大学留学って?必要な条件やかかる費用について解説します!

大学留学、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

ミュージシャンや芸人さん、スポーツ選手などが次々に世界進出を果たし、若い人の中には学生のうちから世界に目を向けている人も多いでしょう。

日本を離れて海外で挑戦をすることは、容易なことではありません。そもそもまず、海外に住むこと自体が困難な場合が多いです。

その中でも、もっともハードルが低い海外生活が、大学留学です。

普通に生きている人ならば、ビザ申請が拒否されることはないし、大学という組織に守られているので、ある程度の安全も確保されます。

にも関わらず2024年現在では、日本の大学生のうちに留学する人の割合はわずか3%程度です。

参考資料

池田泉州銀行

https://www.sihd-bk.jp/personal/column/child/popular-study-abroad-countries/

そのため、相談しようにも聞く人がいないし、データが極端に少ないのが現状です。

そこで今回の記事では、大学留学についての情報を紹介していきます。費用、条件、国、制度など、留学を考える人全てが知っておかなければいけないことをまとめました。

大学留学とは?

大学留学といっても、さまざまなパターンがあります。

期間や勉強できる内容、取得できる学位や単位が変わってくるので、しっかりと調べて自分に合った方法を選びましょう。

交換留学

交換留学はもっとも人気のある留学方法の1つです。派遣留学と呼ばれることもあります。

海外の大学に直接入学するのではなく、まず日本の大学に入学し、その在籍期間に自身の大学が協定を結んでいる海外の大学に留学します。

メリットとしては、日本の在籍大学のサポートが受けられるため、手続きなどがスムーズに進むことです。

留学期間は1学期から1年くらいが一般的です。

日本の在籍大学に必要な単位もしっかりともらえるので、就職時期がズレることがないのが嬉しいですね。

正規入学

正規入学は、日本の大学は受験せず、直接海外の大学に願書を提出して入学する留学方法です。

手続きは全て自分で行います。また、英語で用意しなければならない書類などもあるため、ややハードルが高いです。

エージェントやサポート団体を探すのが無難でしょう。

メリットとしては、協定校などの縛りがないため、大学の選択肢が広がることです。

また、専攻も自由に選べるので、日本では学べないことを学べるのもメリットでしょう。

認定留学

認定留学は、基本的には交換留学と同じです。

違うのは、行き先が自分の大学の協定大学ではない、ということです。

「その大学はうちとは関係ないけど、認めてはあげるよ」という意味で「認定」留学と呼ばれます。

手続きなどの大半を自分で行わなければいけないため手間は増えますが、行き先の選択肢が増えるため自由度が増します。

また、たいていの場合協定校でなくても大学の単位として認められるので、卒業が遅れることはありません。

休学留学

休学留学は、日本の大学を休学して、その期間に海外の大学に留学する方法です。

日本の大学とは全く関係ないため、何を学ぶかは完全に自由です。

日本の大学で経営学部にいたけど、アメリカの音楽大学や音楽学部に行ってジャズを勉強する、などといったことも可能です。

ただ、留学先で得た単位を日本の大学に移行できない場合が多いため、卒業が遅れる可能性大です。

短期留学

短期留学とは、その名の通り短い期間の留学です。

だいたい3ヶ月以内の留学のことを言いますね。

内容は様々で、大学の授業を履修する人も当然いますし、語学の勉強やボランティアなどの課外活動が中心になる人もいます。

費用が安く、夏休みや有給などを使って行けるので、お手軽さは一番です。

ただ期間が極端に短いため、語学力含め、何かいっぱしの能力を身につけたい人には向いていません。

「留学体験」くらいに思っておいた方がいいでしょう。

大学留学におすすめの国

留学先を決める基準は

・治安

・費用

・日本で認められる学位が取得できるかどうか

・日本の大学の提携校、認定校が多いかどうか

・日本人が生活しやすいかどうか

などが挙げられます。これらの条件を満たした国が、以下の5国です。

アメリカ

アメリカの大学留学の大きな特徴は、国全体のスローガンでもある「自由」です。

学期ごとに専攻を自由に変えることができるし、2つの専攻を同時に進めることもできるし(Doible Major)、メインの専攻を進めつつ、サブの専攻も進める「副専攻(minor)」という制度もあります。

正規入学すれば、現地の学生と同じ扱いになるので、「専攻がまだ決まってないけど、大学には行きたい」という人にアメリカはおすすめです。

カナダ

カナダの大学の特徴は、教育水準の高さです。

国土の広さや人口の割に大学の数が少ないため競争が激しく、少数精鋭の大学が多いのです。

高い水準の教育を受けたいのであれば、カナダがおすすめです。

イギリス

イギリスにおいて大学は「専門的な知識を集中的に学ぶための機関」という位置付けです。

そのためアメリカのように、一般教養科目がなく、多くの学部では3年ほどで学位を取得することができます。

すでに学びたい分野がハッキリと決まっている人向けの国でしょう。

オーストラリア

オーストラリアは、留学生の権利を保護する「ESOS法」があったり、留学生を受け入れる機関は国の認定を受けていなければならない「CRICOS制度」あったりなど、国ごと留学生の受け入れに積極的です。

