遠足に関することを英語で言えるようになりましょう!

最終更新日:2019-06-25

遠足、お弁当

こんにちは、NativeCampのAdamです!

みなさんが小学生あるいは中学生だった時に一番楽しかった(あるいは思い出に残っている)学校行事は何でしたか?

入学式や卒業式でしたか?
それとも運動会や合唱コンクールですか?
(さすがに授業参観と答える人はいないでしょうが笑)

僕の中では、たくさんあるイベントの中で一番楽しかった学校行事はダントツで【遠足】でした!

年に1回しかない行事で(もしかしたら地域や学校によっては2回くらいはあるのかもしれませんね)、どこか遠くの観光地や動物園、水族館や大きな公園などにクラスメイトと先生みんなで出かける、というあのワクワクした感覚は十数年たった今でも鮮明に覚えています! 

そこで今回のブログでは遠足に関する英語をみなさんとシェアして行きたいと思います!

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遠足って英語でなんていうの?

遠足は英語で一般的に【School trip】と言います。
文字通りなので分かりやすいですね。

しかし調べてみると他にも、
・【school excursion】
・【school outing】
・【field trip】

といった表現もあるそうです。

それぞれの意味の違いとしては、
・【excursion】は【trip】よりももっと形式張った単語で【小旅行、短期間の旅行(遠出、遠足)】と訳すことが多いです。

・【outing】には【遠出】や【ピクニック】と言った意味があります。

・【field trip】の場合は単なるお遊びの旅行だけではなく、「社会科見学」としての意味合いも含んでいます。

例えば、小学校高学年や中学生が博物館や体験施設などに行って、学習することを目的とした実地研修等に参加したことを説明するときに使えます。
遠足よりも修学旅行と言えば想像がしやすいかもしれませんね!

また、遠足は小中学校だけのイベントではありません。

保育園や幼稚園でも、親子遠足などで近所の公園や広場に行って、友達や保護者の方と一緒にお弁当を食べた経験がある人もいるでしょう。

そんな親子遠足は「a parent and child field trip」「a parent and child picnic」などと言います。

 

遠足に関する英語表現を学んでみよう!

ここでは遠足にまつわる役に立ちそうな英語に表現をいくつか見ていきましょう!

例1 遠足の行き先を説明する

・Our school went on a school trip to Hokkaido.
(私達の学校は北海道に遠足に行きました。)

・We are going on a school excursion to Kyoto and Nara tomorrow.
(明日私たちは京都と奈良に遠足に行きます。)

・I am looking forward to our school trip to Tokyo Disneyland next year.
(来年のディズニーランドの遠足を楽しみにしています。)

ここで注目する文法は『前置詞【to】の後に目的地が入る』点です!

なぜなら前置詞toには沢山の意味がありますが、その一つの中に【方向】を表す意味があります。
※前置詞【for】にも【方向】を表す意味があります。

しかし【to】には「到達する」という意味も含んでいるため目的地がすでに決まっている場合は【for】ではなく【to】を使用します。

つまり、
【for】→「方向のみ」を示すため「(ある場所に)到達する」という意味を含まない。
【to】→ は「方向」だけでなく「(目的地への)到達する」という意味まで含む。

分かりやすいのはバスや電車に乗った時ですね!

終点が目的地はとは限らないため、あなたは途中でバスや電車を降りるかもしれません。

この場合は「(ある場所に)到達する」という意味を含む【to】を使用することはできないため
This train is bound for Tokyo Station.
(このバスは東京駅行きです。)
のようにバスや電車の「~行き」の表示は For になります。

 

例2 遠足に関係のある会話表現

遠足でよく見聞きする内容(冗談も含めて)を英文で見てみましょう!

《遠足前》

遠足前には先生から子どもたちに向け持ち物の話や注意事項が伝えられるかと思います。

また、遠足の直前に延期や中止のお知らせが電話で伝えられることも・・・。

子どもにとっては楽しみにしていただけあって残念なお知らせではありますが、保護者の皆さんは間違った情報を受け取らないようにしっかりと電話対応できるようにしましょう。

・Tomorrow's school excursion is called off because of the heavy rain.
(大雨の影響で明日の遠足が延期になりました。)

・I got so excited to think about today’s trip that I couldn't sleep yesterday.
(昨日は今日の遠足のことを考えていて眠れなかったよ。)

・You can bring up to 300 yen worth of snacks.  
(おやつは300円までです。)

・Snacks will be provided, so you don’t need to bring any.
(おやつは提供されるので持ってくる必要はありません。)

・Excuse me, I have a question. Are bananas included as snacks?
(すみません、質問ですがバナナはおやつに含まれますか。)

最後の「バナナはおやつに含まれますか?」は、日本人独特のジョークです。

元ネタの背景は、昭和30年前後まで遡ります。

当時はバナナが高級だっため、日常的には食べられない高級食材でした。
そのため、多くの家庭で「1年に1回しかない遠足で、滅多に食べられないバナナを食べさせてあげたい!」と思うとともに、「バナナをおやつとして持っていったら、おやつの上限を超えてしまう!」といった問題が出て来ました。

もちろん全ての家庭がバナナを持参できるわけではありません。
「バナナを持ってくる家庭の子どもは裕福である」とすら言われていました。

今では考えられないですよね。

 

《遠足中》

グループで行動しているときに友達が迷子になったり、お泊まり遠足だったら定番の枕投げをしたり、遠足中は時間が過ぎるのもあっという間!

