「留学に興味はあるけれど、
どの国を選べばいいのかわからない…」と
悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
留学先によって得られる経験や学べることは大きく異なるため、自分の目的に合った国を選ぶことが大切です。
語学力を伸ばしたい、キャリアアップにつなげたい、異文化を体験したいなど、留学を通じて達成したいそれぞれの目標に適した国があります。
しかし、留学にかかる費用や現地の生活環境、ビザの条件なども国によって異なるため、事前のリサーチが欠かせません。
本記事では留学初心者の方に向けて、目的別におすすめの留学先を詳しく紹介します。
また、留学先を選ぶ前に知っておくべきポイントや、日本人に人気の国についても解説するので、初めての留学を検討している方はぜひ参考にしてくださいね!
- おすすめの留学先を選ぶ前に知っておきたいポイント
- 留学先におすすめ国ランキングTOP5
- 日本人に人気のおすすめ留学先ランキング【国別】
- 英語を学びたい人におすすめの留学先は?
- 費用が安い留学先はどこ?
- 初心者の留学先におすすめの国とは?
- まとめ
おすすめの留学先を選ぶ前に知っておきたいポイント
留学は人生における貴重な経験ですが、事前の準備やリサーチを怠ると「思っていたのと違った…」と後悔することも多いです。
しかし、事前に十分な情報を集め、しっかりと準備を進めることで、安心して留学生活をスタートできるだけでなく、より充実した経験を得ることができます。
ここでは、留学先を選ぶ前に知っておくべき5つの重要なポイントを紹介します。
自分の目的に合わせた留学プランを選べること
留学先によって多様な留学プランが用意されているため、自分の目的や留学生活で達成したいことに合わせたプランを選ぶことが大切です。
例えば、短期留学と長期留学では選べるプログラムが異なる場合があるため、目的に応じて適切な留学期間を検討する必要があります。
短期留学の場合 | 語学留学、おけいこ&習い事留学、インターンシップ留学など |
長期留学の場合 | 大学留学、大学院留学、専門留学、ワーキングホリデーなど |
特に、海外で働く経験をしてみたい方は、ワーキングホリデー協定国やインターンシッププログラムが充実している国を選ぶのがおすすめです。
また、キャリアアップを目指す場合は、大学留学や大学院留学など、より専門的な分野を学べるプログラムを検討すると良いでしょう。
治安が良く生活環境が整っていること
日本で暮らしていると気づきにくいかもしれませんが、日本は世界でも有数の治安の良い国です。
そのため、海外では日本と同じ感覚で生活すると、思わぬ危険に巻き込まれる可能性が高くなります。
スリや置き引き、詐欺などの軽犯罪はもちろん、地域によっては夜間の外出を避けるべき場合や、日中であっても立ち入らない方が良いエリアもあります。
しかし、海外にも比較的犯罪率が低く、治安の良い国は存在します。
例えば、カナダやオーストラリア、ニュージーランド、北欧諸国などは、比較的安全で留学生にも人気のある国です。
留学先を選ぶ際には、現地の治安情報を事前にしっかりと確認するようにしましょう。
希望する学習環境が整っていること
留学で語学力を着実に伸ばしたい方は、希望する学習環境が整っているかを事前にチェックすることが大切です。
語学学校の授業スタイルや大学留学のカリキュラム、サポート体制などを調べておくと、留学後の失敗を防げます。
一般的な語学学校ではグループレッスンが中心ですが、国や学校によって授業スタイルは異なります。
例えば、フィリピンの語学学校では、マンツーマン授業が多く、短期間で集中的に学ぶことが可能です。
また、スパルタ式と呼ばれる厳しい学習環境を採用している学校もあり、1日中英語漬けの生活を送りたい方に向いています。
自分に合った学習スタイルや目標に合った環境を選ぶことで、より効率的に語学力を向上させられるでしょう。
目的に合わせて滞在エリアを選ぶこと
同じ国の中でも、都市やエリアによって雰囲気や生活環境が大きく異なるため、目的に合わせて滞在エリアを選ぶことが重要です。
例えば、オーストラリアではシドニーやメルボルンは都市部で利便性が高く、多国籍な環境が魅力ですが、ゴールドコーストやケアンズはリゾート地として穏やかな雰囲気があり、リラックスしながら学びたい方におすすめです。
また、カナダは英語とフランス語の2つの公用語があるため、どちらの言語を学びたいかによって滞在エリアを選ぶ必要があります。
英語を学ぶならトロントやバンクーバー、フランス語を学ぶならモントリオールが適しています。
それぞれの都市の特徴や雰囲気を知りたい場合は、留学エージェントに相談したり、実際に留学した人の体験談を参考にしたりするのがおすすめです。
