
「短期留学って、英語力を伸ばすのに本当に効果があるの?」「何を準備すればいいの?」など、短期留学を検討している方は、様々な疑問を抱いているのではないでしょうか。
本記事では、オーストラリア短期留学の特徴、費用や必要な持ち物について徹底解説します。
安心して留学をし、快適に過ごすためには、事前の準備が大切。
渡航前に知っておくべき情報をしっかりと把握するためにチェックしてみてください。
オーストラリアの短期留学での費用を抑えるポイントも紹介するのでぜひ最後までご覧いただき参考に。
オーストラリア短期留学の特徴・魅力
オーストラリアの短期留学は、人気を集めています。
短期留学とは、一般的に1週間から3ヶ月程度の比較的短い期間の留学のことを指します。
短期留学は、気軽に海外に行くことができ、英語を旅行気分で楽しめるため人気です。
特にオーストラリアは、広大な国土に恵まれ、美しいビーチや熱帯雨林など、多様な自然景観が広がる魅力的な島国であるため注目を集めています。
短期留学の特徴・魅力について理解を深めるため、留学の種類やオーストラリア短期留学のメリットについて紹介します。
留学の種類
留学の種類として、以下の2つに分かれております。
①長期留学
長期留学とは、一般的に半年以上、場合によっては数年単位で海外の学校に留学し、現地の言語や文化を深く学ぶことを指します。
短期留学と比べて、じっくりと現地の生活に溶け込み、語学力を習得できます。
②短期留学
短期留学とは、数週間から数ヶ月程度の期間、海外の語学学校などに滞在し、現地の言語を学ぶことを目的とした留学。
大学生の夏休みや、社会人の休暇を利用して、比較的短い期間で海外の文化に触れ、語学力を向上させたい人にオススメです。
短期留学のメリット
短期留学は、効果の高さから、近年注目を集めています。
3つのメリットを紹介します。
①スピーキング力が伸びる
短期留学中は、食料品を買ったり、道に迷ったりした時など、英語を使わなければ生活できない場面が多々あります。
そのため、文法的に完璧な英語でなくても、自分の考えを伝えようとする力が養われます。
さらに留学先の学校は、英語学習に専念できるような環境が提供されており、短期間であっても英語力を伸ばせます。
オーストラリア英語は、他の英語圏の国と比較して、より中立的な発音であると言われています。
オーストラリアで学ぶことで、自然なイントネーションや幅広い語彙を習得し、国際的なビジネスシーンでも通用する英語力を身につけます。
②異文化の理解が深まる
現地の生活を通して、異文化に触れることで、世界観が広がり異文化への理解を深められることが可能。
また海外で暮らすことで、自分の国の文化を客観的に見れます。
オーストラリアは留学先として人気であり、世界中から学生が集まってきます。
多国籍の学生たちと交流することで、多様な文化に触れ、国際感覚を養えます。
③問題解決能力の向上
異文化圏での生活は、言葉の壁や習慣の違いなど、様々な困難に直面します。
海外では、積極的にコミュニケーションを取らないと、自分の意見が通りにくいことが多いです。
異国での環境下で過ごすことで、自ら考え、行動することで問題解決能力が養われます。
オーストラリア短期留学に必要なビザ
海外留学では、期間の長短に関わらず、ビザが必要となるケースが数多くあります。
ビザの手続きは、渡航前に済ませておくべき重要な準備の一つです。
出発前に、必要なビザの種類について説明します。
ビザの種類
・観光ビザ(3ヵ月以内の場合)
・学生ビザ(3ヵ月以上の場合)
オーストラリアを3ヶ月以内の観光目的で訪れる際には、「ETAS(Electronic Travel Authority)」と呼ばれる電子渡航許可が必須です。
ETASは、オンラインで簡単に申請できる無料のビザですが、申請手続きの際にシステム利用手数料が発生します。
短期観光ビザは、申請手続きが比較的スムーズで、必要書類が揃っていれば、即日から数日以内に発行されます。
観光ビザでは、観光目的の滞在が認められており、語学学校に通うことは可能です。
ただし、アルバイトなど、報酬を得る行為は禁止です。
詳しくはオーストラリア政府のページを参照ください。
3ヶ月以上の期間、海外の学校で勉強を希望される方は、学生ビザを申請する必要があります。
学生ビザは、長期の留学を計画されている方向けのビザで、2024年7月以降の申請費用は約16万円です。
学生ビザを取得するには、オーストラリア政府に登録されている学校(CRICOS登録校)で、一定期間以上の正規のコースを受講することが条件です。
学生ビザを取得すると、週20時間までアルバイトが認められており、学業と仕事を両立できます。
オーストラリア短期留学に必要な持ち物
1ヶ月間の海外滞在を安心して快適に過ごすために、必要なものを確認しましょう。
オーストラリアは日本とは季節が反対なので、渡航時期によって必要な持ち物が変わってきます。
事前に気候を調べて、快適な留学生活を送りましょう。
持ち物リスト
下記の中でも、オーストラリアの夏を楽しむためには、日焼け止めとサングラスは絶対に必要なアイテムです。
また電子辞書は、語学学習において不可欠なツール。
単語の意味だけでなく、例文や発音も確認できるため、理解を深めることができオススメです。
・パスポート
・航空券(eチケット)
・入学許可書
・クレジットカード
・海外旅行保険証
・現金
・ビザ
・雨具
・季節に適した服
・サングラス
・変換プラグ
・携帯電話
・常備
・水着
・日焼け止め
・洗面用具
・国際免許証
・ノートとペン
・電子辞書
オーストラリア短期留学の費用目安
オーストラリアへの短期留学は、1ヶ月あたり平均20万円から40万円程度の費用がかかります。
