
台南は、「台湾の京都」と称される古都で歴史的な街並みが残っており、
台南の絶品グルメを目的に訪れる旅行者が増えています。
台南旅行を検討している方にとって、台湾南部は一年を通じて暑いイメージがあるので、旅行のベストシーズンを知りたい、また台風の心配があるのではないでしょうか。
今回の記事では、台南旅行を計画する旅行者向けに、季節ごとの天気と気温の特徴から、旅行目的別のベストシーズン、服装のポイントまで詳しく解説します。
【季節別】台南の天気・おすすめの服装
台南は熱帯モンスーン気候に属しており、台北に比べ温暖な気候で雨季と乾季がはっきりしているという特徴があります。
ここでは、台南の四季ごとの気温と降水量の変化に合わせた服装のポイントについて解説します。
春(3月〜5月)
春は、3月から5月が該当します。
3月と4月は日中の平均気温が20℃を超え、過ごしやすい時期ですが、5月からは梅雨(雨季)に入るため、湿度が一気に高くなります。
春の服装は基本的には半袖で問題ありません。
ただし朝晩は冷え込むことと、屋内の冷房対策に備え薄手の羽織ものを準備するとよいです。
夏(6月〜9月)
6月から9月の夏の時期は一年で最も暑く、最高気温が33℃を上回る真夏日が続きます。
また、午後には激しいスコールが発生しやすく、9月に入ると、台風の直撃リスクも高まってきます。
この時期は非常に暑くなるため、通気性の良い素材の綿やリネンの半袖が最適です。
また、日差しがとても強いため、帽子やサングラスは必須アイテムです。
秋(10月〜11月)
10月と11月の秋には雨季が終わり、降水量が急激に減ります。
空気も乾燥し、カラッとした晴れの日が続きます。
台北に比べて冬の始まりが遅く、11月でも暖かいため日中は半袖でも過ごせる日があります。
日中は半袖、夕方から夜は長袖のシャツが快適で、11月下旬には薄手のジャケットがあると安心です。
冬(12月〜2月)
年間を通して、最も雨が少ない時期です。
最低気温は13〜15℃程度ですが、日中は20℃を超える日もあります。
寒気団が来ると10℃以下に急に冷え込むこともあるため、油断は禁物です。
この時期は、長袖と秋物のコートやライトダウンのような組み合わせで、気温に合わせて体温調整しやすい重ね着が基本です。
【目的別】台南旅行のベストシーズン
台南旅行のベストシーズンは、快適な街歩き、旬の味覚、現地ならではのイベントなど、旅の目的を何にするかによって異なります。
ここでは、主な3つの目的別に詳しくご紹介します。
10月〜4月|観光を楽しみたい場合
10月〜4月は、降水量が少なく晴天率が高いため、観光や街の散策など屋外で時間を過ごすのに最も適した時期です。
安平(アンピン)エリアの歴史的な街並みを歩いて散策したり、夜市巡りも汗だくになることなく快適に楽しめます。
この時期は、猛暑を避けられるため、体力消耗を抑えて多くの観光スポットを回れるメリットがあります。
安平エリアでは、「安平古堡」や「安平樹屋」が定番の観光スポットですが、この時期は日差しが強くないため、路地裏にあるレトロなカフェや雑貨店を探しながらの散策も心地よく楽しめます。
また、市内中心部の人気スポット「赤崁楼」や「林百貨」なども、この時期であれば徒歩移動が苦にならないため、訪れるには最適です。
6月〜8月|旬のマンゴーを堪能したい場合
台南は台湾最大のマンゴーの産地です。
特に「愛文マンゴー(アップルマンゴー)」が一番美味しくなるのが6月〜8月です。
マンゴー好きな旅行者には外せない、産地ならではの濃厚なマンゴーをたっぷり使ったかき氷が楽しめます。
台南で味わえるマンゴーは、定番の「愛文」のほかにも、大ぶりで食べ応えのある「金煌」、酸味と甘みのバランスの良い「土マンゴー」などがあります。
