みなさんは
「イギリス料理」にどのようなイメージをもっていますか?
まずい、味が薄い、パサパサしている…どちらかと言えばマイナスなイメージが出てくるのではないでしょうか??
今回の記事では、「イギリス料理がやばい!」と言われている理由を探っていきます。具体的な料理名をご紹介していきますね。イギリス料理のやばさ?!と良さ?!を発見しちゃいましょう!この記事がみなさんの参考になると嬉しいです!
イギリス料理の特徴
イギリスに留学することを友人に報告したとき、「ごはんまずそう…!」とよく言われました(笑)。
みなさんは「イギリス料理」にどんな印象をもっていますか?
「イギリス料理」の特徴を挙げるとすると、「単調」「淡白」「単純」などの言葉が思い浮かびます。
とりあえずしっかりとローストしている、塩と酢を大量にかけている…といったイメージでしょうか?
日本料理やフランス料理、中華料理に比べると、確かにイギリス料理は調理法や味付けの面からみると「単調」かもしれません。
一方で、「素材の味を活かしている」「味付けが自由」といったポジティブな印象もでてきます。
ロンドン留学中にお世話になっていたホストファミリー宅では、朝食から数種類のジャムやバター、チーズ、マーマイト(あとでご紹介します!)などが用意されていました。
食材と調味料を自分の好みで加えて楽しむのがイギリス流なのか!と感じました。
また、付け合わせの定番「じゃがいも」の調理法をみると、
・mushed
・jacket
・fried
などがあり、意外と工夫されてるじゃん!と感動したことを覚えています。
「イギリス料理はまずい!」といわれがちですが、魅力はたくさんあります!
次項から、やばい?!イギリス料理をご紹介します。どんなイギリス料理があるのかを知って、良さを発見してくださいね!
やばいイギリス料理3選
ここからは
「やばいイギリス料理3選」をご紹介します!
イギリスに行ったらぜひトライしてほしい料理もたっぷりご紹介しますね!
ベジマイト・マーマイト
Marmite: a dark substance made from yeast that is spread on bread, etc.
マーマイト(Marmite)は、
イーストから作られた黒いペースト状の食品で、ジャムやバターのようにパンなどに塗って食べます。
塩気と酸味が非常に強く、イギリス人でも好き嫌いが大きく分かれます。
筆者もロンドンのホストファミリー宅で
”Hate it or Love it!”
とニヤニヤしながら紹介されたことを今でもよく覚えています。
(ちなみに筆者はHate it!でした)
イギリスのおもしろ?!土産としても使えます!Marmite社のウェブサイトでも”ARE YOU A LOVER OR A HATER?”というキャッチコピーがうたれています。
イギリス料理を語る上で外せない1品です!ぜひトライしてみてくださいね。
ハギス
Haggis: a Scottish dish that looks like a large round sausage made from the heart, lungs and liver of a sheep that are finely chopped, mixed with oats, herbs, etc., and boiled in a bag that is usually made from part of a sheep’s stomach
ハギス(haggis)は、
細かく切った羊の内臓を、麦やハーブと一緒に羊の胃袋に詰めて茹でたスコットランドの料理です。
ソーセージのような見た目をしています。
文字にするとなかなかグロテスクな料理です…羊の内臓の香りと食感にハーブの香りが加わり、「これがお酒に合う!!」と言う人も。
こちらもMarmiteと同様にイギリス人でも好みが分かれる料理です。
スコットランドを訪れた際はぜひ!
うなぎのゼリー寄せ
Jellied eels: it is cooked and then served in its own juices which become firm when cold
うなぎのゼリー寄せ(jellied eels)は、
ぶつ切りにしたうなぎをゼリーで固めた料理です。
18世紀にロンドンで誕生した料理で、テムズ川で獲れたうなぎは安価で栄養価も高いことから、労働者の間で広まりました。
なんといっても見た目が衝撃的!
気になった方は画像検索してみてください!お世辞にも美味しそうとは言えない見た目です。
味は…ご想像にお任せします!
名前がやばい?!トード・イン・ザ・ホール(Toad in the Hole)
Toad in the Hole: a British dish of sausages cooked in batter
「穴の中のカエル」と言う
衝撃的な名前の料理です!実際にカエルは入っていないので安心してくださいね。
ヨークシャー・プディングに太めのソーセージが数本どーんとのせられたオーブン料理です。
あまり日本では馴染みがありませんが、ヨークシャー・プディングは、小麦粉・卵・牛乳から作られたシュークリームの皮のようなもので、外は香ばしくサクサク、中はふんわりと軽い食感でクセになってしまいます!
ちなみにfrogとtoadの違いは、frogがカエル全般を指し、toadが陸地に住む茶色いカエルを指します。
カロリーがやばい?!フィッシュアンドチップス(Fish and Chips)
Fish and Chips: a dish of fish has been fried in batter served with chips, and usually bought in the place where it has been cooked and eaten at home, etc., especially in Britain
イギリス料理といえば、
フィッシュアンドチップス!
という方も多いのではないでしょうか?
タラなどの白身魚のフライと、太めのフライドポテトを添えた一皿。
お酢と塩をたっぷりとかけて、熱々の揚げたてを食べるのがおすすめです!
イギリス英語でフライドポテトは chips、
お菓子のポテトチップスは crisps です。
満腹になってやばい?!イングリッシュブレックファスト(English Breakfast)
English Breakfast: a large breakfast, usually consisting of cereal, cooked bacon and eggs, toast and tea or coffee
イギリスに行ったらぜひ食べてほしい料理が、
イングリッシュブレックファスト
トースト(日本の食パンと比べるとかなり薄い!)、焼いたトマト・ベーコン・マッシュルーム・お好みの調理法のタマゴなどが盛り付けられた一皿です。
朝から食べるとお腹いっぱいに!人気のお店でおいしい朝ごはんを堪能して、エネルギーチャージをしましょう!