短期留学費用は、滞在期間やスタイルによって大きく異なりますが、長期留学に比べて滞在期間が短い分、費用を抑えられることが多いです。
しかし、オーストラリアの物価は日本よりも高いため、事前にしっかりと予算を立てておくことが大切。
| 支出項目 | 金額 |
| ビザ申請費 | 1500円~2000円 |
| 往復航空券代 | 5万円〜10万円 |
| 海外旅行保険料 | 1500円〜2万円 |
| 生活費(食費・通信費・交通費・雑費) | 5万円〜10万円 |
| 語学学校授業代 | 10万円〜18万円 |
| 合計 | 20万円〜40万円 |
生活費はどれくらい
オーストラリア滞在は、ホームステイ、シェアハウス、学生寮の3つの形式が一般的です。
オーストラリアを短期で訪れるなら、ホームステイは現地の生活を気軽に体験できるオススメの滞在方法です。
食事付きのプランを選ぶことで、食費を心配することなく、観光や語学学習に集中できます。
ホストファミリーとのコミュニケーションは、実践的な英語学習の場となり、語彙力や会話力の向上に繋がります。
ホームステイ費用は、滞在費と手配料を合わせると、月額約9万円から12万円が目安です。
ホームステイは、家族の一員になったような温かい環境で、安心して留学生活を送れます。
費用は少し高めですが、価値は十分にあります。
シェアハウスは、生活費を大幅に抑えられ、他の留学生との交流も楽しめるというメリットがあります。
一方で、住居探しやトラブル対応など、自分で行うことが多い点がデメリットです。
短期留学で初めての一人暮らしとなる方には、少しハードルが高いです。
シェアハウスでは、部屋のタイプによって費用が異なり、ルームシェアの場合、週平均1万円から利用できます。
オウンルームを希望する場合は、週平均約2万円が相場。
手頃な価格で留学生活を始めたい方にオススメなのがルームシェアです。
学生寮は、語学学校が近い箇所に用意されているため、通学時間や交通費を節約できます。
短期留学でまだ現地の交通機関に慣れていない方にオススメ。
また食事は基本的に自炊となるため、自分の食生活に合わせてカスタマイズでき、節約にも繋がります。
学生寮の月額費用は、5万円から8万円が一般的です。
個室か相部屋か、設備の充実度などによって料金が変動します。
入寮手続きには、1万円から3万円の手配料がかかるケースもあるため注意。
オーストラリア短期留学の費用を抑えるコツ
短期留学は貴重な経験ですが、費用が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、留学費用を少しでも抑え、充実した留学生活を送るための方法を3つ紹介します。
・留学時期・期間の変更
・滞在先を変更
・受講コースを変更
留学時期・期間の変更
語学学校も他のサービスと同様に、繁忙期と閑散期が存在します。
中学生や高校生が多く留学する夏休みや冬休みなどの繁忙期を避けると、航空券や語学学校の授業料が安くなる場合があります。
また留学期間を短縮することで、費用を抑えることが可能です。
時期によって割引が適用されるプランがあるので授業料が割引になることがあるため要チェック。
留学期間に特にこだわりがない方は、費用を抑えられるプランを選ぶことで、より充実した留学生活を送れます。
滞在先を変更
留学先の国を選ぶことは、費用を大きく左右する重要な要素です。
例えば、オーストラリアは他の英語圏の国と比較して、物価が比較的安いため、留学費用を抑えられる傾向にあります。
しかし、フィリピンのように、オーストラリアよりもさらに生活費が安い国もあります。
オーストラリア留学の費用を抑えたいのであれば、都市部のシドニーやメルボルンでなく、地方部も検討することをオススメします。
地方部では都市部と比べて物価が安く、自然豊かな環境で留学生活を送れます。
またシェアハウスなど、自分で生活費を管理できる住まいを選ぶことで、費用を大幅に節約できます。
留学費用を抑えたい場合は、自分のライフスタイルや価値観に合わせて、留学先や生活スタイルを見直すことが大切です。
受講コースを変更
授業コマ数は、一般的に授業料に直結します。
つまり、授業コマ数を減らすことで、授業料を抑えられます。
語学学校の授業時間については、様々な選択肢があります。
語学学校では、一般的に週20コマ程度の授業が標準的なカリキュラムとして設定されています。
中には授業コマ数を減らしたコースが存在します。
授業コマ数は授業料に直結する要素なので、もし費用を抑える際には検討してみてください。
授業コマ数を減らすことは、費用を抑えるというメリットがある一方で、学習時間が減るというデメリットもあります。
自身の学習スタイルや目標を考え、どちらが自分に合っているのかを慎重に判断することが大切です。
まとめ
この記事では、オーストラリアの短期留学の特徴や留学費用・持ち物について解説しました。
短期留学は、短い期間でも、留学ならではの貴重な経験を積めます。
オーストラリア短期留学は「スピーキング力が伸びる」・「異文化の理解が深まる」・「問題解決能力の向上」のメリットがあり、魅力的な選択肢です。
オーストラリア短期留学に必要なビザは、3ヶ月以内であれば観光ビザ、3ヶ月以上であれば学生ビザが必要です。
留学期間によって必要なビザの種類が異なりますので、注意。
オーストラリア短期留学の費用目安は1ヶ月で20万円から40万円程度です。
費用を抑える方法としては、留学時期・期間、滞在先や受講コースの変更があり、組み合わせることで、より効果的に留学費用を抑えられます。
オーストラリア短期留学は、英語を向上するために効果がある手段の1つですが、費用が気になる方も多いと思います。
事前にしっかりと計画を立て、費用を抑える方法を検討することで、充実した留学生活を送れます。
自分にあった留学プランを選びましょう。