ネイティブキャンプのコラムをご覧の皆さん、こんにちは!
このネイティブキャンプのコラムでは毎回、英語をはじめとする外国語学習に関連する有益な情報や、海外への移住、留学、長期出張、旅行などの計画を立てている方にとっておきの情報を紹介しています。
趣味や仕事のため、学業のために外国語の習得に励んでいる方や、日本というすみ慣れた環境から抜け出し、外国に滞在する挑戦に挑もうとしている方を応援するコラムです。
ズバリ、今回特集していくのは「国別の語学留学の費用の相場」についてです!
コロナ禍を経て、再び海外留学やワーキングホリデーなどに興味を持ち、行動に移そうと考えていらっしゃる方も増えてきていますね。
しかし、海外に行く際に最も懸念点となるのが金銭面ではないでしょうか。
そこで今回は特に、「語学留学」に焦点を当てて、国別の語学留学でかかるおおよその費用を解説していきたいと思います。
「1年間でだいたいどれくらい費用が必要なのか」「国によってどのくらい費用が異なるのか」など、皆さんの疑問にお答えできればと思います。
- 語学留学に必要な費用について
- 1年間の語学留学費用:カナダ編
- 1年間の語学留学費用:ベトナム編
- 1年間の語学留学費用:アメリカ編
- 1年間の語学留学費用:ドイツ編
- 1年間の語学留学費用:スイス編
- 1年間の語学留学費用:メルボルン編
- 1年間の語学留学費用:台湾編
- まとめ
語学留学に必要な費用について
早速ですが、語学留学をする際に必要となる基本的な費用の内訳をご紹介したいと思います。
この情報は、どの国に留学したとしても基本的に共通してかかってくる費用です。
以下がその内訳です。
1.の学費については、語学留学でかかるお金の中で最も大きな割合を占めています。
学費には、授業料、入学金、教材費が含まれています。
また、自分が受講をするコースや学校の規模や施設、キャンパスのある国や地域によってその値段が大きく変動します。
一般的には語学学校に通うとなると、27週間のコースを受講する方が多く、この場合1週間あたりの授業は約3〜4万円ほどです。
1ヶ月にすると12〜16万円となります。
この値段は、語学が項に通う期間によっても変動しますし、学校によっては長期申し込みの割引制度や、期間限定の割引を実施しているところもあるので自分が興味のある学校の公式ホームページなどをこまめにチェックして最適な入学時期や期間を決めると良いでしょう。
2. の生活費は、滞在する国や州、地域によって本当にばらつきがあります。
おおよそですが、海外でのひと月の生活費は約10万円ほどとも言われます。
この生活費の中には、食費や交際費、娯楽費、交通費や通信費などが含まれます。
3. の海外旅行保険とは、海外に長期滞在する場合に必ず入るべき保険のことです。
日本国内でもさまざまな保険会社が留学生用の保険プランを用意しています。
基本的に海外では日本の保険証は無効で、病気や怪我をした際に海外旅行保険に入っていない場合治療費が高額になってしまいます!
