ニューヨーク旅行や留学を計画している方にとって、パッキングは悩みのタネですよね。特に「どんな服を持っていけばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか?
せっかくお気に入りの洋服を持って行っても、現地の気候に合わず寒すぎたり暑すぎたりしたら、せっかくの旅も台無しに…。
そこで今回は、ニューヨークの気候の特徴と気候に応じたおすすめの服装を1年を通して紹介します!これを読めば、快適な滞在の準備はバッチリです!
ニューヨークの基本情報
まずは、ニューヨークの基本情報をおさらいしましょう。
ニューヨークはアメリカ東海岸の北部にある全米最大級の都市であり、世界経済の中心地でもあります。
日本との時差は14時間、飛行機では約14時間15分ほどかかる場所に位置しています。
観光スポットも充実しており、ニューヨークの象徴である自由の女神、都会のオアシス・セントラルパーク、メトロポリタン美術館やMoMA(ニューヨーク近代美術館)といった文化施設まで、見どころが満載。
また、日本でも人気の映画やドラマのロケ地を巡るのも楽しみ方のひとつです。
インドアからアウトドアまで様々なアクティビティが楽しめるニューヨークの街で快適に過ごすために、服装選びの基準となる気候について、次のセクションで詳しく見ていきましょう!
ニューヨークの気候
ニューヨークは東北地方・青森市と同じ緯度に位置しているため、意外と寒さを感じることも。北半球であるため、季節の移り変わりは日本と同じです。
実際に東京とニューヨークの年間の気候の推移を比較してみると、以下の表のようになり、年間を通して、ニューヨークのほうが気温が低く、雨も少ないことがうかがえます。
次の項目からは、それぞれの月ごとにどんな気候でどんな服装が適しているのか紹介していきます。
ニューヨークと東京の平年値の比較
月 |
ニューヨーク |
東京 |
||
月平均気温(℃) |
月降水量(mm) |
月平均気温(℃) |
月降水量(mm) |
|
1月 |
1.2 |
82.7 |
5.4 |
59.7 |
2月 |
2.2 |
74.1 |
6.1 |
56.5 |
3月 |
5.9 |
102.1 |
9.4 |
116 |
4月 |
11.8 |
97.4 |
14.3 |
133.7 |
5月 |
17.4 |
91.3 |
18.8 |
139.7 |
6月 |
22.7 |
102.8 |
21.9 |
167.8 |
7月 |
26 |
107.3 |
25.7 |
156.2 |
8月 |
25.2 |
111.9 |
26.9 |
154.7 |
9月 |
21.4 |
97.8 |
23.3 |
224.9 |
10月 |
15.1 |
97 |
18 |
234.8 |
11月 |
9.3 |
79.8 |
12.5 |
96.3 |
12月 |
4.3 |
104.6 |
7.7 |
57.9 |
(参考:気象庁|1991~2020 年の観測値による平均値、過去の気象データを参照(1991~2020 年の観測値による平均値))
ニューヨークの季節ごとの服装
春(3~5月)
ニューヨークの春は、日本の春と異なり肌寒いと感じる日が多いのが特徴です。しっかりと防寒をして訪れることをおすすめします。
3月
3月の平均気温は約6℃。最高気温も10℃を下回る日が多く、コートやマフラーはまだまだ必須です。寒がりの方は、厚手のニットやセーターがあると安心。
せっかくの旅行、おしゃれも楽しみたいところ。インナーを工夫して、レイヤードスタイルを取り入れるのもおすすめです!
4月
平均気温は約12℃。次第に、ぽかぽかとした暖かい春の日差しを感じられる日が多くなります。一方で、突然冬の寒さに逆戻りするような日も…。
突然の寒さに対応できるように、スプリングコートのほか、薄手のマフラーやカイロなどかさばりにくい寒さ対策グッズを持ち歩くとよいでしょう。
5月
平均気温は約17℃。日に日に初夏の陽気に近づき、日中は汗ばむ日も多くなります。夏に向かって徐々に雨も多くなる時期です。
基本の服装は、長袖シャツと薄手のアウターで問題ないでしょう。
一方、朝と夜の寒暖差が大きいので、お出かけプランに合わせてカーディガンなどの羽織ものを持っていくと安心です。また、日差しも徐々に強くなる時期なので、紫外線対策も忘れずに。
夏(6〜8月)
ニューヨークの夏は、日本と同様に初夏から雨が増え、気温も東京と大きく変わりません。
ただし、大都市ならではのヒートアイランド現象の影響で、暑さが厳しく感じられることも。
さらに、7月〜8月は日照時間が15時間を超え、夜9時ごろまで明るいため、遅い時間まで観光を楽しめます。
6月
平均気温は、約23℃。半袖と半ズボンで十分快適に過ごせますが、室内はかなり冷房が効いているため、羽織ものを忘れずに持ち歩きましょう。
