
中学生になると、ひとりでの行動範囲が広がり、さまざまな刺激を受けたり、興味を持つことが増えてくる時期なのではないでしょうか。
肉体的にも精神的にも成長真っ最中の中学生こそ、海外留学にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
「留学に行かせたいけど、まだ中学生だから不安」
「中学生単身で留学ができるの?」
と心配の声もよくあります。そんな人には夏休みを利用したフィリピン留学がおすすめ!この記事では、中学生のフィリピン留学について紹介します。
おすすめの学校や知っておきたい注意点も保護者目線で解説しています。ぜひ、最後までお読みください。
- 中学生ができるフィリピン留学の種類
- 中学生がフィリピン留学するメリット・デメリット
- 中学生が単独留学する場合はWEG申請も忘れずに
- 中学生が夏休みにフィリピン留学する際の注意点
- 中学生の夏休みフィリピン留学におすすめの学校・サマーキャンプ
- まとめ
中学生ができるフィリピン留学の種類
中学生ができるフィリピン留学の種類は以下の通りです。
本記事では子ども単独で留学するスタイルについて詳しく解説していきます。
中学生が単独でフィリピンに留学するためには、まずお子様の年齢に対応している語学学校や留学プログラムを探すところから始めます。
その中でも「中学生単独の受け入れが可能な学校」やプログラムを探す必要があります。
通年で中学生の単独留学を受け入れている語学学校もあれば、日本の学生の長期休みに合わせて期間限定的に受け入れている学校もあります。
ジュニアキャンプと呼ばれるこの留学スタイルでは10日~2週間のプログラムが多く、長期休みに合わせて参加しやすい点が特徴です。
どちらの留学スタイルも、中学生が安心して過ごせるサポート体制が整っています。
親御さんも安心できるよう、語学学校に日本人スタッフが常駐しているか、安全面に問題はないか、お子様とすぐに連絡が取れる通信環境などが整っているか、さまざまな観点から事前に確認をしておきましょう。
中学生がフィリピン留学するメリット・デメリット
「まだ中学生なのに、わざわざ単独で留学させる必要があるかしら?それもフィリピン?」と悩む親御さんも多いでしょう。
まさに、中学生のフィリピン留学にはさまざまなメリットやデメリットがあります。
ここでは、中学生がフィリピン留学するメリットとデメリットを挙げていきますので、留学を検討する際の判断材料として参考にしてください。
中学生がフィリピン留学するメリット
1.吸収力が抜群の中学生だからこそ、英語力が飛躍的に伸びる
中学生は語学だけでなく、何事も吸収が早い時期です。英語漬けの環境で生活をすれば、自然と英語を聞き取る力やコミュニケーション力が養われるでしょう。
また、日本以外の国の文化に触れ、それに順応する能力も高い時期です。中学生のうちに異文化体験をすることで、さまざまな価値観があることに気づき、視野が広がるチャンスかもしれません。
2.日本との時差が少なく、連絡を取りやすい
日本とフィリピンの時差は±1時間。留学する中学生に与えられるフリータイムになるべく連絡をしてあげたい、と思う親御さんも多く、ほとんど時差のないフィリピンは保護者の人も安心できるのではないでしょうか。
これが時差が大きい国だと、リアルタイムに通話が難しかったり、困ったときにすぐに連絡が取れなかったりと、少々不便な点も。親にとっても子どもにとっても、時差が少ないのは大きなメリットになるでしょう。
3.留学費用がリーズナブル
欧米留学と比較して、アジア圏であるフィリピンへの留学は費用を抑えて留学することができます。
また、マンツーマンレッスンが主流であるにも関わらず、学費がリーズナブルな点もフィリピン留学の魅力です。
中学生がフィリピン留学するデメリット
メリットがたくさんある一方で、中学生のフィリピン留学にはデメリットもあります。
1.単独留学の手続きに時間がかかる
フィリピンでは、現地の法律により、15歳未満の単独入国ができません。これはこのあと解説するさまざまなプロセスを経て、ようやく一人で入国できる運びとなります。
単独入国の手続きができても、語学学校での受け入れを確認しなければなりません。事前に準備をすることが多く、それに時間がかかってしまいます。
もし、準備が複雑で個人で対応が難しい場合は、留学エージェントの活用も視野に入れてみましょう。
2.多感な時期だからこそ、ストレスも感じやすい
中学生はホルモンバランスの影響もあり、心身ともにストレスの影響を受けやすくなる時期でもあります。
もしその子にとって初めての海外の場合、フィリピンでの生活にカルチャーショックを感じたり、便利な日本とは違う不便さを感じ、それが心身に影響を与えることも少なくありません。
しかし、事前に入念な準備をすることで、解消できることもあるはずです。日本の便利グッズを持っていったり、食事に日本食オプションがある語学学校を選んだりすると、不安やストレスを少しでも和らげられるでしょう。
安心してフィリピン留学に挑むために、しっかりと事前準備をしてください。
中学生が単独留学する場合はWEG申請も忘れずに
中学生単独で入国するとなると、WEGと呼ばれる手続きが必要です。
