ワーホリの残高証明っていつ必要なの?ビザ申請に必要な書類や費用を解説!

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ワーキングホリデーのために必要な資金を十分に用意しておくことは、ビザ申請の際にも重要なポイントです。

全ての国のワーキングホリデーの申請に残高証明書の提出が必要なわけではありませんが、提出を求められる場合は、必要額や提出形式を十分に理解して準備をする必要があります。

本記事では、ワーホリビザ申請時に必要とされる残高証明書について詳しく解説します

ビザ申請の注意点についてもあわせて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!

ワーホリとは?

そもそも「ワーホリ」とはどんな制度か最初に詳しく見ておきましょう。

ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、日本国籍の人が日本と協定のある国に長期滞在でき、滞在中に就学・旅行・就労ができる制度のことをいいます

学業が第一優先となる学生ビザでの滞在とは異なり、カレッジや大学、語学学校に行かずに、旅行や就労だけで滞在期間を過ごすことも可能なプログラムです。

カナダではInternational Experience Canada(IEC)と呼ばれたり、イギリスではYouth Mobility Scheme(YMS)と呼ばれたりもします。

ワーキングホリデーで滞在できる期間は1年が基本ですが、イギリスのように2年滞在できたり、オーストラリアやニュージーランドのように、条件を満たすことで滞在期間を延長できたりする場合もあります。

ワーホリの対象者

ワーキングホリデーの対象となるのは、18歳〜30歳(国によっては18歳〜26歳)の人です。

原則として1つの国でワーホリできるのは1回ですが、条件を満たせば、複数回同じ国でワーホリを利用できる場合もあります。

ワーホリ対象国とビザの申請時期・発給件数

2025年2月現在、ワーホリ制度を利用できる国は下記の30ヵ国です。

オーストラリア ニュージーランド カナダ 韓国 フランス ドイツ
イギリス アイルランド デンマーク 台湾 香港 ノルウェー
ポルトガル ポーランド スロバキア オーストリア ハンガリー スペイン
アルゼンチン チリ アイスランド チェコ リトアニア スウェーデン
エストニア オランダ ウルグアイ フィンランド ラトビア ルクセンブルク

外務省 ビザ (査証) - ワーキング・ホリデー制度」のページを参考にしながら筆者が作成

 

1年中いつでもワーホリビザの申請ができる国もありますが、申請時期が決まっている場合や、事前申請が通った場合にだけ本申請に進める場合もあります

また、ワーホリビザ発給件数にもばらつきがあり、無制限にビザを発給する国や、年間の発給件数が100件以下の国もあるため、気になる国がある場合は、申請の流れとあわせて発給件数も確認して検討を進めましょう

ワーキングホリデー制度では、休暇を過ごすことがメインの目的とされているため、国によっては、就学期間や就労期間に制限が設けられている場合もあります。

たとえば、オーストラリアであれば、就学は4ヶ月までで、就労は同一雇用主の元では6ヶ月までとされています。

各国のワーホリの細かな規定については、必ず公式の最新情報を確認しましょう

ワーホリビザと残高証明

ワーキングホリデープログラムに参加するには、残高証明書をはじめとした必要書類を揃え、ワーキングホリデービザを申請をする必要があります

ワーキングホリデービザ申請時に必要な書類には、主に下記のものが挙げられます。

パスポート
証明写真
残高証明書
健康診断書

必要書類については、その年で異なることもあり、国によっても規定が異なるため、公式の情報をよく確認するようにしてください。

残高証明書の確認事項

必要書類のなかでも、残高証明書については細かな確認が必要です。

国によっては残高証明書の提出が不要な場合や、ビザ申請時の提出は不要でも、入国時に提出を求める場合もあります。 残高証明書の提出が必要となる場合は、最低限用意すべき資金額を把握しておかなければなりません

年々、各国のビザの審査が厳しくなるところもあり、今まで不要だった国でも残高証明書の提出が必要となっていたり、必要最低額が上がっていたりする場合もあります。

ネットのまとめ情報を鵜呑みにせず、必ず各国の移民局や大使館からの最新情報を確認するようにしましょう。

ワーホリビザ申請の際は、残高証明書がいらない国かどうか、証明がいる場合はいつ必要で、いくら分の証明が必要かなど、項目ごとに情報を集めて準備することが大切です。

残高証明書の準備方法

資金証明が必要で残高証明書の準備が必要な場合、円建てでいいのか、英文での発行が必要なのかといった点は、多くの人が心配になるポイントです

各国のビザ申請ページにどの言語での発行が必要かといった案内がある場合は、その指示に従い、特に指示がない場合は英語か現地のメイン言語での発行が安心です。

また、表示額についても、迷った場合は、円建てではなく現地通貨の換算額(ドル建てやユーロ建てなど)での発行をおすすめします。

もしも日本語のみでしか残高証明書の発行ができない場合は、翻訳会社に依頼して正式な翻訳をつける方法もあります。

残高証明書の発行はお金を預けている銀行にお願いすることになりますが、銀行により発行手数料や発行にかかる日数も異なるため、事前によく確認をしておきましょう。

残高証明が必要な国とビザ書類一覧

ワーホリ先として特に人気のある国について、残高証明提出の有無や必要額、その他に必要なビザ申請書類を下記に一覧で紹介します。

 

