オーストラリアのワーキングホリデー(ワーホリ)は、英語力を伸ばしながら仕事や観光も楽しめる柔軟な制度として人気があります。
都市ごとの個性や豊富な仕事の選択肢、温暖な気候など、海外生活を満喫できる環境が整っています。
しかし、すぐに働くべきか、まずは語学学校で英語力を身につけるべきか、悩む人も少なくありません。
本記事では、語学学校に通う・通わない場合の違いや学校選びのポイントなどを詳しく解説します。
- オーストラリアワーホリの魅力
- オーストラリアワーホリで語学学校に通うメリット
- オーストラリアワーホリで語学学校に通わないメリット
- 語学学校の選び方
- 語学学校に通う期間の目安
- オーストラリアワーホリでおすすめの語学学校
- まとめ
オーストラリアワーホリの魅力
オーストラリアのワーキングホリデーは、英語学習・仕事・観光を楽しめる柔軟なビザ制度として人気です。主要都市の魅力や、近年増加しているノマドワーカーにとっての利便性も紹介します。
ワーホリ制度の柔軟性
1.ビザの特徴
オーストラリアのワーホリビザは、最長12ヶ月滞在でき、就学・就労・観光が自由です。
さらに、指定のファームジョブや特定職種で3ヶ月以上働けば、2年目や3年目へのビザ延長も可能となり、長期滞在を希望する人にとって大きな魅力です。
2.仕事の選択肢が豊富
仕事は、未経験でも始められる仕事が豊富です。英語力に自信がない場合は、英語力が必要ない仕事からスタートし、経験を積むことでより英語力を活かせる仕事へステップアップも可能です。
3.費用面のメリット
働きながら生活費を賄えるため、長期滞在でも経済的負担を抑えられます。特に地方都市では物価が安く、滞在費用を抑えやすいのが特徴です。
4.ビザ更新のチャンス
ファームジョブや特定職種で規定の条件を満たせば、ワーホリビザを最長3年間まで延長可能です。
これにより、オーストラリアでの滞在期間を延ばすことが可能です。
都市別の特徴と選び方
オーストラリアは広大な国で、都市ごとに雰囲気や求人状況が異なります。
自分の目的やライフスタイルに合った都市選びが充実したワーホリ生活への第一歩です。
都市 | 特徴 | 仕事の傾向 | 生活費 |
シドニー | 都会で仕事の求人も豊富。多国籍な環境。 | ホスピタリティ、事務職、販売業 | 高め |
メルボルン | 文化と芸術の街。カフェ文化が根付いている。 | カフェ、イベント関連 | やや高め |
ブリスベン | 温暖で穏やかな気候。落ち着いた雰囲気。 | 観光業、販売業 | 中程度 |
パース | 自然豊かでアットホームな街。日本人が少ない。 | ファームジョブ、飲食店 | やや安め |
ケアンズ | グレートバリアリーフの玄関口で、観光客が多い。 | 観光業、ダイビングショップ | 中程度 |
ノマドワーク視点の魅力
近年増加しているノマドワーカーにも、オーストラリアは理想的な環境です。語学学校に通わず、リモートワークと現地生活を両立させる人も多くいます。
1.カフェ&コワーキングスペースが充実
シドニーやメルボルンでは、作業に適したカフェが豊富です。また、都市部には設備の整ったコワーキングスペースも多く、安定したネット環境が確保されています。
2.地方都市でも作業可能
パースやケアンズなどの地方都市では、静かな環境で仕事に集中でき、海沿いや自然豊かなエリアでのリモートワークも人気です。
3.生活コストを抑えやすい
地方都市では物価が比較的安く、生活コストを抑えつつ、ゆとりあるノマドライフを実現できます。
オーストラリアワーホリで語学学校に通うメリット
ワーホリ中に語学学校へ通うことで、英語力の向上だけでなく、仕事探しや現地生活をスムーズに進めることができます。
ここでは、語学学校に通う具体的なメリットを紹介します。
語学力の基礎固めと自信の強化
語学学校では、日常会話からビジネス英語まで目的に合ったコースが選べ、無理なくスキルアップできます。
接客業等では、学んだ英語をすぐ活用可能です。