また、親権者以外と入国する場合も同様の事前申請が必要です。WEGはWaiver of Exclusion Groundと言い、日本語訳にすると、「入国除外規定の免除」となります。
WEGを申請するために必要な書類は以下の通りです。
これらをすべてA4サイズで提出、申請します。書類については細かい規定があるため、必ず公式サイトを確認し、最新の情報に則って準備をしてください。
参考:フィリピン共和国大使館
中学生が夏休みにフィリピン留学する際の注意点
未成年である中学生がフィリピンに留学するとなると、期待と主に不安を持つ親御さんも多いでしょう。
ここでは、中学生が夏休みにフィリピン留学をする際、特に気を付けたい注意点を紹介します。
ストレスがかかりすぎないよう気を付ける
中学生にとって、親元を離れて暮らすということは大きな変化です。
楽しみな気持ちが大きくなる一方で、時間が経つにつれて不安になり、ストレスが知らず知らずのうちに溜まってしまう子も。
ストレスを溜めすぎない方法としては、①頑張りすぎない ②信頼できる人を見つける ③リラックスタイムを作る などがあります。
「せっかく留学に行かせてもらったから…」とついつい頑張りすぎてしまい、ストレスを発散する時間を見つけられない可能性もあります。
大人は過度な期待はせず、ちょうど良い距離感を保ち、フィリピンでの生活を優しく見守りましょう。
また、好きな本や音楽を持って行ったり、親子でビデオ通話をする時間を作ったりして、精神的に安心できる時間を作ってあげることも大切です。
治安が悪い場所には行かない
学校内は比較的安心して過ごせるエリアですが、一歩学校の外へ出ると、治安の悪いエリアに迷い込んでしまうことも。
フィリピンは地域によって治安の良し悪しが大きく異なるため、自分のいる場所を正しく把握しておくことが重要です。出発前に親子で事前情報をチェックし、「このエリアには近寄らない」と確認・約束しておきます。
また、現地についてからも、現地スタッフに治安の悪い場所を詳しく聞くなど、必ず現地の周辺環境についてアドバイスを受けることをおすすめします。
若い学生向けのサポートの有無
中学生はまだ身の回りのことをすべてできるとは言えません。
身支度や通学に向けた準備はできても、掃除、選択、食事や体調管理など、子どもだけではこなすことが難しい場面に直面することもあるでしょう。
学校の寮やコンドミニアム内でのサポート体制、日本語で相談できるスタッフの有無、また、体調不良時の対処方法を事前に確認しておきましょう。
親が気を付けるべきこと、子ども自身が気を付けることがありますので、ぜひ出発前に親子で確認しておきたいですね!
中学生の夏休みフィリピン留学におすすめの学校・サマーキャンプ
ここでは、中学生におすすめの語学学校とサマーキャンプを紹介します。
セミスパルタだけどアクティビティも充実!CIA
セミスパルタで有名なセブの語学学校「CIA」では、1日7コマのレッスン(マンツーマンレッスン4コマ、グループレッスン4コマ)に加え、夜はしっかりと自習の時間も設けられています。
平日はスパルタなスケジュールが組まれていますが、週末はフリータイムに映画館に出かけたり、イベントが開催されたりするなど、子どもたちがリラックスできるようなアクティビティも用意されています。
滞在先はセキュリティが万全で、24時間体制で看護師が常駐しているため、安心できる環境での学習が期待できます。
多国籍なSMEAG GLOBAL CAMP
中国、韓国、ベトナムなどからの参加者が多く、グローバルな環境で学ぶことができるのが、「SMEAG GLOBAL CAMP」です。
個々のレベルに合わせたカリキュラムが用意されているため、英語に自信のないお子様でも安心です。
現地の講師が生徒と共に生活し、英語での生活環境の提供はもちろん、健康面やメンタル面のチェックを定期的に実施してくれます。
留学中の様子は専用のアプリで日本にいる親御さんに届けられますので、日々の様子を確認することができ、安心して留学先に送り出すことができるのではないでしょうか。
まとめ
中学生が夏休みを利用してフィリピン留学をすることは、語学面だけでなくメンタル面にも大きく影響を与えます。海外留学は子どもにとっても親御さんにとっても素晴らしい経験となるはずです。
身に付けた英語力と自信を学校生活で活かせると、親としても嬉しいですよね!短期間にはなりますが、夏休みのフィリピン留学は、今後正規留学を考えるきっかけとなったり、それに向けての予行練習にもなります。
英語力が不安な人は、日本にいる間に英会話教室やオンライン英会話などで英語を話す機会をたくさん作っておくと自信がつきます。
日本人スタッフがいるから、と安心せず、スムーズに留学生活を始めるために、ぜひ実践で使えるフレーズなどの練習をしておいてくださいね!この記事が皆さまの参考になれば幸いです。
◇経歴(英語を使用した経歴)
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として5年間勤務
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。