
セブ島は、美しいビーチや高級リゾート、豊かな自然や歴史的な名所などが数多くあり、フィリピンの中でも特に人気のある観光地となっています。
リゾートとしてもとても魅力的なセブ島への留学にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
この記事では、セブ島留学について解説していきます。
- セブ島ってどんなところ?留学前に知っておきたい基本情報
- セブ島での語学留学は魅力がたくさん!5つのメリット
- セブ島での語学留学はおすすめしない?5つのデメリット
- セブ島留学の費用と予算|学費からビザまでわかりやすく解説
- セブ島語学留学|小中高生向け短期プログラムまとめ
- セブ島留学におすすめの語学学校一覧
- セブ島での語学留学まとめ
セブ島ってどんなところ?留学前に知っておきたい基本情報
フィリピン中部にあるセブ島は、1年中あたたかく、青い海とビーチが広がる人気のリゾート地。平均気温は26〜32℃で、乾季(12〜5月)は特に過ごしやすく、短期留学にも最適なシーズンです。
公用語はセブアノ語ですが、多くの人が英語を話せるため、授業はもちろん、日常生活でも英語でのコミュニケーションが可能。語学学校ではマンツーマンレッスンや実践的な英会話を重視しており、英語力をしっかり伸ばせる環境が整っています。
現地の人々は、明るくフレンドリーな性格で、初対面でも親しみやすく接してくれます。温かい雰囲気の中での生活は、海外初心者の小中高生にとっても安心感につながります。
また、セブ島はフィリピンの中でも比較的治安が安定しており、日本人留学生や観光客が多く訪れるエリアでは安全性も高め。とはいえ、スリやひったくりといった軽犯罪はあるため、特に夜間の一人歩きや人通りの少ない場所は避けるなど、最低限の注意は必要です。
親子留学や中高生向けプログラムも充実しており、日本語が話せるスタッフが常駐する学校も多いため、初めての留学でも安心して滞在できます。
セブ島での語学留学は魅力がたくさん!5つのメリット
次にセブ島への語学留学のメリットを解説します。
①短期でも英語がどんどん話せるようになる“マンツーマン授業”が基本スタイル
セブ島留学の大きな特長は、マンツーマン授業が基本であること。
1人の先生に対して生徒1人が割り当てられるため、英語を話す時間が圧倒的に多く、グループレッスン中心の欧米留学と比べて英会話量に大きな差が出ます。
実際に、欧米語学留学の授業は10〜20人で行われるため、1人あたりの発話時間はごくわずか。
それに対してセブ島では、マンツーマンであるため英語を使う量そのものが圧倒的に多く、短期間でも効果を感じやすいのが特徴です。
また、欧米留学のほとんどが午前中のみである一方、セブ島留学は、基本的に1日の授業時間が8時間に設定されています。
1時間あたりの密度が濃く、1日あたりの学習時間もしっかり確保されているセブ島留学は学習量・効果ともに非常に高いと言えるでしょう。
②留学費用を抑えながら、しっかり学べる環境がある
セブ島は、欧米に比べて語学留学の費用が大幅に安く、授業料や滞在費を含めても約3分の1程度に抑えられるのが大きな特徴です。現地の物価も日本の3〜5分の1ほどとされており、生活費の負担も少なく済みます。
また、アクティビティや娯楽もリーズナブルで、スキューバダイビングが1万円前後、ライセンス取得も1.5万円程度と、休日もコスパ良く楽しめます。
さらに、航空券も比較的安く、往復6万円前後が相場。LCCやセールを利用すればさらにお得に。全体的に費用を抑えつつ、しっかり学べる環境が整っているのが、セブ島留学の大きな魅力です。
③自分に合った学校がきっと見つかる語学学校が豊富さ
セブ島は、フィリピンの中でも語学留学先として特に人気の高いエリアで、留学生の受け入れ体制が非常に充実しています。
中でも注目すべきは、語学学校の数が圧倒的に多いこと。フィリピン全体で約200校、セブ島だけでも約70校以上の語学学校があり、全世界から多くの留学生が集まっています。
それぞれの学校には異なるカリキュラムや特色があり、日常英会話から試験対策、親子留学、アクティビティ重視型までプログラムもさまざま。
自分の目的や学び方に合った学校を選べるのは、セブ島留学ならではの魅力です。
詳しいカリキュラムを調べて自分に合ったものを見つけましょう。
④海の見える生活で、学びもリフレッシュも充実
セブ島には美しいビーチや観光地が多くあるので、素敵な景色に囲まれながら英語を身につけることができます。
セブ島はフィリピン有数のリゾート地として知られ、美しいビーチや観光スポット、飲食店が点在しています。
語学学校や寮の近くには気軽に出かけられるスポットも多く、学習の合間にリラックスできる場所が身近にあるのも大きな魅力。
英語力を伸ばしながら、異文化に触れたり、気分転換をしたりと、充実した時間を過ごすことができます。
セブ島留学は、英語を学ぶだけでなく、“自分を整える時間”にもなる理想的な場所です。
