最終更新日:2019-05-25
こんにちは!Manaです。
さて、オンライン英会話を始めたばかりの方、または長く続けている方も、必ずレッスン中に聞くこのフレーズ
「Do you have any questions?」
もし特に質問がない場合、あなたはなんと答えていますか?
皆さん「No」「It's OK.」などをよく使っているかと思いますが、同じレッスンの中で何度も同じ答え方をすることに少々戸惑いを感じているのではないでしょうか?
「質問はありません。」
と伝える方法はたくさんありますので、本日はレッスン中に必ず講師に聞かれる「質問はありますか?」に対する答え方をご紹介致します。
『特にない』のいい方
急に質問されると、びっくりして何も思い浮かびませんよね。
まずは特に質問がないときの返答ワードを紹介します。
これは特に質問がない場合だけでなく、他の質問のときでも使えます。
ぜひ覚えておきましょう。
特にない
・Nothing particular/nothing in particular
Particularは『特に』という意味の形容詞です。In particularも同じ意味です。
nothing だけでなく、anythingやsomethingに置き換えることができます。
Something particular:何か特別なもの
Something beautiful:何かきれいなもの
Anything particular:特別なものは何でも
Anything white:何か白い物
例文)
He had nothing in particular to do.
(彼は特にすることがなかった。)
There is nothing in particular to explore.
(特に何も見るものはない。)
・Nothing special
これもnothing particularと同じ構造の文章です。
Particularとspecialはどちらも同じ『特別な』という意味です。
Particularは『他のものと違っていて特別』で、specialは『他のものと違って優れていて特別』という意味です。
それぞれの使い方で微妙な違いはありますが、ネイティブの人は特に違いを意識して使い分けしません。
例文)
The party was nothing special.
(パーティーはまぁまぁだった。)
After the golden week, I have nothing special to do, so I am bored.
(ゴールデンウィークの後は特に何もすることがなくて暇です。)
・Not really.
Not reallyは『そうでもない』という意味です。
質問されて強く否定したくないときに使えます。
例文)
Do you like mangos?
– Not really.
Do you feel like going out tonight?
– Not really.
今のところありません
質問を今は思い浮かばないけど、何かあとで出てきそうだなっていうときがよくありませんか?
そんなときは、『今のところありません』と伝えましょう。
・Not, so far
So farは『今までのところ』という意味です。『今まで~』なので現在完了や過去完了の文章でよく使います。
例文)
His business hasn’t been going well so far.
(彼のビジネスは今のところうまくいっていません。)
I haven’t talked with him so far.
(今までのところ彼とまだ話したことがない。)
今はありません
『今のところありません』と似た表現が『今はありません』です。
・Not right now.
Rightは『右』『正しい』の他に『ちょうど』『すぐに』という意味があります。
Not right nowはrightがnowを強調しています。
例文)
A:Brother, let’s play basketball!
(おにいちゃん。バスケしよう。)
B:Not right now. I am very busy, maybe a little bit later.
(今は無理。すごく忙しいから、後でならいいよ。)
・I have no 〇〇.
これはI don’t have 〇〇.と同じ意味です。肯定文でもnoを入れることにより、否定文にすることができます。
例文)
I had no idea that Tim got married to Meagan.
(ティムがミーガンと結婚するなんて思わなかった。)
She had no time to put cosmetics, so she put it on while commuting.
(彼女は化粧をする時間がなかったので、電車の中でしました。)
大丈夫です
皆さんは遠回しに否定するときに『大丈夫です』と言ったことがありませんか?
多くの人が日本語で、『大丈夫です』と言ったことがあるでしょう。
英語でも同じように『大丈夫です』と伝えても、相手に理解してもらえます。
・I'm OK/It's OK/good/all right./I'm doing fine.
例文)
A:Do you need a glass of water? You look pale and exhausted.
(水いる?顔色が悪いし、疲れて見えるよ。)
B:No, I’m OK./It’s all right.
(大丈夫。)
よくわかりました
ただ何となく質問がないのではなくて、
「先生の説明が詳しかったから全部理解できた」
という経験はありませんか?
そんなときは、自分がはっきりと理解できたことを伝えましょう。
そうすると、先生も安心できます。
・Everything's clear.
『全てはっきりしました』という意味です。透き通ったものを日本語でクリアといいますよね。
英語でclearは物だけでなく、思っていることがはっきりしたときにも使うことができます。
clearを使った例文を見てみましょう。
例文)
This manual is written in clear and comprehensible Japanese.
(このマニュアルははっきりとわかりやすい日本語で書かれています。)
His explanation was so clear that all the students easily passed their tests.
(彼の説明はとても分かりやすくて、すべての学生がテストを合格しました。)
・I understand very well.
『よくわかりました』という意味です。
『I understand.』だけでもいいですが、『very well』と加えたほうが、よりしっかりと理解できたことが伝わります。
また、very wellは様々なシーンで使えます。
例文)
The conference in the UK was very well organized.
(イギリスでの会議はとてもよくまとまっていた。)
His greeting in French was very well formulated.
(彼のフランス語の挨拶はとてもよかった。)
・Perfect so far.
『ここまで完璧です』という意味です。
完璧というと、ものすごく完成度の高いものをイメージしてしまいますよね。
ネイティブスピーカーは何かものすごくいいときに気軽に“perfect”といいます。
例文)
A:Is your job going well? Why don’t we have lunch on Sunday?
