【スイス】ラウターブルンネン観光ガイド!交通パス・観光地・ホテルまで解説!

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アルプスの自然に囲まれたラウターブルンネンは山岳リゾート地として密かな人気を集めています。

日本人があまり訪れないため、他の人とは違った旅行体験が実現できるかもしれません。

ここでは、スイスのラウターブルンネンへのアクセスや周辺の観光地、現地のホテルなどについて解説していきます。

スイスのラウターブルンネンはどんな街?

スイスのユングフラウ地方にある観光地で、スイスのメイン駅のひとつであるチューリッヒ中央駅から約2時間半の距離に位置します。

アルプスの雪山や岩壁に落ちる滝などの景色がまるで物語の世界を描いているかのような美しい場所です。

実際にはアニメ『アルプスの少女ハイジ』や『指輪物語』などのモデルにも選ばれた場所として知られています。

ラウターブルンネンには72もの滝や小川があります。偉人たちが感嘆したシュタウプバッハの滝をはじめ、スイスを代表する名瀑が集中している場所です。

人気の時期は6月から8月の間がハイキングのベストシーズンであるため、ほとんどの山道の通行が解禁されています。

春は花が咲き誇り、秋には紅葉が楽しめるなど、訪れる時期に応じて年中観光が楽しめます。

ラウターブルンネンを訪れる際に便利な交通パス

ラウターブルンネンへの観光では鉄道の利用が必須になります。

スイスでは国の環境政策の関係で交通パスが充実しているのが特徴です。ここでは鉄道利用時に便利な交通パスについて紹介します。

ユングフラウパス

ラウターブルンネン周辺の登山鉄道やロープウェイなどが乗り放題になる交通パスです。

値段は210フラン(3日間券)からと一番安いですが、シルトホルンやユングフラウヨッホなどの一部区間では追加料金が発生します。

ベルナーオーバーラントパス

こちらは先ほどのユングフラウパスとほぼ同様ですが、シルトホルンへ向かう区間も無料で利用できます。

価格は240フラン(3日間券)とユングフラウパスに比べてやや割高になります。

アンリミテッド・ユングフラウ・サマー・パス

価格は549フランと高額ですがシルトホルンやユングフラウヨッホも含めて利用できます。

ただし、4月の上旬から11月末までの期間限定販売です。

また、5月から8月の間はユングフラウヨッホの鉄道が座席指定制になるため、その分追加料金が必要になります。

ラウターブルンネンの観光地・見どころ

ラウターブルンネンはU字谷と呼ばれる独特の地形で、氷河が長い年月をかけて谷を削り取って形成されました。

名瀑の地として知られており、約70もの滝が存在しています。

ハイキングコースを示している看板が設置されていて、所要時間に合わせて様々なルートが用意されているため、初心者でも安心してハイキングを楽しむことができます。

ここでは、ラウターブルンネンの観光地や見どころについて紹介していきます。

ミューレンバッハ滝

スイスを代表する名瀑の一つで、高低差417mもあるスイスで一番落差がある滝として知られています。

特に春は大量の雪解け水、そして夏は雷雨における大量の雨水が勢いよく落ちるためその姿は迫力満点です。

シルトホルン展望台に向かうロープウェイに乗るとその滝を間近で通り過ぎますので、立ち寄る際はこの迫力ある瞬間を収めるチャンスがあります。

トリュンメルバッハ滝

ラウターブルンネンにある滝のひとつで、岩山の内部にはエレベーターが設置されており、滝の上部まで行くことが可能です。

そして階段を降りながら、滝の内部が観察でき、迫力ある姿を間近で楽しむことが可能です。

こちらの滝はラウターブルンネン駅からバスで約10分で訪れることができます。

最寄りのバス停『トリュンメルバッハフェーレ』で降りたら、すぐに滝の入り口が見えます。

入場料は大人14フラン(約2,700円)と有料です。

シュタウプバッハ滝

シュタウプバッハ滝は高さ300mを誇る滝で、有名な詩人・ゲーテが感銘を受けた滝として有名です。

「シュタウプ」とは、ほこりや塵といった意味を持っており、これは300mから流れてくる水が落ちてくる頃にはちょうど細かい水しぶきになっていることから由来しています。

