
ボストンの地下鉄は、 アメリカ最古の地下鉄システムとして知られ、今も進化を続ける歴史的な公共交通機関です。
4色で分かれた路線、便利なチャーリーカード、最新のデジタル案内など、初めての方でも安心して利用できる工夫が満載!
この記事では、ボストンの地下鉄の歴史から、路線図、料金システム、乗り方のコツまで、現地で役立つ情報を徹底解説します。
アメリカの歴史と最新テクノロジーが融合した、ボストンの地下鉄の魅力に迫ってみましょう。
ボストン基本情報
ボストンはアメリカ合衆国マサチューセッツ州の州都で、歴史と教育の中心地として知られています。
アメリカ独立戦争の舞台となった「ボストン茶会事件」などの歴史的な出来事があり、多くの史跡が残る街です。
また、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)などの世界的に有名な大学が集まる学術都市でもあります。
気候は四季がはっきりしており、特に秋の紅葉が美しいことで有名です。
さらに、ボストン・レッドソックスの本拠地としてスポーツ文化も盛んです。
ボストンの地下鉄の歴史
ボストンの地下鉄(MBTA、通称「T」)の歴史について、重要なポイントを3つ挙げます。
1.アメリカ初の地下鉄(1897年開業)
2.MBTAの設立と近代化(1964年)
3.ビッグ・ディグとグリーンライン延伸(1990年代〜現在)
上記の点について詳しく解説していきます。
アメリカ初の地下鉄(1897年開業)
ボストンの地下鉄は、アメリカで最初に開業した地下鉄で、1897年に運行を開始しました。
それまでボストンの街では路面電車が使われていましたが、交通渋滞が深刻化し、市内の移動が不便になっていました。
そこで、渋滞を解消するために地下鉄が建設されました。
最初に開通したのは現在のグリーンラインの一部で、当時は電車ではなく路面電車が地下を走る方式でした。
この革新的なシステムは、その後ニューヨークやシカゴなど、他の都市の地下鉄建設にも影響を与えました。
MBTAの設立と近代化(1964年)
1964年、マサチューセッツ湾交通局(Massachusetts Bay Transportation Authority, MBTA)が設立され、ボストンの公共交通機関の運営が統合されました。
それまで複数の企業が運営していた鉄道路線を再編し、路線ごとにカラーコード(レッドライン、ブルーライン、グリーンライン、オレンジライン)を導入することで、利用者が分かりやすく移動できるようになりました。
また、老朽化したインフラの改修や新型車両の導入を進め、交通サービスの近代化を図りました。
MBTAの誕生により、ボストンの地下鉄はより便利で効率的な都市交通システムへと発展しました。
ビッグ・ディグとグリーンライン延伸(1990年代〜現在)
1990年代から進められた「ビッグ・ディグ」(Big Dig)は、ボストンの交通渋滞を解消するための大規模なインフラプロジェクトでした。
この工事に伴い、地下鉄の一部が再配置され、より効率的な都市交通システムへと改良されました。
近年では、グリーンライン延伸(GLX: Green Line Extension)が進められ、2022年にはメッドフォードまで延伸されました。
これにより、ボストン北部地域の交通アクセスが向上し、多くの住民がより便利に移動できるようになりました。
ボストンの地下鉄はアメリカの都市交通の先駆けとして発展を続けており、現在もさらなる改善に向けたプロジェクトが進行中です。
ボストン地下鉄の路線
ボストンの地下鉄(MBTA、通称「T」)の路線について、重要な3つのポイントを挙げます。
1.カラーコードによる4つの主要路線
2.近郊路線(シルバーラインと通勤鉄道)
3.近年の拡張と改良
上記の3つについて詳しく解説していきます。
カラーコードによる4つの主要路線
ボストンの地下鉄は4つの主要な路線で構成され、それぞれ色で識別されています。
各路線は市内と周辺地域を結び、通勤や観光に欠かせない交通手段となっています。
