シャンパーニュ地方の観光を徹底解説! ワイナリーツアーや祭りなど魅力満載

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日本では「シャンパン」と呼ばれる高価なスパークリングワイン。数あるスパークリングワインの中で、フランスのシャンパーニュ地方で生産されたものだけが、Champagne(フランス語発音でシャンパーニュ)を名乗ることができます。

この記事では、そんなシャンパーニュ地方の概要や魅力、ワイン好きなら一度は訪れてみたいワイナリーツアーや祭りを紹介します。

シャンパーニュ地方とはどんな場所?

シャンパーニュ地方は、フランスの北東部、パリから東へ140kmのところにあるワインの名産地です。シャンパーニュ地方の緯度は北緯49度前後で、北海道よりも北にあり、一般的にワイン用のブドウの栽培に適しているとされるのが緯度30度から50度なので、まさに北部のワインの生産に適した場所と言えるでしょう。

シャンパーニュ地方はマルヌ県、オーブ県、エーヌ県、オート=マルヌ県、アルデンヌ県の5つの県にまたがる広大な丘陵地帯で、季節による温度変化が比較的少なく、日照時間も長くないため、ブドウが繊細な酸を保ったまま育ちます。かつては海だったこの地は、海洋生物の化石が混ざる石灰質の土壌で、ミネラルも豊富に含んでおり、シャンパンの繊細な味わいを生み出してくれるのです。

シャンパーニュ地方のワインは、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエという3種類のブドウを組み合わせて作られます。「瓶内二次発酵」という製法で、樽やタンクで発酵させたワインを瓶に詰めて再び発酵させることにより、きめ細やかな泡が発生します。そして、瓶の中で熟成させることにより、繊細で香り高い、この土地ならではのシャンパンが出来上がるのです。

また、「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」は、2015年にユネスコ世界遺産に登録されており、メゾンは醸造所、カーヴは地下に広がる貯蔵庫を指しますが、丘陵に広がる美しいブドウ畑と、石造りの醸造所が建ち並ぶクラシカルな街並みは、まるで絵画のよう。

マルヌ県にあるランスは、シャンパーニュ地方の中心となる都市で、ワイナリーだけでなく、ノートルダム大聖堂や、ジャンヌダルク像などの見どころもたくさんあります。

世界最大級のシャンパンメゾン、モエ・エ・シャンドンはランスから南へ約25kmのところに、ヴーヴ・クリコ、ポメリー、テタンジェ、G.H.マムといったその他の歴史ある有名メゾンはランスに位置しており、ワイナリーの見学や試飲が体験できます。

シャンパーニュ地方には美味しいレストランやカフェも多いので、長閑な景色を眺めながら、ワインと料理のペアリングを楽しみましょう。

シャンパーニュ地方のワイナリーツアーで世界最高峰を味わう

シャンパーニュ地方は、パリから電車で約1時間。ワインが好きな方なら、日帰りでも訪れておきたいスポットです。

ワイナリー見学では、シャンパンの基礎的な知識や、製造過程、ワイナリーの歴史を教えてもらうことができ、複数の種類のシャンパンを試飲することができます。そして見学のあとは、併設ショップでのショッピングも欠かせません。日本未発売のボトルや、オリジナルグッズ、購入したボトルに名前を入れてくれるサービスを行っているところもあります。おすすめのワイナリーをいくつか紹介しますので、是非見学に行ってみてください。

モエ・エ・シャンドン(Moët & Chandon)

ランスから南へ下ったエペルネにある世界最大級のシャンパンメゾン。「ドン・ペリニヨン」は最高級シャンパンとして有名ですが、メゾンの名前である「モエ・エ・シャンドン」も日本で人気の高いシャンパンです。

28㎞以上ある地下のカーヴは見どころ満載。通常のワイナリーツアーでは、モエのアンペリアルシリーズを中心に試飲ができます。メゾン併設のブティックでは、ボトルに刻印をしてくれるサービスもあるので、特別なお土産にピッタリです。

ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)

ランスの南西部にある、イエローラベルが特徴ヴーヴ・クリコのメゾン。市内中心部から車で10分程度で行ける場所にあり、周辺には他の高級メゾンもあるので、ワイナリーツアーの目的地としてピッタリです。

歴史のある地下セラーが見学できるだけでなく、ヴーヴ・クリコの生みの親、マダム・クリコの理念や功績を随所で学ぶことができます。ブティックでは、ここでしか手に入らないグラスや、オシャレなグッズのショッピングを楽しむことができます。

ポメリー(Pommery)

ランスの中心部にあるポメリーのメゾンは、ヴーヴ・クリコのメゾンから徒歩で10分程度。まるでお城のような外観で、足を踏み入れるだけで高貴な気分を味わえます。

ワインだけでなく、現代アートの展示も一緒に楽しめるのが特徴。シャンパンを楽しみながら、芸術に触れたい人にはピッタリのメゾンです。

テタンジェ(Taittinger)