ラウターブルンネン駅から1kmほどの場所にあり、徒歩約15分で到着が可能です。

ラウターブルンネンでおすすめのレストラン4選

豊かな自然に恵まれているスイスはチーズをはじめとした酪農製品が多く、それらにちなんだ郷土料理が多いことが特徴です。

ここでは、ラウターブルンネンのおすすめレストランを紹介していきます。

レストラン・シュッツェン

ホテル・シュッツェン・ラウターブルンネンに併設されたレストランで、ラウターブルンネン駅から徒歩5分ほどの場所に位置しています。

建物の後ろ側にはシュタウプバッハ滝があるのが特徴で、建物を撮影する際は滝とツーショットを収めることができます。

フォンデュやロスティといったスイスの郷土料理を提供しているのが特徴であるほか、レストランのテラス席からはもちろん、シュタウプバッハ滝を一望することが可能です。

ホテル・オーバーランド・レストラン

ホテル・オーバーランドはラウターブルンネン駅から400mの距離にあり、レストランはホテルの1階で営業が行われています。

チーズフォンデュやロスティなどが人気メニューであるほか、ベジタリアンにも対応したヴィーガンメニューも揃っています。

ピッズ・グロリア

標高2,970mのシルトホルン展望台にあるレストランで、50分でお店が1回転する仕組みになっています。

そこではアイガー・メンヒ・ユングフラウヨッホの三山を展望する絶景ポイントを楽しみながら食事をすることができます。

また、ここはジェームズ・ボンドが主人公の映画『女王陛下の007』の撮影地としても有名な場所です。

そのため、「ジェームズ・ボンド」や「007バーガー」といった映画にちなんだ名前のメニューが用意されています。

シルトホルン展望台を利用する予定の場合、交通パスの事前購入がおすすめです。

ユングフラウパスの場合通常の25%割引でケーブルカーの乗車が可能になります。

一方、ベルナーオーバーラントパスを購入した場合は無料で利用が可能です。

注意するべき点として、4月の中旬〜下旬、11月中旬~12月上旬の間はケーブルカーのメンテナンスのため休業している場合がありますので、訪れる前に確認しましょう。

ラウターブルンネンでおすすめのホテル2選

ラウターブルンネン駅周辺は鉄道やロープウェイなどの公共交通機関が発達しており、観光の拠点としてぴったりな場所です。

ここではラウターブルンネンの宿泊地について紹介していきます。

ホテル・シュタウプバッハ

ラウターブルンネン駅から600mほどの距離にある100年以上の歴史を誇る家族経営のホテルです。

シュタウプバッハの滝があり敷地内から眺望することができます。

部屋はシンプルな造りが特徴で、周囲の環境を楽しむためにテレビなど音のなるものは設置されていません

Wi-Fiは無料で使用可能ですのでインターネット環境は整っています。

一部の部屋タイプではトイレやシャワーが共用となっている可能性がありますので、予約の際に専用バスルームであるかどうか確認する必要があります。

シルバーホーン

ラウターブルンネン駅を降りてわずか150mの場所にある3つ星ホテルです。

ホテルの近くにはケーブルカーの停車駅もあるため、旅行の拠点に最適な場所です。

こちらのホテルではランドリーサービスなどサービスが充実しています。

ホテルの部屋にはシャワーもしくはバスタブが完備されており、部屋のタイプによっては湯船に浸かって旅の疲れを取ることが可能です。

朝食はビュッフェ形式で、様々なスイス料理や薪窯で焼いたピザが楽しめます

ラウターブルンネンからアクセスしやすい街・村

さらに、ラウターブルンネンを拠点にして足を伸ばせる街や村について紹介していきます。

ミューレン

ミューレンはスイスの中心部のベルナーオーバーラントに位置するエリアの村で、世界自然遺産のユングフラウ三名峰の連山が見渡せる町としてラウターブルンネンとはまた違った自然を楽しむことができます。

ミューレンはヤギや牛などの放牧が盛んに行われているため、特に夏はその光景を見ることが可能です。

ミューレンには初心者でも楽しめるハイキングコースもあり、子どもからシニアまで楽しむことができます

ラウターブルンネンからミューレンに行くには、ロープウェイでグリュッチアルプまで行き、ミューレン行きの山岳鉄道に乗り換えると約20分ほどで到着できます。

ユングフラウヨッホ

ユングフラウヨッホは、『スイスアルプス・ユングフラウ・アレッチ』として世界遺産に登録されています。

ユングフラウ鉄道が通るユングフラウヨッホ駅はヨーロッパの中で標高が高い鉄道駅として有名で、標高3,454mの場所に位置しています。

そこには「トップ・オブ・ヨーロッパ」という複合施設があり、スフィンクス展望台をはじめ、レストランや雪上アトラクションも充実していることから多くの観光客が訪れる場所として知られています。

行き方としては、ラウターブルンネン駅からクライネ・シャイデック駅まで行きます。

一度乗り換えてからユングフラウヨッホ駅まで到着できます。乗り換えも含めて約1時間半はかかるでしょう。

注意すべき点として、ユングフラウヨッホ駅は交通パスが使えない範囲にあるため追加料金がかかります。

また、5月から8月の間は座席予約が必要になるため、座席予約料を含めて89フラン(約17,000円)必要になります。

ラウターブルンネン駅の窓口で購入が可能ですので、訪れる予定があれば事前購入がおすすめです。

まとめ

ラウターブルネンはスイスの空港から約3時間近く離れた場所にある小さな街です。

多くの名瀑や壮大なアルプスの自然、メルヘンティックな建物など、写真に収めておきたい数々の瞬間が溢れています。

訪れる場所によりますが、スイスの公共交通機関パスを購入すると大変お得に旅ができます。

ラウターブルンネンを十分に満喫するには、おおよそ3日の滞在がベストです。具体的に以下のようなモデルプランがおすすめです。

・1日目:ラウターブルンネン周辺のハイキングや名瀑巡り
・2日目:ミューレンの観光および、シルトホルン展望台などを満喫
・3日目:ユングフラウヨッホを観光し、トップ・オブ・ヨーロッパなどの施設を満喫

ラウターブルンネン駅周辺はホテルなどが充実しており、旅の拠点としておすすめです。

アルプスの自然に囲まれたラウターブルンネンでの癒しのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?

nativecamp.net

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かい

◇経歴
学習塾で小学生から高校生までを対象に英語を教えていました。 現在は、英語の学習方法や教育に関する記事を執筆するライターとして活動しております。

◇英語に関する資格
小学校英語指導者資格(J-SHINE)

◇留学経験
大学時代にアメリカでの語学留学を経験。
現地で様々な人とコミュニケーションを取る中で、語学力だけでなく異文化理解の大切さも学び、この経験は私の大きな財産となっています。

◇自己紹介
普段は接客業もしており、外国人のお客様に対応できるよう日々英語力を磨いております。最近はメジャーリーグに夢中で、実況を字幕なしで理解できるよう日々挑戦しています。