マンゴーの食べ比べもこの時期の楽しみの一つです。
マンゴーかき氷の有名店が集まる「民生路」周辺では、行列ができることも多いです。
そのため、日傘を差したり、帽子やサングラス、その他の暑さ対策グッズを使い、熱中症対策をするようにしてください。
この時期は非常に暑いですが、冷房の効いた台南市美術館を訪問したり、ショッピングモールやお土産店でのショッピングなど屋内で楽しむ時間を、午後の最も暑い時間帯(2時から3時頃)に組み込むことにより、効率よくグルメと観光を楽しめます。
12月〜3月|現地のイベントに参加したい場合
12月〜3月は、12月のクリスマス、1月から2月の春節、ランタンフェスティバルとイベントが続きます。
台南近郊で開催される「塩水武廟蜂炮(ロケット花火祭り)」、「台湾ランタンフェスティバル」、「台湾国際蘭展」など、南部ならではの熱気あふれるお祭りがあります。
これらの人気イベントが続く時期は、観光客が急増するため、フライトやホテルの予約を早めにする必要があります。
台南旅行で避けるべきシーズン

台湾の古都、台南は魅力的な街ですが、特定の時期には休業や悪天候のため、旅行にあまり適さないシーズンがあります。
ここでは、特に避けるべき2つの時期について解説します。
1月末〜2月初旬
春節(旧正月)は台湾で最も重要な祝祭日になっています。
春節の間は、ローカルの人も帰省したり旅行することが多いため、ローカル飲食店や市場の多くが3〜5日間ほど完全に休業します。
そのため、グルメが目的の旅行の場合、目当てのお店が開いていないリスクがかなり高いです。
また、台湾新幹線や台鉄などの交通機関では帰省ラッシュで大混雑し、数週間前からチケットの予約が困難になります。
フライトやホテルの予約ができて台湾への渡航や滞在先の確保はできても、台南までの移動ができないことが考えられます。
さらに、ホテルの宿泊料金が通常時の数倍に跳ね上がり繁忙期の特別価格になるため、コストパフォーマンスは最も悪いです。
また、航空券の価格も高騰しやすく、ツアー代金も一年を通じて最も高くなる時期です。
9月
統計的に見ると、9月は台湾南部へ台風が接近・上陸する確率が高い時期です。
台風が近づくと「停班停課(仕事も学校も休み)」という警報が発令され、商業施設や飲食店、美術館などの観光スポットが営業休止になったり、バスやタクシーなどの交通機関がストップする可能性があります。
また、暴風雨の時は、古い街並みの散策は危険を伴うため、外出が困難になり完全に屋内に閉じ込められるリスクもあります。
その場合は無理に外出をせず、ホテルで天気が回復するのを待つしかありません。
さらに、フライトの遅延や欠航も発生しやすくなるため、予定通りに旅行ができず旅行日数が少なくなる可能性もあります。
帰国のフライトの欠航により帰国が延びる可能性も考慮し、余裕を持った日程調整、欠航による延泊費用の見積もり、海外旅行保険の遅延補償などを事前に検討、準備しておくことがこの時期の旅行準備では大切です。
台南旅行で役立つアイテム
台南旅行では、特有の強い日差しや突然のスコール、そして乾季特有の空気事情に対応するために必要なアイテムがあります。
ここでは、快適な台南旅行に役立つアイテムをご紹介します。
雨季に台南を訪れる場合
台南の夏は日差しが非常に強く「刺さる」ように感じるほどです。
また突然のスコールにも備えて晴雨兼用の傘があると便利です。
強い日差しに対応できるUVカット率の高いもので、横殴りの激しい雨に耐えられる、丈夫な折りたたみ式の傘がおすすめです。
夜市など人で混雑しているところを歩く際、傘だと人混みで邪魔になり歩きにくいことがあります。