1.レッドライン(Red Line)
ボストン南部のブレイントリー/アッシュモントから北部のアレワイフまでを結ぶ主要路線です。
ハーバード大学やMITなどの名門大学が沿線にあり、学生や研究者の利用が多いのが特徴です。
2.ブルーライン(Blue Line)
ローガン空港を経由し、ダウンタウンから東部のリビアまでを結ぶ路線です。
もともと海底トンネルを利用した路線として開業し、ボストン湾を越えて市内へのアクセスを提供しています。
3.グリーンライン(Green Line)
アメリカ最古の地下鉄で、トレモント・ストリート・サブウェイを起源とします。
B・C・D・Eの4つの支線があり、ボストン大学やボストン・カレッジなど、多くの大学が沿線にあります。
4.オレンジライン(Orange Line)
フォレストヒルズからオークグローブまで南北を結ぶ幹線です。
ダウンタウンを縦断し、住宅地や商業地をつなぐ重要な路線となっています。
ボストンの地下鉄は市民や観光客にとって欠かせない移動手段であり、これらの路線を活用することで市内の移動がスムーズになります。
近郊路線(シルバーラインと通勤鉄道)
ボストンの公共交通には、地下鉄4路線に加えてシルバーライン(Silver Line)と通勤鉄道(Commuter Rail)があり、市内外の移動を支えています。
シルバーライン(Silver Line)
地下鉄のように見えますが、実際はBRT(バス・ラピッド・トランジット)方式の路線です。
専用道路や地下トンネルを走るため、通常のバスより速く移動できるのが特徴です。
ローガン空港とダウンタウンを結ぶ便があり、空港利用者に便利です。
また、ウォーターフロント地区や新興エリアにもアクセスし、市内移動の重要な手段になっています。
通勤鉄道(Commuter Rail)
地下鉄よりも長距離を運行し、ボストン都市圏全体をカバーする鉄道ネットワークです。
サウス・ステーションとノース・ステーションを基点に、放射状に路線が広がっています。
特に、郊外からボストン中心部に通勤する人々にとって欠かせない交通手段です。
シルバーラインと通勤鉄道を利用することで、市内だけでなく郊外へのアクセスもスムーズになり、ボストンの交通網がさらに充実しています。
近年の拡張と改良
ボストンの地下鉄は、近年拡張や改良が進められ、より便利で快適な公共交通機関へと発展しています。
グリーンライン延伸(GLX: Green Line Extension)
2022年、グリーンラインはメッドフォードまで延伸され、ボストン北部のアクセスが向上しました。
これにより、通勤・通学の利便性が向上し、新たな利用者の増加が期待されています。
レッドラインの近代化
レッドラインでは新型車両が導入され、より多くの乗客を効率的に運ぶことが可能になりました。
これにより、混雑の緩和や運行効率の向上が図られています。
また、今後もさらなる改良が予定されており、快適な移動環境が整えられていきます。
これらの拡張・改良により、ボストンの地下鉄はより多くの人々にとって使いやすい交通手段となり、今後もさらなる改善が進められる予定です。
ボストン地下鉄の乗り方
ボストンの地下鉄(MBTA、通称「T」)の乗り方について、重要なポイントを3つ挙げます。
1.チャーリーカードまたはチャーリーチケットを利用
2.路線カラーを確認し、乗り換えを把握する
3.車内アナウンスと駅名表示に注意
上記の3つについて詳しくご紹介していきます。
チャーリーカードまたはチャーリーチケットを利用
ボストンの地下鉄を利用する際は、CharlieCard(チャーリーカード)またはCharlieTicket(チャーリーチケット)を使用します。
どちらも駅の自動券売機で入手・チャージが可能です。
チャーリーカード(CharlieCard)
ICカードタイプで、事前にチャージして使う方式です。
運賃が割引されるため、長期滞在や頻繁に地下鉄を利用する人におすすめです。
繰り返し使用でき、地下鉄だけでなくバスにも対応しています。