特に、美術館や観劇など、屋内が中心のアクティビティに参加する際は、スカーフなどもあると安心です。また、雨が降ることが多いため、折り畳み傘も持ち歩きましょう。
7月
平均気温は、約26℃。一年で最も暑い季節です。6月と比べて湿度が高くなり、蒸し蒸しとした暑さを感じる日が増えます。
日本の夏と同様に、突然の雷雨も増えてきますので、折り畳み傘を忘れずに持ち歩きましょう。
日差しもするどいので、晴雨兼用の傘だと荷物が少なくなり便利です。
8月
8月の平均気温は約25℃。上旬は夏本番の暑さが続きますが、下旬になると少しずつ涼しい風が吹き始め、過ごしやすい日も増えてきます。
また、この時期からハリケーンシーズンに突入するため、急な雨や強風に備えて雨の日プランを用意しておくと、旅を快適に楽しめます。
秋(9〜11月)
徐々に暑さが和らいできます。とはいえ、日本の秋と同じように寒暖差が大きく、突然肌寒くなったり、夏の暑さがぶり返したりすることもあります。
体温調節しやすい重ね着スタイルで、おしゃれと快適さを両立させましょう。
9月
9月の平均気温は約21℃。引き続きハリケーンシーズンが続きます。
雨風がひどい日でもニューヨークを楽しめるよう、ホテル選びは慎重に。
博物館や劇場など、天候を気にせず楽しめるスポットの近くに宿をとるのも賢い選択です。
特に、中旬以降は朝晩の冷え込みが増し、秋の気配が色濃くなってきます。
半袖シャツに秋色のカーディガンやシャツを羽織って、季節感を楽しみましょう。
10月
10月の平均気温は約15℃。一段と秋の気配が深まって、風が吹くと寒さを感じる時期です。
晴れの日が多く、街歩きや公園散策にはぴったりですが、風が吹くと一気に寒さを感じることも。
特に朝晩は冷え込むので、薄手のセーターやベストが活躍します。寒がりな方は、薄手のマフラーや軽めのダウンジャケットを用意しておくと安心です。
10月下旬ごろからは、紅葉を楽しめるようになります。
11月
11月の平均気温は約9℃。日本の12月の気温に近くなり、朝晩は氷点下になる日もあります。
街はホリデーシーズンのムードが高まり、夜のイルミネーション散策も楽しめるでしょう。日本の冬と同様に、コート、マフラー、手袋が必須です。
冬(12月〜2月)
寒さが本格的に深まり、雪が舞う日も増えてきます。
東京と比べてニューヨークの方が平均気温は3〜4℃低く、体感温度はさらに寒く感じることもあります。しっかりとした防寒対策を心がけましょう。
12月
12月の平均気温は約4℃。真冬が本格的に始まり、日中もほとんど気温が上がりません。
クリスマスシーズンにはイルミネーションやスケートリンク、クリスマスマーケットなど、寒さの中でも楽しめるアクティビティが盛りだくさん。
厚手のコート、暖かいニットやセーターに加え、マフラーや手袋、耳当ても必須です。冬のニューヨークを存分に満喫するための防寒準備をしっかり整えましょう!
1月
1月の平均気温は約1℃。ニューヨークは真冬のピークを迎え、日中も気温がほとんど上がらず、雪の日が続くこともあります。
特に雪の日は足元が濡れて冷たくなることが多いため、防水機能のあるブーツやスニーカーが便利です。
飛行機の保安検査ではブーツを脱がなくてはいけないので、出国日と到着日はスニーカーに厚手の靴下を合わせると快適です。
また、寒さ対策として、暖かいインナーやタイツを合わせると身軽に防寒ができます。
2月
2月の平均気温は約2℃。寒さのピークは過ぎますが、東京の2月の平均気温が約6℃であることを考えると、まだまだ厳しい寒さが続きます。
引き続き、しっかりとした防寒対策をして、ニューヨークの冬を楽しんでください。
天気アプリ紹介
ニューヨークで観光や留学生活を楽しむためには、天気チェックが欠かせません。
iPhoneやAndroidには標準のお天気アプリがあらかじめインストールされていますが、現地の天気をより詳しく把握したいなら、ニューヨーカーが実際に使っているアプリを使うのがおすすめです。
CBS New York Weather(Android用)
こちらのアプリからは、毎時、毎日、10日間の予報を確認することができます。
天候に関する警報や注意報についての通知機能もあるので、天候の変化が心配な観光中にも活躍します。
WRAL Weather(iPhone用)
こちらのアプリも、毎時、毎日、7日間の予報を確認することができます。
何よりうれしい機能が、iPhoneのウィジェットにアプリを追加できること。
電池消耗が心配な観光中にも、iPhoneを開いてアプリを操作する必要がなく、ロック画面から天気予報を確認することができます。
まとめ
今回は、ニューヨークの季節ごとの気候の特徴や月ごとのおすすめ服装、そして現地で使えるお天気アプリについてご紹介しました。
ニューヨークはファッションの中心地でもあり、世界中からハイセンスな人々が集まる場所です。
現地で快適に過ごせるよう、訪問する季節にぴったりのお気に入りの服装をトランクに詰めて、楽しく、快適な旅行や留学生活をお楽しみください!