留学経験は人生を豊かにしてくれる素晴らしいものに間違いありません。
みなさん、こんにちは。
今日はワーホリについての情報です。
今では、日本でもよく知られているワーキングホリデー、略してワーホリですが年齢制限があるのが悩むところです。社会人になって自分のお金でワーホリを考えている人も多いのではないでしょうか。
筆者の周りにも2、3年社会人として働いた後にオーストラリアやカナダなどにワーホリで行った友達がいました。
ワーホリは、海外にいきながら働くこともでき、留学費用を抑えて生活できるといった魅力があります。
しかし、ワーホリでネックなのが年齢制限があるということです。2025年2月現在、日本国籍をもつものが30歳を過ぎてもワーホリビザが申請できる国は残念ながらありません。
しかし、希望を捨ててはいけません。
今日は、ワーホリについて詳しく解説していきます。
ワーホリ上限年齢は30歳が一般的
そもそもワーホリとはどういう制度なのでしょうか。
ワーキングホリデーとは、ワーホリビザを申請して海外に留学に行く制度です。具体的には海外で就労する権利が得られます。
現地で働きながら生活することで留学費用を通常より安く抑えることができ、自由度が高いことからもとても人気な留学方法の一つです。
現在、日本からは30の国にワーホリで行くことができます。期間は1年から最長で3年滞在できる国もあります。
現在、日本国籍の人が30歳を超えて、ワーホリを取得できる国はありません。
日本人が特にワーホリに行く国として人気なカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスはいずれも18歳から30歳までという年齢制限があります。
このように、ワーホリの上限年齢は30歳までというのが一般的です。
しかし、ワーホリビザはビザを申請する段階での年齢です。そのため、ワーホリビザの申請年齢は30歳だったけど、実際の渡航の時は31歳だったということは考えられます。ビザは発給されてから1年以内に渡航するように言われています(イギリスは1ヶ月以内)。
31歳になってしまうからと諦めていた人は、もしかしたらまだチャンスかもしれません。誕生日が来る前にビザ申請に駆け込んでください。
ワーホリに上限年齢がある理由
なぜ、ワーホリ留学には上限年齢があるのでしょうか。考えられる理由について解説していきます。
目的は若者の国際交流と文化体験
ワーホリの目的は青少年、つまり若者の国際交流と文化体験です。
青少年や若者の年齢制限を解釈するのは難しいですが、世界平均的に成人になる年齢として多い18歳から30歳までとしていると考えられます。
若者が、異文化を体験しながら働くことで、将来のキャリアや人生にいかせる経験を積むということが本来のワーホリの目的です。
移民政策の観点
ワーホリに年齢制限を設けている理由は他にもあります。ワーホリは1年、長くても3年の「一時的な滞在者」という立場にあります。
長期的な就労や移住とは異なります。若者に限定することで、将来的には滞在後、本国へ戻る可能性が高いとみなされます。そのため、移民管理の点からも受け入れやすいというのが特徴です。
ワーホリで働けるのは補助的なもの
ワーホリビザで働けるのはあくまで補助的な仕事内容が多いです。
フルタイムの就労を目的としたビザとは異なります。年齢制限を設けることでワーホリの利用者が現地の労働市場に過度に影響を与えることがないようにしているのです。
35歳までワーホリできるという情報が流れる理由
ワーホリビザが申請できるのは多くの国が30歳ということがわかりました。
ということは渡航できるのは31歳までという理由も理解してもらえたと思います。
しかし、なぜ35歳という情報が流れるのでしょうか。
最長3年いられる国があるから
多くの国がワーホリビザで滞在できる期間は1年ですが、カナダやイギリスでは場合によっては2年、オーストラリアでは3年最長でいられる場合があります。
しかし、期間を伸ばすためには条件があります。
オーストラリアで最長3年までいられるのは有名な話で、今注目されています。
条件は1年目のワーホリ中に、農業、漁業、建設業など特定の地域と職種で3ヶ月以上の就労がされていた場合、追加で12ヶ月の滞在が認められます。
また、2年目のワーホリ中に同様の指定の仕事を6ヶ月することで同じように追加で12ヶ月の滞在が認められます。このようにして、最長3年までいる選択をする人もいます。
例えば、31歳で渡航してこの制度を使用した場合、33歳まで滞在することが可能です。そのため、30歳を超えてもワーホリができると言うことで35歳までできるといった誤情報が流れていると考えられます。
国籍によって35歳までワーホリに行けるから
現在、日本国籍保持者は18歳から最長30歳までがワーホリビザで留学に行けるという条件ですが、他の国籍保持者は35歳まで可能というところもあります。
例えば、オーストラリアでは、カナダ、フランス、アイルランドの国籍保持者に限り35歳までの渡航が認められています。
このように、どの国籍を保持しているかで若干の年齢制限に差があるため35歳までできるという情報になったのかもしれません。
オーストラリアは様々な点からワーホリにとても寛容な国と言えます。
ワーホリ経験は、将来のキャリアに良い影響を与えることもあるので、日本もいつか35歳までと緩和されてほしいです。
カナダのROワーホリとは?
