「留学って、憧れるけど、高校生ではまだ早いかな?」
そのように思っている人もいるかもしれません。
でも、実は高校生の時期こそ、留学の魅力がいっぱい詰まっているんです。
この記事では、高校生留学がもたらす素晴らしいメリットを具体的にご紹介します。
同時に、留学のデメリットや、留学方法、留学先の選び方など、留学を成功させるためのヒントも満載です。
留学を検討している人はもちろん、まだ留学についてよく知らない人も、ぜひ読んでみてください。
高校生で留学するメリット
留学にはたくさんの良いところがあります。
ここでは、高校生で留学するとどんなことが得られるのか、わくわくするようなメリットをお話ししていきます。
以下は、留学で得られる5つの大きなメリットです。
・世界を広く見る目が養える
・英語がぐんと上手になる
・自分のことは自分でできるようになる
・将来の道が増える
・新しいことに挑戦する勇気が身につく
どんな素晴らしい経験ができるのか、具体的に見ていきましょう。
世界を広く見る目が養える
留学すると日本とは違う文化や習慣に触れることで、世界が広がり、「当たり前」が変わります。
例えば、食事の時間や学校のルールなど、意外な違いに驚くかもしれません。
異なる価値観を持つ友達と話すことで、自分の考え方も柔軟になります。
「こんな見方もあるんだ!」と新しい発見の連続です。
この経験は、将来どんな道に進んでも必ず役に立ちます。
多様な考え方を理解し、受け入れる力は、グローバル社会で大切な能力となりますよ。
英語がぐんと上手になる
留学先で毎日英語漬けの生活をすると、驚くほど英語力が伸びます。
もちろん、最初は戸惑うかもしれません。
でも、「伝えたい」「伝えなければ」という気持ちが、どんどん英語力を伸ばしてくれます。
そして、友達との何気ない会話や、先生とのやりとりを通じて、ネイティブスピーカーならではの表現も覚えていきます。
教科書だけでは学べない、生きた英語が自然と身につくんですね。
実際に外国人と話すうちに、英語への苦手意識がなくなり、英語を話す自信がどんどん湧いてくるはずです。
自分のことは自分でできるようになる
留学中は、親元を離れて生活することになります。
最初は不安かもしれませんが、これが大きな成長のチャンスなんです。
日々の生活は、すべて自分の責任で決めなければいけません。
例えば、朝何時に起きるか、放課後どう過ごすか、週末の予定をどう立てるか。
こういった小さな決断の積み重ねが、自立心を育てていきます。
そして、海外で「自分でできた」という自信は、かけがえのない財産になりますよ。
将来の道が増える
留学経験は、将来の選択肢を大きく広げてくれます。
留学で身につけた英語力と異文化理解は、グローバルに活躍するときとても役に立つでしょう。
まず、海外の大学への進学が、現実的な選択肢になります。
実際に現地の教育を体験することで、「ここで学びたい!」という具体的な目標が見つかるかもしれません。
また、就職の際も、留学経験は大きな強みになります。
留学で身につく「違いを受け入れる力」は、新しい環境に素早く適応したり、異なる意見を持つ人とうまく協力したりする能力がつきます。
きっと、どの職場でも重宝されるスキルとなるでしょう。
新しいことに挑戦する勇気が身につく
留学は、まさに挑戦の連続です。
慣れない環境で生活し、新しい友達を作り、違う言語で勉強する。
これらすべてが、大きなチャレンジですよね。
最初は不安でも、ひとつずつ乗り越えていくうちに「やればできる!」という気持ちが芽生えます。
この勇気と自信は、次の挑戦の大きな力になります。
たとえ、挑戦でつまずいても、「留学を乗り越えた私なら、これくらい大丈夫!」と思えるはずです。
チャレンジ精神は、将来の成功につながる大切な資質となるでしょう。
高校生で留学するデメリット
留学は、異文化に触れ、語学力を高める素晴らしい経験です。
しかし、楽しいことだけなく、大変なことがあることも忘れてはいけません。
特にこれから日本の大学に行きたいと思っている場合、以下のような考慮すべき点がいくつかあります。
・日本の勉強から遅れるかも
・お金がけっこうかかる
・ホームシックになることも
・慣れない生活にストレスを感じるかも
・日本の大学受験とタイミングが合わないことも
ここでは、留学のデメリットを具体的に解説し、留学を検討している高校生が事前に知っておくべきことを紹介します。
日本の勉強から遅れるかも
留学中は、日本の学校とは違うカリキュラムで勉強するので、日本に帰ってきてから、学校の授業についていくのが大変だという人もいます。
特に、数学や理科みたいに、順番に積み上げていくような教科は、留学中に勉強を進めていないと、苦労するかもしれません。
それに、大学受験の準備期間が短くなり、十分な対策ができない可能性があります。
