「フィリピンに語学留学するときの目安の費用を知りたい」
「できるだけ安く費用を抑えるコツは?」
フィリピンは、アメリカやイギリスなどと比べて 安く留学できる国として人気です。
本記事では、 フィリピンの語学留学にかかる費用を期間別に詳しく解説します。また、留学費用を安く抑えるポイントも紹介するので、最後まで読めば目的や予算に合ったフィリピン留学のプランが見えてくるでしょう。ぜひ参考にしてください。
- 【期間別】フィリピン語学留学の費用:1か月
- 【期間別】フィリピン語学留学の費用:3か月
- 【期間別】フィリピン語学留学の費用:半年
- 【期間別】フィリピン語学留学の費用:1年
- フィリピン語学留学の費用内訳
- フィリピン語学留学の費用を安く抑えるポイント
- まとめ
【期間別】フィリピン語学留学の費用:1か月
1か月フィリピンに語学留学するときの費用は約30~50万円が目安です。主な費用の内訳をまとめました。
費用項目 | 金額 |
学費 | 約15~30万円 |
渡航費 | 約6~10万円 |
生活費 | 約9~10万円 |
1か月未満の滞在であれば観光ビザの延長手続きをする必要がありません。ただし、フィリピンで英語を学習する際に不可欠な SSP(特別就学許可証)の取得は必須で、費用は約18,200〜19,600円です。
学習時間や実践的な英会話力の向上を考えると1か月はやや短いですが、 長期休暇を利用して集中的に学びたい方にはおすすめ
【期間別】フィリピン語学留学の費用:3か月
3か月のフィリピン留学にかかる費用は 約60~100万円が一般的です。主な費用の内訳をまとめました。
費用項目 | 金額 |
学費 | 約41~69万円 |
渡航費 | 約12~14万円 |
生活費 | 約7~17万円 |
通う学校によって授業料が変動するうえ、選ぶプログラムによっても費用は大きく異なります。英語初心者の場合、 3か月ほどの留学で「英語スキルが伸びているな」と実感できるケースが多く、英会話に対する苦手意識を克服しやすいといわれています。
また、3か月の留学でかかる保険の相場は約3〜6万円です。必要な申請費用は
・SSP(特別就学許可証)
・ACR- Iカード発行
・ビザ延長申請
の3種類。期間に応じてビザ関連の手続きをする必要があるため、事前に必要書類や取得手続きのスケジュールを確認しておくと安心です。
【期間別】フィリピン語学留学の費用:半年
半年間フィリピンへ語学留学に行く場合の費用は 約120~200万円です。主な費用の内訳をまとめました。
費用項目 | 金額 |
学費 | 約83~138万円 |
渡航費 | 約12~16万円 |
生活費 | 約25~46万円 |
半年の長期留学では 英語力が大幅に向上し、 TOEICスコアを300点以上アップさせることも可能です。実際、集中して学習し続けるとリスニング力やスピーキング力も 飛躍的に伸びる傾向があります。
学習効率を高めるうえでは、学校選びだけでなく滞在先の環境や日常生活の過ごし方も重要です。
【期間別】フィリピン語学留学の費用:1年
フィリピンへ1年語学留学に行く場合の費用は 約210~310万が目安です。主な費用の内訳をまとめました。
費用項目 | 金額 |
学費 | 約146~216万円 |
渡航費 | 約14~18万円 |
生活費 | 約50~76万円 |
長期で在学するほど授業料が割引される制度を設けている学校もあり、選ぶプログラムによっては費用を抑えることができます。
ただし、長期滞在はビザの手続き・生活費・その他の諸経費が積み重なるため、総額費用を念入りに計算しておきましょう。
1年間現地で英語を学習すれば、 総合的な英語力の向上が期待できます。日常生活を通じて 現地の文化に深く触れられる点も大きな魅力です。
フィリピン語学留学の費用内訳
フィリピンへの語学留学を検討する際、授業料や滞在費だけでなく、渡航費や生活費なども含めた費用を把握しておく必要があります。
実際の金額は
・学校の種類
・プログラム
・滞在地域
・為替レート
によって変動するため、目安の予算感を把握したうえで準備すると安心です。ここでは、フィリピンへ語学留学するときの、主な費用の内訳を解説します。
学費
フィリピンの語学留学では、学費に滞在費や食費が含まれているプログラムが多く、学校選びによって費用に差が生まれます。
一般的なコースであれば 1か月の学費の目安は16万円。より専門的なスキルを学ぶ場合は、 1か月あたり25万円以上になる学校が多いです。
学校内の寮に滞在するプログラムでは、食事や宿泊費が含まれるケースが多いため、費用の総額をシンプルに把握しやすいでしょう。
渡航費
渡航費には、航空券や保険の費用が含まれます。通常は平均6万円でフィリピンへの航空券を購入できますが、GW・お盆・年末年始などの繁忙期には15万円以上になることもあるため注意が必要です。
フィリピンは日本から比較的近い国のため、直行便の数も豊富で移動自体の負担は大きくありません。
ただし、搭乗する航空会社や出発地によって価格が変わるため、 複数のチケット予約サイトや航空会社を比較検討するのがおすすめです。