勉強の合間に観光やアクティビティを楽しむことができるので、充実した留学生活を送ることができるでしょう。
⑤日本から5時間。初めての海外でも行きやすい距離感
日本からセブ島への直行便が複数就航しているので、アクセスが非常に便利です。
移動の手間が少なく、留学生活を始める際のストレスを軽減することができます。
主な発着空港は成田空港、関西国際空港、中部国際空港の3つですが、成田空港からはフィリピン航空やセブパシフィック航空が毎日直行便を運航しています。
フライト時間は約5時間です。
距離も近く、時差も少ないため、初めての留学先としても人気があります。
セブ島での語学留学はおすすめしない?5つのデメリット
インターネット上では「セブ島での語学留学は安全じゃないからおすすめしない」といった声も見られます。
そこで、セブ島留学のデメリットや注意点についてご紹介します。
①水や食事に注意が必要な衛生面の不安
セブ島では衛生環境が悪いとされていて、食事や水に関しては注意が必要なようです。
フィリピンでは、浄水設備が十分に整っていない地域が多く、水道水には細菌やウイルス、その他の有害物質が含まれている可能性があるため、水道水は飲めません。
そのため、水はボトルウォーターやウォーターディスペンサーの水を使うことが一般的です。
屋台や市場での食事も、人によっては食中毒や胃腸炎のリスクがあるので注意しましょう。
②軽犯罪に注意!地域によって異なる治安状況
セブ島は、フィリピン国内では比較的治安が良いとされていますが、スリやひったくりなどの軽犯罪は発生しているようです。
語学学校があるエリアは比較的安全とされていますが、治安が良くない地域もあるということを頭に入れ、夜間は暗い道や人通りの少ない場所を避けるようにしましょう。
③アクセントの違いに戸惑うこともある
フィリピンで話される英語は、アメリカやイギリスのネイティブ英語とは発音や言い回しに違いがあります。特有のアクセントに慣れないうちは、聞き取りや表現の違いに戸惑うこともあるでしょう。
④日本人留学生が多いためその環境に甘えてしまうかもしれない
日本人留学生が多いと、困ったときに助けてもらえることは多いかもしれませんが、英語を使う機会が限られることがあります。
ですので、日本語に頼ったコミュニケーションをしてしまうと、英語力が身につかず語学留学の目的がずれてしまうことがあるので注意しましょう。
⑤停電やネット不安定などインフラ面の課題
フィリピン全体、特にセブ島では頻繁に停電が発生することがあります。
また、インターネット接続も不安定であることが多く、語学学校や宿泊施設によってはWi-Fiが不十分な場合もあります。オンライン授業や家族との連絡に支障が出る可能性があるため、事前に設備環境を確認しておくことが大切です。
セブ島留学の費用と予算|学費からビザまでわかりやすく解説
セブ島留学を検討するうえで、気になるのが費用と予算の目安ではないでしょうか。
ここでは、学費や滞在費に加え、航空券・海外保険・ビザ関連費用まで、留学に必要なコストをわかりやすくご紹介します。
学費/滞在費の目安
セブ島の語学学校では、授業料、滞在費、食費がパッケージとして提供されることが一般的です。
相場としては、セブ島の語学学校の1ヶ月の学費/滞在費は、約20万円から45万円程度です。
学校の選択肢やコース内容によって大きく変わりますが、最大人数の部屋タイプを滞在先として選択した場合、1ヶ月の学費が20万円以下となることもあります。
航空券
一般的に、日本からセブ島までの往復航空券は、約60,000円から120,000円の範囲で購入することができます。
早めに予約すれば費用を安く抑えることができますし、航空会社選びや時期を工夫することでより安価な航空券を入手することができるでしょう。
海外保険
医療機関を利用しなければいけないことがあるので、海外保険には加入しましょう。
保険の費用は、契約内容や期間、補償内容によって異なりますが、一般的な目安としては以下の通りです。
ビザ費用
セブ島留学では、最初の30日間はビザなしで滞在が可能ですが、それを超える場合は滞在ビザの延長手続きが必要です。
延長費用は滞在期間によって異なりますが、たとえば1回目の延長では約4,140ペソ(約10,300円)の手数料がかかります。手続きは、滞在期限が切れる前に行う必要があり、遅れると追加の罰金が発生する可能性もあるため注意しましょう。
また、語学学校で学ぶにはSSP(特別就学許可証)の取得が義務付けられており、申請には入学許可証やパスポートのコピー、証明写真などが必須です。費用は学校によって異なりますが、約6,800〜7,200ペソ(18,000〜20,000円)が一般的です。
さらに、SSP ACR-Iカード(外国人登録証)の取得も条件で、追加で約3,500〜4,000ペソ(約9,500〜11,000円)がかかります。
セブ島語学留学|小中高生向け短期プログラムまとめ
小中高生向けの短期留学プログラムでは、英語学習を中心に、文化体験やアクティビティを組み合わせたものが豊富に提供されています。
小中学生向けプログラム
