アメリカ西海岸の大都市と言えばロサンゼルス
ロサンゼルスはカリフォルニア州に位置する世界屈指の大都市です。
ロサンゼルスには有名テーマパークや、映画の都・ハリウッドなど、たくさんの見どころがあります。
日本人も多く住んでおり、多様なバックグラウンドを持つ人々が世界中から集まっている場所でもあります。
そんなロサンゼルスに、
「いつか旅行に行ってみたい」
「留学をしてみたい」
と考える方は多くいるのではないでしょうか。
この記事では、LA(ロサンゼルス)の玄関口であるロサンゼルス国際空港についてくわしく紹介します。
ターミナルの情報や市内へ向かうための交通手段など、ロサンゼルスに行くなら知っておきたい情報もあわせて解説します。
空港での過ごし方についても知っておきたい人は、ぜひ参考にしてください。
- LAの主な空港はロサンゼルス国際空港 (LAX)
- ロサンゼルス国際空港のターミナル
- ロサンゼルス国際空港でのおすすめの過ごし方
- ロサンゼルス国際空港のラウンジ
- ロサンゼルス国際空港から市内へのアクセス
- まとめ
LAの主な空港はロサンゼルス国際空港 (LAX)
日本からロサンゼルスに向かうためには、まず飛行機のチケットを手配するところから始まります。
日本の出発空港は、主に羽田(HND)、成田(NRT)、関西(KIX) になります。
では、アメリカではどこの空港を利用するのでしょうか?
答えはロサンゼルス国際空港(Los Angeles International Airport 通称:LAX)です。
LAXはロサンゼルスの中心地から約25㎞の場所に位置します。
1日平均1500便もの飛行機が運航し、年間約7000万人以上が利用する非常に忙しい空港です。
西海岸最大の空港であることから、国内のみならず海外(主にアジア地域)からアメリカへの玄関口となっています。
ターミナル数は全部で9つあり、全てが歩道でつながっています。
ロサンゼルス国際空港は24時間営業の空港ですが、保安検査場はクローズしている時間帯もあるため、フライトスケジュールを確認し、早めに空港に到着すると安心です。
ロサンゼルス国際空港のターミナル
ロサンゼルス国際空港のターミナルは9つあります。
日本の空港と比較するとかなり多く感じますね。
そのため、ターミナル間の移動にも時間を要することがあり、フライトを逃さないためにも利用するターミナルや位置関係を把握しておくことが重要です。
ターミナル1~8
アメリカ国内を移動する際に利用するのはターミナル1~8です。
各ターミナルの航空会社は以下の通りです。
ターミナル | 主要な航空会社 |
ターミナル1 | Frontier、Southwestなど |
ターミナル2 | Virgin Atlanticなど |
ターミナル3 | Aeromexico、デルタ航空 |
ターミナル4 | アメリカン航空 |
ターミナル5 | アメリカン航空、JetBlue、Spirit |
ターミナル6 | Air Canada、Alaska Airlinesなど |
ターミナル7 | ユナイテッド航空 |
ターミナル8 | ユナイテッド航空 |
ターミナル1~8は国内線及び国際線のターミナルです。
目的地によっては、チェックインやセキュリティチェックをターミナル1~8で実施したあと、ターミナルBに移動して飛行機に搭乗することもあります。
事前にチケットの内容をよく把握しておくと迷う不安がなく安心です。
また、ターミナル間は全て歩道でつながっていますが、ひとつひとつのターミナルが広大であるため、徒歩で移動すると非常に時間がかかります。
24時間運航している無料のシャトルバスがあるので、それらを利用して移動することをおすすめします。
参考元:Los Angeles International Airport
(h3)国際線ターミナル
国際線のターミナルは数字ではなく、名前が付けられています。
その正式名称は「Tom Bradley International Terminal(トム・ブラッドレー国際線ターミナル)」で、ターミナルBとも呼ばれています。
日系の航空会社だと、JALやANA、ZIPAIRがLAXのターミナルBに到着しますので覚えておきましょう。
ロサンゼルス国際空港でのおすすめの過ごし方
ロサンゼルス国際空港は非常に広く、迷ってしまうこともあるため、早めに空港に到着して時間を潰そうと考える人が多いのではないでしょうか。
LAXは5.4平方マイル(約3,500エーカー)の面積を有しています。
広い空港内には9つのターミナルがあり、それぞれ飲食店や免税店、ラウンジを完備しています。
ここでは、LAXでのおすすめの過ごし方を紹介します。
カフェやレストランでゆっくりする
各ターミナルには飲食店やフードコート、カフェが揃っています。
日本人に馴染みのあるバーガーチェーンやコーヒーショップもあるため、入店しやすいのではないでしょうか。
また、スポーツバーでは出発前にお酒を飲みながらモニターでスポーツ観戦をしている空港利用客も多数います。
出発前に腹ごしらえをしておきたい人や、コーヒーを飲んでリラックスしたい人は飲食店に入ってゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。
ただし、コーヒーショップはどの時間帯に行っても非常に混雑しています。
注文したものが出てくることが遅い場合もあるため、「コーヒーを待っていて乗り遅れてしまった」ということがないように、行列や進み具合を見極めておきましょう。
ターミナルBでは、保安検査場を通過後でないと、ほとんど飲食店はありません。
保安検査の手前にはゆっくりできる場所はほとんどないため、早めに出発エリアに行っておくと良いでしょう。
ショッピングを楽しむ
ターミナル内には土産物店、売店、免税店など、さまざまなショップが軒を連ねています。
特に、国際線を利用する場合は免税店でのショッピングは欠かせませんよね。
免税店はターミナルBの保安検査場通過後に立ち寄ることができます。
