
このコラムでは毎回、英語をはじめとする語学学習に役立つ情報や、海外移住・留学・旅行・ワーキングホリデーを考えている方に向けて、実用的なトピックをお届けしています。
今回のテーマは、語学留学にかかる費用を国別に徹底比較!
「海外留学費用の平均って?どの国が安いの?」と思っている方も多いのではないでしょうか?
特に最近は、大学生を中心に1年間の語学留学を検討する人が増えており、「海外留学費用の平均」や「費用が安い国」について具体的な情報を知りたいというニーズが高まっています。
そこで本記事では、人気の語学留学先(アメリカ・カナダ・オーストラリア・台湾など)ごとに、1年間の費用の目安や特徴、節約のポイントまで詳しく解説!
あなたの目的や予算に合った最適な留学先を見つけるヒントになれば嬉しいです。
- 語学留学にかかる費用の内訳とは?授業料・生活費・渡航費を詳しく解説
- カナダの語学留学費用はいくら?大学生に人気の1年間の平均費用と生活費を解説
- ベトナム留学は本当に安い?1年の語学留学費用と現地生活費まとめ【海外留学費用 安い国】
- アメリカの語学留学費用は高い?大学生が1年留学する場合の平均費用を詳しく紹介
- ドイツの語学留学費用は?海外留学1年の平均費用とコストを抑えるポイントとは
- スイス留学は高額?語学留学1年にかかる費用の内訳と節約術【海外留学費用のリアル】
- メルボルンでの語学留学費用はいくら?オーストラリア1年留学の平均費用と特徴を解説
- 台湾は海外留学費用が安い?語学留学1年の費用・平均相場・学生生活の実態を紹介
- まとめ
語学留学にかかる費用の内訳とは?授業料・生活費・渡航費を詳しく解説
早速ですが、語学留学をする際に必要となる基本的な費用の内訳をご紹介したいと思います。
この情報は、どの国に留学したとしても基本的に共通してかかってくる費用です。
以下がその内訳です。
1.の学費については、語学留学でかかるお金の中で最も大きな割合を占めています。
学費には、授業料、入学金、教材費が含まれています。
また、自分が受講をするコースや学校の規模や施設、キャンパスのある国や地域によってその値段が大きく変動します。
一般的には語学学校に通うとなると、27週間のコースを受講する方が多く、この場合1週間あたりの授業は約3〜4万円ほどです。
1ヶ月にすると12〜16万円となります。
この値段は、語学が項に通う期間によっても変動しますし、学校によっては長期申し込みの割引制度や、期間限定の割引を実施しているところもあるので自分が興味のある学校の公式ホームページなどをこまめにチェックして最適な入学時期や期間を決めると良いでしょう。
2. の生活費は、滞在する国や州、地域によって本当にばらつきがあります。
おおよそですが、海外でのひと月の生活費は約10万円ほどとも言われます。
この生活費の中には、食費や交際費、娯楽費、交通費や通信費などが含まれます。
3. の海外旅行保険とは、海外に長期滞在する場合に必ず入るべき保険のことです。
日本国内でもさまざまな保険会社が留学生用の保険プランを用意しています。
基本的に海外では日本の保険証は無効で、病気や怪我をした際に海外旅行保険に入っていない場合治療費が高額になってしまいます!
そもそもビザを申請する際に海外旅行保険への加入が義務付けられている場合も多いので、必須の準備事項と捉えましょう。
4. 航空券は、帰国の日付が決まっている場合は往復の航空券を最初に購入しても大丈夫です。
ただし、語学学校を修了した後に、ワーキングホリデービザに切り替えてそのまま現地に滞在する可能性が少しでもある方は帰りの航空券は購入しなくても良いでしょう。
渡航する時期や利用する航空会社によって、航空券の値段が大きく変わります。
特に、お盆休みや年末年始など日本の連休中には航空券の値段が跳ね上がるので、そこを避けて行くことをお勧めします。
5. ビザ申請料金は、1〜3ヶ月ほどの短期留学であればビザ申請がそもそも不要な場合もあります。しかし、4ヶ月〜1年以上などの長期留学になると、どの国も学生ビザの申請が必須です。
申請方法や料金は滞在する国によって異なります。
ここから先は、語学留学先として人気、定評のある7カ国をピックアップ。
それぞれの国に1年間語学留学をする場合にかかるおおよその費用をまとめてあります。
ぜひ、渡航前の費用準備の参考にしてみてください。
参考資料:
語学留学費用 | 留学費用を安くするヒント | 日本ワーキング・ホリデー協会
https://www.jawhm.or.jp/ryugaku/ryugaku_hiyou.html
カナダの語学留学費用はいくら?大学生に人気の1年間の平均費用と生活費を解説
まず紹介するのは英語圏への語学留学先として人気の高いカナダです。
ズバリ、カナダへの語学留学費用(1年)はおよそ200〜300万円と言われています。
カナダへの語学留学に行く人の大半は英語力を上げる目的で渡航します。
そのため、語学学校の数も種類も多く、大学附属の学校や民間が営業している学校など選択肢がたくさんあるところが魅力の一つです。
しかしその分、授業料や入学金にも差が生まれます。
大学附属の語学学校は大学がバックについているという信頼感や実績があるため、授業料や入学金が高くつきます。また、キャンペーンなどの割引もありません。
