
セブ島はフィリピン中部のビサヤ諸島にあり、ビーチリゾートとして人気の観光地です。フィリピンの中では比較的治安が良く、英語教育に力をいれていることから、語学留学先としても非常に人気が高まっています。
「1週間くらいの滞在で楽しめる、セブ島の旅行プランを立てたい!」
「セブ島への旅行にはどれくらいの費用がかかるの?」
といった初めてのセブ島旅行を検討中の方に向けて、1週間でできるセブ島満喫ツアーのモデルプランを作成しました!旅行にかかる費用の目安や、現地での注意点もまとめています。ぜひ最後まで読んで、充実したセブ旅行の計画に役立ててください!
セブ島ってどんなところ?基本情報と魅力
日本からセブ島までは、直行便で4時間半〜5時間半で到着します。日本からアクセスしやすい都市であることも魅力の1つです。日本との時差は1時間で、時差ぼけの心配もまったくありません。
たくさんの島で成り立っているフィリピンの中で、一般的に「セブ」と呼ばれるのはセブ島(セブシティ)とマクタン島、2つの地域があります。
マクタン・セブ国際空港はその名前の通り、マクタン島にあります。マクタン島は、セブ島のいわゆるリゾートとして知られる場所で、海沿いには高級リゾートホテルが立ち並ぶ人気の観光地です。
一方セブシティは首都マニラに次ぐ2番目の規模を誇る大都市で、高層ビルや大型ショッピングモールが集まっています。マニラほどではありませんが、非常に交通量が多く、観光地というよりは生活都市といったイメージです。
1週間のおすすめ旅行プラン
1週間あれば、マクタン島とセブシティの両方を十分に満喫できます。東京発のフライトで、1週間のセブ旅行を楽しむモデルツアープランの一例をご紹介します!
【1日目】セブ・マクタン島でリゾートホテルを満喫
07:00頃 成田国際空港へ到着
08:55 成田国際空港発 セブパシフィック航空/5J 5063便でセブ島へ
13:00 セブ・マクタン国際空港に到着
14:00 タクシーを利用してマクタン島の滞在ホテルへ移動(所要時間約30分)。ホテルチェックイン後は、プライベートビーチやプールでのんびり。
18:00 ホテル内もしくはマクタン島にあるレストランでシーフード料理を満喫
滞在先例
〇プランテーション ベイ リゾート アンド スパ (PLANTATION BAY RESORT AND SPA)
巨大なラグーンプールが特徴の高級リゾートホテルです。コテージタイプの客室はプールに直結している部屋もあり、プライベート感とセブの美しい景色を楽しめます。
平均宿泊費:1泊 25,000〜60,000円
【2日目】セブ島アイランドホッピングツアー(マクタン島泊)
とても小さな島を含めると167もの島があるセブでは、島を巡るアイランドホッピングが人気です。
AM アイランドホッピングツアーで人気のヒルトゥガン島やナルスアン島、パンダノン島へ。シュノーケリングやダイビング、美しい海を見ながらBBQランチはいかがでしょうか。ビーチでのんびり時間を過ごすのもおすすめです。
PM ホテルに戻ってフリータイム
【3日目】ジンベイザメウォッチングツアーとカワサン滝(マクタン島泊)
早朝出発 マクタン島から車で3〜4時間ほどかけて、オスロブへ。
オスロブでは通年ジンベイザメウォッチングツアーが人気で、高確率で野生のジンベイザメに遭遇できる場所として知られています。
PM オスロブから車で約1時間半のところにあるカワサン滝へ移動
カワサン滝はエメラルドグリーンの美しい滝壺が有名で、「世界の美しい滝100選」にも選ばれている絶景は必見です。「キャニオニング」に挑戦したい人にもおすすめです。
【4日目】セブシティ観光(セブシティ泊)
AM セブシティへ移動して、市内観光
セブ島はスペインからきたマゼランによって、フィリピンで初めてキリスト教が伝えられた場所として、さまざまな歴史的要所が残っています。
〇マゼランクロス(フィリピンで初めてキリスト教の洗礼が行われた場所)
〇サントニーニョ教会(フィリピン最古の教会)
〇サン・ペドロ要塞(フィリピン最古の要塞)
PM セブシティの大型ショッピングモール(SMシティセブ、アヤラセンターセブなど)でランチ&ショッピングタイム
【5日目】ボホール島へ日帰り観光 (セブシティ泊)
AM オーシャンジェット(高速フェリー)で約2時間かけ、ボホール島へ
見どころ
〇チョコレートヒルズ→1,000以上の円錐形の丘が広がる有名な絶景スポット。
〇ターシャ保護区→世界最小のメガネザル「ターシャ」に会える人気スポット。
PM ロボク川クルーズ(ランチ付き)
ジャングルを流れるロボク川をクルーズしながら、船上でランチを楽しめます。
【6日目】セブ島最後のフリータイムを満喫 (夜に空港へ移動)
セブ島でのアクティビティを詰め込んだので、最後の日は自由にのんびり過ごしましょう。
AM ウミガメに遭遇できるスポットや、セブ島ならではのマリンスポーツを楽しむのも良いですね。
PM ゆっくりできるカフェ巡りや、ローカルマーケットでお土産探しのショッピングなど
【7日目】空港へ移動し、帰国
00:30頃 セブ・マクタン国際空港到着。チェックインと出国審査を済ませ、保安検査を通って出国ゲートへ