ハイブランドのほかにも、アメリカでしか買えない衣料品やチョコレートショップなど、お手頃価格のショップも立ち並んでいます。
また、土産物店ではロサンゼルスならではのお土産が販売されています。
マグカップなどの雑貨や、LAに本拠地を置くスポーツチームのアパレルまでお土産にしたいグッズがたくさんあり、選ぶのに迷ってしまうほど。
スーツケースにも貼れるロサンゼルスのステッカーは、お土産にも自分用にも買えるおすすめプチプラアイテムです。
また、スターバックスではご当地限定のマグカップやタンブラーがあるため、コレクションしたい人はぜひチェックしてみてください。
市内を観光する
乗り継ぎ時間が5時間以上ある場合は、市内に出てみることもひとつの過ごし方です。
空港から市内中心部までは車で約30分なので、サンタモニカやハリウッドなどの有名観光名所に行くこともできます。
事前に訪れたいスポットを決めておき、時間を有効に使えば乗り継ぎ時間でロサンゼルス観光も夢ではありません。
ただし、時間に余裕がない場合は無理をせず、空港で待機することをおすすめします。
ロサンゼルス国際空港のラウンジ
ロサンゼルス国際空港には複数のラウンジが存在します。
各航空会社や、クレジットカード会社のラウンジで、一定以上のステータスを持つ人や、ビジネスクラス以上を利用する人が入れるエリアです。
ロサンゼルス国際空港のターミナルBにあるラウンジは以下の通りです。
ターミナルB
・Air France Lounge・Centurion Lounge
・Chase Sapphire Lounge Emirates Lounge
・Los Angeles International Lounge
・Oneworld Los Angeles Business Lounge
・Los Angeles International Business Lounge (カンタス航空運営)
・SkyTeam/Korean Air Lounge
・Star Alliance Lounge
・Virgin Atlantic Clubhouse (2025年オープン)
ANAやJALの名前はありませんが、ANAの場合は「Star Alliance Lounge」、JALの場合は「Oneworld Los Angeles Business Lounge」が利用できます。
ラウンジでは、搭乗前の時間をゆっくり過ごすために、さまざまなサービスが提供されています。
ラウンジ内では軽食やドリンクが用意されており、ソファやカウンターでゆっくりいただくことができます。
また、無料Wi-Fiや新聞、雑誌などが置いてあり、暇を持て余すことはないでしょう。
ビジネス客や弾丸旅行の人には嬉しい、シャワールームの設置もあるため、出発前にリフレッシュすることもできます。
もしラウンジに入れる場合は、搭乗前の時間を優雅でリラックスしたものにしてみてくださいね。
ロサンゼルス国際空港から市内へのアクセス
ロサンゼルス国際空港に到着し、入国審査を終えた後は、いよいよ市内にアクセスします。
市内へのアクセスはいくつかの選択肢があるため、ご自身の旅程や予算に合わせた移動手段を使ってください。
・タクシー
タクシー乗り場は、通常各ターミナルの到着ロビーから外に出た場所にあります。
矢印や案内板を確認しながら進みましょう。
ダウンタウンやハリウッドエリアまでの料金は、道路状況にもよりますが、約$50~$70(2025年現在)です。
また、乗車料金以外にもチップが必要です。 覚えておきましょう。
・Uber/Lyft
UberやLyftは専用の乗り場までバスでアクセスし、配車アプリを使って手配します。
乗車料金はタクシーよりも少々安くなりますが、こちらもチップが必要です。
支払いはアプリに登録したクレジットカード、またはデビットカードからの引き落としです。
あらかじめ登録しておかなければ車の手配や支払いができないため、事前に登録しておきましょう。
・シャトルバス
空港から市内の主要観光地までバスが出ています。
「FlyAway」というバスは、ハリウッド、ユニオンステーション、ロングビーチまで運航しています。
約10ドル前後で乗車できるため、運賃を節約したい方にはおすすめの移動方法です。
現金で運賃を払うことができないため、クレジットカードの準備が必要です。
また、空港とホテル間を結ぶ空港送迎サービスを利用することもできます。
サービスの有無は宿泊ホテルに確認しておきましょう。
・レンタカー
国際運転免許証やアメリカの免許証を所持している人は、レンタカーを借りる選択肢もあります。
荷物が多い場合や、自分のペースで移動・観光したい場合は、あらかじめ空港周辺にあるレンタカー店に予約を入れておき、車を借りましょう。
ただし、ロサンゼルスの交通量は非常に多く、アメリカでの運転やルールに慣れていない人は、他の交通手段を選ぶのが賢明です。
・公共交通機関
ロサンゼルス国際空港からは、地下鉄やバスを使って市内に移動することができます。
支払いにはTAPカード、またはTAPアプリを使います。
しかし、基本的にロサンゼルスの地下鉄やバスの治安は良くないと言われています。
特に遅い時間帯は危険が多くなります。
慣れていない人や不安がある人は、地下鉄やバスの利用は避けておいたほうが良いでしょう。
まとめ
この記事ではロサンゼルス国際空港について紹介しました。
ロサンゼルス国際空港は世界的に有名で重要な空港のひとつです。
ロサンゼルス国際空港のような大きな空港では、空港内の施設やアクセス方法を調べ、時間を有効に使い、計画的に動くことがポイントです。
待ち時間に済ませておきたいお手洗いや子どものオムツ替えの場所は、空港内の各所に点在しているので安心してくださいね。
ぜひこの記事の情報を参考にしていただき、ロサンゼルス国際空港で快適な時間を過ごしてください。

◇経歴(英語を使用した経歴)
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として5年間勤務
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。