香ばしい香りとピリ辛な味わいがクセになる、マレーシアの伝統料理「ナシゴレン」。東南アジアの豊かな食文化を象徴するこの一皿は、日本でも人気が急上昇中しています!
本記事では、ナシゴレンの由来や魅力、家庭で作れる簡単レシピまで、グルメ好き必見の情報を詳しくご紹介します。
マレーシアの基本情報
マレーシアは東南アジアに位置し、多民族が共存することで知られる国です。その多様性が、独自の文化と食の魅力を育んでいます。
ここでは、マレーシアの基本情報を紹介します。
東南アジアの多民族国家・マレーシア
正式国名はマレーシア / Malaysia、首都はクアラルンプールです。面積は約33万平方キロメートル、人口は約3,300万人(2024年時点)です。
民族の構成は、マレー系(約65%)、中華系(約25%)、インド系(約7%)などが主を占めています。
多宗教・多言語が共存する文化的背景
マレーシアでは多様な宗教と文化が調和を保ちながら共存しています。これは料理や日常の暮らしにも大きな影響を与えています。
国教はイスラム教ですが、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教なども広く信仰されています。
言語面では、マレー語が公用語ですが、英語や中国語(広東語・福建語)、タミル語も広く使用されています。この文化の多層性が、食文化にも色濃く現れています。
政治体制と通貨、チップの基本情報
マレーシアは立憲君主制を採用しており、安定した政治体制のもと、発展を続けています。旅行者にとっても安心して楽しめる国です。
通貨はマレーシア・リンギット(MYR)で、物価は比較的安くコストパフォーマンスの良い旅行先として人気です。
チップ文化は基本的にありませんが、高級店や観光地ではサービス料が含まれることもあります。政治は連邦制で、国王と首相が存在する体制です。
マレーシアの食文化の歴史
多民族国家であるマレーシアの食文化は、数千年にわたる交易と移民の歴史の中で多様に発展してきました。
マレー系を基盤としながらも、インド、中国、中東などの影響を色濃く受け、独自の風味と調理技法が融合しています。
ここでは、その豊かな食の歴史をたどってみましょう。
交易が育んだ多文化的な食のルーツ
古代から中東、中国、インドとの交易の要所だったマレー半島には、様々な文化と食材が持ち込まれました。
とくにインドからのスパイスや調理法の影響は大きく、カレー文化や香辛料を使った料理の原点となっています。
米と魚を中心とした伝統的な食生活
マレーシアでは古くから稲作が盛んで、インディカ米を主食とする食文化が根付いています。
魚介類も豊富で、塩漬けや発酵、乾燥など保存技術とともに発展しました。ココナッツミルクやサンバル(辛味調味料)と組み合わせた料理が特徴です。
国民食「ナシレマ」から多様な現代料理へ
ココナッツミルクで炊いたご飯に、小魚、ピーナッツ、ゆで卵、サンバルを添えた定番のメニュー「ナシレマ」は、マレーシアの国民食です。
他にも、華人系の影響で「ラクサ」などの麺料理も発展し、多民族社会ならではのバリエーション豊かな食文化が形成されました。
マレーシアの国民食ナシゴレンのレシピ
ナシゴレンは、マレーシアやインドネシアを代表する炒飯料理、いわゆるチャーハンで、家庭でも屋台でも広く親しまれています。
香ばしい醤油の風味とスパイシーな香りが食欲をそそり、シンプルながら奥深い味わいが魅力です。ここでは、基本のレシピとアレンジのコツをご紹介します。
基本のナシゴレンレシピ(2人分)
ナシゴレンの基本は、冷ごはんと調味料、海老などの具材を香ばしく炒めることです。日本の焼き飯と同じです。特別な材料がなくても、家にあるもので簡単に作ることができます。ぜひチャレンジしてみてください。
本格的な味を楽しみたいなら、マレーシア ナシゴレンの素を使えば手軽に現地の味を再現できます。スパイシーで甘辛い風味が特徴で、ごはんと炒めるだけの簡単レシピも魅力です。
おいしく作るためのコツとアレンジ
