「フィリピン留学したいけど、マニラ・セブ島以外の選択肢はないかな?」
「英語に集中できる環境で、安全に留学生活を送りたい」
そんなお悩みに応える新たな留学先として注目を集めているのが、
「スービック」です。
この記事では、スービックの基本情報から学校選びのポイントや費用、現地での生活環境について、詳しくお伝えしていきます!
スービック留学を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。
スービックの基本情報
フィリピンの留学先として人気の高まってきているスービック。
ここでは、留学前に知っておきたい基本情報を見ていきましょう。
スービックの地理的特徴と歴史
フィリピンのルソン島中部に位置するスービックは、首都マニラから北西に約120kmの距離にあり、車やバスを使えば約3時間でアクセスできます。
1992年まで米軍の海軍基地として使用されていた特別な歴史を持つスービックは、整然と区画された道路や近代的な建物が多く、他のフィリピンの都市とは異なる雰囲気を持っています。
米軍撤退後は経済特区として再開発が進められ、現在では観光やビジネスの拠点として発展しています。
豊かな自然と整備された都市機能が調和した、独特の街並みが特徴です。
経済特区としての特徴
スービックは1991年の米軍撤退後、フィリピン大統領直轄の経済特区「スービック・ベイ経済特区」として再開発された特別な都市です。
自由貿易港としての機能を持ち、外国企業への優遇措置により、多くの外資系企業が進出しています。
充実したインフラと政府による直接管理体制により、群を抜く治安の良さを実現。
国際空港やショッピングセンター、ホテル、病院など、生活に必要な施設が全て整っています。
また、世界的な企業の進出により、様々な国籍の人々が行き交う多文化な環境が生まれ、自然と英語を使う機会が多くあります。
さらに、美しいビーチでのリゾート体験やマリンスポーツなど、留学生活を充実させる施設やアクティビティも豊富です。
スービックの気候
スービックは1年を通じて温暖な熱帯モンスーン気候で、年間の平均気温は24~32度。
雨季(6月~11月)にはスコール的な強い雨が降ることが特徴で、特に10月から12月にかけて降水量が増加します。
乾季(12月~5月)は比較的安定した天候が続き、特に3月から5月は最も暖かい時期となります。
特に12月から4月上旬は、観光やビーチアクティビティに最適な時期とされています。
スービック留学のメリット・デメリット
スービック留学には、他の留学先にはない特徴的なメリットとデメリットがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット①:治安の良さと安全性
スービックは、フィリピンの中でも群を抜いて治安が良い地域です。
経済特区として政府による管理が徹底されており、1,500人以上の警察官が24時間体制でパトロールをしています。
また、フィリピンで唯一の銃所持禁止地域であり、歓楽街の設置も認められていません。
地域への出入りも厳重に管理され、許可証を持つ者のみが入場できる仕組みになっているため、犯罪発生率は極めて低い状態を保っています。
万全な治安体制が整っているため、海外留学未経験の方でも心配なく滞在できる環境です。
メリット②:日本人が少ない学習環境
スービックの語学学校は、フィリピンの主要な留学先の中で最も日本人留学生の割合が低い特徴があります。
セブ島やマニラの語学学校では日本人比率が30〜40%に達することも多いのですが、スービックではそのような状況はほとんど見られません。
代わりに韓国人や中東からの留学生が多く在籍しており、異文化交流を通じて自然と英語でコミュニケーションを取る機会が増えます。
学校内では「English Only Policy(英語のみ使用)」が徹底されており、授業中はもちろん、休み時間や放課後も英語での会話が基本です。
「日本人同士で固まる」「つい日本語を使ってしまう」といった留学生にありがちな悩みを、環境が自然と解決してくれるため、理想的な英語学習が実現できるでしょう。
メリット③:欧米ネイティブ講師の多さ
スービックの語学学校の大きな特徴は、欧米出身のネイティブ講師が多く在籍していることです。
これは、かつて米軍基地があった歴史的背景から、現在も多くの欧米人が居住している環境が整っているためです。
ネイティブ講師との授業では、教科書だけでは学べない自然な英語表現やイディオム、また、最新のスラングや現代的な表現も学ぶことができます。
さらに、スービックの講師陣は単なるネイティブスピーカーではありません。
教育資格を持ち、豊富な指導経験を持つプロフェッショナルが中心!