チャーリーチケット(CharlieTicket)
紙の切符タイプで、駅の券売機で購入できます。
ただし、チャーリーカードより料金がやや高めで、長期間の利用には向いていません。
短期間の旅行者や、ICカードを持っていない人向けの選択肢です。
また、地下鉄の改札では現金での支払いはできませんが、バスでは可能です。
ただし、事前にチャーリーカードまたはチャーリーチケットを準備するのが一般的で、スムーズに移動できます。
また、「1-Day linkPass」という地下鉄やバスが乗り放題になる便利な乗車券も存在します。有効期間は最初の利用から24時間で、地下鉄やバスに何度乗っても追加料金はかかりません。移動が多い旅行者にはとても便利な乗車券となっています。
路線カラーを確認し、乗り換えを把握する
ボストンの地下鉄をスムーズに利用するには、路線のカラーを確認し、乗り換え駅を把握することが重要です。
4つの主要路線と乗り換え駅
ボストンの地下鉄には、レッドライン、ブルーライン、グリーンライン、オレンジラインの4路線があります。
主要な乗り換え駅を知っておくと、効率よく移動できます。
・パークストリート(Park Street):グリーンライン ⇔ レッドライン
・ステート(State):オレンジライン ⇔ ブルーライン
・ダウンタウンクロッシング(Downtown Crossing):レッドライン ⇔ オレンジライン
グリーンラインの支線に注意!
グリーンラインにはB・C・D・Eの4つの支線があり、それぞれ異なる方面に向かいます。
乗る前に行き先をしっかり確認し、目的地に合った支線に乗るようにしましょう。
事前に路線図を確認し、乗り換えのポイントを把握しておくと、初めてのボストンでもスムーズに移動できます。
車内アナウンスと駅名表示に注意
ボストンの地下鉄を利用する際は、車内アナウンスと駅名表示に注意するとスムーズに移動できます。
アナウンスと電光掲示板を活用
車内では次の駅のアナウンスが流れますが、車両や状況によっては聞き取りにくい場合があります。
そのため、車内の電光掲示板を確認すると、より正確に目的地を把握できます。
特に慣れていない路線では、視覚的な情報を活用すると安心です。
ドアの開閉に注意
ボストンの地下鉄ではドアが自動で開かない車両があります。
一部の車両では、手動ボタンを押してドアを開ける必要があるため、停車時に周囲の様子を確認しましょう。
ホームと車両の隙間に注意
古い駅ではホームと車両の間に大きな隙間があることがあります。
乗り降りの際に足元をしっかり確認し、特に大きな荷物を持っている場合は慎重に乗車しましょう。
これらのポイントを押さえておけば、ボストンの地下鉄をより安全かつ快適に利用できます。
ボストン地下鉄のアプリとデジタル情報
ボストンの地下鉄(MBTA)のアプリとデジタル情報について、重要なポイントを3つ挙げます。
1.公式アプリ「MBTA-Endorsed Apps」
2.リアルタイム情報とデジタルマップ
3.チャーリーカード・モバイル対応の今後の展開
上記の3つについて詳しくご紹介していきます。
公式アプリ「MBTA-Endorsed Apps」
ボストンの公共交通機関 MBTA(Massachusetts Bay Transportation Authority)は、公式アプリを提供していませんが、代わりに複数のサードパーティ製アプリを推奨しています。
これらを利用することで、地下鉄やバスの運行情報を簡単に確認できます。
Transit App は、地下鉄・バス・通勤鉄道のリアルタイム運行情報を提供し、現在地から最適なルートを案内します。
MBTA Tracker は、列車の到着時刻や遅延情報を把握でき、通勤時の時間管理に役立ちます。
MBTA mTicket は、通勤鉄道(Commuter Rail)のデジタルチケットを購入でき、紙のチケット不要でスムーズに乗車できます。
