービスを行ってくれるところもあるんです。例えばフィリピンはそんな国のうちの1つです。便利ですよね。

 

まとめ

日本とは違う洗濯事情を聞いてみるとおもしろい!

日本とは大きく違うこともある海外の洗濯事情。
初めて日本を訪れた外国人は、洗濯物が外に干してあることに驚くそうです。

日本人の私たちは、晴れた日には外に干したくなるもの。
外に干してはいけない法律があることの方が、驚いてしまいますよね!

フィリピンでは大家族が多いため、洗濯物の量もとても多いです。
また、洗濯機がない家も多く、ランドリーショップやコインランドリーが大活躍です。

ネイティブキャンプには80カ国の講師がいるので、色々な国の洗濯事情を聞いてみるのもいいですね!