アメリカに行く!その前にパスポート更新は大丈夫?新規発行の方法は?パスポート事情の最新情報を紹介!

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海外渡航の際に命の次に大切だと言われるのが、パスポートです。海外渡航の計画が決まったら、最初にご自身のパスポートの有効期限、パスポートの査証欄の確認をしましょう。

「パスポートを更新するべき?」
「パスポートの申請はオンラインでできないの?」
「海外でパスポートの更新・発行が必要になったらどうすれば良いの?」

この記事では、これらパスポートの申請・更新にまつわる大切なことと、最新情報を記載します。大使館等の公式サイトも併せて載せていますので、ご自身でも確認しながらパスポートの準備をしてください

パスポートの申請方法

まず、現行のパスポートの申請方法について説明をします。手順としては、 書類を揃える、申請する、受領するの3段階があります。

必要書類を揃える

必要書類には、①一般旅券発給申請書1通、②戸籍謄本1通、③住民票の写し1通、④写真1葉、⑤本人確認書類があります。

①一般旅券発給申請書

一般旅券発給申請書をフォーマットに沿って必要事項を記入します。申請書は、5年有効パスポートと10年有効の2種類があります。18歳未満の方は5年有効のパスポートのみ申請可能です。

申請書の入手方法には、オンラインで入力しダウンロードする方法と申請窓口で申請書を入手する方法があります。インターネットでの入力の場合でも紙での印刷が必要です。

パスポート申請書は こちらからダウンロードできます。

②戸籍謄本

戸籍謄本が1通必要です。申請日から6ヶ月以内に作成したものが有効です。

③住民票の写し

以下の方は住民票の写しが必要です。

1.住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望されない場合
2.住民登録をしていない都道府県で申請をされる場合

④写真

パスポート申請用の写真には指定の規格があります。

・縦45mm×横35mmの縁なしで、無背景(無地で淡い色)の写真
・申請日前6か月前に撮影されたもの
・無帽での撮影、頭頂部から顎までが34mm±2mmであるなどを満たす必要があります。
参照: パスポート申請用写真の規格
・写真の裏面に申請者の名前を記入します。

⑤本人確認書類について

本人確認書類1点または、2点が必要です。

1点で良い書類:
マインナンバーカード(通知カードは不可)、運転免許証、船員手帳

2点必要な書類:
A)健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、船員保険証 等
B)写真が貼っている学生証、会社の身分証、公の機関が発行した資格証明書等

Aの中から2点、もしくはAとBから1点ずつの提示が必要です。

申請をする

上記の書類を揃えて、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請をします。申請からパスポートの発行までに、通常1週間程度かかります。

参照: 都道府県別の旅券事務所のホームページ

受領をする

パスポートを受け取る際は申請者本人が申請窓口に出向く必要があります。パスポート受け取り時に必要なものは以下の通りです。

1.申請時に渡された受理票
2.手数料(10年間有効の場合は16,000円、5年間有効の場合は11,000円)

パスポートの有効期限に関する注意点

各国が入国の際に必要としているパスポートの有効期限に関しては違いがあるので注意点が必要です。国によっては、パスポートの残存有効期間を設けている場合があります。事前に訪問予定の国の大使館・領事館の公式サイト等を確認する必要があります。

参照: 外務省ホームページ

2025年3月24日から全てのパスポートの申請がオンラインで可能に!

2025年3月24日から全ての都道府県でオンラインでパスポートの申請が可能になり便利になります。

オンライン申請のメリット

オンライン申請のメリットはいくつかあります。

①窓口に行く回数の削減
申請の窓口に行く機会がパスポートの 受取時1回のみで便利になります。(現在は申請書類提出時とパスポート受取時の最低2回必要です。)

②戸籍謄本の原本の提出が不要に
オンライン申請では、戸籍情報がシステムと連携されているため、 戸籍謄本の提出が不要になります。

③申請手数料が割安に
10年有効旅券は、現在手数料が16,000円ですが、3月24日からオンライン申請で15,900円と従来より安くなり、窓口申請では16,300円と割高になります。

5年有効旅券では、現在手数料が11,000円ですが、3月24日からオンライン申請で10,900円と割安になり、窓口申請は11,300円と割高になります。オンライン申請の場合、手数料は クレジットカードで支払うことができます。

オンライン申請の方法

オンライン申請は マイナポータルから行います。トップページの「さがす」から「パスポート」で検索し「パスポート(旅券)申請」を選択します。

画面の案内に従い、準備を行います。顔写真(事前データも可能)や自署(サイン)の撮影を行います。

申請後にはマイナポータルで申請状況を照会することができます。審査が終了するとマイナポータルに通知がされます。

パスポートの更新:日本国内で更新が必要になった場合

更新が必要な場合とは

パスポートを既に持っているけれども、パスポートの更新が必要な場合とはどのような時でしょうか。パスポートの更新が必要かどうかは、 渡航先の国が定める必要残存有効期間の確認が必要です。

