【台湾のランタン祭り】開催時期・アクセス方法・参加方法など徹底解説!

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「SNSで見た無数のランタンが夜空を舞う光景、一生に一度は体験してみたい!」
「でも実際の参加方法や混雑する会場への行き方がよくわからない...」

そんな疑問を解消できるよう、台湾の平渓天燈節について詳しくご紹介します。

この記事では、開催時期やアクセス方法、事前予約の流れから当日の注意点まで、初めて参加する方でも安心して楽しめる情報をまとめました。

台湾でのランタン祭り参加を計画している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

台湾には「2大ランタン祭り」がある

台湾では毎年、空に浮かぶランタンが幻想的な光景を作り出す祭りが開催されています。

実は台湾のランタン祭りには2つの大きなイベントがあり、それぞれ異なる魅力を持っているんです。

どちらも素敵なお祭りですが、体験内容や雰囲気はまったく違います。

まずはこの2つのランタン祭りについて見ていきましょう。

平渓天燈節とは

平渓天燈節(へいけいてんとうせつ)は、願い事を書いたランタンを夜空に飛ばす参加型のお祭り

毎年旧正月の元宵節に台北郊外の平渓・十分エリアで開催され、数千個のランタンが一斉に舞い上がる光景は息をのむ美しさです。

もともと敵の襲撃が終わったことを知らせる合図として使われていたランタン(天燈)が、今では願いを込めて飛ばす文化として親しまれています。

SNSで話題の「空一面のランタン」の中に、自分で書いたランタンも混ざっているなんて感動的ですよね。

その光景は、夜空に浮かぶオレンジ色の光がまるで映画のワンシーンのようです。

台湾ランタンフェスティバルとは

台湾ランタンフェスティバルは、巨大な灯籠や芸術的なランタンを鑑賞する展示型のイベントです。

毎年開催地が変わり、2026年は嘉義での開催予定。

会場には干支をモチーフにした高さ十数メートルのメインランタンや、色とりどりの装飾ランタンが並び、光の祭典が繰り広げられます。

自分でランタンを飛ばすのではなく、プロが作った美しいランタンアートを見て回るスタイルです。

台湾政府が主催する大規模なイベントで、音楽やパフォーマンスも楽しめます。

どちらも魅力的ですが、本記事では「願いを込めて空にランタンを飛ばす」平渓天燈節について詳しく紹介していきます。

「平渓天燈節」と「台湾ランタンフェスティバル」の主な違い

平渓天燈節と台湾ランタンフェスティバルは、名前は似ていますが実はまったく違うイベントです。

ここでは2つの祭りの違いを分かりやすく解説していきます。

開催時期と場所

平渓天燈節は毎年2〜3月の元宵節(旧暦1月15日)に合わせて開催されるため、日程は年によって変わります

場所は台北から電車で1時間ほどの新北市平渓区(平渓・十分エリア)で固定。アクセスのしやすさが魅力です。

一方、台湾ランタンフェスティバルは毎年開催地が変わるのが特徴で、2026年は嘉義での開催が予定されています。

こちらは2週間程度と期間が長めに設定されているため、予定も組みやすいでしょう。

体験できる内容

平渓天燈節は、願い事を書いたランタンを自分の手で空に放つ参加型の体験ができます。

数千個のランタンが一斉に夜空を舞う光景は圧巻で、SNSで話題のあの感動的な映像はまさにこの瞬間。思い出に残る体験になるでしょう。

対して台湾ランタンフェスティバルは、職人が作った巨大な灯籠のライトアップショーがメインです。

その年の干支をモチーフにした高さ10メートル以上の作品もあり、見応えは十分。こちらは「飛ばす」のではなく「見て楽しむ」スタイルですね。

混雑状況とアクセスのしやすさ

平渓天燈節は当日数万人が訪れるため、駅から会場まで歩くだけでも時間がかかります。

電車は単線のローカル線で1時間に1本程度のため、ホームに入るまで長時間待つことも。イベント当日はシャトルバスの利用がスムーズでおすすめです。

台湾ランタンフェスティバルは開催地が毎年変わるものの、会場が広く期間も長いため、比較的ゆったりと鑑賞できます。

予約不要で気軽に足を運べるのも嬉しいポイントですね。

平渓天燈節の開催時期

平渓天燈節は毎年決まった時期に開催される特別なイベントです。

ここでは2026年の日程と、なぜこの時期に行われるのか、そして祭り以外でもランタンを飛ばせる方法についてご紹介します。

