台湾・基隆(キールン)はどんな街?アクセス・観光スポットなど【徹底解説】

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台湾北部に位置する基隆(キールン)をご存じですか?

基隆は台北から1時間弱で行ける港町。台北の華やかな雰囲気とは異なり、昔ながらのレトロな街並みや活気あふれる夜市、美しい海岸線が楽しめる場所です。

この記事では、基隆の基本情報やおすすめの観光スポット、名物グルメなどをご紹介します。

台湾旅行をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

基隆(キールン)はどんな街?基本情報を解説

基隆は台湾北部に位置する港町。三方を山に囲まれ、深い入り江を有するのが特徴です。

昔から商業港・軍港・漁港として使われており、現在でも台湾第2位の貨物取扱量を誇る台湾の主要な貿易港・物流港です。

まずは基隆の基本情報をご紹介します。

項目 内容
面積 約132km2
人口 約36万人(2025年11月現在)
行政区 中正区、信義区など7つの行政区からなる
気候 年間を通して雨が多い
(「雨の街、Rainy Port」とも呼ばれる)
日本からの直行便 なし
地球一周船旅クルーズには、基隆が寄港地に含まれているものもあり。

基隆は、日本統治時代に大型船舶が停泊可能な近代湾港として整備されました。軍港として利用され、太平洋戦争ではその重要性から米軍の攻撃も受けています。

台北市の外港として発展するかたわら、海×山が織りなす自然を満喫できる場所として、近年は観光地としても人気です。

基隆観光のベストシーズン

基隆は「雨の街」「雨港」と呼ばれており、台湾のなかでも雨が多い町です。

特に夏は台風が来ることがあるため、できるだけ雨日を避けたいのであれば、春と秋がおすすめです。

3月~5月の春と、10月~11月の秋は比較的天気が安定しており、気温も温暖なので観光におすすめです。

とはいえ、旅行する際は傘や雨具を用意しておくのが無難です。

台北から基隆(キールン)へのアクセス

台北からは、鉄道、バス、車でアクセスできます。どの移動手段でも1時間弱で着くため、台北からの日帰り観光にもおすすめです。

手軽でリーズナブルなのは鉄道とバスです。なかでも、到着時間が予想しやすい電車は、安全かつ確実です。

台湾鉄道を利用する場合

台湾鉄道には、区間車(普通車)と、自強号(特急)の2種類があります。

区間車は予約はできないものの、運行本数が多いのが特徴。自強号は予約はできますが運行本数が少なめです。

台北-基隆間であれば、運行本数が多い区間車がおすすめ。10~20分間隔で運行しています。

区間車も自強号も、台北―基隆の所要時間は1時間弱です。区間車は片道料金41元、運行間隔は10~20分、自強号は片道料金62元~で、1日約6本の運行です。

高速バスを利用する場合

台北から基隆へは高速バスでアクセス可能です。高速バスなら基隆までノンストップ。運行本数も多いため便利です。

いくつか路線がありますが、おすすめは國光客運・1813です。

台北駅直結のバスターミナル(国光客運台北車站)から乗車できます。所要時間は約40~60分、料金は60元前後です。

タクシー/レンタカーを利用する場合

タクシーやレンタカーなら、渋滞状況にもよりますが、所要時間は約30~40分です。

タクシーなら、一日チャータープランを利用すると効率的に観光できます。日本語が話せるドライバーをお願いできる場合もあるので、調べてみましょう。

基隆の主な観光スポット

それでは、基隆の主な観光スポットをご紹介します。今回は、

港町・海辺の街並みが楽しめる場所 歴史・文化に触れられる場所 ローカルグルメが味わえる場所

の3つの観点からご紹介します。

港町・海辺の街並みが楽しめる場所

基隆は台湾第2位の規模を誇る港町です。港町ならではの風情が楽しめる場所を3つご紹介します。

基隆港&基隆海洋広場

基隆駅を出るとすぐ目の前に広がるのが基隆港。大型クルーズ船や貨物船など多くの船が出入りします。

港をぐるりと囲むように連なる山々と、ふもとに立ち並ぶ建物群は、どこか懐かしい港町の風景です。

港周辺には遊歩道が整備されているので、潮の香りを感じながら散策してみてください。

ゆっくりと旋回する大型船、船のエンジンの音、夕暮れの水面の色など、港町の空気を肌で感じることができるでしょう。

基隆港に隣接する多目的広場(基隆海洋広場)にはベンチなどが設置されているので、座って港を眺めてみても良いですね。

和平島公園

基隆市の東北部に位置する和平島公園は、自然スポット。長い年月をかけて海風と波によって浸食された奇石を見ることができます。

海岸線を歩いてみましょう。キノコの形になった岩や「豆腐岩」と呼ばれる四角く割れた岩など、「ここは別世界?」と錯覚してしまうほどの自然のアートを楽しめます。

加えて、和平島公園は歴史的にも重要な場所です。先住民族ケタガラン(バサイ支族)が暮らしていた他、17世紀には西洋人が台湾北部に上陸した際の最初の土地でもあります。

ガイド付きツアーが随時開催されているので、ビジターセンターで予約しましょう。ビジターセンターにはカフェやお土産ショップもあるので、ぜひ覗いてみてください。

項目 内容
住所 基隆市中正区平一路360号
アクセス 基隆駅から101のバスで約20分、
「和平島公園」下車すぐ
営業時間 5月~10月 | 8:00~19:00
11月~4月 | 8:00~18:00
料金 NT$120