教育水準と生活水準も高いし、比較的容易に日本に帰ってこれるので、留学生としての生活に不安がある人はオーストラリアで大学を探すといいでしょう。

ニュージーランド

ニュージーランドはイギリスやオーストラリアに似ていて、少数の質の高い大学があるイメージです。

ニュージーランド特有のものとしては「ファウンデーションコース」という大学準備コースがあり、そこで最終試験をパスしなければ大学に入学すらできないシステムです。

大学でついていけない人はそこでふるい落とされるので、ある意味では安心です。

大学留学の入学制度について

入学の制度は、国によって大きく異なります。

驚く人が多いのですが、「入学試験」というものが存在しない国も多いのです。

入学制度をよく理解していないと、効率よく準備を進めることができません。

自分が行きたい国や学校の入学制度は、しっかりと理解しておきましょう。

日本の大学のような試験はない

日本のように、全国統一のテストや、大学まで出向いて試験を受けるシステムは、実は世界では少数派です。

例えばアメリカでは、高校生の時にそれぞれがACTという学力テストを受け、そのスコアを使って任意の大学に入学します。

ドイツやフランスでは、定められた資格を取得すれば、死ぬまでいつでも大学入学の手続きを行うことができます。

もっとも重視されるのは英語力と高校での成績

では、日本からの留学生は、どのような基準で審査されるのでしょうか。

それはズバリ「英語力(語学力)」と「高校の成績」です。

留学先の大学、もしくはそこと提携しているエージェンシーなどが定めた英語テスト(TOEFLなど)の正規のスコアと、高校でまともな生活を送っていたという証明があれば、たいていの欧米の大学ではとりあえず受け入れてもらえます。

あとは大学によっては、独自の試験をパスするという感じですね。

また、短期留学や交換留学では、大学側から認められればこれといった試験が無い場合もあります。

入学自体は日本の大学より楽

入学自体は、日本の大学より楽です。1年間かけて受験勉強する、なんていうことはありません。

しかし多くの欧米の大学では「広く受け入れ、入学後にふるい落とす」というシステムが使われています。

そのため、入学後に授業についていけず、1年もたたないうちに自主退学してしまう、という人が、日本に比べて多いです。

大学留学に必要な条件とは?

留学の際に、満たしておくべき条件がいくつかあります。

国や大学によって様々ですが、多くの場合以下の5点が重要視されます。

英語力の証明

前述した通り、その地域で使われている言語が話せることは、最低条件です。

さらに、入学先の大学が定めている方法で、英語力が証明できなければなりません。

もっとも一般的なのがTOEFLです。

TOEFLを条件としている大学では、いくらTOEICのスコアを見せても入学はさせてもらえないので、気をつけましょう。

希望の学校で定められた物差しをしっかりと調べ、計画的に勉強、受験をすることが重要です。

高校での成績

日本の大学では、推薦入学などでなければ、高校での成績は深く考慮されません。基本的には試験の点数ですよね。

しかし多くの国の大学では、厳密な試験が少ないため、高校時代の成績が必要になります。

大学留学を考えている高校生の方は、日頃の勉強もしっかりと行いましょう。

推薦状・エッセイなどの書類

日本には馴染みがあまり無いですが、欧米では「推薦状」が様々なシチュエーションで使われます。

例えば転職時に、前の職場の上司から推薦状を書いてもらったり、大学時代の先生に書いてもらった推薦状を使って就活したりもします。

大学も同じで、高校の先生に推薦状を書いてもらい、それを英訳して提出しなければならないことがあります。

あとはエッセイ、論文です。決められたテーマに沿った論文を書き、それが審査基準になることはよくあります。

課外活動やスポーツの実績

欧米、特にアメリカでは、学業以外に何を行ったかが審査に影響します。

ボランティア活動を行った、校内でのプロジェクトのリーダーをやった、部活でどれだけの成績を残したなど、といったことを書類にまとめて提出しなければならない場合が多いです。

大学留学にかかる費用はどれくらい?

一番気になるのが、留学にかかる費用ですよね。

費用に関しては「大体の相場はこれくらいです」ということが言えません。

というのも、大学留学にかかる費用は、地域、大学、専攻などによって大きく変わるのです。

その中でも、できる限り細かく相場を紹介しますので、参考にしてください。

国ごとの1年間の学費の相場

アメリカ:190〜840万円

カナダ:200〜620万円

イギリス:360〜570万円

オーストラリア:290〜430万円

ニュージーランド:260〜310万円

4年間通うのであれば、これの4倍ですね。

また最初に言ったとおり、条件によってかなりの幅があります。

例えばアメリカでは、オクラホマ州にある大学と、フロリダ州にある大学では、学費は雲泥の差です。

また専攻によっても差があり、文系よりも理系専攻の方が高くなる傾向があります。

留学期間の生活費の相場

これもピンキリなのですが、生活費や家賃なども含め年間200万円くらいは用意しましょう。

生活費もまた、地域の物価によって大きく異なります。

ホームステイなどは家賃や光熱費が無料になることが多いので、節約したい方におすすめです。

奨学金取得も視野に

欧米では、実質借金の奨学金ではなく、waverと呼ばれる完全免除の奨学金制度が充実しているところが多いです。

しかし、自分から聞かなければ誰もその存在を教えてくれない場合が多いので、留学生事務局や専攻学科の教授などに積極的に質問しましょう。

中には書類さえ提出すればもらえる奨学金などもあります。

まとめ

大学留学と聞くと、まったく未知の世界に感じてしまう人がほとんどでしょう。

しかし、冷静に1つずつ情報を調べていけば、実はとても現実的であることに気がつくはずです。

それなりの英語力と経済的支援さえあれば、誰にでも海外で活躍できるチャンスはあるのです。

少しでも興味があるのなら、思い切って行動を起こしてみましょう。

その第一歩、というわけではありませんが、英語力に不安のある方はぜひネイティブキャンプの利用を考えてみてください。

ネイティブキャンプは従来の英会話教室と違い、1人1人の生徒に合わせたマンツーマンレッスンが基本となっています。

「大学留学に向けた準備をしたい」ということをヒヤリングで伝えれば、それに適したコースを用意してくれます。

効率よく英語力を上げたいのであれば、まずネイティブキャンプを試してみましょう。

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