ハマってやばい?!紅茶(Tea)
イギリスといえば、
紅茶のイメージですよね?
朝起きてすぐ、毎食後、休憩時間、就寝前と1日に何度もティータイムを楽しんでいます。
(もちろんコーヒー派の人もいるので個人差あり!)
筆者のホストファミリーは紅茶へのこだわりが強く、
家族の中でも
「濃いめか薄めか」
「ミルクは先に注ぐか後から注ぐか」
などいろいろな派閥がありました!
おしゃれでやばい?!アフタヌーンティー(Afternoon Tea)
Afternoon tea: a small meal eaten in the late afternoon, usually including cake and a cup of tea
イギリス文化で忘れてはいけないのが、
アフタヌーンティー
最近は日本のホテルやカフェでも提供されていて、「ヌン活」が人気を博しています。
もともとは、身分の高い人々の文化でしたが、現在はイギリスを代表する文化として一般的になりました。
高級ホテルの伝統的なアフタヌーンティーから、おしゃれなモダンスタイルまで種類は豊富です!イギリスを訪れる際は、自分好みのアフタヌーンティーを見つけちゃいましょう!
スコーンと紅茶のみの気軽なクリームティーもおすすめです!
おいしくてやばい?!シェパーズパイ(Shepherd’s Pie)
Shepherd’s Pie: a dish of minced meat covered with a layer of mashed potato
牛肉もしくは羊肉のミンチ肉とマッシュポテトを何層にも重ねて焼いた料理です。
味はラザニアやドリアに近く、日本人のお口にも合いそうです!
コテージパイ(cottage pie)と呼ばれる場合もあります。
筆者のホストマザーの得意料理の1つで、とてもおいしかった思い出があります。
日本語でもレシピがたくさん出ているので、ぜひご家庭でも作ってみてくださいね!
日曜日からやばい?!サンデー・ロースト(Sunday Roast)
Sunday Roast: a traditional British meal, served on Sundays, consisting of roast meat, vegetables, Yorkshire pudding and gravy
サンデー・ローストは、ローストした肉(ビーフ、ポーク、ラム、ターキー、チキンなど)に野菜(じゃがいも、にんじん、カリフラワー、ブロッコリー、さやいんげん、豆など)、ヨークシャー・プディングを添えて、たっぷりのグレービーソースをかけた料理です。
イギリスで日曜日にパブやレストランを訪れると必ず出会うメニューです。
グレービーはローストした肉汁から作られた濃厚なソースです。
なぜイギリス料理はまずいと言われているのか
そもそも、なぜイギリス料理はまずいと言われているのでしょうか?
その理由は、やはり「調理法が単調」「味付けが薄い」ことにあるようです。
さまざまな歴史的背景がありますが、単調な料理が増えた理由に、18世紀後半に起きた産業革命の影響が挙げられます。
安価で腹持ちの良い食材が好まれ、衛生面を考慮したために
overcook(焼き過ぎ、茹で過ぎ)の料理が普及したといわれています。
その流れを現在のイギリス料理も受けていると考えられています。
イギリス料理をみると、メインに付け合わせの茹で野菜がどーん!と盛られ、あとは自由に味付けをどうぞ!といった料理が多いですよね?
日本料理は出汁を取る、漬け込む、長時間煮込むなどの手の込んだ工程が多く、味も複雑です。
比較すると「まずい…」と感じてしまうかもしれません。
当たり前ですが、料理は作る人によって大きく変わります。
筆者がお世話になったイギリス人のホストマザーは料理が大好きな方でした。
イギリス料理だけでなく、イタリア料理やタイ料理も作ってくれ、どれも絶品でした!スコーンやシェパーズパイも本当においしかったです!
「イギリス料理はまずい!」とよく言われますが、おいしいもの(おもしろいものも!)もたくさんあります。
自分で作るのも楽しいですよ!今日の晩御飯にイギリス料理を選択肢に入れてみませんか?
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、「イギリス料理がやばい!」と言われている理由と具体的な料理名をご紹介しました!イギリス料理が気になった方は、国内のイギリス料理店や現地でトライしてみてくださいね。
「食」から英語を学ぶのもとてもおすすめです!ネイティブキャンプの『世界一周旅行』という教材では、英語で各国の食文化も学ぶことができます。
一緒に英会話を楽しみましょう。お待ちしています!
◇経歴
語学留学、大学学部留学、留学アドバイザー業務、海外特許法律事務所とのやりとりなど
◇英語に関する資格
IELTS 6.0(学生時代に受験)
現在は、新たな目標に向けてやり直し勉強中!
◇海外渡航経験
イギリス(語学留学、ホームステイ、旅行)
スイス(人文科学系学部に学部留学、大学寮滞在、旅行)
フランス、ドイツ、イタリア、リヒテンシュタイン、オランダ、オーストリア、バチカン市国、デンマーク、ハワイ、サイパン、韓国(すべて旅行)
◇自己紹介
小学生の時に映画で観たロンドンの街並みに魅了され、英語学習を開始。
大学時代にロンドンで語学留学、スイスで学部留学を経験した。留学アドバイザー、法律事務を経て、現在は英語の学習を続けながら、育児に奮闘中。
バイリンガル育児にも関心があり、楽しく!をモットーに日々試行錯誤している。
滞在先で食べた料理を食卓に出しては、家族に当時の思い出を語っている。
趣味は、語学学習(英語に加えてドイツ語・韓国語にも挑戦中!)、旅行、食べ歩き、ヴァイオリン、世界の料理を作ること。
将来の夢は、家族と一緒にたくさん旅行をすること。
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