ランスにある、家族経営の名門メゾン。テタンジェはシャルドネ比率の高いシャンパンを生産しており、エレガントで繊細な味わいを楽しめます。

修道院の跡やステンドグラスもあり、見ているだけでもおもしろいメゾンです。2025年6月に、料理とシャンパンの多様な組み合わせが楽しめるレストラン「ポリクローム(Polychrome)」が誕生し、連日満席となるほど人気です。

ニコラ・フィアット(Nicolas Feuillatte)

エペルネ近郊のシュイィ村にある、大型メゾン。ニコラ・フィアットは、フランス国内で最も売れているシャンパンで、コストパフォーマンスが高く、日本でも人気があります。2017年に生まれ変わった施設は、モダンで最新設備を備えており、シャンパンを作る工程をわかりやすく見学することができます。

ワイナリーツアーに参加する際の注意点ですが、地下のカーヴは、年間を通して、気温が10〜12℃に保たれています。夏場でも上着を1枚持っていくことを忘れないようにしましょう。また、長い階段を下りて地下へ移動するメゾンもあり、地下は湿度が高く滑りやすいので、足元はスニーカーのような歩きやすい靴がおすすめです。

シャンパーニュ地方で開催されるシャンパン街道祭りとは?

毎年夏になると、シャンパーニュ地方のコート・デ・バール地区にて、「シャンパン街道祭り」が開催されます。地元のメゾンが一般向けに開放され、試飲を楽しめるという素晴らしいイベントで、普段は非公開のメゾンがこの日だけ開放されることもあります。

料理や音楽も楽しめるので、フランスで地元のお祭りに参加してみたいという方にもおすすめです。

2025年は、7月26日(土)、27日(日)の2日間、レ・リセ村を舞台に開催されました。

毎年異なる村で開催されるので、リピーターも多く、2日間で25,000~40,000人が集まる人気のイベントです。

事前に「試飲パスポート」を購入しておき、お祭り当日はイベントに参加している複数のメゾンを自由に訪れ、試飲を楽しみます。試飲パスポートには、イベントのロゴ入りグラスと無料で試飲ができるチケット、参加メゾンのマップや、アルコール検知器が含まれます。

音楽を聴きながら、地元の料理と一緒にたくさんのシャンパンが試飲できる、シャンパン好きにとっては夢のようなイベント。夏にシャンパーニュ地方近辺への旅行を計画している方は、開催日を確認の上、是非足を運んでみてください。

ランス観光の見どころを紹介!

ランス(Reims)は、シャンパーニュ地方の中心都市で、パリから電車で45分~1時間、車で1時間半ほどの距離に位置しています。世界遺産に登録されている歴史的建造物と、広大なブドウ畑にシャンパンの名門メゾンが建ち並ぶ、芸術と自然に囲まれた美しい街です。ランスへ行ったら立ち寄っておくべきスポットを紹介しましょう。

ノートルダム大聖堂

13世紀に建設が始まり、数百年をかけて完成したゴシック建築。フランスの歴代国王の戴冠式が行われた場所で、美しい彫刻とステンドグラスが見どころです。聖堂内の主祭壇の奥にある、シャガールが手掛けたブルーのステンドグラスは圧巻。壁に掘られた彫像も必見です。

トー宮殿

ノートルダム大聖堂のすぐそばにあるトー宮殿は、16世紀に建てられた、世界遺産に登録されている宮殿です。戴冠式の王冠や宝物、ナポレオン1世とマリー・ルイーズの結婚式で用いられた十字架などが収蔵されています。

サン・レミ聖堂

13世紀に完成した、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した、静かで荘厳な教会。かつてフランク国王に洗礼を行った、聖レミの棺が安置されています。ノートルダム大聖堂、トー宮殿と共に、世界文化遺産に登録されています。

ランス美術館

ノートルダム大聖堂の近くにある、ランス美術館には、ルネサンスから現代までの絵画や彫刻が展示されています。日本人画家であり、のちにフランス国籍を取得した藤田嗣治や、エミール・ガレの作品が収蔵されています。

名門シャンパンメゾン

前述の通り、ランスにはたくさんのシャンパンメゾンがあります。現代アートの展示も一緒に楽しめるポメリーや、ヴーヴ・クリコ、テタンジェ、マム、ルイ・ロデレールといった名門メゾンはどれも徒歩で移動できる距離にあるので、いくつか巡って、シャンパンや各メゾンの違いを楽しみましょう。

まとめ

名門シャンパンメゾン巡りや歴史のある荘厳な建築物見学を楽しめるシャンパーニュ地方。パリから電車でアクセスしやすい場所にあるので、日帰りでもしっかり満喫できます。ブドウ畑が広がる長閑な景色と、シャンパンに合う美味しい郷土料理も、旅の癒しとなるでしょう。都会の喧騒から離れて、シャンパンを飲みながらゆったりとした時間を過ごしたい方は、是非シャンパーニュ地方へ行ってみてくださいね。

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