残高証の提出 必要額 その他の必要書類と申請料
カナダ ( カナダ政府サイト ) 不要 ※ビザ申請時の銀行残高証明書の提出は不要とされるが、
カナダ入国前1週間以内に発行された証明書で
CAN$2,500 の資金があることを示す必要あり
  • 英文履歴書
  • パスポート
  • 証明写真
  • 家族情報フォーム
  • ビザ申請料:CAN$179.75 + CAN$100 (プログラム申請料とビザ申請料 ※別途指紋登録料あり)
※警察証明書や健康診断書の提出を
求められる場合もあり
オーストラリア ( オーストラリア政府サイト ) AUD5,000
  • パスポート
  • 出生証明証
  • ビザ申請料:AUD650
ニュージーランド ( ニュージーランド政府サイト ) 不要 ※ビザ申請時の提出は不要とされるが、
NZ $4,200 の資金証明ができるようにしておくのが安心
  • パスポート
  • 身分証明書
  • ビザ申請料:NZD $670
※該当者は、胸部レントゲン検査結果の提出も必要
イギリス ( イギリス政府サイト ) £2,530
  • パスポート
  • ビザ申請料:£298(別途保険料あり)
※該当者は、胸部レントゲン検査結果の提出も必要
オランダ ( オランダ政府サイト ) 明示なし
  • パスポート
  • 事前登録証明メール
  • ビザ申請料:€ 81
※2025年4月より2025年の受付が始まるため、
詳しい必要書類については最新の情報をご確認ください。
韓国 ( 駐日本国大韓民国大使館サイト ) 日本円で30万円以上
  • 申請書
  • 証明写真
  • パスポート
  • 犯罪経歴証明書
  • 健康診断書
  • 保険証書
  • 在学証明書または最終学歴証明書
  • 観光就業活動計画書
  • 航空券のコピー (※40万円以上の残高証明書を提出する場合は提出不要)
  • 住民票
  • ビザ申請料:無料

※記載情報は2025年2月時点確認のもの

残高証明以外でビザの申請方法で注意すること:取得には時間がかかる

ワーホリビザの申請期間は、申請する国や申請時点の審査状況によって変わり、長いと3ヶ月以上かかることもあります。

手続きの早い国では最短1日で発行されることもありますが、申請者の数が多いと処理に時間がかかるものです。 渡航スケジュールに影響が出ないよう、余裕をもって申請手続きを進めましょう

ビザの発行スケジュールや申請の処理状況については、各国のビザ案内ページに記載されている場合も多いので、情報収集の段階からチェックしておくのがおすすめです。

残高証明以外でビザの申請方法で注意すること:日本語で申請できない

ワーホリビザの申請は、英語または現地の言語での申請が必要です。

駐日外国公館が日本語でビザの申請方法を詳しく案内していることもありますが、実際に申請を進める際は、英語や現地のメイン言語で書かれたフォームを埋めて申請する必要があります

申請に不安がある場合は、留学エージェントやビザの申請代行サービスの利用を検討しましょう。

残高証明以外でビザの申請方法で注意すること:オンライン申請

ワーホリビザの申請はオンライン申請が基本で、申請は下記のような手順で進めることがほとんどです。

1. ワーキングホリデーを希望する国のビザの案内ページから進み、オンラインアカウントを作成する

2. オンライン上のフォームまたはダウンロードしたフォームに必要情報を記載する

3. 残高証明書やその他の書類の提出が必要な場合は、オンライン申請フォームにデータを添付したり、アカウントに紐づいた書類提出欄にアップロードしたりして処理を完了する

4. クレジットカードを準備し、オンラインで申請料の支払いを完了する

国によっては、オンラインでの手続きに加えて、指紋の登録や書類の提出のためにビザセンターに出向く必要がある場合もあります。

なかには、郵送の手続きが必要だったり、メールでの事前申請が必要な場合もあるため、必ず大使館や移民局のビザ情報を確認して詳しい手順をチェックするようにしてください。

まとめ

以上、ワーホリビザの概要と、残高証明書に関することやワーホリビザ申請時の注意点をまとめました。

残高証明書で指定される額は、日本円にすると約25万〜70万ほどとなり、最初の1〜3ヶ月分の滞在をカバーする額として示されている場合が多くあります。ビザ申請のために必要最低限の額を残高証明で示せるようにしておくことは重要ですが、それ以上に、現地での生活費を十分にカバーできるよう準備しておくことが大切です。

ワーホリ体験者や留学エージェントからの情報も参考に、渡航先での生活に必要な費用を把握し、十分な資金を確保できるよう計画的に準備を進めてください。

 

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