
アメリカ・コロラド州の都市デンバーにある、
デンバー国際空港
日本からの直行便は限られているものの、ユナイテッド航空をはじめとした航空会社を通じてデンバーだけでなく、アメリカのその他の都市へ乗り継ぎも可能です。
本記事では、デンバー国際空港を徹底解説!
ターミナルやコンコースの特徴、ラウンジ情報、ダウンタウンへのアクセス方法まで詳しくご紹介します。
デンバー国際空港の魅力を知った上で、空港で快適に過ごしてくださいね!
- アメリカ・デンバー国際空港の基本情報
- デンバー国際空港のメインターミナルとコンコース
- デンバー国際空港にある8つのラウンジ
- デンバー国際空港でのおすすめの過ごし方
- デンバー空港からダウンタウンへのアクセス方法
- まとめ
アメリカ・デンバー国際空港の基本情報
まずは、デンバー国際空港に関する基本情報を紹介します。
アメリカ西海岸と東海岸を繋ぐ重要な空港
デンバー国際空港はアメリカの西海岸と東海岸を繋ぐアメリカでも有数の大規模空港です。
ダウンタウンから北東37kmの場所に位置しており、主にユナイテッド航空やフロンティア航空のハブ空港として機能しています。
2023年には、年間7780万人が利用。
また、デンバー国際空港は世界的に見ても敷地面積が非常に広いことで有名で、敷地面積は13,571haとダラス・フォートワース空港の約2倍です。
郊外の広大な土地を活用しているためまだまだ開発の余地があります。
文化施設としても知られるデンバー国際空港。
ターミナルの中には、制作過程に怖い噂のあるブルー・マスタング(Blue Mustang)をはじめとした美術作品も豊富にあるので、見どころ満載です。
日本からは成田空港から直行便が就航
日本からデンバー国際空港への直行便は、成田空港から就航しています。
サンフランシスコやロサンゼルスなど西海岸との便も豊富にあり、乗り継ぎを利用すれば日本やその他海外へのアクセスも便利です。
デンバー国際空港のメインターミナルとコンコース
デンバー国際空港は、メインターミナルのほか、3つのコンコースで構成されています。
以下では、メインターミナルであるジェプセン・ターミナルと、コンコースA・B・Cについて詳しく解説します。
メインターミナル | ジェプセン・ターミナル (Jeppesen Terminal)
デンバー国際空港のメイン部分は、ジェプセン・ターミナル(Jeppesen Terminal)と呼ばれ、入国審査や手荷物の預け入れ(5階)、航空券のカウンター手続き(6階)などが行われています。
白い銅の桁で支えられたテント屋根が特徴で、アートや彫刻などの美術作品が数多く展示されています。
国内線と国際線の利用者が共通して通る場所であり、各種ショップやカフェ、免税店などもターミナル内に充実しています。
ちなみにチェックインカウンターは、EASTとWESTの2箇所。
航空会社によってカウンターの場所が違うので、事前にチェックしましょう。
主な航空会社のカウンターは以下の通りです。
| カウンター | 航空会社 |
| East | ・アラスカ航空 ・アメリカン航空 ・ジェットブルー航空 ・エアフランス |
| West | ・ユナイテッド航空 ・デルタ航空 ・エアカナダ |
国際線の到着後には入国審査と税関検査を経て、荷物をピックアップする流れになりますが、アメリカの他都市の国際空港と比較しても、比較的スムーズに進むことが多い印象です。
コンコースA・B・C
デンバー国際空港には、コンコースA・B・Cという3箇所のコンコースがあります。
ジェプセン・ターミナルにて保安検査を受けた後に、それぞれのコンコースに移動します。
各コンコースで発着している便は、主に以下のように割り振られています。
| コンコース名 | 特徴 |
| コンコースA | ・主に国際線が発着 ・ユナイテッド航空の利用が多い |
| コンコースB | ・主に国内線が発着 ・ユナイテッド航空の発着が大部分を占める |
| コンコースC | ・主にサウスウエスト航空など他の航空会社の国内線 |
ターミナルとコンコースの間は地下鉄、または徒歩で移動
各コンコースへは、ジェプセン・ターミナルから徒歩または空港内シャトル(地下鉄)を利用して移動します。
センターコアと呼ばれる中央駅を拠点に、コンコースA・B・Cを結ぶラインが走っているため利用しやすいです。
各コンコースへのアクセス方法は以下の通りです。
| コンコース名 | 移動方法 |
| コンコースA | ・徒歩または空港内シャトル |
| コンコースB | ・空港シャトルのみ |
| コンコースC | ・空港シャトルのみ |
シャトルの時刻表もこまめに設定されているため、国内線の乗り継ぎがある方でも安心して移動できます。
なお、コンコース間を移動する際は時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
特に、乗り継ぎで急いでいる場合は、シャトルの移動時間や乗り継ぎ便のスケジュールを考慮した上で行動しましょう。
移動中にはフォトスポットも多いため、写真撮影を楽しみたい方はスケジュールをややゆったりめに組むのが良いですよ!