講師との日々の会話を通じて、英語圏の文化や習慣、ビジネスマナーまでも自然に吸収できます。
メリット④:整備された街並みと生活環境
スービックの街並みは、かつてアメリカ軍の基地として使用されていた歴史を反映し、フィリピンの他都市とは異なる特徴を持っています。
経済特区内では、整然と区画された道路や充実した公共施設により、清潔で快適な生活環境が整っています。
街の中心部には、欧米風のレストランやカフェが立ち並び、高級ホテルやショッピングモールも充実。
日常生活に必要な施設のほとんどが徒歩圏内にあるため、留学生活を便利に過ごせます。
また、海や山に囲まれた自然豊かな環境なので、週末に様々なアウトドアアクティビティも楽しめます。
年間を通じて比較的穏やかな気候も、長期滞在に適していますね。
デメリット①:都会的な刺激の少なさ
スービックは、マニラやセブなどのフィリピンの主要留学先と比べて、都会的な娯楽施設が限られています。
大型ショッピングモールや映画館、ナイトスポットなどの施設が少なく、特に夜間の過ごし方の選択肢が豊富とはいえません。
週末の過ごし方も、都会的な娯楽を求める方には物足りなく感じるかもしれません。
とはいえ、英語力の向上に本腰を入れたい方にとっては、かえって理想的な学習環境となります。
都会の誘惑が少ないことで、学習により集中できる環境が整っているためです。
また、週末はビーチでのんびり過ごしたり、自然を活かしたアウトドアアクティビティを楽しんだりと、しっかりリフレッシュもできるでしょう。
デメリット②:日本人コミュニティの少なさ
日本人留学生が少ないスービックでは、母国語で会話できる相手が限られることがデメリットとして挙げられます。
特に長期留学の場合、孤独を感じたりホームシックになりやすい傾向があります。
また、日本語での留学サポートを受けられる機会も限られているため、特に留学初期は生活面で戸惑うことがあるかもしれません。
例えば、病院での受診や携帯電話の契約など、詳細な説明が必要な場面では苦労する可能性があります。
また、お正月やお花見といった日本の季節の行事を共に楽しむ機会も少なく、文化的な寂しさを感じることもあるでしょう。
ですが、せっかくの恵まれた環境です!
留学生活を思う存分楽しむために、渡航前からしっかりと心の準備をしていきましょう。
スービック留学の費用
スービック留学にかかる費用は、選択する学校やコース、滞在期間や生活スタイルによって大きく異なります。
費用を抑えたい場合は、学生寮の利用や長期留学プランの活用がおすすめです。
ここでは、各費用の相場や賢い節約方法について詳しく解説していきます。
1ヶ月の留学費用の目安
スービックの語学学校の留学費用には、一般的に学費、滞在費、食費が含まれていることが多いです。
選択する授業形態(マンツーマン授業またはグループ授業)やコマ数によって費用は変動し、週3万円から10万円まで幅広い価格帯が設定されています。
一般的な英語コース(ESLコース)の場合、1週間で3~5万円、1か月(4週間)で12~20万円が目安です。
マンツーマン授業中心のコースでは、1か月の費用が25万円から45万円程度となっています。
スービックの語学学校は、個性豊かな特徴を持っています。
以下に、各校の魅力をご紹介しますので、ご自身に合った学校選びの参考にしてくださいね。
【学校別の特徴】
Keystone Academy
・最も設備が充実
・欧米ネイティブ講師が多数在籍
・全寮制で快適な学習環境
・親子留学向けの専用コース完備
iYES Language School
・少人数制の丁寧な指導
・きめ細やかなサポート体制
・アットホームな雰囲気
・親子留学プログラムあり
Thomasite English Center
・ビジネス英語に特化
・実践的なカリキュラム
・TOEIC対策が充実
First EDT Learning Center
・リーズナブルな価格設定
・基礎からしっかり学べる
・初心者向けプログラムが充実
現地の物価と生活費の目安
スービックは経済特区として開発された地域のため、フィリピンの他都市と比べると物価は若干高めですが、その分清潔で質の高いサービスを受けられます。
月々の基本的な生活費は4〜5万円程度が目安で、以下が主な内訳です。
【基本的な生活費の目安】
・食費:2〜3万円(学食プラン利用時)
・交通費:5,000円(週末の外出含む)
・通信費:3,000円(現地SIMカード)
・雑費:1〜2万円(洗濯代、日用品など)
【現地の食事代の目安】
・現地レストラン:1食500円程度
・日本食レストラン:1食1,000円前後
・自炊の場合:野菜や果物は日本と比べて約3分の1程度の価格で購入可能
経済特区内にはハーバーポイントモールなどの大型商業施設があり、スーパーマーケットや日用品店も充実しています。
自炊を活用すれば、より経済的な留学生活を送れます。
食材は現地のスーパーで新鮮なものが手に入りやすく、食費の節約に効果的です。
留学費用を抑えるための3つのポイント
スービック留学では、以下の3つの工夫で費用を効率的に抑えることができます。
1つ目は、オフシーズン(7月~9月)の留学を選ぶことです。
この時期は学生が少ないため、多くの学校が授業料や宿泊費の特別割引を実施しています。
2つ目は、長期留学時に外部寮やアパートメントを利用することです。
3ヶ月以上の滞在では、学校寮と比べて月額2~3万円ほど費用を抑えられます。
また、アパートメントをシェアすれば、さらに費用を節約できるでしょう。
3つ目は、現地のローカル店で食事をすることです。