実は、日本国籍保持者も35歳までできるワーホリが存在します。
カナダには独自のROワーホリというものがあります。この対象年齢は18歳以上35歳以下です。
30歳を超えてしまい、ワーホリにもういけないという人も対象になります。詳しくご紹介します。
ROワーホリとは「Recognized Organization」の略です。
カナダ政府が認定した指定機関を通じて申請することが可能になります。通常、ワーホリは1つの国で1回しか発給されないビザです。
しかし、このROワーホリはワーホリを今まで経験したことがある人でも、2回目のワーホリとして使うことができます。申請方法は、通常のワーホリ申請とは異なります。
では、どのように申請すればよいのでしょうか。
Language Canadaに加盟している8校の語学学校を通してROワーホリの申請が可能です。
しかし、このROワーホリは、カナダ政府認定の語学学校に12週以上通うのが条件になります。
その他は、通常のワーホリと同様、就業するのも観光するのも良いです。1年間の滞在が認められます。定員は各学校によって異なります。枠が限られているので興味のある人は早めに準備に取り掛かりましょう。
手続きに少し自信のない人は、留学エージェントの力に頼むのも一つの方法でしょう。学生の時よりお金がある社会人だからこそ、手続きを他に頼めることは利点の一つです。年齢が上なのは留学に必ずしも不利とは限りません。
30歳以上の人がワーホリ以外で海外で働く方法
ここまでワーホリの年齢制限について紹介してきました。
ワーホリは費用も抑えられ、自由度も高いので魅力的なビザに見えるかもしれません。しかし、必ずしも人によってはそうとは限りません。
30歳以下の人でもあえてワーホリビザで行かない人もいます。ワーホリ以外の方法でも海外生活をする方法はいくつかあります。参考にしてみてください。
現地採用をもらう方法
現地で採用してもらい、仕事をするという方法もあります。
最近では、日本の企業が海外に進出して現地で働く人を必要とする企業もあります。
特に、アジアの地域でこのような枠が多いです。国を選ばなければチャンスはたくさんあります。
また、日本の企業だけではありません。外資の企業で働く機会もあるかもしれません。
しかし、実際に海外で働くとなるとフルタイムで働くことが基本ですので、ワーホリより高い技術が求められます。
30歳以上の年齢になるとある程度日本で経験を積んでいる人も多いのではないでしょうか。そのスキルや経験を生かして海外に挑戦する方法はいかがですか。
仕事はワーホリより大変かもしれませんが、土日の休日を使って異文化交流をしたり、英語などの語学を磨くこともできます。ワーホリと同じようなもしくはそれ以上の体験ができると思います。
学生ビザを活用する方法
ワーホリビザや現地採用で海外に行く場合は、海外で働くことを基本とします。そのため、多少の語学力がないといけません。
海外で英語力の向上を目的としている人はワーホリビザではない方がおすすめです。
学生ビザは国やプログラムにもよりますが、基本的に年齢制限がないものが多いです。学生ビザ取得の条件は、現地の語学学校や大学に入学することです。それらの条件を満たせば、学生ビザが発給され、2週間で最大48時間の就業も認められます。
コープ留学をする方法
カナダでは、ワーホリ留学と別にコープ留学というのがあります。ワーホリを終えてもう一度カナダに行きたい人、ワーホリの年齢制限にひっかかる人もこの方法で留学しています。
コープ留学とは一体どのような制度なのでしょうか。
コープ留学(Co-op留学)は、カナダのカレッジと呼ばれる専門学校で学びつつ、有給インターンシップをするという留学の仕方です。
実務経験ができ、収入も得られるのでワーキングホリデーに近い働き方になります。
例えば、6ヶ月授業があって6ヶ月インターンがあるといったようにプログラムができています。
年齢制限がないので30代や40代でも留学が可能です。プログラム内容もビジネスから、ITや観光業など分野もたくさんあり、とても人気な海外留学の一つです。
まとめ
いかがでしたか?ワーキングホリデーを年齢35歳ですることは現時点ではできません。しかし、他の国籍であれば35歳でも許されている国があるので、近い将来日本人にも可能性があります。希望をもっていきたいと思います。
また、留学方法はワーホリだけではありません。様々な方法で留学できることを紹介してきました。人生は1度きりです。年齢で遅いということはありません。
留学のチャンスはたくさんあります。少しでも海外に行ってみたいという気持ちがあれば、ぜひ挑戦してください。

◇経歴(英語を使用した経歴)
学生時代に、デンマークのど田舎で交換留学を経験。ヨーロッパ中から集まる学生と寝食を共にし、英語漬けの日々を送った。
タイで現地採用として3年勤務。
タイ語が一向に上手にならず、英語で生活。
現在私立の小学校で英語講師として勤務している。
◇資格
TOEIC、TOFELiBTなどの受験経験あり。
◇留学経験
デンマーク:デンマーク南大学(UC SYD)に5ヶ月間
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
ケニア、カナダ、フィリピンなど
仕事、留学、旅行合わせて計21か国の渡航経験あり。
◇自己紹介
英語は決して得意な方ではありませんでした。だからこそ、今日まで続けてきたのかもしれません。苦手だったからこそ、みなさんのお悩みに寄り添える記事を書きたいと思っています!「英語は一生」です。共に頑張りましょう。