デンバー国際空港にある8つのラウンジ
デンバー国際空港には、航空会社のラウンジを含めると合計8つのラウンジがあります。
特に、ユナイテッド航空の上級会員やビジネスクラス・ファーストクラス利用者であれば、ユナイテッドクラブやポラリスラウンジといったユナイテッド専用のラウンジを利用できます。
コンコースBには複数のラウンジがあり、シャワー設備や軽食、バーなどサービスも充実。
航空会社や航空券のクラスによってラウンジアクセス条件が異なるため、事前に各ラウンジの情報を確認しておきましょう。
ラウンジ内は比較的静かでWi-Fiも完備されているため、出発前のひとときや乗り継ぎの合間に仕事を片付けたり、ゆったりと休憩したりするのにぴったりです。
デンバー国際空港でのおすすめの過ごし方
以下では、デンバー国際空港でのおすすめの過ごし方を3つ紹介します。
国際空港としてレベルが高く、旅行者が快適に過ごせる工夫が随所に凝らされているデンバー国際空港。
乗り継ぎまでの時間をうまく活用して、滞在を楽しんでくださいね!
食事や買い物
デンバー国際空港は、ショップやレストラン、免税店など各種施設が充実しているので、散策途中で食事や買い物を楽しむのがおすすめです。
レストランやカフェは100以上、お馴染みのチェーン店や、アメリカの伝統料理を堪能できるレストランまで幅広くあります。
テイクアウトに対応したお店もあるので、混み具合や気分に合わせてお店を選んでみましょう。
なお、空港内には免税店だけでなく、コロラド州の限定グッズを扱ったお土産ショップも豊富にあります。
アメリカならではのお土産やコロラド限定の商品も揃っているため、ちょっとしたショッピングを楽しむことができます。
アート鑑賞
出発までの時間を利用して買い物や食事を楽しむのはもちろん、空港内のフォトジェニックなモニュメントを見て回るのもおすすめです。
空港内に飾られたユニークなアートは、一部で「怖い」と話題になるような特徴的な作品もありますが、見て回ると意外と興味深い発見があるかもしれません。
空港内や空港周辺のホテル滞在
乗り継ぎまで長時間待機する場合は、空港内や空港周辺のホテルに滞在するのもおすすめです。
空港直結のWestin Denver International Airportをはじめ、周辺には様々なホテルが点在。
なお、空港内にはホテルへの案内も充実しているので、長時間の乗り継ぎや夜遅い到着の便であっても安心です。
デンバー空港からダウンタウンへのアクセス方法
デンバー空港からダウンタウンまでは、多彩なアクセス手段が整っています。
以下では、代表的な移動手段4つを紹介します。
コミュータートレイン(RTD - A Line)
移動にかかる費用を抑えたい場合は、コミュータートレインを使用しましょう。
デンバー国際空港始発、ダウンタウンのユニオンステーション終点のAラインを利用すると、約37分ほどでデンバー中心部に到着します。
時刻表はWebサイトなどで確認できますが、おおむね15〜30分間隔で運行されているため、利用しやすい交通手段です。
料金も10.5USドル(約1,557円)と比較的安いため、格安かつスムーズに移動したい方にぴったりです。
タクシーやUberなどのライドシェア
タクシーやUberなどのライドシェアを利用して、ダウンタウンに移動することもできます。
空港ターミナル出口付近(5階)にはタクシー乗り場があるので、案内にしたがってタクシーに乗りましょう。
なお、デンバーのタクシー利用料金は一部定額制となっています。
また、Uberをはじめとしたライドシェアも利用できるので、比較的簡単にホテルや目的地へ直接アクセス可能です。
ライドシェアを使用する際は、事前にアプリをダウンロードしておいてくださいね。
シャトルバス
バスを利用してダウンタウンまで行くこともできます。
事前にRTDのモバイルアプリをダウンロードしておき、チケットを購入しましょう。
レンタカーや車で移動
旅行の自由度を高めたいなら、空港内のレンタルサービスを利用するのも手段のひとつです。
レンタカー会社は複数あるため、料金や車種を比較しながら選べます。
コロラド州は自然景観も豊富なので、車で郊外へ足を伸ばすのもおすすめです。
まとめ
アメリカ・コロラド州のデンバーにあるデンバー国際空港は、広大な敷地と独特のアート、豊富な路線が特徴の国際空港。
国内線・国際線を問わず多くの航空会社の便が集まり、ユナイテッド航空をはじめとした航空会社のハブ空港としても重要な役割を担っています。
事前にターミナルやコンコースの構造を確認しておくことで、入国審査や荷物の受け取りもスムーズにできるでしょう。
なお、ラウンジや免税店も充実しているため、出発までの時間を有意義に過ごすこともできます。
空港内のフォトスポットを楽しんだり、おいしい食事を味わったりしながら、デンバー国際空港とコロラドの魅力を満喫してみましょう。
◇経歴
サラリーマン時代のヨーロッパ駐在時に約4年間とその前後数年間
◇資格
電気工学英文翻訳講座終了
◇留学経験
なし
◇海外渡航経験
ベルギー、フランス、ドイツ、オランダ、イギリス、中国にて
新規工場立ち上げ、及び海外安全規格取得など
◇自己紹介
国立高専卒業後、産業機器メーカー在職中にベルギー工場及びフランス工場立ち上げのため、約4年間のヨーロッパ滞在経験があります。
2007年に脱サラし、現在はブロガーやウェブライターとして生計を立てています。
海外顧客との打ち合わせが必要なため、趣味と実益を兼ねて断続的に
オンライン英会話を利用しています。
時間がある時は、リスニングスキル向上のために海外ドラマを
観るように心がけています。