フィリピンの一般的な食堂は、観光客向けの店と比べて3分の1程度の価格で食事ができます。
地元の人々が利用する店を選ぶことで、美味しい食事を手頃な価格で楽しめます。
スービックでの生活環境
スービックでの留学生活を快適に過ごすためには、現地の生活環境を理解しておくことが重要です。
ここでは、日常生活に必要な交通手段やインターネット環境についてご紹介します。
交通手段と移動方法
スービックでは、主にジプニー(乗合バス)、トライシクル(バイクタクシー)、タクシー、Grab(配車アプリ)を利用して移動できます。
市内の移動では、メーター制のタクシーが便利です。
料金が明確なため、初めての方でも安心して利用できます。
また、フィリピンの伝統的な乗り物であるジプニーは、料金が安価で地域の人々の足として親しまれています。
夜間の移動には、事前に料金が分かる配車アプリのGrabがおすすめです。
市外への移動には、Victory Linerなどのバス会社を利用できます。
マニラまでは約3時間、クラーク国際空港までは約1時間で到着します。
なお、スービックはコンパクトな街づくりが特徴で、治安も良好なため、近距離であれば徒歩での街歩きも安心して楽しめます。
インターネット環境
スービックのインターネット環境は、経済特区として整備が進んでいることもあり、フィリピンの他の地域と比べて非常に安定しています。
語学学校では、校内のほとんどの場所でWi-Fiが利用可能で、オンラインレッスンやビデオ通話も快適に行えます。
寮やアパートメントでは、月額2,000~3,000ペソ(約5,000~7,500円)でインターネットを契約することも可能です。
経済特区内では通信障害も少ないため、オンラインでの学習や仕事にも安心して取り組めます。
また、プリペイドSIMカードも入手しやすいため、外出時の通信手段にも困ることは少ないでしょう。
スービックで遊ぶ
スービックは充実した学習環境に加えて、魅力的な余暇の過ごし方が多いことでも人気の留学先です。
週末には、ショッピングモールでの買い物や映画鑑賞、マリンスポーツなど、様々なアクティビティを楽しめます。
また、マニラまで車で約3時間という好アクセスを活かして、週末旅行も気軽に楽しめます。
ここでは、オフタイムを楽しく過ごせる、スービックの観光・レジャー情報について見ていきましょう。
おすすめの観光スポット
スービックには、自然や文化を楽しめる様々な観光スポットがあります。
人気の観光スポットを3つ厳選してご紹介します!
◆ズービック・サファリ
フィリピン唯一のタイガーサファリです。
野生のトラを間近で観察でき、餌やり体験も可能。
サファリパーク内では、自然に近い環境で飼育された様々な動物たちとの出会いを楽しめます。
◆オーシャン・アドベンチャー
イルカやアシカとの触れ合いが魅力の海洋テーマパークです。
人気のイルカと一緒に泳ぐ体験のほか、シュノーケリングやダイビングなどのマリンアクティビティも充実しています。
◆ツリー・トップ・アドベンチャー
熱帯雨林の中でジップラインやバンジージャンプが体験できるアドベンチャーパークです。
自然を満喫しながらスリル満点のアクティビティを楽しめます。
人気のアクティビティ
スービックでは、豊かな自然を活かした様々なアクティビティを楽しむことができます。
ここでは、特に人気の高いアクティビティを3つご紹介します!
1つ目は、スキューバダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティです。
透明度の高い海では、カラフルな熱帯魚やサンゴ礁を間近で観察できます。
初心者向けの体験コースから上級者向けのスポットまで、レベルに応じて選択可能です。
2つ目は、スービック湾でのサンセットクルーズです。
夕暮れ時のクルージングでは、オレンジ色に染まる空と海のコントラストが織りなす絶景を楽しめます。
3つ目は、トレッキングやハイキングなどの自然体験アクティビティです。
熱帯雨林の中を散策しながら、珍しい植物や野鳥を観察できます。
また、先住民族アイタ族との交流ができるエコツアーも人気です。
まとめ
「日本人の少ない環境で、本気で英語を身につけたい!」
そんな方にぴったりの留学先が「スービック」です。
フィリピン随一の治安の良さと日本人比率が低いという環境に加え、欧米出身のネイティブ講師陣による質の高い授業が魅力!
そして、豊かな自然に囲まれた環境で、のびのびとした留学生活を送ることができます。
実践的な英語力を身につけたい方は、ぜひスービック留学にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nativecamp_official/20241125/20241125125043.jpg)
◇経歴
・インターナショナルプリスクールでの勤務経験あり
・幼児英会話講師としての勤務経験あり
◇資格
・ケンブリッジ英語検定FCE
・実用英語技能検定2級
・幼保英語検定2級
・児童英語インストラクター資格
◇留学経験
・オーストラリア(1年間)
・イギリス(1か月)
◇海外渡航経験
【旅行】
イタリア、オーストラリア、ハワイ、グアム、プーケット、バリ島、セブ島、台湾
◇自己紹介
英語と旅行に魅了され、学生時代にオーストラリアとイギリスへの留学を経験。
異文化との出会いが人生の大きな転機となる。
幼児英会話講師としての経験を積み、現在は英語や異文化の魅力を発信するWebライターとして活動中。
夢は、娘との親子留学といつかは家族で海外移住。
趣味は、週末プチ農業と地元のグルメ探し。