時刻表も確認できますので、あらかじめ旅行の予定を立てるのにも役立ちます。これらのアプリを活用すれば、移動がより便利になり、効率的な公共交通利用が可能です。
リアルタイム情報とデジタルマップ
ボストンの地下鉄(MBTA)を利用する際は、リアルタイム情報やデジタルマップを活用すると便利です。
MBTA公式ウェブサイト(mbta.com) では、地下鉄やバスのリアルタイム運行状況や遅延情報を確認できます。
出発前にアクセスすれば、スムーズな移動計画が立てられます。
また、GoogleマップやAppleマップ を使えば、ボストンの地下鉄ルート検索が可能です。
リアルタイムの出発情報も反映されるため、現在地から最適なルートを調べられます。
さらに、駅構内のデジタルサイン(電光掲示板)では、列車の到着予定時刻や遅延情報が表示され、駅での待ち時間を把握できます。
これらのデジタルツールを活用すれば、より快適にボストンの地下鉄を利用できます。
チャーリーカード・モバイル対応の今後の展開
ボストンの地下鉄(MBTA)では、現在 チャーリーカード(ICカード) を中心に運賃支払いが行われていますが、モバイル決済の導入が進められています。
近い将来、Apple PayやGoogle Pay などを利用したタッチ決済が可能になる予定で、改札でスマホをかざすだけでスムーズに乗車できるようになります。
また、MBTAは次世代の 「CharlieCard 2.0」 計画を進めており、スマートフォンから直接運賃を支払える新システムを導入予定です。
これにより、従来のチャーリーカードを持たなくても、スマホ1台で地下鉄の利用が可能になります。
これらのデジタルツールを活用すれば、切符を購入する手間が減り、より便利にボストンの地下鉄を利用できるようになります。
※2025年9月現在、「CharlieCard 2.0」はすでに開始されており、クレジットカードやスマートフォンなどでも乗車可能です。2024年8月1日から導入が開始され、更にアップグレードやサービス拡張が予定されています。
まとめ
ボストンの地下鉄は、アメリカ最古の地下鉄システムとして1897年に開業して以来、125年以上にわたり市民の足として活躍してきました。
レッド、ブルー、グリーン、オレンジの4つのラインが市内の主要エリアを結び、観光客から通勤・通学者まで、多くの人々の移動を支えています。
初めて利用する方でも、路線図やアプリを活用し、乗り換えポイントを事前に確認することで、スムーズな移動が可能です。
また、デジタル化が進み、スマートフォンを活用した支払いシステムの導入など、より便利なサービスの提供も開始されています。
歴史ある地下鉄システムが、最新のテクノロジーと融合することで、ボストンの公共交通機関はさらなる進化を遂げようとしています。
◇経歴(英語を使用した経歴)
1歳から14歳までカナダ・アメリカに滞在
日本に帰国後、国際系の中間一貫校卒
現在は大手日系企業にてAI・IoT等を活用したIT企画を担っており、海外の拠点ともコミュニケーションを取っている
◇英語に関する資格(資格、点数など)
・TOEIC945点
・実用英語技能検定準一級
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
滞在→カナダ、アメリカ
ホームステイ→オーストラリア
旅行→アメリカ、中国、イギリス
仕事→アメリカ、タイ、インド
◇自己紹介
普段は大手日系企業に勤める傍ら、英語学習、IT、転職など様々なジャンルの記事を執筆するWebライターです。
いわゆる「帰国子女」であり、幼少期から英語を習得していました。
しかし、日本に帰国後は英語での会話機会が少なく、英語力の維持に苦労し、
思うように英語で読み書きができない時期もありました。
その経験から英語学習の重要性に気づき、日々の生活に英語を取り入れる工夫をしています。
読者の皆さまにとって読みやすく、面白いと感じていただける記事を執筆していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!