
イロイロは、フィリピン・ビサヤ地方に位置する学園都市で、落ち着いた環境の中で英語を学びたい方に注目されつつある留学先です。
観光地としての派手さはないものの、その分「治安の良さ」「物価の安さ」「静かな学習環境」が整っており、初めての海外留学にもぴったりなロケーションと言えるでしょう。
本記事では、イロイロの場所や気候・治安といった基本情報から、語学留学のメリット・デメリット、かかる費用、生活環境、そして現地でのアクティビティまで、まるっと詳しく解説します。
セブやマニラ以外の選択肢を探している方は、ぜひ参考にしてください。
- イロイロってどんな街?留学前に知っておきたい基本情報
- イロイロ留学のメリットとデメリット
- イロイロ留学にかかる費用まとめ
- イロイロの生活環境は?現地生活をリアルに解説
- イロイロ留学中に楽しめるアクティビティ
- まとめ|コスパ重視&落ち着いた環境で学びたいならイロイロ!
イロイロってどんな街?留学前に知っておきたい基本情報
イロイロの場所・アクセス方法
イロイロはフィリピン中部のパナイ島に位置する都市で、ビサヤ地方に属しています。首都マニラやセブからのアクセスも良好で、国内線の飛行機での移動が一般的です。
イロイロ国際空港から市内まではタクシーや空港送迎を利用して40分ほどで到着できます。
気候と治安|快適に過ごせる環境か?
イロイロの気候は熱帯モンスーン気候で、年間を通じて高温多湿ですが、日本よりも穏やかに感じることもあります。
平均気温は26〜28度で、
5〜10月が雨季、11〜4月が乾季です。
治安面では、フィリピン国内でも特に穏やかな地域とされ、犯罪率も低めです。
カジノがないこともあって、落ち着いた街並みが広がっており、ストリートチルドレンや観光客狙いの犯罪も少ないのが特徴です。
ただし、夜間の外出には注意が必要です。
英語は通じる?現地の言語事情
イロイロの主要言語はイロンゴ語(ヒリガイノン)ですが、英語はフィリピンの公用語のひとつであり、教育やビジネスの場では英語が広く使われています。
語学学校の講師はもちろん、ホテルやレストラン、交通機関のスタッフも
基本的に英語で対応が可能です。
特に語学学校では、マンツーマンでの英語指導が主流のため、学習効率が高いと評判です。
イロイロ留学のメリットとデメリット
勉強に集中できる静かな環境
イロイロは、マニラやセブのような観光都市と比べて落ち着いた雰囲気があり、留学中の誘惑が少ないのが特徴です。
街全体が学園都市として機能しており、
語学学校や大学が多く、勉強に集中しやすい環境が整っています。
英語学習に本腰を入れたい方には理想的な学習環境といえるでしょう。
治安の良さとコスパの良い学費
イロイロはフィリピン国内でも比較的治安の良いエリアとして知られています。
観光地化が進んでいないため、トラブルに巻き込まれるリスクも低く、初めての海外留学でも安心感があります。
限られた予算で質の高い英語教育を受けたい方には、まさにうってつけの留学先です。
遊びやインフラ面での注意点
一方で、イロイロには大型のレジャー施設や観光スポットが少なく、娯楽の選択肢は限られています。
勉強に集中するには良い環境ですが、「遊びも楽しみたい」と考える方にとっては物足りなく感じるかもしれません。
インターネット環境が不安定なこともあり、滞在中のストレス要因となる可能性も。
事前に語学学校や宿泊施設の通信環境を確認しておくことが大切です。
日本からのアクセスの不便さ
イロイロには日本からの直行便がなく、マニラやセブを経由する必要があります。
乗り継ぎ時間や空港での待機時間を含めると、移動に丸一日近くかかることもあり、短期留学の場合は滞在日数を有効活用しにくい点がデメリットとなります。
イロイロ留学にかかる費用まとめ
語学学校の授業料・滞在費の相場
イロイロでの語学留学にかかる授業料は、1週間あたりおよそ4万円〜8万円が相場です。
学校によっては、食事や宿泊費込みのプランもあり、追加費用を抑えやすいのが特徴です。
| 項目 | 相場・目安 | 備考 |
| 授業料 | 1週間あたり 4万〜8万円程度 | 食事・宿泊費込みプランもあり |
| 寮の滞在費 | 週1〜2万円程度 | 料金に食事を含む場合あり |
| 宿泊先の選択 | 寮、ホテル、ホームステイ等 | 滞在形式によって費用に幅あり |
イロイロでの生活費は月に約3万〜5万円程度が一般的です。
生活費・保険・航空券などその他費用
屋台やローカルレストランを利用すれば、
