【韓国ハノク（韓屋）カフェ巡りを徹底解説】安国・北村・益善洞の人気店とマナー - ネイティブキャンプ英会話ブログ

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韓国には、最新の流行を意識したおしゃれなカフェが多くありますが、伝統家屋であるハノク（韓屋）をリノベーションしたカフェは韓国ならではで特に女性に人気があります。

ハノクカフェは、単なるカフェではなく韓国の歴史と文化を感じられる空間で、韓国旅行の際にはぜひ立ち寄って欲しいおすすめのスポットです。

今回の記事では、ハノクカフェの魅力、ソウルでハノクカフェが多い主要エリア別おすすめの店舗、また、韓国での飲食マナーまで現地で役立つ情報をお伝えします。

ハノク（韓屋）カフェとは？
- ハノク（韓屋）カフェの定義と歴史
- 現代的なリノベーションの特徴
ハノク（韓屋）カフェの魅力
- 韓国の伝統空間と写真映えの魅力
- 伝統茶からベーカリーまで揃うメニューの魅力
主要エリアとおすすめ店舗
韓国の飲食店で気をつけたいマナー
- 食事中の基本的なマナー
- 注文・席に関するマナーと配慮
まとめ

ハノク（韓屋）カフェとは？

韓国の伝統文化と歴史が息づくハノク（韓屋）カフェは、他国にはない韓国ならではのカフェです。

ここでは、ハノクの定義や歴史、またその特徴について解説します。

ハノク（韓屋）カフェの定義と歴史

ハノク（韓屋）は、韓国の伝統家屋のことで、日本の和風建築の家に相当する家屋です。

ハノクカフェとは、築年数が数十年以上の韓屋を骨組みや瓦屋根など外観の伝統的な要素はそのまま活かしながら、内装をモダンにリノベーションしたカフェのことを指します。

ハノクカフェは、特にソウルの北村や益善洞などの韓国の古い街並みを残す歴史的文化地区で広まり人気になりました。

現代的なリノベーションの特徴

韓屋をリノベーションした店内のインテリアは、木を多用した伝統家屋の雰囲気を保ちながら、現代的な照明や家具を使ったおしゃれなデザインが特徴です。

カフェの外観は、伝統建築の瓦屋根や梁などの構造をデザインとしてそのまま活かしています。

また、リノベーション前の韓屋にあった庭をテラス席にしたり、開放的な中庭（マダン）として活用するなど空間の設計にも工夫がされています。

伝統家屋を活用したハノクですが、提供メニューは、昔ながらの伝統茶や韓国固有のお菓子だけではなくコーヒーやベーカリーなど洋風のメニューまで幅広い種類があります。

ハノク（韓屋）カフェの魅力

ハノクカフェは、単に飲食を楽しむ空間ではなく、韓国の歴史や文化を体感できる特別な機会を提供しています。

ここでは、旅行者が感じるハノクならではの魅力について解説します。

韓国の伝統空間と写真映えの魅力

韓屋の瓦屋根や木の梁、柱が持つ落ち着いた雰囲気は、ハノクカフェに来る旅行者に安心感と趣、そして温もりを感じさせてくれます。

特に、リノベーション前のマダン（中庭）による開放的な空間や、自然光の取り入れ方によって、写真映えするスポットとしての魅力を最大限に引き出しています。

伝統的な空間でありながらも、おしゃれでスタイリッシュなインテリアの写真が撮れるため、SNSの映え写真の撮影にも人気があります。

また、床に座る伝統的なオンドル形式の席も多く、カフェにいながら韓国の文化的な体験も楽しむことができます。

伝統茶からベーカリーまで揃うメニューの魅力

伝統茶や韓国固有のスイーツである薬菓（ヤックワ）などは、韓国の伝統文化に触れたい旅行者におすすめのメニューです。

一方、本格的なコーヒーやクロワッサンなどのパンを味わえる店舗も多く、ランチや観光途中のひと休みなど幅広い目的で利用できます。

ハノクカフェの魅力は、伝統的な空間でモダンなドリンクや食事を楽しむというギャップにあります。

また、メニューの種類が豊富なため、伝統的なお茶や食べ物が苦手な人がいても一緒に楽しむことができる点もハノクカフェの魅力です。

主要エリアとおすすめ店舗

ハノクカフェは主に、ソウルの安国、北村、益善洞にあります。

ここでは、各エリアの特徴やアクセス方法とぜひ訪れたい定番のおすすめ店舗をご紹介します。

安国エリア

安国（アングク）エリアは、地下鉄3号線安国駅が最寄り駅で、景福宮のすぐ東、仁寺洞の北に位置します。

このエリアは、古くからの伝統家屋と現代的な建物が混在するおしゃれな雰囲気が特徴です。

また、北村韓屋村へ向かう起点になるエリアです。景福宮や仁寺洞は、誰もが一度は訪れる定番の観光スポットであるため、そのついでに立ち寄りやすいエリアです。

安国エリアは、益善洞と違い路地裏の密集感はなく、大通りに面した比較的規模の大きい店舗が多いのが特徴です。

安国エリアのおすすめ店舗は以下の通りです。

●Cafe Onion 安国店
韓屋の雰囲気を活かし、広い中庭やお座敷席もあるベーカリーメニューが充実したカフェです。写真映えする空間で、平日休日問わず行列ができる人気店です。

●Layered 安国店
スコーンやケーキが人気のこじんまりしたおしゃれなカフェです。伝統家屋を活用したお店ですが、店内は西洋的なインテリアが特徴的で写真映えするカフェです。