一方、民間の会社が営業している語学学校は学校ごとに自由な料金設定や割引サービスが可能ですので海外留学費用を抑えたい大学生にも人気があります。
参考資料:
1年間のカナダ留学費用を徹底解説!必要条件や留学の効果も詳しくまとめました!【2024年最新】| 海外留学のためなら結果にこだわる StudyIn
ベトナム留学は本当に安い?1年の語学留学費用と現地生活費まとめ【海外留学費用 安い国】
ベトナムへの留学と聞くと、何を学びに留学するのかイメージが湧きにくい方もいらっしゃるかもしれません。
実はベトナムはとても治安が良く、語学留学費用が安い国の一つとして注目されており、近年の目覚ましい経済成長を目の当たりにすることができます。
ベトナムへの語学留学費用(1年)はおおよそ100〜200万円と言われています。
物価が安いため食費や交通費などの生活費は英語圏に比べてとても安く済ますことができますが、滞在する地域や物件、学費によって合計額が変動します。
ベトナム留学 英語の場合、費用は授業時間数やクラスの人数により変わります。一コマ(90分)で800〜2000円ほどが平均価格です。
参考資料:
ベトナム留学するには?メリットや必要な費用・ビザ、都市情報まとめ | 留学くらべーる
https://ryugaku.kuraveil.jp/countries/vietnam
アメリカの語学留学費用は高い?大学生が1年留学する場合の平均費用を詳しく紹介
続いては英語圏の留学先として最もポピュラーなアメリカへの語学留学費用についてです。
前提として、申し込む学校や受講するコース、滞在方法などによってかかる費用は変動します。
ここでは、受講コースを「一般英語コース」、滞在方法は「ホームステイ」とした場合の海外留学費用(1年)を紹介します。
1年間の語学留学でかかる費用はアメリカの場合、約900万円ほどです。
その内訳は、学費で約300万円、渡航費で約50万円、滞在費で約343万円、生活費で190万円です。
英語圏の中でも特に留学費用のかかるのがアメリカですが、滞在する州や地域によってある程度は費用を抑えることも可能です。
ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市に滞在すれば上記のように結構な費用がかかりますが、田舎の大学の附属の語学学校などを選択した場合は生活費や滞在費などは少し抑えられるでしょう。
参考資料:
【2024年版】1年のアメリカ語学留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します! |スクールウィズ - 英語力UPの留学エージェント
https://schoolwith.me/countries/US/expenses_1year
ドイツの語学留学費用は?海外留学1年の平均費用とコストを抑えるポイントとは
1年間、ヨーロッパにあるドイツへ語学留学にかかる費用はどうでしょうか?
ヨーロッパなので通貨はユーロになります。
今回は1ユーロ=170円として計算した場合の海外留学費用(1年)目安を紹介します。
ドイツの語学学校に1年間留学した場合、約430〜450万円かかると言われます。
内訳は、航空券、授業料(入学金)、滞在費、食費、交通費、保険料を含みます。
食品に関しては、英語圏の国よりも物価が安いことや、治安が良く街が綺麗なこと、ドイツ語がまだ流暢に話せなくても英語が通じやすいことが魅力として挙げられるでしょう。
参考資料:
ドイツ留学7つの魅力 - ドイツ留学サポートセンター
https://doitsu-ryugaku.jp/side/appeal/
スイス留学は高額?語学留学1年にかかる費用の内訳と節約術【海外留学費用のリアル】
続いてはドイツのお隣、スイスへの語学留学費用(1年)を紹介します。
ちなみにスイスではドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つの言語が日常的に話されています。さらに、小学校から英語教育が行われているので英語も通じやすいです。
スイスへ語学留学すると、ドイツ語とフランス語の両方を習得するのも夢ではありません。
スイスへの海外留学費用(1年間)は約214〜327万円と言われています。
内訳は、航空券、海外保険、生活費(滞在費、食費、交際費など)、学費、ビザ申請料です。
スイスの語学学校の料金は他の国と比較すると同じ程度か、少々高いです。
しかし、公立の大学機関の学費が非常に安く、教育レベルも非常に高いため大学や大学附属の語学学校への留学の人気が高いです。
参考資料:
【人気都市物価比較】スイス留学の費用内訳と費用節約のコツ | 保険相談 Times | 保険の相談・選び方情報メディア
https://hokentimes.com/article/travelhoken/switzerland-studycost/#index_id0
メルボルンでの語学留学費用はいくら?オーストラリア1年留学の平均費用と特徴を解説
オーストラリアの中でも留学先として人気の高いメルボルンの語学留学にかかる費用は1年間でどのくらいでしょうか?
