「ロンドン」はどこにある?基本情報から観光まで!

ロンドン、基本情報、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

「ロンドンはどのような都市なのだろう?」

「ロンドンに留学するメリットは?」

留学する都市を検討する際は、上記のような疑問が湧く人もいるのではないでしょうか。

ロンドンは本場のイギリス英語を学べる、留学先として人気の都市です。

国際都市としても有名で、ヨーロッパ・アジア・アフリカの多種多様な文化を感じられます。

今回は、ロンドン在住経験のある筆者が、ロンドンの基本情報や観光、留学情報を詳しく説明します。

ロンドンについて

ロンドンは、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの4つの国から構成されるイギリスの首都です。

その中でもロンドンは、イングランドのテムズ川沿いに位置する地域。人口は約880万人を超え、ヨーロッパ最大規模の都市として知られていますよ。

歴史の長いロンドンの街並みは、近代的なビル群と歴史的建造物がバランスよく並んでいます。

また、200以上の言語が飛び交うほど、多様な文化や価値観を持つ人々が共存しているのです。ほかにも、芸術・ファッション・エンターテインメントの発信地としても知られるなど、さまざまな魅力が詰まった都市ですよ。

ロンドン基本情報

場所:イギリス南東部、テムズ川沿い

面積:1,572 km²

時差:-9時間(サマータイム期間中は-8時間)

人口:約887万人(2022年時点)

気候: 海洋性気候(四季がはっきりしており、夏は涼しく冬は東京より暖かい)

言語:英語

通貨: ポンド

ロンドンの歴史と文化

まずは、ロンドンへの理解を深めるために、歴史と文化を紹介します。

歴史

ロンドンの名前は、ローマ時代の交易拠点「ロンディニウム」に由来します。

紀元後43年、ローマ帝国がブリテン島に侵攻し、テムズ川沿いに都市を建設したのが、ロンドンの始まりでした。

410年のローマ撤退後、アングロ=サクソン諸国の支配下に入ったロンドンは、中世にはイングランド王国の都として繁栄。

その後、大英帝国の首都として世界経済の中心となっていきました。

1666年には、大火で街の大部分が焼失する大惨事に見舞われますが、見事に復興。セント・ポール大聖堂など、現存する歴史的建造物の多くがこの時期に誕生しました。

その後の第二次世界大戦中には、ドイツ軍の激しい空襲で甚大な被害を受けました。

しかし、戦後の復興を経て、現在は世界的な国際都市としての存在を確立しています。

文化

ロンドンは「世界の縮図」といわれるほど、多種多様な文化が存在する都市。街では200以上の言語が飛び交っており、世界中から集まる人々が独自の文化を育んでいます。

古くからの伝統を守る王室文化から、トレンドファッションや現代アートも有名です。また、劇場が立ち並ぶウエストエンドと呼ばれるエリアでは、「レ・ミゼラブル」「オペラ座の怪人」など、世界的に有名なミュージカルの数々を楽しめます。

