「カナダに電話をかけたいけど、どうすればいいの?」
「国際電話のかけ方がわからない」
そんな疑問を持っている方に向けて、今回の記事ではカナダに電話をかける方法や、国際電話のかけ方について解説します。
また、カナダから日本に電話をかける方法や、電話で使える便利なフレーズも紹介しています。
カナダに国際電話をかけたい方や、カナダへ旅行や留学に行く予定の方はぜひ参考にしてみてください。
カナダの電話番号の基本構造
カナダの電話番号の構造や、国際電話をかけるときに覚えておきたい知識について見ていきましょう。
カナダの電話番号の構造とは?
カナダの電話番号は、基本的に3桁のエリアコードと7桁のローカルナンバーで構成されています。
例えば、416-123-4567のように表記されます。
エリアコードとは地域ごとに割り当てられた番号のことです。
日本では、携帯電話の場合は090や080、固定電話の場合は03や06のように番号が割り当てられていますが、カナダではこれがエリアコードに該当します。
地域ごとに複数のエリアコードがあるケースもあるので、かけたい番号を間違えないようにしっかり確認しておきましょう。
国際電話に関する基礎知識
日本からカナダに電話をかけたいと思ったとき、日本国内と同じように電話番号をそのまま押すだけではつながりません。
国際電話をかけるときに必要なのは、以下の3つです。
・国際プレフィックス番号:国際電話であることを示す番号で国ごとに異なる
・国番号:国際電話をかけるときに必要な番号で国ごとに異なる
・相手の電話番号
カナダと日本の番号についてそれぞれ見てみましょう。
・国際プレフィックス番号:カナダは011、日本は010
・国番号:カナダは1、日本は81
ここで注意したいのは、国際プレフィックス番号は「国際電話をこの国からかけています」という番号なので、かける国の番号になります。
国番号は、かける相手の国の番号を入力するので、カナダにかけたい場合は「1」を入力します。
・日本からカナダ:010-1-(相手の電話番号)
・カナダから日本:011-81-(相手の電話番号)
日本からカナダに国際電話をかけたいときは、国際プレフィックス番号「010」や国番号「1」を入力すると覚えておきましょう。
カナダへの国際電話のかけ方
日本からカナダに国際電話をかける手順をご紹介します。以下の手順に従って、番号を入力してください。
①スマホの場合「+(0キーを長押し)」、または国際プレフィックス番号「010」を入力
②カナダの国番号「1」を入力
③相手の電話番号を入力(最初の0は省く)
スマホの場合、キーパッドの0を長押しすると「+」が表示されます。
国際プレフィックス番号の代わりに、+を表示する方法でも大丈夫です。
例えば416-123-4567に電話をかける場合、以下のように入力してください。
010-1-416-123-4567または+1-416-123-4567
カナダ国内での電話のかけ方
カナダ国内から日本や海外に電話をかける方法をご紹介します。
国際プレフィックス番号や国番号が変わることに注意して、番号を入力しましょう。
カナダから日本に電話する場合
カナダから日本に国際電話をかける際は、以下の手順にしたがって番号を入力してください。
①+(0キーを長押し)、または国際プレフィックス番号「011」を入力
②日本の国番号「81」を入力
③相手の電話番号を入力(最初の0は省く)
日本に電話をする場合は、日本の国番号「81」を入力します。
日本の電話番号の最初の「0」は省略して入力してください。
例えば03-1234-5678に電話をかける場合、以下のように入力してください。
011-81-3-1234-5678または+81-3-1234-5678
カナダから日本以外の海外に電話する場合
カナダから他の国に電話をかける場合は、相手の国番号を確認しておきましょう。
電話をかける流れは以下の通りです。
①+(0キーを長押し)、または国際プレフィックス番号「011」を入力
②相手の国番号を入力
③相手の電話番号を入力(最初の0は省く)
カナダの電話番号に関する注意点
カナダに国際電話をするときや、カナダから電話をかけたいときは、番号の入力方法や料金に注意しましょう。
国際電話は、いつも通り電話をかける感覚で通話してしまうとトラブルにつながる可能性があります。
カナダの電話に関する注意点について、見ていきましょう。
電話番号の最初の0は省略する
日本の電話番号には、080-xxxx-xxxxや03-xxxx-xxxxのように最初に「0」がついていることが多いですが、国際電話をかける場合は最初の「0」を省略しましょう。
日本のスマホの番号が080-1234-5678の場合、カナダから日本にかけるときは以下のように入力します。
011-81-80-1234-5678
固定電話の場合も同じように、03-1234-5678の場合は以下のように入力します。
011-81-3-1234-5678
0を省略しないとつながらないので注意しましょう。
通話料金に気をつける
国際通話には高い料金がかかるので、かける際は注意が必要です。
ホームステイ先や現地の友人宅の電話から長時間の国際電話をしてしまうと高額請求で揉める可能性もあるので、気をつけましょう。