高校生向けプログラム
高校生の短期留学の場合、どのような期間を選択していくかが重要です。
夏休みや冬休みを利用した短期留学が一般的ですが、卒業後から進学前の期間を利用して留学し、進学準備を行うこともできます。
フィリピンへの留学では、基本的に日本人スタッフが常駐しているので高校生も安心して留学に臨むことができます。
セブ島留学におすすめの語学学校一覧
セブ島には語学学校がたくさんあるため、どの学校がよいか悩んでしまいますよね。
マンツーマンレッスンの比率、授業時間、生活環境、サポート体制など、学校選びは留学の満足度を大きく左右します。
どこを選ぶか迷っている方のために、人気の語学学校を一覧でご紹介します。
|
学校名 |
1コマの授業時間 |
1:1レッスン最大数 |
スパルタレッスン |
日本語スタッフ |
日本人割合 |
学校定員数 |
1ヶ月費用 |
経営資本 |
|
CIA |
50分 |
6 |
選べる |
◯ |
30% |
120人 |
157,660円 |
韓国 |
|
English Fella 1 |
50分 |
7 |
無 |
◯ |
70% |
200人 |
158,000円 |
日本 |
|
English Fella 2 |
50分 |
5 |
有 |
◯ |
30% |
220人 |
163,000円 |
韓国 |
|
SMEAG Capital |
45分 |
6 |
有 |
◯ |
40% |
340人 |
160,000円 |
日韓 |
|
SMEAG Classic |
45分 |
6 |
有 |
◯ |
35% |
290人 |
152,000円 |
日韓 |
|
SMEAG Spalta |
45分 |
6 |
有 |
◯ |
40% |
340人 |
160,000円 |
日韓 |
|
CPILS |
50分 |
5 |
選べる |
◯ |
20% |
330人 |
172,000円 |
韓国 |
CIA
CIAは、2003年に設立された人気の語学学校です。
セミスパルタ式のカリキュラムを採用していて、学生は毎日10レッスンを受ける必要があります。
学校内では「English Only Policy」が徹底されているので、英語学習には非常に適した環境となっています。
SMEAG
SMEAGは、キャピタル、スパルタ、クラシックという3つのキャンパスを運営しており、それぞれで異なる学習スタイルや環境を提供しているのが特徴です。
キャピタルキャンパスは比較的自由な学習スタイル、スパルタキャンパスは非常に厳格な学習スタイル、クラシックキャンパスはIELTS試験対策に特化したプログラム提供となっています。
English Fella
English Fellaは、スパルタ式の厳しい規定を持つ学校として知られています。
平日には外出が禁止され、強制自習や単語テストが行われます。
集中して学習することができるので、英語力を大きく向上させることができます。
CEBU ESL
CEBU ESLは、親子留学やジュニア留学に特化しています。
富裕層が多く住むバニラッド・マリアルイサ地区にあり、周りには様々な施設が充実しています。
CPILS
CPILSは、セブ島で最初の英語教育機関として知られています。
これまでに6万人以上の学生が在籍しており、多様なプログラムがあります。
90%以上の講師がTESOL資格を持っているので、質の高い授業を受けることができます。
セブ島での語学留学まとめ
セブ島は、フィリピンの中でも特に人気の高い語学留学先です。多くの語学学校が集まり、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応したカリキュラムが揃っています。
中でも、マンツーマンレッスンを中心とした授業スタイルは、短期間で英語力を伸ばしたい方にとって非常に効果的です。
また、美しいビーチやリゾート地としての魅力もあり、学びとリフレッシュのバランスが取れた留学生活が送れるのもセブ島ならではのポイント。日本からのアクセスも良く、時差も1時間と短いので、初めての海外でも安心して挑戦しやすいですよ。
コストを抑えながらも、質の高い語学学習をしたい方にとって、セブ島での語学留学は非常におすすめです。
留学先を検討している方は、ぜひ一度、セブ島を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
◇経歴
海外向けデバイスのソフト設計開発、関連資料翻訳
◇資格
TOEIC 900点
◇留学経験
ワーキングホリデーにてカナダ、オーストラリアに滞在経験あり
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーでは、ホテルやレストランで仕事をしていました。
◇自己紹介
普段は翻訳などの仕事をしていますが、Webライターとしても活動しています。
興味の幅が広く、様々なテーマで記事を書いています。
皆様にとってわかりやすく面白い記事を書けるよう頑張ります。
よろしくお願いいたします。