ナシゴレンは自由度が高く、具材や味付けのバリエーションも豊富です。
マレーシア風にするには、スパイシーさと甘辛さのバランスがポイントです。マレーシア ナシゴレン レシピは、ケチャップマニスとサンバルが味の決め手です。
鶏肉の代わりにツナ缶や厚揚げを使えば、手軽な家庭料理風のナシゴレンに。ライムを絞ったり、きゅうりやクラッカーを添えると、現地の店や屋台のスタイルに近づきます。辛さはサンバルの量で調整できます。
マレーシアで絶対に食べたい有名料理
多民族国家ならではの食文化が魅力のマレーシアでは、マレー系、中華系、インド系それぞれの伝統が融合した料理が楽しめます。屋台から高級レストランまで、味わい豊かな名物料理は旅の大きな楽しみのひとつ。
ここでは、マレーシア旅行でぜひ味わいたい有名料理をご紹介します。
スパイス香るローカル麺料理 ~ラクサ&ミーゴレン~
スープ系・焼きそば系どちらも豊富なのがマレーシアの麺文化。
中でも「ラクサ」は、魚介の出汁にスパイスと酸味が効いたスープが特徴で、地域ごとに味が異なります。「ミーゴレン」は甘辛く炒めたマレー風焼きそばで、屋台の定番メニューとして人気です。
ごはん好きにたまらない!人気の米料理 ~チキンライス&ロティチャナイ~
海南チキンライスは、やわらかい蒸し鶏と鶏だしで炊いた香り豊かなごはんが絶品の中華系料理。
朝食や軽食にぴったりの「ロティチャナイ」は、外はパリッと中はもちっとしたインド系のパンで、カレーソースと一緒にいただくのが一般的です。
食べ応え抜群の肉料理&鍋 ~サテ、バクテー、スチームボート~
「サテ」は、香ばしく焼いた串焼き肉をピーナッツソースで味わうマレーシア定番のストリートフードです。甘辛いピーナツソースは想像以上に美味しくて、日本人の味覚に合います。
漢方と醤油ベースのスープで煮込む中華系薬膳料理「バクテー」は滋養たっぷりの一品です。「スチームボート」は日本の鍋料理に似ており、友人や家族と囲む定番グルメです。
ナシゴレンとミーゴレンの意味
「ナシゴレン」と「ミーゴレン」は、マレー語を基にした料理名で、実はそれぞれシンプルな意味を持っています。
「ナシ(nasi)」は“ごはん”、「ゴレン(goreng)」は“炒める”という意味で、「ナシゴレン」は直訳すると“炒めごはん”、つまり炒飯のことです。インドネシアやマレーシアで広く親しまれており、甘辛いソースとスパイスで味付けされた米料理です。
一方、「ミー(mee)」は“麺”を意味し、「ミーゴレン」は“炒め麺”=焼きそばのこと。中華系の影響が強く、麺と野菜、卵、肉やエビなどを甘辛いソースで炒めた香ばしい一品です。どちらも家庭や屋台で日常的に食べられる、マレーシアを代表する国民食です。
マレーシアに旅行をするとき、レストランでオーダーに迷ったら、ぜひナシゴレン、ミーゴレンを頼んでみてください。
マレーシアで人気のドリンクやデザート
マレーシアは暑い熱帯気候のため、冷たいドリンクや甘いデザートが旅行者にも大人気です。多民族文化が織りなす独特の甘い味わいは、地元の食事をさらに引き立てます。
ここでは、定番のローカルドリンクと伝統的なスイーツをご紹介します。
甘くてミルキーなローカルドリンク
「テタレ」は濃い紅茶にたっぷりのコンデンスミルクを加えた甘くてクリーミーなミルクティーで、朝食に欠かせない一杯です。
一方「コピ」はマレーシア式のコーヒーで、独特の香ばしい風味が特徴です。砂糖を加えて甘く飲むスタイルが一般的で、地元のカフェや屋台で愛されています。
カラフルで爽やかなデザートドリンク
「バンデュン」はローズシロップと牛乳を混ぜたピンク色の甘いドリンクで、暑さを和らげる南国の定番ドリンクです。
「アイスカチャン」はクラッシュアイスに豆やゼリー、シロップをたっぷりかけたかき氷のようなデザートで、多彩な食感と甘みが楽しめます。夏の人気メニューとして観光客にも人気です。
朝食の定番スイーツ
「カヤトースト」はバターとココナッツミルクのジャム「カヤ」を塗ったトーストで、カリッと香ばしい食感が魅力です。