1食200円程度で済むことも。
その他、渡航前に必要な費用として航空券代(往復で5万〜10万円)、海外旅行保険料(1か月で5,000〜1万円程度)が挙げられます。
| 項目 | 相場・目安 | 備考 |
| 生活費(月額) | 3万〜5万円程度 | 屋台・ローカル食堂利用で1食200円程度も可能 |
| 航空券(往復) | 5万〜10万円 | 時期や航空会社により変動 |
| 海外旅行保険料 | 月5,000円〜1万円程度 | プランによって異なる |
| 現地通信費 | 数百円〜1,000円程度/月 | SIMカード、プリペイド型などを利用可能 |
セブはフィリピン留学の定番地として人気ですが、物価や学費の上昇により、全体的な留学コストが高めになりつつあります。
セブ留学と比較した費用メリット
一方、イロイロはセブに比べて学費・滞在費ともに1〜2割安く抑えられるケースが多く、同じ予算でもより長期間の留学が可能になります。
勉強に集中できる落ち着いた環境も相まって、コスパを重視する方には非常におすすめの選択肢です。
イロイロの生活環境は?現地生活をリアルに解説
移動手段は?交通事情と注意点
イロイロ市内での移動には、主にタクシー・ジプニー(乗合バス)・トライシクル(三輪バイク)などの交通手段が使われます。
特に語学学校のあるエリアではタクシーの利用が一般的で、初めて訪れる方や英語にまだ自信がない方でも比較的安心して利用できます。
夜間の移動は、安全面を考慮して複数人での行動や送迎サービスの利用をおすすめします。
電源プラグ・インターネット環境
イロイロの電源プラグはA・B3・Cタイプが使用されており、日本のAタイプもそのまま使える場合が多いです。
ただし、電圧は220Vのため、対応していない機器を使う際には変圧器が必要になります。
現地でのSIMカード利用やポケットWi-Fiのレンタルもおすすめです。
両替・物価・生活費のリアル
両替は空港・銀行・市内の換金所などで可能ですが、レートは場所によって異なるため、複数チェックするのがポイントです。
生活費は比較的リーズナブルで、ローカルの飲食店では1食200円〜300円で食事が可能。
ただし、ショッピングモールなどでは日本と同水準の価格の商品もあるため、滞在スタイルによって費用感に差が出る点は留意が必要です。
イロイロ留学中に楽しめるアクティビティ
美しい島巡りでリフレッシュ
イロイロ周辺には、美しいビーチと透明度の高い海が魅力の離島が点在しています。
なかでも「ギマラス島」や
「ギガンテス諸島」は、イロイロ市内からアクセスしやすく、週末旅行にもぴったり。
こうした体験は、英語でのコミュニケーション練習にもなり、留学中の学習効果を高めるチャンスにもなります。
フィリピン料理とローカルグルメ体験
イロイロでは、フィリピンの伝統的なローカルグルメを手軽に味わえるのも魅力のひとつです。
豚の丸焼き「レチョン」、
ガーリックと酢で味付けした「アドボ」、
刻んだ豚肉と玉ねぎのスパイシー炒め「シシグ」など、
日本人にも馴染みやすい料理が豊富。
ショッピング&歴史的建築を巡る休日
イロイロ市内には「SMシティ・イロイロ」や「ロビンソンズ・プレイス」など大型ショッピングモールが複数あり、買い物や食事、映画などを楽しむことができます。
また、スペイン統治時代の名残を感じられる「ミアガオ教会」や「ジャロ大聖堂」、
植民地様式の街並みが残る「カリエ・レアル」など、歴史的建築も見どころ。
まとめ|コスパ重視&落ち着いた環境で学びたいならイロイロ!
フィリピン留学といえばセブやマニラが有名ですが、イロイロは
「静かに、しっかり学ぶ」環境を求める方にぴったりの都市です。
治安が良く、観光地化が進んでいないため勉強に集中できる環境が整っており、学園都市としての機能もしっかりしています。
加えて、物価や学費が他の都市よりも安く、費用を抑えつつマンツーマンの質の高い英語教育が受けられる点は、コストパフォーマンスを重視する留学生にとって大きなメリットです。
気候も比較的穏やかで、日本人にとって過ごしやすいと感じられるでしょう。
もちろん、レジャー施設や直行便の少なさなど注意すべき点もありますが、それを補って余りある魅力がイロイロにはあります。
英語学習に本気で取り組みたい方、留学費用を抑えたい方には、
イロイロは“穴場”とも言える優良な留学先。
自分の目的やスタイルに合った学びを実現するためにも、ぜひ候補のひとつとして検討してみてください。