そもそもビザを申請する際に海外旅行保険への加入が義務付けられている場合も多いので、必須の準備事項と捉えましょう。
4. 航空券は、帰国の日付が決まっている場合は往復の航空券を最初に購入しても大丈夫です。
ただし、語学学校を修了した後に、ワーキングホリデービザに切り替えてそのまま現地に滞在する可能性が少しでもある方は帰りの航空券は購入しなくても良いでしょう。
渡航する時期や利用する航空会社によって、航空券の値段が大きく変わります。
特に、お盆休みや年末年始など日本の連休中には航空券の値段が跳ね上がるので、そこを避けて行くことをお勧めします。
5. ビザ申請料金は、1〜3ヶ月ほどの短期留学であればビザ申請がそもそも不要な場合もあります。しかし、4ヶ月〜1年以上などの長期留学になると、どの国も学生ビザの申請が必須です。
申請方法や料金は滞在する国によって異なります。
ここから先は、語学留学先として人気、定評のある7カ国をピックアップ。
それぞれの国に1年間語学留学をする場合にかかるおおよその費用をまとめてあります。
ぜひ、渡航前の費用準備の参考にしてみてください。
参考資料:
語学留学費用 | 留学費用を安くするヒント | 日本ワーキング・ホリデー協会
https://www.jawhm.or.jp/ryugaku/ryugaku_hiyou.html
1年間の語学留学費用:カナダ編
まず紹介するのは英語圏への語学留学先として人気の高いカナダです。
ズバリ、カナダへの1年間の語学留学でかかる費用はおよそ200〜300万円と言われています。
カナダへの語学留学に行く人の大半は英語力を上げる目的で渡航します。
そのため、語学学校の数も種類も多く、大学附属の学校や民間が営業している学校など選択肢がたくさんあるところが魅力の一つです。
しかしその分、授業料や入学金にも差が生まれます。
大学附属の語学学校は大学がバックについているという信頼感や実績があるため、授業料や入学金が高くつきます。また、キャンペーンなどの割引もありません。
一方、民間の会社が営業している語学学校は学校ごとに自由な料金設定や割引サービスが可能ですので全体的にリーズナブルです。
参考資料:
1年間のカナダ留学費用を徹底解説!必要条件や留学の効果も詳しくまとめました!【2024年最新】| 海外留学のためなら結果にこだわる StudyIn
1年間の語学留学費用:ベトナム編
ベトナムへの留学と聞くと、何を学びに留学するのかイメージが湧きにくい方もいらっしゃるかもしれません。
実はベトナムはとても治安が良く、留学費用も安く抑えられ、近年の目覚ましい経済成長を目の当たりにすることができます。
ベトナムへの1年間の語学留学でかかる費用はおおよそ100〜200万円と言われています。
物価が安いため食費や交通費などの生活費は英語圏に比べてとても安く済ますことができますが、滞在する地域や物件、学費によって合計額が変動します。
語学留学の場合、費用は授業時間数やクラスの人数により変わります。一コマ(90分)で800〜2000円ほどが平均価格です。
参考資料:
ベトナム留学するには?メリットや必要な費用・ビザ、都市情報まとめ | 留学くらべーる
https://ryugaku.kuraveil.jp/countries/vietnam
1年間の語学留学費用:アメリカ編
続いては英語圏の留学先として最もポピュラーなアメリカへの語学留学にかかる費用についてです。
前提として、申し込む学校や受講するコース、滞在方法などによってかかる費用は変動します。
ここでは、受講コースを「一般英語コース」、滞在方法は「ホームステイ」とした場合の1年間の費用を紹介します。
1年間の語学留学でかかる費用はアメリカの場合、約900万円ほどです。
その内訳は、学費で約300万円、渡航費で約50万円、滞在費で約343万円、生活費で190万円です。
英語圏の中でも特に留学費用のかかるのがアメリカですが、滞在する州や地域によってある程度は費用を抑えることも可能です。
ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市に滞在すれば上記のように結構な費用がかかりますが、田舎の大学の附属の語学学校などを選択した場合は生活費や滞在費などは少し抑えられるでしょう。
参考資料:
【2024年版】1年のアメリカ語学留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します! |スクールウィズ - 英語力UPの留学エージェント
https://schoolwith.me/countries/US/expenses_1year
1年間の語学留学費用:ドイツ編
1年間、ヨーロッパにあるドイツへ語学留学に行く場合はどうでしょうか?