留学費用が予算内に収まること
留学には学費や生活費のほか、航空券、ビザの申請費用、海外保険、現地での交通費や日用品の購入など、想像以上に多くの費用がかかります。
事前に十分な資金を確保しておかないと、途中で資金が不足し、予定より早く帰国しなければならなくなる可能性もあります。
費用を抑えて留学したい方は、奨学金制度を活用したり、物価の安い国や都市を選ぶのがおすすめです。
例えば、フィリピンやマレーシアなどは欧米に比べて学費や生活費が安く、コストを抑えながら質の高い教育を受けることができます。
また、ワーキングホリデー制度を利用できる国では、現地で働きながら留学費用を補うことも可能です。
留学先におすすめ国ランキングTOP5
教育の質や生活環境、治安などを総合的に考慮し、留学に適した国を選ぶことが大切です。
ここでは、留学先として特におすすめの国のランキングTOP5を紹介します。
アメリカ
アメリカは世界最先端の文化や技術、芸術に触れられる環境が整っており、各分野で最前線の学びができる国です。
世界中から多くの留学生が集まり、国際的なネットワークを広げられるのも魅力です。
日本人に人気の都市 | ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストン |
カナダ
多文化国家であるカナダは、留学生に寛容で暮らしやすく、比較的治安も良いため、留学初心者の方にも安心しておすすめできる国です。
また、日本人にとって馴染みやすい、訛りの少ないクリアな英語を学べるため、英語を基礎からしっかり身につけたい方にも最適です。
日本人に人気の都市 | トロント、バンクーバー、モントリオール、ビクトリア |
オーストラリア
オーストラリアの教育機関は、政府の認可制度により厳しい基準を満たしているため、世界的にも高水準の教育を受けることができます。
さらに、比較的温暖な気候の地域が多く、インフラも整っているため、快適に生活しやすい環境が整っているのも魅力です。
日本人に人気の都市 | シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース |
イギリス
英語発祥の地であるイギリスでは、本場のブリティッシュ・イングリッシュを学べるだけでなく、歴史ある文化や芸術にも触れることができます。
また、他の英語圏の国と比べて日本人留学生が少ない傾向があるため、英語環境にしっかりと身を置いて学びたい方に最適な留学先です。
日本人に人気の都市 | ロンドン、オックスフォード、ケンブリッジ、マンチェスター |
フィリピン
フィリピンは、マンツーマンレッスンを提供する語学学校が多く、留学費用を抑えながら効果的に英語力を伸ばしたい方におすすめの留学先です。
また、ワーキングホリデー前の準備や、2カ国留学の1カ国目として選ばれることも多いです。
日本人に人気の都市 | セブ、マニラ、バギオ、ダバオ |
日本人に人気のおすすめ留学先ランキング【国別】
「留学を通じて英語力をしっかり向上させたい」と考えている方には、英語圏または公用語が英語の国を選ぶのがおすすめです。
以下、日本人に人気のおすすめ留学先ランキングと、そのおすすめポイントをまとめました。
ランキング | 国名 | 日本人留学生におすすめのポイント |
1位 | オーストラリア | 自然豊かな環境と温暖な気候が魅力。ワーキングホリデー先としても人気。 |
2位 | カナダ | 多文化が共存しており、留学生も暮らしやすい。英語とフランス語を学べる選択肢がある。 |
3位 | アメリカ | 世界的に有名な大学や語学学校が多く、多彩な留学プログラムが用意されている。 |
4位 | イギリス | 本場のブリティッシュ・イングリッシュが学べ、伝統ある歴史と文化に触れられる。 |
5位 | ニュージーランド | 雄大な自然とフレンドリーな国民性で、治安が良く住みやすいのが魅力。 |
6位 | フィリピン | マンツーマンレッスンで短期間で英語力を向上させることができ、留学費用も比較的安価に抑えられるのが魅力。 |
7位 | マルタ | ヨーロッパ圏で英語が公用語の国であり、観光したい方におすすめ。温暖な気候で住みやすい。 |
8位 | アイルランド | 日本人留学生が少ない傾向があり、英語環境に身を置きたい方におすすめ。ワーキングホリデー制度も利用可能。 |
9位 | マレーシア | 英語が広く話されており、物価が安く、学費を抑えて留学したい方におすすめ。 |
10位 | シンガポール | 英語が公用語であり、アジアと西洋文化が融合した暮らしやすい国。治安も良く、教育の質が高い。 |
英語圏以外の国では、ドイツ、フランス、スペイン、韓国なども日本人留学生に人気の国です。
英語を学びたい人におすすめの留学先は?