正濱漁港彩色街屋

フォトジェニックなスポットをお探しなら、正濱漁港彩色街屋がおすすめです。

小さな漁港、正濱漁港の建物群をパステルカラーやビビッドなカラーで塗り、観光地に変身させました。

台湾なのに、まるでヨーロッパのような雰囲気。漁港の素朴さと建物のポップさは相反しますが、それがまた魅力的です。カフェや小さな飲食店が点在しているので、ぜひ、お茶しながらのんびりまったり過ごしてください。

項目 内容
住所 基隆市中正區正濱路72號
アクセス 基隆駅から101・103などのバスで約10~15分、「正濱路口」下車すぐ

歴史・文化に触れられる場所

基隆は豊かな自然を感じられる場所ですが、歴史や文化に触れられる施設もあります。

国立海洋科技博物館

海に関する情報がぎっしりと詰まっているのが、「国立海洋科技博物館」です。

「海洋科学ホール」「船舶及び海洋工程ホール」「深海展示ホール」など、合計7つの常設展示があり、見て触れて学べる展示がたくさんあります。

楽しみながら海洋科学や海洋生物の生態を学ぶことができるでしょう。

おすすめは、オーシャンシアターです。3D技術を駆使した巨大スクリーン×高性能な映像と音響で、 海の世界を体感できます。

項目 内容
住所 基隆市中正区北寧路369号
アクセス 基隆駅から791・103などのバスで「海科館(碧水巷)」下車すぐ
営業時間 会場ごとに異なるが、基本は9:00~17:00
料金

会場ごとにチケットが必要

・テーマパビリオン:NT$200(子供:NT$140)

・深海展示ホール:NT$200(子供:NT$140)

基隆中正公園と基隆忠烈祠

基隆港の東側の小高い丘にある基隆中正公園は、基隆市民の憩いの場。

公園自体は3層に分かれており、1層目に「基隆忠烈祠」スポーツ施設、2層目に中元節のお祭りを行うための「正祭壇」、頂上となる3層目には、大福寺と高さ約23mの白い観音像が立っています。

観音像の両側に鎮座する2頭の巨大な金獅子も圧巻です。

基隆忠烈祠は、かつては日本統治時代の基隆神社(又は金毘羅神社)として建てられましたが、戦後、国のために命をささげた人を祀る祠へと改築されました。

中国の宮殿建築様式を取り入れた赤いシルエットは、緑の山々とビル群に囲まれたなかでも目立ちます。観光的な派手さはありませんが、基隆の歴史を感じられる静かな場所です。

ローカルグルメが味わえる場所

基隆は港町。だからこそ海鮮グルメがおすすめです。

ここでは、港町基隆だからこそ食べて頂きたいローカルグルメをご紹介します。ぜひ潮の香りと一緒に召し上がれ。

基隆廟口夜市

基隆で何を食べようか迷ったら、ここへ行きましょう。

基隆廟口夜市は、地元の人の信頼も厚いグルメスポット。台湾でも有数の夜市で、海鮮グルメの宝庫です。

全長僅か400mほどですが、その中に200店舗を超える屋台やお店が軒を連ねています。

基隆廟口夜市でぜひ食べて頂きたいグルメを3つご紹介します。

・5番屋台「吳記螃蟹羹」の「螃蟹羹(カニのとろみスープ)」

とろとろのカニのスープには具がたっぷり。カニの旨味が溶け込んでいます。しかもお値段はリーズナブル。油飯(おこわ)と一緒にどうぞ。

・31番屋台「天一香肉羹順」の「魯肉飯(ルーロー飯)」

「台湾で一番美味しい?」ともいわれているのが「天一香肉羹順」の魯肉飯です。トロトロ×しっかりとした味付けの魯肉飯は病みつきになる美味しさ。肉焿(ロウガン)という肉団子のスープと一緒にたべるとさらに美味しさUPです。

・27-2番屋台「呉家鼎邊趖」の「鐤邊銼(麺料理)」

創業100年を超える老舗の屋台で食べられるのは米粉を使った麺料理。魚介の出汁が効いたスープにワンタンの皮のような形の麺が入っています。モチモチとした食感がクセになる一品です。

基隆廟口夜市は基隆駅から徒歩約10分です。黄色い提灯が目印なのですぐ分かります。

「夜市」と名前がついていますが、昼間からやっているお店も多いのが嬉しいポイント。夕方からは行列ができるお店も昼間なら比較的空いているのでおすすめです。

基隆崁仔頂市場

基隆駅から徒歩10分弱。深夜から明け方にかけて開かれる活気ある魚市場が「基隆崁仔頂市場」です。

漁港から運ばれたばかりの新鮮な魚介がずらりと並ぶ市場には、鮮魚店やレストランの食材担当者が仕入れに来ます。

観光客向けというより、地元の人向けなので、「本当の基隆」に触れたい方にはおすすめの場所です。

新鮮な魚をさばいてお刺身にしてくれる「朱添鮮魚号」や、さつま揚げの屋台などはぜひ訪れて頂きたいお店。

早朝4時頃~7時ごろまでが特に賑わう時間帯なので、その時間帯に基隆に滞在しているのであれば、ぜひ行ってみましょう。

まとめ

台湾北部に位置する港町、基隆。美しい海岸線や、どこか懐かしい港町の風景、そして新鮮で美味しい魚介類が楽しめる観光スポットです。

しかも、台北からのアクセスも◎。電車やバスで気軽に行けるので、台北からの日帰り旅行にもピッタリです。

潮の香りと海鮮グルメを楽しみたいなら、ぜひ台湾旅行のプランに加えてみてください!

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