通話料金を抑えるためには、インターネット環境があれば通話できるサービスがおすすめです。
LINEやSkype、Zoomなどを使えば、電話料金をかけずに海外にいる人とも電話できます。
電話番号を使って電話しなければならないケース以外は、通話サービスも活用しましょう。
格安スマホの場合は国際電話できないケースがある
格安スマホや格安プランを利用している場合は、国際電話をかけられないこともあります。
日本のスマホから国際電話をかける場合、大手キャリアを利用していれば、基本的には特別な設定をしなくても国際電話をかけることができます。
格安スマホの場合は事前に申し込みが必要なスマホかどうか、国際電話をする前に確認しておきましょう。
カナダの時差に注意する
カナダは6つのタイムゾーンに分かれているので、時差に注意しましょう。
相手の時間帯を確認しないと、深夜や早朝に電話をかけてしまうかもしれません。
タイムゾーンは、太平洋時間、山岳部時間、中部時間、東部時間、太西洋時間、ニューファンドランド時間にわかれています。
トロントは東部時間で時差14時間、バンクーバーは太平洋時間で時差17時間です。
多くのゾーンでサマータイムが導入されているので、サマータイム期間は時差が変わることにも注意してください。
受信者側にも料金がかかることがある
国際電話をする相手の国によっては、発信者側だけでなく受信者側にも料金がかかることがあります。
相手に迷惑をかけないために、国際電話をかける前に相手の国の料金システムや電話代を確認しましょう。
カナダの電話文化とマナー
カナダの電話文化や、電話で使える便利なフレーズをチェックしてみましょう。
カナダの電話マナー
カナダでは、電話のマナーが日本とは違う部分があります。
日本では電車やバスの中で電話することがマナー違反とされていますが、カナダでは公共交通機関の中で通話しても大丈夫です。
もちろん、周囲の迷惑にならないように配慮することが大切です。大声を出しすぎないように気をつけながら通話しましょう。
カナダの電話で使える便利なフレーズ
カナダに行ったとき、英語で電話しなければならない状況になったら緊張してしまうこともあるでしょう。
また、ビジネスでカナダに電話をかける必要がある方もいるかもしれません。
英語での電話対応に冷静に対応できるように、以下のフレーズを覚えておくと便利です。
・Hello, this is 〇〇.
こんにちは、私は〇〇です。
・May I speak to 〇〇?
〇〇さんはいらっしゃいますか?
・I would like to make an appointment.
予約を取りたいのですが。
・Sorry, could you say that again?
すみません、もう一度言ってください。
・Could you speak more slowly?
ゆっくり話していただけますか?
・I'll call you back later.
また後で電話します。
・One moment, please.
少々お待ちください。
・Thank you for waiting.
お待たせしました。
・It’s a little hard to hear you.
声が少し聞こえにくいです。
・Thank you for your time. Goodbye.
それでは失礼します。
・Have a nice day!
良い1日を!
友達など、よりカジュアルに電話したい場合は、以下のフレーズが使えます。
・It's been a while!
久しぶり!
・Can I call you right now?
今電話大丈夫?
・Can you hear me?
聞こえる?
・See you!
じゃあね。
まとめ
今回の記事では、カナダの電話や電話番号についてご紹介しました。
カナダに電話をかけたいときは、国番号や電話番号の入力方法に注意する必要があります。
また、国際電話は料金が高額になってしまう可能性があるので、通話するときは時間や料金に気をつけましょう。
「英語での電話が不安」「カナダでスムーズに電話対応したい」という方は、ネイティブキャンプでカナダ人講師と練習するのもおすすめです。
ネイティブ受け放題オプションを活用すれば、カナダ人講師とのレッスンを無制限で受けられます。
カナダ渡航前にしっかり練習して、電話対応に慣れておきましょう。

◇経歴
早稲田大学卒業後、金融機関に新卒入社し、その後フリーランスとして独立。
現在はWebライターとして英会話事業・金融業等に関するライティングや、広告関連の仕事を行っています。
海外クライアントとの取引経験も。
◇留学経験
大学時代、カリフォルニア州UCLAの語学学校に短期留学。
◇海外渡航経験
40以上の国に渡航経験あり。
アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、オーストリア、ポルトガル、スペイン、ウクライナ、ポーランド、エストニア、フィンランド、トルコ、台湾、韓国、タイ、シンガポール、ベトナム、ラオス、マレーシア、アルゼンチン、ウルグアイ、南極等。
フリーランスとして働きながら、1年の半分以上を海外で過ごすこともあります。