2026年の開催日

平渓天燈節は2026年2月27日(金)と3月3日(火)の2回開催される予定です。

旧暦1月15日の「元宵節」に合わせて行われるため、2026年は旧正月が2月17日と遅く、元宵節も3月3日となります。

夕方から夜にかけて、数千個ものランタンが一斉に夜空へ舞い上がる幻想的な光景。

平日開催ですが、この景色を見るために世界中から観光客が訪れます。旅行を計画する際は、この日程を中心に組み立てるとよいでしょう。

元宵節(旧暦1月15日)に開催される理由

平渓天燈節が元宵節に開催されるのは、古くからの伝統によるものです。元宵節は旧正月から15日目にあたり、春節期間を締めくくる大切な日

もともとランタンを飛ばす習慣は、山間部の村で「無事です」と知らせる合図から始まったとされています。

やがて「願いを天に届ける」意味を持つようになり、家族の健康や幸せを祈る行事へと発展しました。

元宵節は満月の夜でもあるため、明かりを灯して新年の幸運を願うのにぴったりなのです。こうした文化が今日の美しい祭りへと受け継がれています。

祭り以外の日に体験する方法

「祭りの日程に合わせられない」という方も心配いりません。十分老街では一年を通じてランタン飛ばしを体験できます。

十分老街は平渓線沿いにある小さな町で、線路沿いにはたくさんのランタン屋さんが並ぶスポット。

ここでは好きな日にランタンを購入し、願い事を書いて空へ飛ばせます。価格は色の数によって変わりますが、200〜250元ほどです。

祭りのような一斉放灯の迫力はありませんが、自分たちのペースでゆっくり楽しめるメリットもあります。

混雑を避けて落ち着いた雰囲気で体験したい方におすすめです。

平渓天燈節の開催場所・行き方

平渓天燈節の会場は台北市内から少し離れた山間部にあるため、初めて訪れる方は移動方法が気になりますよね。

イベント当日は電車が混雑してしまうため、MRT動物園駅などから運行される「イベント専用シャトルバス」の利用がおすすめ。

会場の詳細や具体的なアクセス方法、スムーズに移動するコツを見ていきましょう。

会場は平渓・十分エリア

平渓天燈節の会場は、台北から東へ30kmほど離れた新北市平渓区にあります。

2026年は「平渓国中」と「十分広場」の2箇所で開催予定で、特に元宵節当日の十分広場は最大規模です。

十分は「天燈の里」として知られ、線路沿いに続く十分老街には食堂やお土産屋さんが並んでいます。

祭り前後の散策も楽しめるので、時間に余裕を持って訪れるといいでしょう。

イベント専用シャトルバスでのアクセス方法

イベント当日は「天燈専車」という専用シャトルバスが運行されます。

MRT動物園駅、石碇、瑞芳の3つから会場まで、午前9時から夜23時まで運行しており、ピーク時は5〜10分間隔で出発。

待ち時間も比較的短く済みます。

乗り場では「座り席」と「立ち席」に分かれて並ぶ仕組みです。待てば座席に座って行けますが、立ち席なら早く乗車できるでしょう。

ちなみに、所要時間は30〜50分、料金は片道50元ほどで現金かICカードが使えます。予約不要で当日乗り場へ向かえばOKです。

電車でのアクセス方法

台湾鉄道で会場へ向かうことも可能です。台北駅から平渓線に乗り換えて十分駅まで向かうルートで、所要時間は1時間半ほど

ただし、普段なら風情ある鉄道旅を楽しめますが、イベント当日は要注意。

座席指定ができないため立ちっぱなしになる可能性が高く、車内は参加者で大混雑します。

帰りも同様に混み合うため、体力的な負担は覚悟が必要です。確実で快適な移動なら、やはり専用シャトルバスをおすすめします。

平渓天燈節への参加方法

平渓天燈節への参加は、当日先着順の無料参加と有料ツアーによる事前予約の2つの方法があります。

ランタンの購入方法や願い事の書き方、おすすめの到着時間など、初めての方でもスムーズに楽しめる流れを順番に見ていきましょう。

当日参加(無料・先着順)

当日参加(無料・先着順)は、個人旅行で最も一般的な参加方法です。

当日の朝10時頃から会場で整理券が配布され、それを受け取ればランタンを飛ばすことができます。

参加費は無料ですが、先着順のため整理券がなくなり次第終了。

整理券を手に入れたい場合は、早朝から会場で待機する覚悟が必要です。

過去には朝6〜7時頃から並び始める人も多かったようです。

時間に余裕があり、現地の雰囲気をたっぷり味わいたい方や、旅のスケジュールを柔軟に調整できる方におすすめですね。

事前予約(有料ツアー利用)