そんなときに使えるフレーズです。

・Tanaka-kun who’s a part of our group is not around!
(同じ班の田中くんがいません!)

・Hey, let’s have a pillow fight!
(ねぇ、みんなで枕投げしようよ!)

・Go to sleep right now since it’s already passed the lights‐out time.
(もう消灯時間が過ぎているので、もう寝てください。)

お泊まり遠足というものもありますが、日本の遠足は基本的に日帰りできるものです。

そのため、2つ目と3つ目の例文は使う機会がないかもしれませんが、英会話サマースクールなど、夏休み利用した英語の短期留学や親子留学ではこのフレーズを使う可能性があるかもしれません。

英会話サマースクールでは、外国人講師が1日しっかりと英語を教えてくれるため、参加者の多くは英会話初心者となります。
対象年齢は幼児(未就学児)〜高校生までと様々です。

高校生のプログラムは学習が中心の場合が多く、幼児〜小学生までのプログラムではプールなどでの水遊びなどアクティビティを楽しむこともできます。

興味がある人は是非調べてみてはいかがでしょうか。

 

《遠足後》

楽しい遠足が終わって、帰るときの一言を紹介します。

・Everyone, please be careful not to leave your items.
(皆さん忘れ物の無いように気をつけてくださいね。)

・Your school trip does not end until you get home.
(家に帰るまでが遠足です。)

これで仮にみなさんが遠足に行った際に上記のシチュエーションを英語を言うことが出来ますね!(遠足に行く機会があるかわかりませんが笑)

 

海外と日本の遠足の違いって?

ここで疑問なのですが、海外の小中学校には日本を同じように遠足のようなものがあるのでしょうか?

気になったので調べてみました!

 

学年単位での遠足はまれ?

まずはじめにアメリカの学校での遠足事情を調べました。

遠足驚いたことに1年生、2年生・・・といったように学年ごとに遠足に行くのではなく、なんと「クラス単位」とのことです!

毎年遠足に行くクラスもあれば、先生よっては遠足のないクラスも有るのだとか・・・。

平等を重んじる日本の教育ではありえないですね。
(遠足に行かないクラスの生徒の保護者から絶対なにか言われます笑)

 

遠足に参加する生徒の数は少ない?

学校行事というよりはクラス単位での行事なので強制参加のようなものではなく、場合によってはクラスの半分の子ども達が遠足に参加しないなんていうこともあるそうです!

 

ボランティアとして保護者(家族)も遠足に同行することも!

日本では遠足のメンバーは生徒と先生が基本ですよね。
(場合によってはカメラマンや保健室の先生なども付き添いでいらっしゃいますが。)

海外では家族行事を大切に思う人たちが多いので、こういった行事のためにわざわざ休みを取って参加してくれる保護者も多いようです。

なかなか会社を休めない日本人にとっては驚きの情報ではないでしょうか?

 

sack lunch (サックランチ) を持参?

sack lunchってご存知ですか?
直訳すると【袋のお昼ご飯】になりますが、これはサンドイッチなどの軽食を捨てられるジップロックなどに入れて紙袋で持参することを言います。

日本でいうとお弁当のような物ですね。

 

遠足に関連のある単語を学んでみよう!

意外と分かりそうで分からない単語ってありますよね?
遠足の時に必要な物の英単語を一通りみて行きましょう!

・遠足のしおり → school trip guide
(これは英語の方が分かりやすいですね。)

・水筒 → water bottle

・お弁当 → box lunch
(最近ではbentoでも通じるようになってきているそうですね)

・レジャーシート → Picnic blanket
(カタカナのでついleisure sheetと言いたくなりまね。でもレジャーシートは和製英語なので海外では通じませんの気をつけてください!)

・虫除けスプレー → insect repellent spray
( repellent は名詞で”虫除けという意味です”)

・てるてる坊主 → 残念なことに【てるてる坊主】に相当する英単語はありませんでした!
※海外の人にてるてる坊主が何かを説明する際には、
a paper doll to which Japanese children pray for fine weather.(Weblio英和辞典)
と非常に長い文になってしまいます。

 

まとめ

いかがでしたか?

このブログを書いていて遠足に行きたくなってしまいました....(笑)

大人になったら、遠足なんて行く機会がないですよね。
その代わりに、ネイティブキャンプの「異文化コミュニケーション」教材では、大人の皆さんが大好き(?)な「お花見」について学ぶことが出来ます。

お花見や宴会などの表現を学習できますので、是非試してみてくださいね!

今回は遠足に関するブログでした!
また次回のブログでお会いしましょう!