ドイツのニンフェンブルク城を解説! 見どころや美人画の秘密【徹底解説】

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ドイツには見応えのある素晴らしいお城がたくさんあります。中でも、絶対に訪れてほしいのは、ニンフェンブルク城です。このお城は、庭園が広大で、外装が美しく、内装も含めバロック様式からロココ様式の素晴らしさを満喫できる上に、鏡の間、美人画ギャラリーなど、他では見られないユニークな名所があります。

今回は、そんなドイツのニンフェンブルク城を、その見所を徹底解説します!

ドイツを代表するニンフェンブルク城の魅力とは

ニンフェンブルク城は、ドイツの南、バイエルン州にある大都市ミュンヘンに位置し、その宮殿と庭園は、なんと東京ドーム50個分の広さに相当します。そして、外観も内観も、そして庭園も魅力的です。ニンフとは、ギリシャ神話に登場する精霊の名前で、精霊のお城という意味があります。1664年にバイエルン王国の夏の離宮として建てられたものです。

「狂王」と呼ばれた第四代バイエルン王、ルードヴィヒ2世が生まれたのはこちらのお城です。彼は、戯曲や音楽を愛し、後にノイシュヴァンシュタイン城やバイロイト祝祭劇場の建設で有名となりました。そのルーツを見ることができます。

外観

ニンフェンブルク城の素晴らしさは、まずは外観に表れています。バロック建築の荘厳さ、豪奢さ、そしてドラマチックな重厚さを余すことなく表現しています。その優美な姿は、飛び立つ前に羽を広げた白鳥の姿に見えます。

この庭園内には、ロココ調の傑作と言われ、「鏡の間」を有するアマリエンブルク城、大浴場のあるバーデンブルク城。

エキゾチックな美しさを持つパゴダの小城、テアティナー教会、円形宮殿のアポロ宮殿、馬車博物館など、豪華で贅沢で優雅な建築物が立っています。

内観

ニンフェンブルク宮殿の中でまず目を奪われるのは、城の中央部にあるシュタイネルネ・ザール祝祭大ホールです。ここでは、きらびやかなシャンデリアに飾られ、天井一面にフレスコ画が描かれており、場内でも最大級の豪華さです。天井画の一部に花の女神と、女神に使える妖精たちが描かれており、この妖精、ニンフが名前の由来と言われることもあります。訪れた際にはぜひ探してみたいものです。

他にも、美人画ギャラリーと言われる、ルートヴィヒ1世によって作られた部屋には、彼が愛したとされる36名の女性の絵画が飾られていて、これも一見の価値ありです。

庭園

庭園は無料で入ることができます。この庭園は、最初はイタリア式庭園として生まれ、その後フランス式庭園に作り替えられ、最終的にはイギリス式へと変化し、現在へと続いています。ニンフェンブルク宮殿の前には大きな池があり、白鳥や多くの鳥が訪れます。

宮殿の白い外壁と相まって、絵画のような景色です。広大な庭園はきれいに手入れがされており、季節の花が咲いており、真ん中には運河が流れています。

宮殿は訪れずとも、この庭園だけを散歩したり、散策したりするだけでも十分に楽しむことが可能です。ベルサイユ宮殿が、この庭園へ影響を与えたという説もあります。両方素晴らしいですよね。

ニンフェンブルク城の見どころを徹底紹介

まずはメインの建物であるニンフェンブルク宮殿の見どころをご紹介します。外観はバロック様式の荘厳さ、重厚さを十分に示している壁の白い、美しく広大な宮殿です。入場は有料ですが、見どころ満載の美しい建物のため、観光客に大人気です。

祝祭大ホール

正面入り口を入り、まっすぐ行くと、祝祭大ホールにつきます。ここは、息をのむような美しいホールです。ヨーロッパのバロック様式の建築物は、フレスコ画と呼ばれる技法が使われ、天井や壁一面に絵が描いてあるものが、かなりの数あります。その美しさ、迫力に、空間全体で圧倒される経験は、なかなか日本では味わえません。