店内のイートインスペースが限られているため、テイクアウトも念頭におき、行くことをおすすめします。

北村エリア

北村（プクチョン）エリアは、地下鉄安国駅から徒歩で坂道を上ります。景福宮と昌徳宮の間に位置する伝統文化エリアです。

北村エリアは、伝統家屋が密集する住宅街のため、住人に迷惑をかけないよう配慮が必要です。

このエリアのカフェは、景色や雰囲気を重視した静かで趣のあるカフェが多いです。

このエリアは、歴史的文化財としての色が濃く、伝統茶専門店など、韓国固有の文化を深く体験できる店舗が多いのが特徴です。

北村エリアのおすすめ店舗は以下の通りです。

●チャマシヌントゥル
三清洞（サムチョンドン）の丘の上にあり、韓屋一軒をそのまま活用した伝統茶カフェで、中庭が美しい伝統茶専門店です。

伝統茶や韓国スイーツを静かに楽しめます。静かな雰囲気でゆっくり癒しの時間を持ちたい人におすすめです。

●イチェカフェ
築100年の平屋の韓屋をリフォームしたコーヒーの専門店です。

伝統的な韓屋とモダンなインテリアが融合した評価の高いカフェです。瓦屋根や中庭を眺めることができる席やオンドルのある部屋で韓国文化を体験することもできます。

益善洞

益善洞（イクソンドン）は、地下鉄5号線の鍾路3街駅が最寄り駅です。アクセスが良いエリアで、安国からも徒歩圏内です。

益善洞は、狭い路地裏に韓屋が集まって建ち並び、リノベーションされたおしゃれなカフェやレストランが数多くあります。

また、店舗の入れ替わりが比較的早いです。安国や北村に比べ、レトロでカジュアルな雰囲気があり、SNSでの写真映えを意識したインテリアの店舗が一番多いです。

益善洞のおすすめ店舗は以下の通りです。

●清秀堂
清水堂（チョンスダン）は、300坪にもなる広大な庭園と6つの韓屋を合わせた超大型韓屋カフェです。

都心の中でも、森の静けさや広々とした空間を感じることができます。韓国の伝統スイーツの薬菓をはじめ、さまざまな洋風デザートを提供しています。

人気店で行列ができることが多いため、時間帯を見て行くことをおすすめします。

●ソウルコーヒー益善店
益善洞韓屋村に初期からある人気店で、おしゃれで現代的な雰囲気のカフェです。

席の選択肢が多くあり、テーブル席、ベンチ、おこもり感のある席など、店内のどこで写真を撮っても映えます。

メニューには、餡バター食パンやチーズ食パンなどユニークなメニューがあります。

釜山

釜山のハノクカフェは、ソウルのように特定のエリアに集中しているのではなく、伝統的な街並みの周辺に点在しています。

釜山は歴史的文化財の周辺や、観光地周辺に韓屋をリノベーションしたカフェがあります。

釜山は、海沿いの街であるため海や自然と伝統建築を組み合わせた景色を楽しめる店舗が多いです。

また、ソウルのようにカフェが密集していないため、混みあうことが比較的少なく、落ち着いた雰囲気を楽しめます。

釜山のおすすめ店舗は以下の通りです。

●ha:nok
機張に位置する韓屋カフェで、現代的な韓屋です。敷地内には池があり、暖かい季節にはテラス席から鯉を眺めることができます。

夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気になります。人気メニューは、黒胡麻ラテや韓国の伝統菓子の餅焼きです。

●水月鏡花
海雲台（ヘウンデ）区松亭洞（ソンジョンドン）に店舗がある、幻想的な空間が特徴のカフェです。

オーシャンビューの韓屋という珍しい立地が人気で、海辺を走る列車の景色も楽しめます。

おすすめのメニューは、世界ティーフードコンテストで受賞したオリジナルブレンドティーやヒュージョンデザートです。

韓国の飲食店で気をつけたいマナー

ハノクカフェをはじめ、韓国の飲食店では、日本とは文化的なマナーが異なります。

旅行者として快適な飲食体験と心地よい時間を過ごすために、韓国の基本的な食事マナーと配慮すべき点について解説します。

食事中の基本的なマナー

韓国では、ご飯や汁物の器は、テーブルに置いたまま食事をするのが基本で、日本のように持ち上げて食べるのはマナー違反です。

ご飯と汁物は主にスプーンを使い、おかずは箸で食べるのが基本です。両方を同時に使うのは避けるようにします。

また、食事中に大きな音を立てるのはマナー違反とされ、目上の人が食事を始めるまで待つ習慣があります。

食後のお勘定は、レジで行うのが一般的で、割り勘文化は基本的にはありませんが、若い人の間ではすることもあります。

注文・席に関するマナーと配慮

ハノクカフェでは、窓際やテラス席が人気ですが、混雑時は長居せず、他の利用者への配慮が求められます。

また、特に住宅街にある店舗では静かにするなど住民への配慮も大事です。

目上の人との飲食では、敬意を示す作法として、お酒を飲む際に顔を横に向けたり、グラスの受け渡しに両手を使ったりします。

注文は、カフェでは呼び出しベルよりレジで注文する方法が多いです。

まとめ

ハノクカフェは、韓国の伝統とモダンが融合した、韓国ならではのおすすめスポットです。

エリアごとに特色のあるハノクカフェを巡り、伝統文化を肌で感じてみてください。

また、現地のマナーを守り、より快適で充実した韓国でのハノクカフェを楽しんでください。

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