02:20 セブ・マクタン国際空港発 セブパシフィック航空/5J 5062便
08:10 成田空港到着
予算と費用の目安
セブ島を1週間で満喫するモデルプランをご紹介しました。ここでは、1週間のセブ島旅行にかかる費用の目安を解説します。
費用の内訳
| 項目 | 内容 |
| 往復航空券+空港諸税等 | 約4~8万円 |
| 海外旅行保険 | 約5,000円 |
| 宿泊費 |
マクタン島リゾートホテル3泊(1泊約25,000〜40,000円):75,000〜120,000円 セブシティ中級ホテル2泊(1泊約8,000円):16,000円 |
| 食費 | 約20,000円 |
| 交通費 | 約10,000円 |
| オプショナルツアー |
計40,000円 アイランドホッピングツアー:約10,000円 ジンベイザメウォッチング:約10,000円 ボホール島日帰りツアー:約20,000円 (マリンアクティビティ:約5,000円) |
| お土産代などその他 | 約10,000〜15,000円 |
総額約20〜30万円
これは本記事のモデルプランから作成した費用の目安です。
利用するフライト、宿泊場所、現地で参加するオプショナルツアーの回数によっても料金は大きく変わってきます。約20〜30万円の準備があれば1週間を十分楽しめます。
現地での過ごし方と注意点
セブ島は、きれいな海と豊かな自然が広がる見どころ満載の場所です。セブシティへ行けば、フィリピンのキリスト教伝播の地として残る歴史的なスポットを巡ることもできます。
1週間の滞在期間で、自然と市内観光両方が叶う人気の観光地です。ここではセブ島で楽しく安全な旅をするために、注意点を4つご紹介します。
①防犯対策
セブ島はマニラ首都圏に比べると治安の安定した場所ではありますが、フィリピン第2の大都市でスリやひったくりといった軽犯罪には常に注意が必要です。
特に日本人はお金持ちのイメージが強く狙われやすいため、高価なものは身につけないようにしてください。現金は少額ずつ分けて持ち歩き、ファスナーなどでしっかり閉まるカバンを利用しましょう。夜遅くの外出はできるだけ控えてください。
②衛生対策
フィリピンでは日本とは衛生事情が異なるので、身を守るために事前に知っておきましょう。
・水道水を飲まない
日本のように水道水を飲むのは衛生上危険です。飲料用にはペットボトルのミネラルウォーターを利用しましょう。
ローカルの飲食店では水道水から氷を作っているお店も少なくないので、胃腸の弱い人は飲まないほうが無難です。
・トイレットペーパーは流さない
フィリピンの多くの公共トイレでは、トイレットペーパーを便器に流せません。日本のように水に溶けやすい素材でできていないため、紙のまま残ってしまい配管が詰まる原因となります。
そもそもトイレットペーパーが設置されていないトイレが多いので、ポケットティッシュを多めに持ち歩くようにしましょう。石鹸や除菌シートなどもあると安心です。
市場などのローカルな公衆トイレは清掃されておらず、衛生的ではありません。可能な限りホテルやショッピングモール、レストランなどでトイレを済ますことをおすすめします。
③交通手段
現地の移動手段として、タクシーを利用する人も多いと思います。ご存じかもしれませんが、観光客を狙ったタクシー運転手によるぼったくり詐欺が横行しています。
タクシーを利用する際には、言い値で支払うのではなく必ずメーターを使用しているかを確認しましょう。メーターに細工がされていて、異常なスピードで料金が上がるタイプもあります。乗車時にメーターの料金もしっかりチェックすることが大切です。
タクシー以外でも、セブ島ではジープニーやトライシクルといった現地の移動手段があります。
タクシーに比べると交通費を抑えることはできますが、ぼったくりやスリなど軽犯罪のリスクが高く、初めてのセブ島旅行にはおすすめしません。コミュニケーションが困難です。
④服装
・日焼けや虫刺されに注意
日中は紫外線がとても強いため、野外で活動するアクティビティ参加時にはしっかり準備をしましょう。
日焼け止めを塗ることはもちろん、帽子や長袖長ズボンを着用するなど、肌を守る対策が必要です。
自然が多い場所には虫もたくさんいます。特に蚊に刺されると、デング熱を発症する危険性があります。暑い国ではありますが肌の露出を避け、日焼けや虫よけ対策はしっかりしてください。
・宗教への配慮
観光地であっても教会などキリスト教に関連した場所を訪れる際は、肩や膝が隠れる服装を心がけましょう。裸足にサンダルもNGのため、靴下と靴を持参することも忘れないでください。
まとめ
1週間の滞在で満喫できる、セブ島旅行のおすすめモデルプランをご提案しました!セブ島は美しい海に囲まれ、たくさんの島に自然があふれる人気のリゾート地です。
気になる予算は、おおよそ20〜30万円。フライトやホテル、食事などの現地での過ごし方によってはもっと費用を抑えることも可能です。
フィリピン・セブ島へは日本から飛行機で約4時間半〜5時間半。日常を抜け出してのんびりと1週間を過ごしてみてはいかがでしょうか。