ヨーロッパなので通貨はユーロになります。
今回は1ユーロ=170円として計算した場合の1年間の費用の目安を紹介します。
ドイツの語学学校に1年間留学した場合、約430〜450万円かかると言われます。
内訳は、航空券、授業料(入学金)、滞在費、食費、交通費、保険料を含みます。
食品に関しては、英語圏の国よりも物価が安いことや、治安が良く街が綺麗なこと、ドイツ語がまだ流暢に話せなくても英語が通じやすいことが魅力として挙げられるでしょう。
参考資料:
ドイツ留学7つの魅力 - ドイツ留学サポートセンター
https://doitsu-ryugaku.jp/side/appeal/
1年間の語学留学費用:スイス編
続いてはドイツのお隣、スイスへの1年間の語学留学にかかる費用を紹介します。
ちなみにスイスではドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つの言語が日常的に話されています。さらに、小学校から英語教育が行われているので英語も通じやすいです。
スイスへ語学留学すると、ドイツ語とフランス語の両方を習得するのも夢ではありません。
スイスへの1年間の語学留学で必要な費用は約214〜327万円と言われています。
内訳は、航空券、海外保険、生活費(滞在費、食費、交際費など)、学費、ビザ申請料です。
スイスの語学学校の料金は他の国と比較すると同じ程度か、少々高いです。
しかし、公立の大学機関の学費が非常に安く、教育レベルも非常に高いため大学や大学附属の語学学校への留学の人気が高いです。
参考資料:
【人気都市物価比較】スイス留学の費用内訳と費用節約のコツ | 保険相談 Times | 保険の相談・選び方情報メディア
https://hokentimes.com/article/travelhoken/switzerland-studycost/#index_id0
1年間の語学留学費用:メルボルン編
オーストラリアの中でも留学先として人気の高いメルボルンの1年間の語学留学に必要な費用はいくらでしょうか?
ズバリ、1年間のメルボルン語学留学の総額は287〜604万円と言われています。
振り幅が他の国に比べてとても多いのが特徴ですね。
総額を安くすませる方法としては、滞在方法、現地での生活費を安く済ませるという工夫が挙げられます。
滞在方法で最も高いのはホームステイで年間やく96〜176万円ほど。
その次に高いのが寮で、年間50〜160万円ほどと言われます。
最も安いのがシェアハウスやアパートです。
シェアハウスやアパートは何部屋かある一室に数人で住むことができるので、一人当たりの家賃を安く済ませられるという利点があります。
また、オーストラリア、特に都市部にあるメルボルンは外食の物価が高いことが特徴です。
そのため、あまり外食ばかりに頼っていると生活費がどんどんと嵩む原因になってしまいます。
自炊をして工夫をすれば、生活費を抑えることにつながるでしょう。
参考資料:
1年のメルボルン留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します! | スクールウィズ - 英語力UPの留学エージェント -
https://schoolwith.me/areas/4002/expenses_1year#1st
1年間の語学留学費用:台湾編
最後にご紹介するのは日本と同じアジア圏に属する台湾への1年間の語学留学費用についてです。
台湾の語学留学の魅力としては、中国語と英語を同時に学ぶことができる点、また、温暖な気候や治安がいいこと、親日かが多く、漢字や日本語が通じる場面も多いことなどが挙げられます。
語学学校によって、中国語だけではなく英語コースを設けているところがあるため、両言語を学びたい人にはとてもおすすめの国になっています。
そんな台湾への1年間の語学留学費用ですが、おおよそ120〜300万円と言われています。
台湾の物価は安いので、生活費や滞在費が英語圏の国よりも大幅に少なくなるのが魅力でしょう。
しかし、渡航時期によっては航空券代が大幅に値上がりすることもあるので、留学スタートの時期をしっかりと見極めて航空券が安い時期に行くことをお勧めしています。
参考資料:
今こそ台湾留学に挑戦しよう!費用やビザ、おすすめの都市、体験談まで一挙公開!| 留学くらべーる
https://ryugaku.kuraveil.jp/countries/taiwan#part-a69a862681b60f55
まとめ
このコラムではここまで、現地の言葉を学びに行く語学留学の行き先として人気や定評のある7つの国や地域(カナダ、アメリカ、ベトナム、ドイツ、スイス、メルボルン)をピックアップ。
それぞれの国で1年間語学留学をした場合にかかる、おおよその費用を解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
さらに、各国に語学留学した際のメリットや、その国にしかない魅力も紹介させていただきました。
自分が向上させたい言語は何語なのか、どんな国の文化に触れてみたいのか、自分にあった住みやすい気候や環境は何かを考えながら、今回のコラム内容を参考に行き先を考えてみてはいかがでしょうか。
皆さんの語学留学が有意義なものとなるよう、願っております!

出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!