このニンフェンブルク宮殿の祝祭大ホールはまさに圧巻です。三階分の高さが吹き抜けとなっており、そこの天井と壁一面の絵に加え、美しいシャンデリアが光り輝いています。そして華麗なロココ調の装飾が広間全体を彩っています。まさに異国情緒、日本の憧れるヨーロッパの美しさが詰まった場所と言っても過言ではないでしょう。

美人画ギャラリー

ニンフェンブルク城で有名な観光スポットといえば、ルートヴィヒ1世の作った「美人画ギャラリー」です。

今の日本の常識からは考えられませんが、ルートヴィヒ1世は、自分の愛した女性を、貴族から平民まで、総勢36名を画家に描いてもらい、壁一面に並べています。ただし、この絵画の中には、娘の肖像や、ルートヴィヒ2世の母親の肖像画も入っているとのことで、全員が愛人というわけではないのですが、愛人36名の肖像画が飾られている部屋、と言われています。

ルートヴィヒ1世本人を後に退位に追い込むことになるスキャンダルの原因を引き起こした当事者、踊り子ローラ・モーテスの肖像画も、飾られているそうです。どのような気持ちで本人がこのお部屋を楽しんだのかは不明ですが、美しい女性の絵画が一面にならんでいるこの風景は、比類なきエレガントな雰囲気を醸し出していると言えるでしょう。

馬車博物館

ニンフェンブルク城は、建築美に富んだ建物がたくさんありますが、特筆したいのは馬車博物館です。ニンフェンブルク宮殿の南棟に位置し、ヨーロッパの馬や馬車の歴史を見るにはうってつけの博物館です。

入館料がかかりますが、宮殿とセットのものもありますので、お気を付けください。こちらの博物館には、狩猟用そり、子どもが屋内で遊ぶ用のそり、など様々なそりが展示されていることに加え、皇帝が戴冠式で使用した馬車や選帝侯カールテオドールの馬車など、由緒正しい馬車までが展示されています。戴冠式に使用された馬車などは、その豪華さ、細部まで行き届いた装飾を楽しめます。

ニンフェンブルク城には、これ以外にも多くの見どころのある建造物、博物館などがありますが、上記の3点は訪れる価値ありです。

ニンフェンブルク城の美女と野獣と美人画の関係

ディズニー映画で世界的人気を誇る『美女と野獣』の映画と、このニンフェンブルク城には関係があります。ぜひ考察にお付き合いください。

『美女と野獣』

ディズニー映画には、多くの素晴らしいお城が登場します。シンデレラ城、アナと雪の女王の住んでいたアレンデールのお城、眠れる森の美女の茨に囲まれてしまうお城、そして美女と野獣の、野獣のお城。数々の素晴らしいお城を生みだすディズニーですが、これらのモデルとなったお城がある、と公式にコメントはされていません。

ただ、インスピレーションの元となったお城はいくつか想定が可能です。有名なところでは、シンデレラ城は、ドイツのノイシュバンシュタイン城がモデルと言われています。そして、その実写版『美女と野獣』に影響を与えたのは、ニンフェンブルク城という説があります。

鏡の間

世界的大人気になった実写版『美女と野獣』内に登場する寝室は、ここ、ニンフェンブルク宮殿が影響を与えたのではないかと言われています。

その場所は、宮殿ではなくアマリエンブルク城の「鏡の間」です。アマリエンブルク城は、カール7世が妻のために作った狩猟用の城ですが、ピンク色の外壁が特徴的な、美しい城です。特に「鏡の間」は、金色の装飾が施され、万華鏡と言われる圧巻の美しさです。

10面の大判の鏡がお部屋を飾っています。ロココ様式の美しさが満載で、この鏡の間は、ロココ様式の最高傑作の呼び声も高い、美しい部屋です。雰囲気が、美女と野獣のお部屋としてはぴったりですね。

美人画ギャラリー

現時点で映画やアニメに直接の影響は見つけられないのですが、今後に期待したいのが、この美人画ギャラリーです。なぜなら、この美人画ギャラリー自体、他に類を見ない特殊な試みであり、インスピレーションを与える期待が大きいと考えられます。

