ボラカイ島は、フィリピンを代表するリゾート地。
日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、
世界のベストビーチに選ばれたこともあり、世界中の観光客を魅了しています。
この記事ではボラカイ島にある語学学校をご紹介。
リゾートを満喫しながら語学を学びたい方はぜひ参考にしてください。
ボラカイ島とは
フィリピンの美しいビーチリゾート、
ボラカイ島
面積は10平方キロメートル、島の長さは7.5kmという小さな島ですが、年間200万人もの観光客が訪れます。
「癒しの楽園」とも呼ばれるボラカイ島。
まずはその基本情報からお伝えします。
アクセス方法
ボラカイ島はフィリピン中部に浮かぶ島です。ビサヤ諸島の西端にあるパナイ島の沖にあります。
日本からボラカイ島へ行く場合は、マニラやセブを経由して、まずはパナイ島のカリボ空港やゴドフレード・P・ラモス空港(旧カティクラン空港、通称ボラカイ空港)へ行きます。
そこから、フェリーに乗るためにカティクラン港まで移動します。
カリボ空港からカティクラン港までは、バス移動で約1時間半~2時間、ゴドフレード・P・ラモス空港からカティクラン港までは、トライシクル(サイドカーのついたバイク)移動で約10分です。
カティクラン港からボートに乗り、約20分でボラカイ島に着きます。
日本からの直行便はなく、ややアクセスが悪いですが、その分日本人観光客はほとんどいません。 リゾートを満喫しながらも日本人留学生の少ない環境で学びたい方には穴場の留学先です。
ボラカイ島内の移動手段
ボラカイ島にはタクシー、電車はありません。
料金は交渉次第で変わるため、事前に料金を確認して運転手と合意してから乗るようにしましょう。
なお、ボート乗り場までは語学学校のシャトルバスが迎えに来てくれます。
ボラカイ島の観光
ボラカイ島を世界的に有名にしたのは、ボラカイ島の西側にある全長4kmの「ホワイト・ビーチ」です。
海水の透明度も抜群!ダイビングやシュノーケリング、ジェットスキーなどさまざまなマリンスポーツを楽しめます。
また、島には手つかずの自然が残るので、サイクリングやトレッキングもおすすめです。
ホワイト・ビーチの他にも小さいながらも美しいビーチがたくさんありますが、ホワイト・ビーチ周辺に島のほとんどの住宅や商業施設が集中しています。
ビーチ周辺にはおしゃれなレストランやバー、ショップなどが点在しているので、ビーチフロントのカフェでゆったりと過ごすのもヨシ、ビーチ沿いのお店を散策しながらお土産を探してもヨシ。
素敵な時間を過ごせるでしょう。
なお、ビーチの砂は持ち帰り禁止です。
ボラカイ島の治安
ボラカイ島はリゾートアイランドですが、小さな島なので、フィリピンの他のエリアに比べると治安は良好です。
ただし、観光客を狙ったスリや置き引き、ぼったくりも多いため、外国であることを忘れずに過ごしましょう。ボラカイ島留学の特徴
リフレッシュしながら学習できる
ボラカイ島留学なら、英語学習もマリンアクティビティも楽しめます。
ボラカイ島にある2つの語学学校はどちらもビーチから近いので、セブ島では週末にしか行けないようなビーチに毎日行けます。
午前中は英語学習、午後からビーチというプランもGood!島の手つかずの美しい自然と活気に触れながら学習できます。
リフレッシュ効果で、どんどん学習が進むはずです。メリハリをつけた留学生活を送れるでしょう。
町がコンパクトにまとまっている
ボラカイ島は小さな島なので、繁華街エリアもホテルもショッピングモールもコンパクトにまとまっています。
決まったエリアに密集しているため、移動が楽です。短い期間でも十分に街を堪能できるでしょう。
ボラカイ島留学のメリット・魅力
英語学習もマリンアクティビティも楽しめる!