ズバリ、1年間のメルボルン語学留学の総額は287〜604万円と言われています。
振り幅が他の国に比べてとても多いのが特徴ですね。
総額を安くすませる方法としては、滞在方法、現地での生活費を安く済ませるという工夫が挙げられます。
滞在方法で最も高いのはホームステイで年間やく96〜176万円ほど。
その次に高いのが寮で、年間50〜160万円ほどと言われます。
最も安いのがシェアハウスやアパートです。
シェアハウスやアパートは何部屋かある一室に数人で住むことができるので、一人当たりの家賃を安く済ませられるという利点があります。
また、オーストラリア、特に都市部にあるメルボルンは外食の物価が高いことが特徴です。
そのため、あまり外食ばかりに頼っていると生活費がどんどんと嵩む原因になってしまいます。
自炊をして工夫をすれば、生活費を抑えることにつながるでしょう。
参考資料:
1年のメルボルン留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します! | スクールウィズ - 英語力UPの留学エージェント -
https://schoolwith.me/areas/4002/expenses_1year#1st
台湾は海外留学費用が安い?語学留学1年の費用・平均相場・学生生活の実態を紹介
最後にご紹介するのは日本と同じアジア圏に属する台湾への語学留学費用(1年)についてです。
台湾の語学留学の魅力としては、中国語と英語を同時に学ぶことができる点、また、温暖な気候や治安がいいこと、親日かが多く、漢字や日本語が通じる場面も多いことなどが挙げられます。
語学学校によって、中国語だけではなく英語コースを設けているところがあるため、両言語を学びたい人にはとてもおすすめの国になっています。
そんな台湾への海外留学費用(1年間)は、おおよそ120〜300万円と言われています。
台湾の物価は安いので、生活費や滞在費が英語圏の国よりも大幅に少なくなるのが魅力でしょう。
しかし、渡航時期によっては航空券代が大幅に値上がりすることもあるので、留学スタートの時期をしっかりと見極めて航空券が安い時期に行くことをお勧めしています。
参考資料:
今こそ台湾留学に挑戦しよう!費用やビザ、おすすめの都市、体験談まで一挙公開!| 留学くらべーる
https://ryugaku.kuraveil.jp/countries/taiwan#part-a69a862681b60f55
まとめ
このコラムではここまで、現地の言葉を学びに行く語学留学の行き先として人気や定評のある7つの国や地域(カナダ、アメリカ、ベトナム、ドイツ、スイス、メルボルン)をピックアップ。
それぞれの国で1年間語学留学をした場合にかかる、おおよその費用を解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
さらに、各国に語学留学した際のメリットや、その国にしかない魅力も紹介させていただきました。
自分が向上させたい言語は何語なのか、どんな国の文化に触れてみたいのか、自分にあった住みやすい気候や環境は何かを考えながら、今回のコラム内容を参考に行き先を考えてみてはいかがでしょうか。
皆さんの語学留学が有意義なものとなるよう、願っております!
◇経歴
大学時代に、外国語がどのように学ばれるのかについて興味を持ち、日本の大学院で第二言語習得論•応用言語学の研究に励む。
修了後はインターナショナルスクールの先生や、小学生オンライングループ英会話のバイリンガル講師、日本の文化を海外に広める音楽スクールで活躍中。
◇資格
IELTS Academic module 6.5
(speaking 6.5 reading 7.0 listening 6.5 writing 6.0)
◇留学経験
高校時代、春休み中にニューヨークにある姉妹校のタウンゼント•ハリス高校へ研修に参加。
その後大学時代にニュージーランドに一学期間の留学を経験。語学学校に通ったのち、主に応用言語学を中心に学ぶ。
◇海外渡航経験
つい数ヶ月前、高校ぶりに訪れたニューヨークの空港でみつけたストリートピアノ。
つい弾きたくなりニューヨーク出身の作曲家ジョージ•ガーシュインの「ラプソディーインブルー」を弾いたら、メキシコのカンクン行きの搭乗を待っていた皆さんから盛大な拍手を貰いました!とてもいい思い出です。
◇自己紹介
これまでの海外経験や、日本で出会った留学生たちとの交流から、英語をはじめとした外国語を使うことで、私たちの視野や価値観はどんどん広がっていくと確信しています!
英語が好き!と言う気持ちを大切に、英語を学び続けられる燈を見つけられるよう行動すると、英語学習が楽しくなります!