英語で小説などの洋書を楽しむためのステップ

f:id:nativecamp_official:20180606161640p:plain

図書館の写真

「洋書をスラスラ読めるようになる」

これは英語学習者なら多くの人が憧れる目標の一つだと思いますが、思い切って何冊か本を買ったのはいいけど、難しすぎて挫折したという経験をした人も多いのではないでしょうか?日本語の小説でも理解しやすいアクションものや難解なサスペンスものなど色々なジャンル、レベルがあります。洋書でも同じです。

ある程度英語ができる人でも自分のレベルに合っていない本をなんとなく選んでしまって、結局読むのをやめてしまった(本の世界を楽しむどころか苦痛に感じた)という人が多いと思います。

僕の場合は表紙を気に入った本を買い、数週間放置後に読み始めたら難しすぎて1ページ目で挫折してしまうなど、放置することがよくありました。(特に僕の場合はフィリピンでは洋書は安いものだと50〜ペソ(約100円〜)ほどで手に入るため、「適当に英語の本を読んで勉強しよう」と思い買う→放置パターンが結構多かったです。)

今回のブログの目的はズバリ「挫折をしない洋書の選び方」です。「どんな本を選んだらいいの?」「無料で洋書は読めないの?」「洋書を読むメリットって?」など多くの人が疑問に持つことにも関しても書かせていただきます!

ネイティブキャンプTOPバナー

【初心者はどんな本を選ぶべきか】

多くの本が幼児から子供向けですが、これが意外と内容を完全に理解するのは難しかったりします。内容は単純なものが多いですが英語の教科書では出てこない見慣れない単語や表現が出現することはよくあります。

絵本が読書入門本として優れているところは「挿絵があるため目でストーリーが把握できること」です!例え知らない単語に直面した時でもその単語の意味を文脈からだけではなく、絵からも予想できるため、「ストーリーが途中でわからなくなったから挫折した」ということを防ぐことができます。

【絵本を読むことが出来る無料のサイト】

今は絵本を無料で読むことのできるサイトも充実しています。(もちろん合法で)自分で読みたい本がある場合以外は絵本を探しにわざわざ本屋に行くことや、ネットでお金を払って注文する必要もございません。

おすすめは【Children’s Storybooks Online】と【Children’s Books Online】というサイトです。こちらのサイトには子供向けはもちろん青年向けの絵本もあり、いわゆる英語中上級者(TOEIC900点や英検準1級や1級を習得している)でもためになる本があります(僕はセブでTOEIC950点を習得しましたが絵本によっては完全には理解できないものもあります。)

無料なのでお財布を気にすることなく読書を始めることが出来ます。ぜひ様々な絵本を読んでみてください!

ネイティブキャンプアプリストアバナー

【語彙制限本(Graded Readers)とは?】

晴れて読書に慣れ、絵本では満足できなくなったら、いよいよ小説を読むスタートラインに立ちました。しかし最初は何を選んだら良いかわからないですよね?「洋書初心者は何を読むのが一番良いのか」と聞かれて僕がおすすめするのが【Graded Readers】で【好きな本を読む】ことです。そしてこの「絵本→語彙制限本を読む」流れは僕が実際に行なった方法です。

「Graded Readers(以下GR)」とは英語ノンネイティブ向けの書籍で、本文中のストーリーで使用されている語彙数がレベル別で制限されているものの総称になります。様々なレベルの英語学習者がそれぞれのレベルで読書を楽しめるように、また読書を通じて英語のレベルをあげられることを目的として発行、販売されております。

GRの素晴らしいところは「その本はどのくらいの語彙数を知っていればスムーズに読むことができる」のかが分かるため、自分のレベルに照らし合わせて本選びができる点です。これによって「語彙が難しくて途中で読むのをやめてしまった」というよくある挫折パターンが圧倒的に減ります。また多くのGBはページ数が少ない(短いものは数十ページほど)ので、空き時間に気軽に読め、単純に沢山のジャンルの本が出版されているため選択肢が広く、自分の好きなもの(アドベンチャーやSFなど)を読むことが出来ることも非常に大きな読書のモチベーションに繋がります。

【Graded Readersにはどのような本があるのか】

継続的に英語の本を読み続けていきたいという方はレベルに関わらず、まずはGRの中でも特におすすめのペンギンシリーズの本に挑戦していただければと思います。(洋書を取り扱っている大きな書店やAmazonなどのオンライン通販でも取り扱っているのでご存知の方も多いと思います。)

ペンギンリーダーズとはオレンジ色の背表紙が目立つ代表的なGR本です。本の中の語彙が200〜3000単語と制限されており(Easystartsからレベル6まで7つのレベルで分けられている)、自分のレベルにあった好きな本を読むことができます。

