うそ付き!ってどう言うの?Lie/Liarの意味とそれ以外の表現

最終更新日:2019-07-18

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みなさんはうそ(嘘)をつきますか?

「仕事に行きたくないな、、そうだ!病気になったって嘘をついて休んじゃおう!」

「誕生日にもらったプレゼント、あまり好みじゃないけど前から欲しかったって言ったら喜んでいたし、そのまま何も言わないでおこう」

上記のように生活をする上では様々な理由でうそをつくことは誰でもあると思います。

意味のない嘘をつく人、虚言癖がある人は嫌われますが、ホワイトライと呼ばれる他人を傷つけないうそを故意につくことなど、「うそ」と一言で言い表しても色々あると思います。
(個人的に「うそ」と聞くとエイプリルフールを思い出します!これも人を喜ばせるうそもあるので全く悪意のある「うそ」とは解釈が異なりますよね!)

 

「うそ」「偽り」と聞くと、“lie”という単語が思い浮かぶのではないでしょうか。

では「このうそつき!」「ウソでしょ!?」などといった表現をしたいとき、“lie”を使った表現は適切なのでしょうか。

「うそつき!」「うそでしょ!」と言いたいときは、驚いたり感情的になっているものです。そういった感情を表す表現では、どうせならネイティブに近いような自然な英語で表現をしたいところですよね。

 

今回はそんな「うそ」にまつわる単語や表現について、詳しく解説していきます。日本語ではあまり使わないかもしれない表現ですが、英語表現ではよく使われているので、英語学習をする上では知っておいて損はないのでいくつかの表現パターンをぜひマスターしてして、英会話の中で使えるようになってみてください!

 

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Lieとliarの基本的な意味を知っておこう

まずは“lie”と“liar”の基本的な意味からご紹介しておきましょう。

“lie”を英和辞書で引いてみると、まず最初に出てくるのは自動詞の 「横たわる」
「横になる」などといった、「うそ」とは全く別の言葉が記載されています。

「横たわる」という意味での“lie”と、「うそ」という意味での“lie”はスペルも発音も同じなのですが、実は全く別の単語なのです。

 

日本語でも「同音異義語」と呼ばれる、同じ発音で意味が違う言葉がありますが、“lie”もそれにあたります。

ちなみに、「横たわる」という意味での“lie”の過去形は、“lay”、そして「うそ」の方は“lied”と、変化形は異なります。
(因みに原型でのlayは他動詞で「横たえる」とい意味で別の単語になるので注意が必要です!)

さて「うそ」という意味の“lie”ですが、これには名詞としての「うそ」、そして動詞としての「うそをつく」という意味があります。動詞も名詞もスペリングに違いはありません。

そして“liar”の方ですが、こちらは「うそつき」という名詞になります。“play”という動詞をそのまま「プレイする人」とすると、“player”となるように、“lie”も「うそをつく人」ということで、“liar”となるのです。

上記をわかりやすくまとめると下記のようになります。

lie
-「横たわる」という意味の自動詞
(語形変化 : lie - lay - lain)

lie
-「嘘をつく」という意味の自動詞
(語形変化 : lie - lied - lied)

lay
-「横たえる」という意味の他動詞
(語形変化 : lay - laid - laid)

Liar
-「嘘つき」という意味の名詞

 

Lieとliarを使った「うそつき!」「うそでしょ!」の表現とは

ではこの“lie”と“liar”という単語を上手に使って、「うそつき!」「うそでしょ!」というようなことを英語で言ってみましょう。

いくつか例文をご紹介しますから、まずは例文のような使い方ができるように練習してみてください。

 

“lie”(名詞・動詞)をつかった例文

- You are lying to me. I know it’s not true.
うそついてるでしょ。それが真実ではないって知ってるよ。

- I don’t like lies.
うそは嫌いなの。

- It’s a lie, isn’t it?
それはうそでしょ?

- I lied to you.
君にうそをついてしまった。

- Don’t ever lie to me again!
もう2度と私にうそをつかないでください。

- He has been lying to me. Someone told me he is married.
彼は私にずっとうそをついていた。既婚者だったんだって。

 

“liar”を使った例文

- You are such a liar! I can never believe you.
本当にうそつきだね!絶対信じられない。

- You liar!
このうそつき!
(単にYou are a liar!というよりも強い意味になる)

- I’m no liar.
私はうそをつきません。

 

どうでしょうか。使えそうな表現はありますか?どうにも感情的な表現ばかりですね。

ここでご紹介した例文は、英語で日常会話をするときに使っても全くおかしくありません。

きちんと相手に意味は通じますし、強い意味で「うそつき!」と言いたいときなんかは、よく使います。

冗談としても使いますし、何か間違った情報を伝えてしまったときに「間違ってた!」ではなく「I lied to you! 嘘ついちゃった!」と軽く言うこともあります。