ロンドンは、伝統とモダン、そして世界中から集まる文化が共存する都市なのです。

ロンドンの観光名所

ロンドンは、数々の観光名所がある街としても有名。今回は、厳選して7か所紹介します。

バッキンガム宮殿

バッキンガム宮殿は、イギリス王室の居住地であり、現在も執務が行われている王宮です。

夏には季節限定で宮殿内部の見学が可能。豪華な国営の宴会場や王立コレクションは見どころですよ。

また、毎日11時30分に行われる、真っ赤な制服と黒い帽子を身につけた衛兵による衛兵交代式も見逃せません。

王室文化に興味がある人や、イギリスの伝統を肌で感じたい人におすすめのスポットです。

大英博物館

世界最大級の博物館として知られる大英博物館。人類の歴史や文化に関する700万点以上の品々を見ることができます。

世界的に重要な文化財であるエジプトのミイラやロゼッタストーン、パルテノン彫刻に出会えるのが魅力的。

常設展は入場無料なので、気軽に足を運べます。歴史や考古学に興味がある人はもちろん、世界の文化に触れたい人におすすめのスポットです。

ロンドン・アイ

ロンドン・アイは、テムズ川のほとりに立つ巨大観覧車。高さは135メートルを誇り、ロンドンのランドマーク的な存在です。

ロンドン・アイでは、空からの景色を360度のパノラマで楽しめ、ロンドンを象徴するビッグベンやセント・ポール大聖堂を一望できます。晴れた日には最大40キロ先まで見渡せる場合も。

また、夜はロマンチックな空間で美しい夜景が見られるので、ロンドンの街並みを上から眺めたい人や特別な時間を過ごしたい人におすすめのスポットです。

ビッグベン

ビッグベンは、ロンドンの象徴ともされる時計台

正式名称は「エリザベス・タワー」ですが、大時鐘(ビッグベン)の愛称で親しまれています。高さは96.3メートルもあるので、真下から見ると迫力を感じられますよ。

夜間にはライトアップされ、より美しいビッグベンが際立つので、ぜひ写真を撮ってみてください。ロンドンの超定番スポットを訪れたい人におすすめです。

トラファルガー広場

ロンドンの中心部に位置するトラファルガー広場は、ネルソン提督の記念碑を中心に、噴水や4頭のライオン像が置かれている広場です。

トラファルガー広場は、年間を通じて様々なイベントが開催される文化の発信地として知られています。日本文化をテーマにした「ジャパン祭り」も、例年トラファルガー広場で行われていますよ。

広場の隣には、国立美術館であるナショナル・ギャラリーがあるので、あわせて訪れるのがおすすめ。

イベントへ参加するだけでなく、お出かけの合間に休憩したいときにもぴったりのスポットです。

ロンドン塔

ロンドン塔は、1000年以上前にイギリス王室を開いたウィリアム1世によって築かれた歴史城塞。

かつては王宮として、また監獄としても使用されたロンドンを代表する名所です。

中世の雰囲気が残された内部では、王室や歴史的な出来事を学べる展示が見られます。イギリス王室の王冠や宝石のコレクションは特に見どころです。

イギリスの歴史に興味がある人におすすめですよ。

テート・モダン

テート・モダンは、巨大火力発電所を改装して作られた、現代アートの美術館。20世紀以降の現代アートや空間全体を使った展示を楽しめます。

テート・モダンの象徴である巨大なタービンホールでは、スケールが大きな作品の展示がされており、上層階からはセント・ポール大聖堂やミレニアムブリッジの絶景も見られますよ。