さらに、TOEICやIELTSなどの試験対策コースもあり、英語力の証明が必要な職種への応募にも役立ちます。
友達・人脈づくりの場として
授業やアクティビティを通じて、多国籍の留学生と交流でき、情報交換や助け合いが可能です。
旅行やイベントを通じて現地文化にも触れられ、コミュニティの存在が海外生活での精神的なサポートにもなります。
仕事探しへのメリット
語学力が上がれば、時給の高い仕事やオフィスワークなど英語力を活かせる職種に挑戦しやすくなります。
さらに、一部の語学学校ではアルバイト情報やインターンシップの紹介、履歴書の書き方や面接対策など、仕事探しのサポートも受けられます。
オーストラリアワーホリで語学学校に通わないメリット
語学学校に通わずワーホリを始めれば、費用を抑えつつ現地の環境に早く馴染めます。目的や英語力によっては通わない方が良い場合もあります。
費用の節約と実践的な英語力の習得
語学学校に通わない最大のメリットはコスト削減です。
授業料を生活費や旅行費に回せるうえ、到着後すぐに仕事探しを始められ、早期の収入確保が可能です。
さらに、職場での実践を通じて、実生活に即した英語力も身につきます。
自由度と柔軟性の高さ
語学学校に通わないことで、スケジュールの自由度が大幅に向上します。時間割に縛られず、ノマドワークやフリーランス活動もしやすく、カフェやコワーキングスペースを拠点に働けます。
さらに、都市間の移動も自由で、複数都市を巡る短期滞在や、気に入った場所に長期滞在することも可能です。
語学学校の選び方
オーストラリアには多くの語学学校があり、目的や予算に応じて最適な学校を選ぶことが重要です。
ここでは、学校選びで押さえるべきポイントや都市別の特徴を紹介します。
学校選びの基準
1.目的に合ったコースがあるか
日常英会話を学びたい場合は一般英語コースが最適で、進学やキャリアアップを目指すならIELTS対策やビジネス英語コースがおすすめです。スピーキング強化を重視するなら、会話中心のクラスが適しています。
2.立地と生活環境
都市部は仕事探しや交通の便に優れていますが、生活費が高くなりがちです。一方、地方都市は物価が安く、落ち着いた環境で学べるため、費用を抑えたい人に適しています。
3.学費と授業形式
短期や長期によっては割引が適用されることもあります。少人数制やマンツーマン授業など、自分に合った授業形式を選ぶことで、学びの効果を高められます。
4.サポート体制
学校により、仕事紹介、履歴書の添削、ビザサポートなどのサービスを提供しています。特に初心者には、オリエンテーションや生活サポートが手厚い学校を選ぶと安心です。
都市別の学校選びのポイント
都市 | 学校選びのポイント |
シドニー | 学校数が多いため、口コミと立地・費用のバランスを重視。 |
メルボルン | アート系やビジネス英語に強い学校が多く、独自カリキュラムも充実。 |
ブリスベン | 学費が比較的安く、落ち着いた環境で学びたい人に最適。 |
パース | 少人数制クラスが多く、英語力強化に適した環境。 |
ケアンズ | 短期集中コースが豊富で、観光と学習の両立がしやすい。 |
語学学校に通う期間の目安
語学学校に通う期間は、個々に最適な長さが異なります。ここでは、期間別の特徴と授業料の目安を紹介します。
短期(2週間〜1ヶ月)
生活に慣れる準備期間として人気で、英語の基礎や日常会話を短期間で習得可能。英語力がある程度ある人や、費用を抑えて早く仕事を始めたい人に最適。
授業料目安: 約1,200〜2,000AUD
中期(2〜3ヶ月)
基礎を固めつつ、ビジネス英語や試験対策にも対応。英語初心者や、仕事探し前に語学力を強化したい人、進学・資格取得を目指す人におすすめ。
授業料目安: 約3,000〜6,000AUD
長期(4ヶ月以上)
日常会話に加え、専門英語や進学準備にも対応。英語力の大幅向上や、海外大学進学、キャリアアップを目指す人に最適。