また、海外旅行保険もプランによって料金や補償内容が大きく異なるため、 補償期間と補償範囲を考慮しながら選択するとトラブルに備えやすいでしょう。
生活費
フィリピンでの生活費は、1週間あたり平均1万円程度が目安です。生活費には雑費・通信費・交通費・娯楽費などが含まれ、生活の仕方によって大きく変わってきます。
現地での食事やレジャーを楽しみたい場合は、少し多めに予算を組んでおくと安心です。ローカルスーパーでの買い物や現地のレストランなどを活用すれば、滞在期間を通じて生活費を抑えられます。
またフィリピンのほとんどの学校では、 使用するトイレットペーパーを自分で準備する必要がある点にも注意しましょう。
その他の費用
フィリピンに語学留学する場合、 SSPや ACR-Iカード、 ECCなどの追加費用がかかります。知らずに渡航すると、思わぬ出費になることもあるため注意が必要です。主な費用をまとめました。
費用項目 | 内容 | 費用目安 |
SSP申請費 | 観光ビザでフィリピンに滞在する場合に合法的に現地で勉強するために必要な特別就学許可証 | 約16,000〜19,000円 |
ACR-Iカード費 | 59日以上フィリピンに滞在する外国人に取得が義務付けられている | 約9,800円 |
ECC | 半年以上フィリピンに滞在する人が、ビザ延長や犯罪歴の有無などを証明するために必要な出国許可証 | 約6,624円 |
SSPの取得は観光ビザで留学するうえで欠かせません。ビザの有無にかかわらず、 学習を続けたい場合は必須手続きとなるため、早めの準備をおすすめします。
フィリピンに長期滞在するほどビザの延長やACR-Iカード発行など、追加費用が積み重なる点も把握しておきましょう。
フィリピン語学留学の費用を安く抑えるポイント
フィリピンで英語を学ぶ際、学費や渡航費に加え、長期滞在であればビザ更新にかかる費用もかさみます。しかし、以下のポイントを押さえれば語学留学の費用を抑えることは可能です。
・格安航空(LCC)を利用する
・居住費や食費がセットになったプログラムに参加する
それぞれ、具体的な節約方法を解説します。
オフシーズンを狙う
フィリピン語学留学の費用を安く抑えるためには、 オフシーズンの留学がおすすめです。GW・年末年始・仕事始めの時期は航空券や語学学校の費用が高くなりやすいです。スケジュールを柔軟に決められる場合は、オフシーズンを狙うとお得に留学できるでしょう。
実際、オフシーズンであれば渡航費を 半額近くに抑えられるケースもあるため、学校費用とのバランスを比較するのが大切です。
また、オフシーズンであれば観光目的の渡航も少ないため生活環境が落ち着き、学習効率が上がる点もメリットでしょう。
格安航空(LCC)を利用する
航空券の費用を節約したい方は、ジェットスターやセブパシフィック、バニラエアなどの LCC(ローコストキャリア)を利用するとよいでしょう。
荷物の重量制限やキャンセル・変更手続きの条件など、フルサービスキャリアとは異なる規定があるため、予約時は注意が必要です。
しかし、その点をクリアできれば、他社のチケットよりお得な料金で移動できるため、留学全体の予算を下げることができます。
また、LCC各社は定期的にキャンペーンを実施しているため、時期によっては航空券が半額以下になるケースもあります。渡航日程を柔軟に組める場合は、キャンペーンの時期を狙うことで一気に渡航費用を抑えられるでしょう。
居住費や食費がセットになったプログラムに参加する
学校によっては、学費に加え居住費や食費がパッケージになったプログラムを提供しています。学費が高く見えても居住費や食費が含まれていれば、個別にアパートを借りたり外食する場合と比べると、結果的に節約できます。
また、寮生活や学校専用の宿泊施設を前提とするケースが多く、一括で料金を支払うことで煩雑な手続きを省けます。
初めて海外で長期滞在する方にとっては 現地で住まいを探す手間や、食事に困るリスクを下げられるため安心感も大きいです。
個室か相部屋か、など部屋の種類でも費用は変わるため、予算や学習に集中できる環境のバランスを検討して選ぶとよいでしょう。
奨学金制度を利用する
奨学金制度を利用するのもひとつの手です。国内外の学費サポートを活用すれば、フィリピンへの留学費用を抑えられます。
例えば、日本学生支援機構のJASSOが支援している奨学金は、条件を満たせば自費で留学するより費用を抑えられます。
大学からの留学奨励金や 民間の助成金制度など多くの制度があるため、事前にリサーチをおこない、自分に合ったプランを活用しましょう。
まとめ
本記事では、フィリピンの語学留学にかかる費用を期間別に詳しく解説しました。主なポイントをまとめます。
・学費・渡航費・生活費などの基本的な支出に加えて、SSPやACR-Iカード費用などの申請費が必要
・オフシーズンの留学やLCCの利用、奨学金制度の活用などで費用を抑えられる
フィリピンは比較的日本に近く英語を学ぶ環境が整っているため、留学先として高い人気があります。短期でも集中して英語力を伸ばしたい方から、半年や1年かけてしっかり基礎を固めたい方までおすすめの留学先です。
今回紹介した費用の目安や節約のポイントを踏まえて、あなたに合った留学プランを検討してみてください。