その場合には、現地の人や外国人も多く使っているポンチョタイプのレインコートが動きやすいです。
また、雨季の台南では、湿度が80%を超えることもあるため、綿100%より速乾性と通気性の高いポリエステル混などの乾きやすい素材の服がより快適です。
足元は、スコールの浸水に備えて、ストラップのある歩きやすいサンダルが最適です。
台湾でも他の国と同じく外が猛暑でも、バスや電車、デパートなどの屋内はエアコンの設定温度が非常に低いため、薄手のパーカーやストールなどは、体温調節に必須のアイテムです。
乾季に台南を訪れる場合
乾季の台南では、 日中は25℃程度で夏のような陽気でも、日が落ちると一気に15℃を下回り肌寒くなります。
寒暖差に備え、ライトダウンや厚手のカーディガンなどカバンに収まるコンパクトな防寒着が必要です。
また、11月以降は非常に乾燥するため、リップクリームやハンドクリームなどの保湿アイテムがあるとよいでしょう。
屋外だけではなく、ホテルの室内も乾燥しやすいため注意が必要です。
ホテルでは、コップに水を注ぎ室内に置いておくだけでも極度の乾燥を防ぐことができます。
冬場は大陸からの寒気により、空気質指数(AQI)が悪化し、喉の具合が悪くなる人が多いため、PM2.5に対応した高機能マスクを持っておくと安心です。
私が個人的におすすめするアイテムはミストタイプで顔や体にスプレーすることで、大気汚染物質が目や鼻から入って来たり、体に付くのを保護するものです。
埃や塵などに敏感な場合は、マスクと併用するとより効果があります。
天気の特徴を把握して台南旅行を楽しもう
台南は一年を通じて温暖な気候ですが、雨季と乾季そして台風などの気候的な特徴があります。
ベストシーズンは、観光なら10月から4月、グルメなら夏、イベントなら冬と目的により異なります。
台南旅行を快適に楽しむためには、訪れる時期の天気に応じた服装やアイテムを揃えることが大事です。
今回の記事を参考に、天気に応じた準備をして台南旅行をぜひ楽しんでください。
◇経歴
日本、韓国の企業で通訳・翻訳、アシスタントとして勤務
日本にて韓国語講師として5年勤務
フィリピンにてフリーの通訳として英語、韓国語、日本語の3言語の通訳を担当
◇資格
・韓国語能力試験(TOPIK)6級
・延世大学校韓国語教員養成課程修了
◇留学経験
【オーストラリア】
・クイーンズランドカレッジオブイングリッシュ:3カ月
・ゴールドコーストカレッジオブビジネス:6カ月
【フィリピン】
・ファーストウェルネスイングリッシュアカデミー:3週間
【韓国】
・梨花女子大学校言語教育院:3週間
・延世大学校言語研究教育院(韓国語教員養成課程):5週間
【タイ】
・プロランゲージ(タイ語):1年6カ月
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーにてソウルの企業数社で通訳・翻訳、セールス、マーケティングを担当
韓国語習得のための留学5回(一般韓国語、ビジネス韓国語)
延世大学校にて韓国人と共に韓国語教育について学ぶ
◇自己紹介
韓国語学習コンサルタント
韓国語講師
講座構築コンサルタント
オンラインで韓国語学習に悩みを持つ学習者の問題解決をする韓国語学習コンサルタント、韓国語講師として韓国語習得に成功する学習法や練習法も指導しています。
また、英語と韓国語習得に成功した経験とカリキュラム構築、教材作成の経験を活かし講座構築の方法をあらゆるジャンルのプロに指導するコンサルタントとしても活動しています。
海外就職でフィリピンのセブに移住して5年半在住、現在はタイのチェンマイに住んでいます。
外国語に興味があり、英語、韓国語(ビジネスレベル)、中国語(中級)、現在はタイ語習得を目標に勉強しています。