ヨーロッパのお城には、肖像画が多く保管されており、一般公開しているものも多くありますが、一人の人間が愛し、美人と思える女性が36名も、貴族や平民であるという身分を飛び越えておかれているというのは、歴史的に見てもとてもまれなケースです。

多くのしがらみを越えて、ただ美しい女性だけが描かれており、それが一堂に会し眺めることができる機会などそうありません。貴重な歴史財産として、今後映像の世界で、表舞台に出てくることも十分に考えられるのではないでしょうか。

ニンフェンブルク城への行き方とアクセス方法

最後に、ニンフェンブルク城への行き方をご紹介します。

チケットの入手方法

庭園は無料で散策できますが、建物内に入る際には、有料のチケットが必要です。チケットは、ニンフェンブルク城の公式オンラインサイトで予約購入が可能です。

チケットによって入れる建造物に違いが出てきますので、確認の上、日程、年齢、人数などを記入していきます。オーディブルガイドには日本語もあるため、一緒に借りると安心ですね。

また、ニンフェンブルク城まで行けば、入り口でチケットが売っているので、そこで購入することも可能です。

アクセス方法

車でのアクセスも可能です。お城の東側に駐車場があり、無料でかなりの台数止めることができます。

公共交通機関ならば、ミュンヘン中央駅から、トラムでお城「Schloss Nymphenburg」まで直接乗り換えなしで行くのが一番楽です。トラムの駅からお城の正門までは徒歩8~10分程度かかります。

Uバーンと呼ばれる地下鉄を使うなら、「Rotkreuzplatz」まで行き、そこから同じくトラムで「Schloss Nymphenburg」。

Sバーンと呼ばれる鉄道を使うなら、「Liam」まで行き、そこからバスを使い「ニンフェンブルク城」まで行くことができます。この最寄りのバスSchloss Nymphenburg / Schlosspark 停留所は、降りたらすぐお城の敷地内に着きます。城の正門までは5分程度かかります。

ニンフェンブルク城の庭園も宮殿も広大なため、いずれにしても多く歩くことになりますが、近くに到着したいと思えば、バスでの到着が一番おすすめかもしれません。

周辺施設

ニンフェンブルク城は宮殿以外にも、庭園や博物館などたくさんの観光スポットがあるため、一日を費やすことだって可能です。内部にはレストランもあります。そして、観光客向けに、軽食やお菓子などを販売する屋台、売店が出るときがあります。サンドイッチなどの軽食は、お天気が良ければそのままピクニックもできて、おすすめです!

最寄りのバス停のそばには、バイエルン料理を提供するレストランなどがあります。

そして、ミュンヘン中央駅まで戻ってくれば、ミュンヘンは大都市のため、様々な施設があります。ミュンヘンを楽しむプランに、ぜひニンフェンブルク城を訪れることを、ご検討ください!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ドイツのニンフェンブルク城という、素晴らしい観光地の魅力をお分かりいただけましたでしょうか?外観も素晴らしく、内装も息をのむ美しさで、庭園の広さ、その中に点在する建造物のそれぞれの魅力など、語り切れないものも多くありますが、ぜひ一度、足をお運びいただければと思います。

ドイツの南の大都市ミュンヘンは、多くの魅力的な観光地がありますが、1日を過ごしても後悔の無い素晴らしい宮殿を、ぜひ候補に挙げてみてください!

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maco

◇経歴
国際色豊かな環境で学び、その後ホテル業界、秘書、食品企業など様々な仕事を体験しました。 結婚・出産をきっかけに、英語を教える業界に飛び込み、現在は環境保護などのNPO法人で活動しつつ、親子から高校生、大人まで幅広く英語を教えています。

◇英語に関する資格
英検一級
TOEIC945
IELTS7.5

◇留学経験
ヨーロッパにてアメリカンスクール在学、スコットランドのエジンバラ大学に留学

◇◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
ヨーロッパで10年ほど過ごし、諸国を旅行。最近始めてアメリカにNBA見に行きました!

◇◇自己紹介
高校まで10年間ほどヨーロッパで過ごした帰国子女です!大学ではエジンバラ大学へ留学。現在は子育ての傍ら英語講師となり日々英語の奥深さを痛感しています!