一番難しいレベルが6で語彙制限数が3000文字で、英検準1級やTOEIC700〜800点までの学習者にオススメの教材です。(テストと小説では使用される単語、表現は異なっていたりするので上級者でもレベル5や6は十分単語や表現を勉強できます。)ペンギンリーダーズ の特徴として小説はもちろん映画が原作のものやノンフィクションなど色々なジャンルがあり選択肢が多いことです。

GR本のデメリットもあわせてお伝えしておきます!単純に【値段が高い!】です。ページ数の割に新品だと800〜1200円ほどするため、何冊も買うと特に学生には結構な出費になります。(中古書店やAmazonでも中古で取り扱っているため新品にこだわらない人ならそのようにしてある程度揃えてもいいと思います。)

また語彙が制限されているため本の内容自体は良い意味では読みやすいですが、これは悪く言えばネイティブ向けではなく、あくまで「英語学習者向け」の本であり、ストーリーよりも読者が最後まで読めることを重視しているという点です。

初心者向けの本になればなるほど表現力が乏しく、内容が薄いものになりがちですので一冊読んだだけではあまり本を読み終えたという満足感を得ることは難しいかもしれません。

【試しに普通の洋書が読みたいという方へ】

挑戦し、挫折することも大事です(笑)でもそのためにお金を払うのはもったいないですよね?Project Gutenbergというサイトはご存知でしょうか?こちらのサイトは著作権の切れた名作をインターネットで誰でも読むことができるサイトです。(日本にも青空文庫というサイトがありますよね。)

Project Gutenbergでは【The Wonderful Wizard of Oz(オズの魔法使い)】【Gulliver's Travels(ガリヴァー旅行記)】【Anne of Green Gables(赤毛のアン)】など誰でも名前は知っている多くの名作が無料で読むことができ、英語の多読にはまさにうってつけのサイトです。

ただ難点が一つあり、こちらはネイティブ向けになりますのでもちろんレベル別、サイト別にカテゴライズされている訳ではないためサイト自体が少し使いにくいです。しかし、日本語でProject Gutenberg内にある作品を語彙数やレベル別でおすすめしているサイトも多いのでそれらを参考にして自分の読みたい本を探してみるのもいいですね。

【語彙数について】

ネイティブが読む普通の洋書(いわゆるハードカバー)は例えTOEICが900点を超えていても読書に慣れていないと日常生活では普段絶対に遭遇しないような単語も多く含まれているのでほぼ読めません。

語彙数だけに限ってしまえばTOEICで満点を取るには8000〜9000語くらいだと言われています。(文法やリスニング、リーディング能力は除いて)しかし、普通の洋書を完全に理解するにはネイティブと同じ3〜4万語の語彙力が必要なため、TOIEC満点取得者でも大多数の洋書は読むのが難しいため語彙制限本から読書を始めた方が良いと個人的には思っております。

語彙を少なくとも1万5000〜2万語覚えていれば分からない単語はあるものの、本の大まかな内容や全体像をある程度掴むことができます。(1万語を超えると英字新聞もほぼ理解できるそうです。)

自分の英語の単語レベルがわからない場合はインターネットで簡単に調べることができます。おすすめはオンライン辞書のWeblioが提供している語彙力診断や【Test your Vocab】という海外のサイトがおすすめです。自分の語彙力を知っていて損はないので是非お試しください!

【最後に!洋書を読むメリットとは】

英語の小説を読むことができるメリットには何があるか考えていきたいと思います。

【読書を通して語彙力が上がる】

洋書を読むにはもともとある程度の語彙力が必要であると言いましたが、読書中も新しい単語遭遇し、辞書等で調べたりすることによって語彙力が上がるので読めば読むほど自分の知っている語彙数が増え、読める本もどんどん増えていきます。

【読むスピードが上がる】

読書に慣れることによりリーディング能力が上がります。読書をすることによりTOEICなどのテストでも読む力が上がれば高得点も取りやすくなりますし、読書だけではなく新聞やニュース記事等を読んでも短時間で多くの内容、情報を得ることができるようになります。

【日本語に翻訳されるのを待つ必要がない】

まず最新刊の翻訳を待たずに楽しむことができますよね。これは非常に大きなメリットです。例えば「ハリーポッターと賢者の石」は1996年6 月26日に発売されましたが、日本語に翻訳されて発売されたのは1999年12月1日と約3年半後です。(発売時本屋に行列ができて話題になった最終巻でも原作の発売から1年後に日本語訳が出版されています。

英語で読書をするのは最初は慣れや忍耐力が必要ですがメリットが多いため継続的に続けていければ良いですね。趣味として、または勉強の一環として楽しく英語で読書をしていきましょう!

NativeCamp. BLOG(ネイティブキャンプブログ)© ネイティブキャンプ All Rights Reserved.