例えば アメリカの場合は、帰国時までパスポートが有効であることが必要です。しかし、ビザ免除プログラムで入国する場合、入国時に残存有効期間が90日以上であることが推奨されています。 シンガポールは入国時に6ヶ月以上、 イギリス オーストリアは帰国時まで残存有効期間が必要です。

国ごとに異なるので、必ず事前に渡航する国の最新情報を大使館や領事館の公式ホームページの確認をしましょう。

パスポートの更新が可能な場合

パスポートの更新はいつでも可能ではなく、以下の場合にのみ更新が可能です。

・残存有効期間が1年未満である
・査証欄の余白が見開き3ページ以下となった

上記の場合、オンラインまたは窓口で更新が可能です。新規にかかる費用は新規発給の場合と同じです。更新の手続きには通常1〜2週間かかります。こちらも早めに準備をしましょう。

パスポート更新にあたり、以下の点に注意が必要です。

・パスポートの残存有効期間は引き継がれず、切り捨てになる
・旅券番号も更新に伴い、新しくなるので、ビザプログラム関係の申請やESTA(アメリカ)、ETA(カナダ)などの電子渡航認証で再認証手続きが必要

パスポートの更新:アメリカに滞在している時に更新が必要になった場合

在アメリカ日本大使館、領事館で申請

アメリカ滞在中にパスポートの更新が必要になる場合には、日本の大使館(ワシントンD.C)や領事館(ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなど)で手続きを行います。住んでいる州により管轄が異なるため、自分の管轄の大使館や領事館を確認しましょう。

必要な書類

更新には以下の書類が必要です。

・現在のパスポート
・旅券発給申請書 (大使館・領事館のHPからダウンロード可)
・証明写真 (6ヶ月以内、規格 45mm×35mm)
・滞在資格を証明する書類 (F-1, H-1Bなどのビザ、I-94入国記録、グリーンカード、ESTAでの滞在証明のいずれか1つ)
・手数料 (クレジットカード不可、Money OrderやCashier’s Check が必要)

パスポートの有効期限が切れている場合 身分証明が難しくなるため、早急に大使館・領事館に相談が必要です。

申請方法

申請は原則として本人が領事館で行います。郵送申請が可能な場合もありますが、直接大使館・領事館に確認をしましょう。申請から約1ヶ月で新しいパスポートが発給されます。

受取り

受取は原則として 本人が領事館で受領します。一部の領事館では郵送受け取りが可能ですが、事前に相談が必要です。

参考: 在アメリカご合衆国日本国大使館

海外でパスポートの再発行が必要になった時

海外で パスポートを紛失した場合は、直ちに最寄りの在外公館(大使館・総領事館)に連絡をしなければなりません。パスポートは公的な身分証明書であり、海外に滞在中は日本人であることを証明するための大切な書類です。 渡航中は携帯が必須となります。

紛失届

パスポート紛失届けを出す際に必要な書類は以下の通りです。

・紛失一般旅券等届出書(ダウンロード申請書又は、大使館・総領事館に備え付けのもの)1通
・警察署の発行した紛失届出を立証する書類又は消防署等の発行した罹災証明書等
・6か月以内に撮影された顔写真(縦45ミリメートル×横35ミリメートル) 1葉
・その他参考となる書類(必要に応じ、本人確認、国籍確認ができるもの)

パスポートの取得のための書類

・渡航書発給申請書 1通
・6か月以内に発行された戸籍謄本又は抄本(原本) 1通 又は日本国籍があることを確認できる書類
・6か月以内に撮影された顔写真(縦45mm横35mm) 1葉
・その他日程等が確認できる書類(手数料 - 大使館・総領事館にて要確認)

新しくパスポートを発行せず、 帰国のための渡航書を申請することになる場合は、大使館または領事館の職員の指示に従ってください。

戸籍謄本は日本でのみ発行できるため、持っていない場合、日本にいるご家族に取得してもらい郵送してもらう必要があります。 海外渡航中は万が一に備えて戸籍謄本を携帯すると良いでしょう。

参考: 外務省海外安全ホームページ

まとめ

以上、パスポートの発行や更新についての情報をまとめました。 2025年3月24日からはオンラインでパスポートの申請ができるようになり、とても便利になります。このような便利な制度改正を活用しながら、渡航のための準備を速やかに進めていきましょう。

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