そのあたりは言い方からニュアンスを感じ取ることができます。

しかしもっとソフトに「うそつき!」「うそでしょ!」と言いたいときや、本当に「うそ」だと思っているわけではなく、ただ驚きを表現するために「うそ!」と言いたいときには、“lie”や“liar”を使わずに表現をした方が、自然になることもあります。

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まだまだある「うそ」に関する英語フレーズ

では“lie”や“liar”を使わずに、「うそ」が関係する表現にはどんなものがあるのでしょうか。

“lie”や“liar”を使うときと比べて、前後の会話がわからないと、ニュアンスが読み取れない部分もあるので、ここからは会話文を例に「うそ」に関するフレーズをみていきましょう。

 

Trueを使った表現

Adam: Did you know that Maria and Kevin have been dating since last month?
(マリアとケヴィンが先月から付き合ってるって知ってた?)

Becky: What? Who told you that?
(え?どうやってそれを知ったの?)

Adam: Maria told me so.
(マリアが教えてくれたんだよ。)

Becky: It can’t be true! I’ve been dating Kevin for 2 years now!
(そんなのうそに決まってる!(本当なわけがない)だって私、ケヴィンと2年もつきあってるのよ!)

 

“It can’t be true!”という否定文は、“It’s not true.”でもいいのですが、“can’t be”とすることで、より強い意味をもちます。

もしも、“it’s not true.”とすると「それはうそだよ。」「それは本当ではないよ。」ともう少し冷静なニュアンスになります。

 

Truthを使った表現

Adam: Well, but it seemed like Maria was telling me the truth. She seemed happy about it.
(でも、マリアがうそをついてるようには見えなかったよ。(真実を言ってるようだったよ。) かなり幸せそうだったし。)

Becky: You don’t know Maria well. She never tells the truth. No one believes her.
(あなたはマリアのことをよく知らないのよ。彼女が言うことはいつもうそばかり。(真実なんて言わないの。)誰も彼女のことを信じないわ。)

Adam: Well… I don’t know if it wasn’t the truth. I saw them holding hands.
(ううん・・・どうかな。うそだとは思わないけど。(真実じゃなかったかわからないな。)二人が手を繋いでるところも見たし。)

Becky: It can’t be the truth!
(うそでしょ!(真実なわけがない!))

マリアとケヴィンシリーズでした。この文面からは誰がうそをついていて、何が真実なのかはわかりませんが、こうした言い方で、「うそでしょ!」というような表現をすることができます。

ではもっとさまざまな表現もみてみましょう。

 

その他の単語を使った表現

Adam: Kevin, who are you really dating right now? I’m confused.
(ケヴィン、お前一体今誰とつきあってるんだよ?混乱してきた。)

Kevin: Why? What happened?
(なんで?何があったの?)

Adam: Both Maria and Becky told me they were dating you.
(マリアとベッキーが、二人ともお前と付き合ってるって言ってるけど。)

Kevin: What? You must be kidding!
(え?うそだろ?(冗談でしょ!))

Adam: No I’m not kidding you.
(いや、うそじゃないよ。(冗談じゃないよ))

Kevin: Well… I guess I can’t fool you. Actually, they are both my girlfriends.
(ええと・・・君にうそはつけないだろうね。(君をだますことはできないだろうね。)実は2人とも僕の恋人なんだ。)

Adam: What? No way! What do you mean?
(なんだって???うそだろ!(ありえない!)どういう意味だよ?)

Kevin: I mean I have two girlfriends.
(僕には2人彼女がいるってことだよ。)

Adam: Oh no… Maybe I should tell them the truth.
(うそだろ・・・僕は彼女たちに本当のことを教えてあげるべきかもね。)

Kevin: No way! It’s none of your business!
(ありえねー!!君に関係ないだろ!)

Adam: You can’t be serious! Becky is my sister, and Maria is my best friend!
(何言ってんだよ!ベッキーは僕の妹だし、マリアは僕の親友だよ!)

Kevin: Are you serious? I didn’t know that.
(うそだろ?それは知らなかった。)

とまあこんな感じで「うそ!」と言いたいときに英語で使える表現はさまざまです。

特に、“kidding”や“No way”、“Are you serious?”のような慣用句や特定の表現は日常会話でよく出てくるので、ニュアンスまで読み取れるようになるとベストですね。

まずは使ってみたい表現から、マスターしていきましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「うそ」と一言で言っても会話の中では「lie」以外にも色々な単語や表現があることがわかりました!

今回学んだことを活用して英会話の中で実践してみてください!

オンライン英会話スクールのネイティブキャンプには約100カ国の先生が在籍しています。

「うそ」「うそをつくこと」に関して自分や講師がどのように意見を持っているかお互いに交換をしたり、どういう場面で「うそ」の英単語や会話表現を使うかなど教えてもらったりしましょう!

ぜひこの機会に色々な国の「うそ」にまつわる会話をしてみるのも英語学習に役に立つと思います!