英語力をしっかり身につけるためには、適切な学習環境を選ぶことが非常に重要です。
ここでは、英語を効果的に学べるおすすめの留学先を3つ紹介します。
アメリカ
アメリカは英語力だけでなく、グローバルな視野を広げたい方にも最適な国です。
大学や語学学校の選択肢も多く、自分の目的に合わせて幅広いプログラムを選べます。
最先端のアート、ビジネス、テクノロジーなどの専門分野を学びたい方にもぴったりの環境です。
イギリス
イギリスの英語は日本人には馴染みが少ない「ブリティッシュアクセント」ですが、国際社会ではイギリス英語が使われる場面も多いため、将来グローバルに活躍したい方におすすめです。
物価は高めですが、日本人留学生が少なく、英語環境に集中して浸かりたい方には最適な環境です。
カナダ
カナダは訛りの少ないクリアな英語を学べるほか、多民族が共存する社会で、さまざまな国のアクセントに慣れている人々が多く、英語初心者にも優しい環境が整っています。
世界中から留学生が多く集まるため、語学学校の種類も豊富で多彩なプログラムが用意されています。
また、ホームステイやシェアハウス、学生寮など滞在方法の選択肢も多いため、生活面でも安心です。
費用が安い留学先はどこ?
留学にはまとまった資金が必要になるため、費用を抑えながら留学を実現したい方も多いでしょう。
ここでは、留学費用が比較的安いおすすめの留学先を3つ紹介します。
フィリピン
フィリピンは他の英語圏の国と比べて留学費用が安く、効果的に英語力を向上できる質の高い学習環境が整っています。
特に、短期間で英語力を伸ばせるマンツーマンレッスンが豊富で、低価格で集中的に学べるため、費用を抑えつつ成果を上げたい方におすすめです。
マレーシア
マレーシアは、近年英語教育を目的に移住する人が増えており、他国の大学と提携した編入システムが魅力的です。
物価や学費が安いため、費用を抑えつつ欧米諸国の大学の学位取得を目指したい方におすすめの留学先です。
マルタ
マルタはヨーロッパ圏の中では比較的留学費用が安い国として人気があり、温暖な気候と美しい街並みが魅力です。
また、近隣のヨーロッパ諸国へのアクセスも良好であり、観光や旅行を楽しみたい方にもおすすめの留学先です。
初心者の留学先におすすめの国とは?
初めての留学の場合、安心して生活できる環境や治安が非常に重要になります。
ここでは、留学初心者におすすめの国を3つ紹介します。
オーストラリア
オーストラリアは比較的温暖な気候のエリアが多く、日本人にとって過ごしやすい生活環境が整っています。
シドニーやメルボルンなどの都市部には日本人留学生も多く、初めての留学でも安心して生活できるのが魅力です。
カナダ
カナダは多様な民族が共存しているため、留学生に対してフレンドリーな人が多く、英語に自信がなくても丁寧に聞き取ってもらえる環境があります。
また、比較的治安の良いエリアが多く、都市部は公共交通機関などのインフラも整っているため、留学初心者でも安心して暮らしやすい国です。
ニュージーランド
ニュージーランドは美しい自然環境が魅力の国で、のんびりとした安全な生活環境が整っています。
フレンドリーな国民性であり、留学初心者でも安心して生活をスタートできます。
さらに、雄大な自然を活かしたアクティビティも豊富で、英語学習だけでなくアウトドアも楽しめるのが魅力です。
まとめ
本記事では、目的別のおすすめの留学先と、それぞれの国を選ぶポイントについて紹介しました。
留学先によって学べる内容やおすすめのプランは異なるため、自分の目的を明確にしたうえで、どの国を選ぶかが重要です。
希望する留学先の最新情報をチェックしつつ、現地での生活をイメージしながら準備を進めることで、自分にとって最適な国を見つけやすくなります。
これから留学を検討している方はぜひ本記事を参考にしながら、自分の目的に合った留学先を選んでみてくださいね!

◇経歴
・英米文学科卒業
・George Brown College卒業(カナダ・トロント)
・カナダ現地のパティスリーにてパティシエとして働く
・現在はWebライターのほか、SNS運用やコンテンツクリエイターとして活動しています。
◇資格
IELTS General 6.0
◇留学経験
・ニュージーランド(2週間)
→高校留学でホームステイ体験
・カナダ(13年)
→ワーキングホリデー→カレッジ留学→現地就職→永住権取得
◇海外渡航経験
長期滞在:カナダ、韓国(3ヶ月)
旅行:ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、
イタリア、タイ、インドネシア、シンガポールなど
◇自己紹介
英語学習や留学に関する記事を書いているWebライターです。
幼少期から英語や海外に興味があり、子ども英会話教室に通ったり、ニュージーランドへ短期留学したり、大学は英米文学を専攻したりと英語に関わる人生を過ごしてきました。
現在はカナダ在住13年め、海外で子育て奮闘中です。
英語学習や海外生活に興味のある方に、役立つ情報をお届けできたらと思っています。どうぞよろしくお願いします!