ボラカイ島留学最大のメリットは、「英語学習とマリンアクティビティの両方を楽しめること」です。
ボラカイ島の魅力を感じながら留学できるので、「観光も楽しみながら英語学習もしたい」方におすすめです。
日本人が少ない
日本からのアクセスがあまり良くないこともあり、語学学校の日本人比率は2024年時点で10%以下と非常に少ないです。
世界中から観光客が訪れます。
長期休暇を利用した欧米人も多く滞在するため、学習した英語をアウトプットする環境に適しています。
学校外でも異文化交流ができるでしょう。
マンツーマン+グループレッスンを受けられる
フィリピン留学と言えばマンツーマンクラスがメインですが、ボラカイ島に2つある語学学校では、どちらもグループレッスンが受けられます。
治安が良いので、親子留学にもおすすめ
ボラカイ島はフィリピン国内の中でも治安が良い地域として知られています。
危険なエリアもないため、親子留学にもおすすめです。ボラカイ島の語学学校:Paradise English
ボラカイ島には2つの語学学校があります。
まずはそのうちのひとつ、「Paradise English」についてご紹介します。
Paradise Englishの基本情報
学校名 | Paradise English(パラダイスイングリッシュ) |
学校住所 | Paradise English Boracay, Malay, Western Visayas, Philippines |
学校設立年 | 2005年(資本:カナダ) |
生徒数 | 20~50名 |
日本人比率 | 0~10% |
日本人スタッフの有無 | 有(日本人インターン在籍|2024年7月時点) |
宿泊施設 | キャンパス内にあり、ホームステイも可能 |
コース | ・Budget Study Program(15レッスン/週) (マンツーマン1コマ+グループ2コマ) ・General Study Program(25レッスン/週) (マンツーマン1コマ+グループ4コマ) ・Intensive Study Program(35レッスン/週) (マンツーマン2コマ+グループ5コマ)など |
カナダ資本の語学学校|多国籍な環境での学習が可能
Paradise Englishは、フィリピンでは珍しいカナダ資本の語学学校。校長もカナダ人です。
そのため、ヨーロッパなどアジア以外の国からの留学生も多く、フィリピンにいながら多国籍の環境下で学習できるのが特徴です。リーズナブルに欧米風留学ができる
Paradise Englishでは欧米留学で主流のグループレッスンも取り入れています。
欧米留学よりリーズナブルにレッスンを受けることができるところも魅力です。
ネイティブ講師も在籍
講師は英語関連の学位を有しており、ESLに1年以上通うことも義務付けていることから、しっかりと丁寧に英語を教えてくれます。
リーズナブルに欧米留学気分が味わえるでしょう。
ホームステイも可能|選べる滞在先
フィリピン留学では、語学学校の寮や提携先のホテルに滞在することが一般的です。
欧米人の家庭でホームステイできる語学学校は、フィリピン国内でも数えるほど。
もちろん価格はフィリピン価格なので、リーズナブルにホームステイできるのがポイントです。
ボラカイ島の語学学校:Boracay Coco
リゾート風の清潔感あふれるキャンパスで英語を学べるのが
Boracay Cocoです。
Boracay Cocoの基本情報
学校名 | Boracay Coco English Academy (ボラカイ ココ イングリッシュ アカデミー) |
学校住所 | Bantud, ManocManoc, Boracay, Malay, Aklan, Philippines. 5608 |
学校設立年 | 2018年(資本:韓国) |
生徒数 | 最大150名 |
日本人比率 | 0~5% (中国20%、台湾30%、韓国25%、日本5%、ヨーロッパ・南米10%、時期により変動あり) |
日本人スタッフの有無 | 無 |
宿泊施設 | キャンパス内にあり |
コース | ・General ESL Course(マンツーマン4コマ+小グループ2コマ) ・Intensive ESL Course(マンツーマン5コマ+小グループ2コマ) ・Business Course(マンツーマン5コマ+小グループ2コマ) など。 ・Kinder Course(4-7歳向け) (マンツーマン2コマ+アクティビティ5コマ) ・Junior Course(7-14歳向け) (マンツーマン3コマ+小グループ3コマ+アクティビティ2コマ) (キッズアクティビティは音楽、アート&クラフト、クッキング、英語ゲームなど) |
信頼のある教育機関
Boracay Cocoは、フィリピンの技術教育技能開発庁(TESDA)と入国管理局から認定されている教育機関。その品質と信頼性が保証されている証拠です。
IELTSを熟知したベテラン講師も在籍しているので、IELTSのスコアアップのための留学にもおすすめです。
ハイレベルな講師陣
講師全員が大学で学位を取得しています。
さらに毎週講師トレーニングを行っています。現状に満足せず、学び続ける姿勢は学生の良い刺激にもなっています。
どの講師も学生の成長と成功をしっかりとサポート。
学生に寄り添った丁寧な指導をしてくれるので、日本に帰国後も先生に会うためだけにボラカイ島を訪れる生徒もいるそうです。
ビーチまでわずか900m!キャンパス内にプールも!