現代アートに興味がある人はもちろん、建築に興味がある人にもおすすめの美術館です。

ロンドンでの留学生活

ここからは、ロンドンでの留学生活について詳しく説明します。

ロンドンに留学するメリット・デメリット

まずは、ロンドンに留学するメリットとデメリットを紹介しますね。

【メリット】

・本場の英語を学べる

ロンドンでは、授業やネイティブスピーカーとの日常会話を通じて、本場のイギリス英語を習得できます。

RPと呼ばれるイギリスの格調高い発音や表現を直接学べるのは、ロンドン留学ならではの特権。

アカデミックとビジネス両方で通用するハイレベルな英語力を身につけられます。

・多文化に触れられる

ロンドンは、世界中から人々が集まっている都市なので、多文化に触れられます。

異なる文化や価値観に触れると、常識にとらわれない国際的な感覚を自然に身に付けられるでしょう。

また、イギリス英語だけでなく、さまざまな英語のアクセントに触れられるのも魅力的です。

・国内の他の都市や気軽にヨーロッパ諸国に行きやすい

ロンドン留学をすれば、飛行機や高速鉄道を利用して、ほかのヨーロッパ諸国へ気軽に旅行できます。

週末を利用してパリやアムステルダムへ小旅行をしたり、長期休暇ではヨーロッパ周遊を楽しんだり。旅行好きにはぴったりの都市です。

【デメリット】

・物価が高い

世界でも物価が高い都市として知られるロンドン。

生活に欠かせない食費や交通費は高く、特に家賃が高額です。

学生向けの寮でも、月々10万円以上かかることも。そのため、留学資金は多めに準備する必要があります。

・天候が曇りや雨の日が多い

ロンドンは、一年を通して曇りや雨の日が多め。

一日の中でも天候の変化が激しいので、防寒具や雨具は常に持ち歩いた方が良いでしょう。

また、冬は日照時間が短くなります。午後4時には日が暮れ始め、温度も低くなるので、外で過ごす時間が少なくなってしまうかもしれません。

・軽犯罪に注意

ロンドンでは、観光客や留学生を狙ったスリや置き引きなどの軽犯罪が多発しています。特に繁華街や観光地では、貴重品を常に身に付けておきましょう。

また、夜間の一人歩きは避け、治安の悪い地域についても事前に把握しておくのが重要ですよ。

ロンドン留学の費用

ここでは、ロンドン留学でかかる費用を大まかに説明しますね。

・学費

学費は、通う学校のタイプや留学期間によって異なります。

語学留学の場合、3か月から1年のコースで84〜240万円程度。

高校留学は公立で100〜150万円、名門スクールだと300〜600万円ほどです。

大学は年間150〜230万円、大学院も150〜300万円が目安となります。

・生活費

イギリスでの生活費は、1ヶ月あたり4〜8万円が目安ですが、実際にはもっと必要になることも。

安いランチでも1食あたり1,000円以上かかるお店も多く、外食ばかりになると、食費だけで生活費を圧迫してしまうかもしれません。自炊中心の生活を心がけると、生活費を抑えられますよ。

・渡航費

イギリスへの渡航費は、往復で約10〜20万円です。

航空券は、渡航する時期によって価格が大きく変わります。

また、直行便より乗り継ぎ便のほうが安いので、費用を抑えたい場合は乗り継ぎ便がおすすめです。

・保険費

イギリスの留学保険は月額1.5〜2万円が一般的。

また、6か月以上滞在する場合は、現地の国民保健サービス(NHS)への加入が必須です。

学生の場合は年間約3万円、一般は約4万円を支払う必要がありますよ。

ロンドン留学がおすすめな人

ロンドン留学がおすすめな人は、以下のような人です。

・イギリス英語を学びたい人

イギリス英語を学びたいのであれば、ロンドンはぴったりの都市。

ビジネスやアカデミックの場で高い評価を受けるイギリス英語を、授業から日常会話での実践を通して学べます。

発音や細かなニュアンスまで身につけたいと考えている人におすすめ。

・歴史や文化、芸術に興味がある人

ロンドンは、世界的に有名な博物館や美術館、歴史的建造物があるので、芸術や文化に興味がある人にもおすすめ。

無料で入場できる施設も多いので、気軽に楽しめるのも魅力的。また、ミュージカルなどのエンターテインメントも充実しています。

・国際交流を楽しみたい人

ロンドンは、世界各国から多様なバックグラウンドを持つ人々や留学生が集まるので、交流に興味がある人にぴったりです。

異文化交流ができるイベントもあり、長く付き合える友人を見つけられる場合も。

世界各国にルーツを持つ人々と交流して、視野を広げたい人におすすめですよ。

まとめ

今回は、イギリスの首都ロンドンの基本情報から留学事情まで詳しく紹介しました。

ロンドンは、中世からの歴史が残る街並みが広がり、200以上の言語が飛び交う、さまざまな文化が共存する都市です。

生活費は高めですが、質の高い教育や本場の英語、ヨーロッパ各地への旅行など、ロンドン留学で得られるものは盛りだくさん。この記事を読んで、ロンドンに興味が湧いた方は、留学にチャレンジしてみませんか。

 

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