熱いテタレやコピと一緒に食べるのがマレーシア流の朝食スタイルで、手軽ながらクセになる味わいが地元民と観光客に愛されています。
まとめ
マレーシアは、多民族文化が織りなす豊かな食も魅力の国です。国民食のナシゴレンやココナッツ風味のナシレマ、スパイシーなラクサや香ばしいサテーなど、多彩な名物料理を楽しむことができます。
ドリンクやデザートも充実しており、甘くクリーミーなテタレや香ばしいコピ、ピンク色のバンデュン、カラフルなアイスカチャン、朝食定番のカヤトーストも必食です。旅行者にとって魅力的なグルメ天国と言えます。
マレーシア旅行で本場の味を楽しみたいなら、ナシゴレン マレーシア おすすめのお店をぜひ訪れてみてください。屋台からレストランまで、多彩なアレンジが楽しめるナシゴレンは、現地の人気グルメとして外せない一品、ぜひ味わってみてください。

◇留学経験
・イギリス ロンドン
・カナダ トロント
これまで、イギリス・ロンドンのWimbledon School of Englishとカナダ・トロントのiLSC Language Schoolで、文法やアカデミックライティング、国際的な社会問題、ジャーナリズムなどのコースを選択し、2年間にわたり徹底的に学びました。
これらの学びを通じて英語のスキルを高めるとともに、国際的な視野を広げる貴重な機会を得ることができました。特に、アカデミックライティングのコースでは、論理的な構成や明確な主張の展開、信頼できる証拠を基にした議論の方法を学び、映画をテーマに議論するコースでは、さまざまな文化的背景を持つクラスメイトたちと積極的に意見を交わしながら、異なる視点から物事を考える力を養いました。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
これまでに滞在した国や島:イギリス、ドイツ、スペイン、オーストリア、スイス、フランス、イタリア、インドネシア、バリ、タイ、ランカウイ、プーケット、ハワイ、グアム、サイパン、アメリカ、オーストラリア、カナダ、パンコールラウ、香港、マレーシア、シンガポール、メキシコなどです。
◇自己紹介
これまでいろんな国を旅して来て、たくさんの人々と知り合い数多くの得難い思い出があります。世界各地に友人ができ、やはり共通の言語は英語なので、今では日常的に英語を使っています。また、イギリスやカナダに滞在し、家を借りたり銀行口座を開設したり、現地の学校の申し込みをしたりした経験から、正確な英語を使う必要性を感じました。
英語のスキルでは、リスニングが得意です。また、COLLOCATIONと呼ばれる、英語の言葉が何とペアになっているかに関しての専門的なコースを取ったこともあり、皆様に少しでも有益な情報をお届けしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
◇留学への思い
これまでの留学経験を通じて、さまざまな国の人々と出会い、共通の言語として英語が必要不可欠であることを実感しました。現在では日常的に英語を使い、世界中の友人とコミュニケーションを取っています。
異なる母国語を持つ人々と円滑に意思疎通を図るためには、英語は欠かせないツールです。英語は単なる言語にとどまらず、異文化への理解や国際的な問題に対する深い洞察を得るための重要な鍵であることを強く感じています。
留学では、学業以外の思い出も、留学生活をさらに思い出深いものにしてくれました。ロンドンでは、クラスメイトとフランスやイタリアを訪れ欧州の文化を体験したり、週末にロンドンの地下鉄「チューブ」に乗りピカデリーでミュージカルを楽しんだりと、充実した時間を過ごしました。
トロントでは、ワールドカップ期間中にキャンパスのロビーに設置された大きなテレビの前で、世界中の学生たちと共に相手や自分の国の試合を応援し、にぎやかなひとときを楽しみました。
これからも、みなさんに有益な情報をお届けできるようつとめていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。