ホワイト・ビーチまではわずか900m。気軽にビーチに行くことができます。
ボラカイ島の自然を楽しみながら、落ち着いた環境の中で英語を学ぶことができます。
食事も滞在先も満足感が高い
留学中の悩みと言えば「食事」がありますが、Boracay Cocoはリゾート地に位置するため、食事は◎。
毎回の食事の時間が楽しみになるのではないでしょうか。
また、滞在先の部屋や高級ホテルを思わせるような上質なデザインです。
カフェテリアやジム、自習室も完備されており、リゾートライフを満喫しながら学習できる設計となっています。
ボラカイ島留学中に楽しみたいアクティビティ・観光
ボラカイ島には多くの自然が残されています。ここでは
ボラカイ島で体験できるおすすめのアクティビティについてご紹介します。
マリンスポーツ
透明度の高い美しい海を満喫するなら、シュノーケリングやダイビングがおすすめです。
サンゴ礁やトロピカルフィッシュを見ることができます。
波の穏やかな11月~5月がベストシーズンです。
スリルを楽しみたいならジェットスキーやパラセーリングもおすすめです。
アイランドホッピング
ボラカイ沖に浮かぶクロコダイル島やラウレル島をボートで巡るアイランドホッピングもおすすめです。
ホワイト・ビーチ沿いにたくさんの代理店があるので、値段を聞いて良さそうと思うところで予約しましょう。
トレッキングやサイクリング
ボラカイ島には手つかずの自然が残されています。
頂上には展望デッキがあり、ボラカイ島を見渡せます。
ボラカイ島に留学するまでの一般的な流れ
ボラカイ島に留学するまでの一般的な流れは、以下のとおりです。
上記の流れを参考に、ボラカイ島留学の手続きをスムーズに進めましょう。
留学の目的を決める
ボラカイ留学を考える際、まずは「なぜここで学ぶのか」という明確な目的をもつことが重要です。
例えば、英語力向上・スピーキング強化が主な理由なら日常会話や発音に特化したプランが合っています。
一方、将来のキャリア形成や資格取得が目標ならTOEIC・TOEFL対策など試験対応型の集中コースを選ぶと効果的です。
また、文化体験やリゾート地ならではの生活を楽しみたい場合は、アクティビティ重視のプログラムが後悔のない選択になります。
なお、目的次第で滞在期間も変わり、英語を本格的に伸ばしたいなら最低でも1ヶ月程度の留学が必要です。
さらに、「学んだ英語を帰国後にどう活かすか」まで見据えると、学習効果をより最大化できます。
留学プランを決定する
目的が定まったら実際の留学プラン選定に進みましょう。
まず語学学校探しでボラカイには「Paradise English」Boracay Coco」の2つの学校があり、費用やクラス体制などが異なります。
次にコース内容に関しては一般英語、試験対策など自分の目的に合ったカリキュラムがあるかを確認しましょう。
例えば、Paradise Englishの「Super Intensive Program」は、英語学習に短期で集中して取り組みたい方に最適です。
さらに、滞在形態はリゾート型のキャンパス宿泊もしくはホームステイの2種類があり、リゾート形式なら生活が快適で勉強に集中しやすいです。
期間設定は試験対策や語学習得なら最低1か月、短期旅行感覚なら1〜2週間程度が良いでしょう。
ビザ・航空券・保険などの手配
留学プランが固まったら、渡航に必要な手続きを進めます。
ビザ取得に必要な提出書類は、「パスポートのコピー」「学校の入学許可書」「滞在先の証明書」などです。