(仕事は順調?日曜日にランチしない?)
B:Perfect so far. That’s nice. Let’s have lunch.
(今の所完璧だよ。いいね、ランチしよう。)
質問別の答え方
講師に聞かれる質問はレッスンに関するものだけじゃないですよね。
急に質問を振られると焦って答えられないことがあります。
『質問はありますか?』以外のものを5つと、その答え方の例を紹介します。
あらかじめ答えを用意しておくと、スムーズに会話を続けられます。
質問はありますか?
Do you have any questions?
・Nothing in particular.
先ほど紹介した『特にないです』という表現です。
・No, I don't.
“Do you~?”と聞かれているので、“No, I don't.”と答えてもいいです。
“Nothing particular.”と比較すると、単語だけでなく文章で答えているので少し丁寧です。
何か心配なことはありますか?
Is there anything that you worry about?
初めてのレッスンで緊張しすぎたときに聞かれます。
『大丈夫?』と聞かれたら、笑顔で答えましょう。
・Not so far.
(今のところありません。)
・No, I am doing fine.
(いいえ、大丈夫です。)
今、何が食べたいですか?
What do you want to eat now?
お昼とか夜ご飯の前のレッスンでよく聞かれます。
『和食の○○を食べたい!』というと、それはどんな食べ物なのか深く質問されます。
普段よく食べるもの、自分の好きな食べ物を英語で説明できるようにしておくといいですね。
・I feel like eating udon.
(うどんが食べたいです。)
・Not for now. I am full.
(今はいいです。お腹がいっぱい。)
今日は何をしたい?
What would you like to do today?
フリート―クのレッスンを予約したときや、休日のレッスンでよく聞かれます。
・Nothing special.
(特にないです。)
・I will go to the supermarket after this lesson.
(レッスンの後にスーパーに行きます。)
好きな食べ物はなんですか?
What kind of food do you like?
食べ物に関する話題は誰とでも盛り上がりますよね。
講師との会話だけでなくて、新しくできた友達とも話せる話題です。
好きな食べ物を聞いて今度一緒にご飯に行ったり、お土産として渡したりしてもいいですね。
・I prefer lightly flavored food.
(薄味のものが好きです。)
・I love BBQ so much that I can eat it every day.
(焼肉が好きです。毎日でも食べられるくらい好きです。)
逆に質問してみよう
質問に回答するだけでなく、自分から質問してみるのはどうですか?英会話講師は話し上手なので、どんな話題でも盛り上がります。
でも実際に出会う人の中には、話が弾まなくて気まずくなる人もいますよね。
そのときに備えて、質問を練習して聞き上手になりましょう。
講師が話すのを聞いていると、リスニング力も向上します。
この後は何か予定がありますか?
たいていは友達と出かけるとか、掃除するとか普通の答えが返ってきます。
先日イースター休暇前に講師に質問したところ、それに備えて準備すると言っていました。
何気ない質問ですが、講師の国の文化や生活環境について聞けるチャンスがあります。
・Do you have a plan after working?
(仕事の後は予定があるんですか?)
・What are you going to do today?
(今日は何をするんですか?)
好きな色はなんですか?
日本人はシンプルに赤とか青って答えますよね。この質問は意外と面白いんです。
ある講師はターコイズ(turquoise)とかマゼンダ(magenta)と、詳細な色について教えてくれました。
なぜ好きなのかを聞くと、自分の肌の色に合うからだそうです。
この質問は、たくさんの色に関する言葉を学べるのでおすすめです。
・What color do you like?
(好きな色はなんですか?)
・Why do you like the color?
(なんでその色が好きなんですか?)
犬を飼っていますか?
結構、動物を飼っている講師がたくさんいます。
日本では『犬派か猫派か?』という話題で盛り上がりますよね。
外国人も、この話題で盛り上がるそうです。
動物を飼っている講師は、写真を見せてくれます。
動物を飼っている方は、ぜひ写真を見せてペット自慢大会をしましょう。
・Do you have a dog?
(犬を飼っていますか?)
・Which do you prefer a dog or a cat?
(犬派ですか?猫派ですか?)
どの季節が好きですか?
ヨーロッパの場所によって、冬はマイナス20度くらいまで下がるところもあるそうです。
・Which season do you like the best?
(どのシーズンが一番好きですか?)
どの国に行ってみたいですか?
多くの人が英語学習をする理由の一つは海外旅行です。
ネイティブキャンプには海外旅行好きな講師がたくさんいるので、ぜひ旅行に関するテーマで会話してみましょう。
Which country have you been to?
(どの国に行ったことがありますか?)
Have you ever been abroad?
(海外旅行に行ったことはありますか?)
いろんな単語で答えてみよう
今回は質問に対する返答法と、質問の仕方について紹介しました。
『質問はありますか?』という言い方は1つですが、答え方は何通りもあります。
普段、何気なくしている返事ですが、自分の言い方を見直してみてください。
少しずつバリエーションを変えると、語彙力が増えます。
もし「Do you have any questions?」と質問されて、「無言で首を縦に振る」のは
「Yes, I have a question.」
という意味になりますので、質問がない場合は首を横に振るジェスチャーが正解です!
ネイティブキャンプの教材「初めてのレッスン3」でも問題や不明点がないかどうかの確認する練習ができます♪
また何か質問をしたい場合、こちらのブログで文法用語の解説と、その質問の仕方などご紹介しておりますので、併せてチェックしてみてください!