授業料目安: 約7,000〜12,000AUD
オーストラリアワーホリでおすすめの語学学校
オーストラリアには多くの語学学校があり、都市や目的に応じて最適な学校が異なります。ここでは、ワーホリ参加者に人気の学校を都市別に紹介します。
シドニー
International House Sydney
一般英語からIELTS対策まで対応し、アクティビティも豊富。中心部に位置し、交通アクセスも便利です。
Navitas English Sydney
オーストラリア最大級のネットワークを持ち、進学準備やビジネス英語など多彩なコースを提供しています。サポート体制が充実しており、初めての留学でも安心です。
メルボルン
Impact English College
スピーキング重視のプログラムと英語オンリーポリシーで実践力を強化。アクティビティも多く、友達作りに最適です。
ILSC Melbourne
柔軟な時間割と豊富な選択科目が魅力。キャリアサポートもあり、ワーホリ後の仕事探しにも役立ちます。
ブリスベン
Lexis English Brisbane
アットホームな環境でケンブリッジ英検対策にも対応。生活費が抑えられる都市として、費用重視の人にも人気です。
BROWNS English Language School
最新設備のキャンパスで学べ、仕事探しのサポートやアクティビティも充実。バランス良く学びたい人におすすめです。
パース・ケアンズ
Milner International College of English(パース)
歴史ある語学学校で少人数制クラスが特徴。自然豊かな環境で、リラックスしながら学べます。
Cairns Language Centre(ケアンズ)
短期集中コースやダイビングライセンス取得コースなどユニークなプログラムが魅力。観光と学びを両立できます。
まとめ
オーストラリアでのワーホリ中に語学学校へ通うかどうかは、英語力や目的によって最適な選択が異なります。語学学校に通えば、英語力の向上や人脈作りに役立ち、通わない場合は費用を抑えて実践的な経験を積めます。
都市や学校ごとの特徴を理解し、自分の目的やライフスタイルに合った最適なプランを選び、充実したワーホリ生活を送りましょう。

◇経歴
日本、韓国の企業で通訳・翻訳、アシスタントとして勤務
日本にて韓国語講師として5年勤務
フィリピンにてフリーの通訳として英語、韓国語、日本語の3言語の通訳を担当
◇資格
・韓国語能力試験(TOPIK)6級
・延世大学校韓国語教員養成課程修了
◇留学経験
【オーストラリア】
・クイーンズランドカレッジオブイングリッシュ:3カ月
・ゴールドコーストカレッジオブビジネス:6カ月
【フィリピン】
・ファーストウェルネスイングリッシュアカデミー:3週間
【韓国】
・梨花女子大学校言語教育院:3週間
・延世大学校言語研究教育院(韓国語教員養成課程):5週間
【タイ】
・プロランゲージ(タイ語):1年6カ月
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーにてソウルの企業数社で通訳・翻訳、セールス、マーケティングを担当
韓国語習得のための留学5回(一般韓国語、ビジネス韓国語)
延世大学校にて韓国人と共に韓国語教育について学ぶ
◇自己紹介
韓国語学習コンサルタント
韓国語講師
講座構築コンサルタント
オンラインで韓国語学習に悩みを持つ学習者の問題解決をする韓国語学習コンサルタント、韓国語講師として韓国語習得に成功する学習法や練習法も指導しています。
また、英語と韓国語習得に成功した経験とカリキュラム構築、教材作成の経験を活かし講座構築の方法をあらゆるジャンルのプロに指導するコンサルタントとしても活動しています。
海外就職でフィリピンのセブに移住して5年半在住、現在はタイのチェンマイに住んでいます。
外国語に興味があり、英語、韓国語(ビジネスレベル)、中国語(中級)、現在はタイ語習得を目標に勉強しています。