航空券は直行便・経由便の比較と合わせ、カティクランかカリボ空港のどちらを利用するかを決めましょう。
海外旅行保険は医療はもちろん携行品や緊急避難までカバーするプランを選び、留学生活を安全に過ごせる保証内容にしておきましょう。
クレジットカード付帯型の海外旅行保険を活用するのも良いですが、スポーツやアウトドア活動を含む場合は事前に補償範囲を確認してください。
手続き完了後に渡航
すべての手続きが済んだら、いよいよ渡航準備です。
また、現地で支払う環境税ごみ処理費・港湾料金などは電子登録システム「Boracay iPass」を利用すると到着時の待ち時間を減らせます。
出発直前にはオリエンテーションを受けるのが一般的で以下の内容を説明してくれるため、しっかり聞いておきましょう。
当日は、空港でのチェックイン・荷物検査・出国審査をこなして現地空港に向けて出発します。
ボラカイ島に関するよくある質問
ボラカイ島に関するよくある質問として、以下の2つを紹介します。
・ボラカイ島旅行にかかる費用は?
ボラカイ島および留学に関して疑問点がある場合は、上記質問への回答を参考にしてください。
ボラカイ島の親子留学にかかる費用は?
ボラカイでの親子留学では、「授業料」「滞在費」「生活費」「アクティビティ費用」「往復交通費」など複数の費用がかかります。
上記のプログラムでは、週15〜20時間のグループクラスつきで1週間あたり約15,000〜25,000円が相場です。
滞在費は、親子向けのファミリースイートやホームステイで1泊約8,000〜15,000円が目安です。
また、生活費は1日あたり食費・交通費を含め大人3,000円程度、子ども1,500円程度で見積もりましょう。
さらに、語学以外のアクティビティ(アイランドホッピング、シュノーケリング等)は1回あたり1,500〜5,000円程度です。
親子で参加するなら、現地ツアーパッケージの追加延長分として、週3〜4万円ほどの予算を見込んでおくと安心です。
最後に、往復航空券(成田〜カティクラン)や島への送迎を含めると家族3名で往復約30〜45万円となるケースもあります。
親子留学の1週間あたりの概算費用は、「授業料+滞在費+生活・アクティビティ費用+送迎」をあわせて1週間で40〜60万円程度です。
ボラカイ島旅行にかかる費用は?
ボラカイ島旅行でかかる費用は、主に「航空券」「宿泊費」「食費・交通費」「アクティビティ代金」の4つです。
フィリピン国内線にフェリーやトライシクル代を含めると、合計で1人当たり15〜25万円となります。
宿泊費は滞在スタイルによって幅がありますが、中級ホテルだと1泊1万〜1.5万円程度が相場です。
現地での食費・交通費・アクティビティ費として1日あたり1人約6,700円かかるケースが多いです。
1週間滞在する場合には食費・移動・娯楽を含め約4万7千円、2週間なら9万4千円程度が見込まれます。
アクティビティでは島内ホッピングやパラセーリングなどの費用が1回数千円〜、プランによっては1万円以上かかるケースもあります。
総合すると、日本発4〜5泊の滞在で1人当たり全体費用は20〜30万円が一般的です。
まとめ
リゾートを満喫しながら英語学習もしたい方にはボラカイ島留学がおすすめです。
日本人が少ないので、多国籍な環境下で集中して英語を学べるのが特徴。
日本からの直行便はありませんが、
美しい自然に囲まれた非日常空間の中での留学は、きっと記憶に残ることでしょう。
フィリピン留学をお考えであれば、リゾート地でゆったりしながら学習できるボラカイ島留学をご検討ください。