確実に参加したい方には、旅行会社が販売する「参加権付きツアー」がおすすめです。

専用バスでの送迎、ランタン放灯の確約枠、現地スタッフのサポートがすべてセットになっています。

個人手配より費用はかかりますが、当日券を求めて長時間並ぶ必要がなく、言葉の不安もありません。

ただし予約枠には限りがあり、完売後のキャンセル待ちには対応していないことが多いです。

初めての参加で「絶対にランタンを飛ばしたい」という方は、早めの予約をおすすめします。

ランタンの購入方法

平渓天燈節のメイン会場で一斉放灯に参加する場合、ランタンは予約時の代金に含まれているため別途購入は不要です。

当日は会場で配布されるランタンと筆記用具を受け取る流れになります。

イベント以外の日に十分老街で体験するなら、現地のお店で直接購入します。価格は1個200〜250元ほど。

ランタンは色によって願い事の意味が変わり、赤は健康・平安、黄色は金運、青は仕事運、ピンクは恋愛運といった具合です。

迷ったら4つの願いを一度に込められる「4色ランタン」を選ぶと良いでしょう。お店のスタッフが飛ばし方も教えてくれるので安心ですね。

願い事の書き方

ランタンの4面それぞれに、叶えたい願い事や大切な人への想いを書いていきます。中国語でも日本語でも英語でも構いません。

伝統的には家族の健康や商売繁盛、学業成就などを書く人が多いですが、恋愛成就や旅の思い出、感謝の言葉を綴る方もたくさんいます。

書き終わったら、ランタンの底に火をつけて熱気で膨らませ、ふわりと夜空へ飛ばしましょう。

願いを込めたランタンが空に浮かぶ瞬間は、きっと忘れられない体験になるはずです。

到着時間と観賞場所

平渓天燈節のメイン会場での一斉放灯は、18時頃からスタート

良い観賞スポットを確保したいなら、16〜17時頃には会場入りしておくのが鉄則です。18時到着では良い場所はもう埋まっています。

撮影に関しては、会場中央も迫力がありますが、少し離れた高台から全体を見渡すのもおすすめです。ランタンの群舞を美しく捉えられるでしょう。

イベント以外の日に十分老街で体験する場合は、日没後の18〜19時半頃がおすすめ。

20時を過ぎるとお店が閉まり始めるため、早めの行動を心がけましょう。

平渓天燈節に参加する際の注意点

ランタン祭りを存分に楽しむには、事前の準備と現地での心構えが欠かせません。

会場は山間部にあるため服装や持ち物に配慮が必要ですし、数万人が集まる混雑の中でも安全に過ごせるよう対策を知っておきたいところ。

また近年は環境保護の取り組みも進んでいるので、参加者として知っておくべきマナーも一緒に見ていきましょう。

服装と持ち物

動きやすい服装とスニーカーが基本です。会場のある平渓・十分エリアは山間部で、2月の気温は15〜20度と日本の春先くらい。

日中は暖かくても夜はぐっと冷え込むため、薄手のダウンやウインドブレーカーなど脱ぎ着しやすい上着を用意しておきましょう。

持ち物はモバイルバッテリー、懐中電灯、ウェットティッシュがあると便利です。

この地域は雨が降りやすく、人混みの中で傘を差すのは危険なため、レインコートは必須アイテム

雨の中でも手が空いて、撮影やランタンへの書き込みもスムーズにできるでしょう。

混雑と安全対策

会場には数万人が集まるため、迷子対策と貴重品管理が欠かせません。

友人やパートナーとはぐれた時のために、事前に待ち合わせ場所を決めておくと安心です。

混雑時はスマートフォンの電波が繋がりにくくなることもあるため、注意しましょう。

貴重品は肌身離さず持ち歩き、リュックは前に抱えるようにしましょう。

また、火を使うイベントのため、ランタンが落ちてくることもあります。周囲を確認しながら移動することが大切です。

落下したランタンの油やススで服が汚れるため、お気に入りの白い服や高価な服は避けたほうが無難

髪の長い方は帽子やフード付きの上着で火の粉から守りましょう。

環境保護への取り組み

平渓天燈節では環境に配慮した取り組みが進められています。

使用されるランタンの素材は、燃え尽きた後に土に還る竹や紙など自然由来のものが中心。

最近ではゴミが出ない完全燃焼型のエコランタンの試験導入も始まっており、伝統と環境保護の両立が図られています。

イベント終了後には主催者とボランティアによる清掃活動も実施。

参加者も、ゴミは必ず持ち帰る、指定エリア以外でランタンを飛ばさないといったマナーを守ることが求められます。

感動的な体験を未来へ繋げていくためにも、みんなで協力していきたいですね。

まとめ

この記事では、台湾の平渓天燈節について、開催時期やアクセス方法、参加方法まで詳しく解説してきました。

願いを込めたランタンが夜空を彩るこの感動的なイベントは、2026年は2月27日(金)と3月3日(火)の元宵節に開催されます。

会場は台北から1時間ほどの平渓・十分エリアで、無料参加なら早朝から並んで整理券を取得する必要がありますが、有料ツアーを利用すれば予約で確実に体験できるでしょう。

当日は混雑が予想されるため、動きやすい服装と防寒着、レインコートを準備し、16〜17時頃には会場入りしておくと安心です。

もし祭りの日程が合わない場合でも、十分老街では一年中ランタン飛ばしを楽しめます。

この記事を参考に、ぜひ幻想的なランタン祭りの光景を現地で体感してみてくださいね!

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