留学をする場合は、帰国後の学習計画もしっかり立てておくことが必要ですね。
お金がけっこうかかる
留学は渡航先で、想像以上に費用がかかります。
例えば、アメリカの公立高校に1年間交換留学する場合、総額で200〜300万円程度かかると言われています。
私費留学ならさらに高額で、年間450〜650万円ほどとなることもあるんですね。
カナダやオーストラリアなども、同様に高額な費用が必要です。
そして、留学中は親元を離れて生活するので、予期せぬ出費(医療費や緊急時の帰国費用など)に備えて、余裕を持った資金計画が必要となります。
ただし、留学は貴重な経験になることは間違いないので、費用対効果を慎重に検討し、家族で十分に話し合うことが大切です。
ホームシックになることも
家族や友達と離れて、知らない国で暮らすのは、やはり寂しいですよね。
言葉が通じないから、コミュニケーションがうまくいかないときもあるし、日本の文化が恋しくなることもあるかもしれません。
ホームシックになると、食欲不振や不眠など、留学生活そのものに支障をきたす症状が出ることがあります。
しかし、ホームシックは決して珍しいものではなく、多くの留学生が経験するものです。
無理せず、家族や友人とコミュニケーションを取って、気持ちを素直に伝えましょう。
そして、事前に心の準備をしておくことで、ホームシックの影響を軽減できる場合もあります。
慣れない生活にストレスを感じるかも
高校生の留学では、言語の壁以外にも、慣れない現地での生活にストレスを感じるかもしれません。
なぜなら、生活習慣の違いがあるからです。
とくに、ホームステイの場合は、ホストファミリーとの生活に適応する必要があります。
家庭内のルールや習慣、価値観の違いに戸惑うこともあるでしょう。
また、コミュニケーションの方法も違います。
日本では察することを重視する文化がありますが、多くの国ではより直接的な表現が求められます。
これに慣れるまでは、誤解や摩擦が生じる可能性もあります。
これらのストレスは、時に身体的な症状(頭痛、胃痛、不眠など)や精神的な問題(不安、抑うつ、イライラなど)として現れることがあります。
あまりにもひどいときは、無理をせず一時帰国を考えることも必要です。
しかし、これらの経験を乗り越えることで、大きな成長が得られることも事実です。
異文化適応能力や問題解決能力が身につき、精神的にもたくましくなれるでしょう。
重要なのは、困ったときに周囲に助けを求める勇気を持つことです。
日本の大学受験とタイミングが合わないことも
留学の期間によっては、日本の大学受験のタイミングと合わなくて、受験を諦めなければいけない場合があります。
なぜなら、日本の大学入試システムは、高校3年間の学習を前提として組み立てられているため、留学によってこのサイクルから外れてしまうからです。
例えば、1年間の留学を高校2年次に行った場合、帰国後の高校3年生で受験準備に集中する時間が限られてしまいます。
特に、大学入学共通テストや各大学の個別試験対策など、日本特有の入試システムに対応するための準備時間が不足する可能性があります。
留学を考える際には将来の進路について十分に考え、計画を立てることが重要です。
また、学校の先生や留学経験者、留学エージェントなどに相談し、自分に合った最適な方法を見つけてくださいね。
高校生の留学方法
高校生が留学する方法にはいくつかの選択肢があります。
留学を考える際には、自分の目標や興味に合ったプランを立てることが重要です。
どのような留学方法があるのか、以下の一覧で確認してみてください。
留学タイプ |
期間 |
目的 |
学び場所 |
語学留学 |
短期(数週間〜数ヶ月) |
語学学習 |
語学学校 |
正規留学 |
長期(1年程度) |
現地の高校生活を体験 |
正規の教育機関 |
私費留学 |
長期(半年〜1年以上) |
現地体験と語学学習 |
語学学校 専門学校など |
交換留学 |
短期〜長期 |
文化交流と語学学習 |
提携校 |
それぞれの留学方法にはメリットやデメリットがありますので、じっくりと計画を立てて、自分に最適な留学方法を見つけましょう。
卒業留学
卒業留学とは、海外の高校での学業を修了し、その学校の卒業資格を取得する留学プログラムです。
通常は3年間のプログラムですが、語学力によっては途中で編入することも可能です。
海外の高校では、現地の生徒と一緒に授業を受けたり、クラブ活動に参加したりすることで、異文化を体験し、語学力を飛躍的に向上させることができます。
また、卒業後は、海外の大学に進学したり、日本の大学に帰国して入学したりすることも可能です。
留学先や期間、滞在方法など、様々な選択肢がありますので、留学エージェントなどに相談しながら、自分に合った留学プランを見つけましょう。
長期・短期留学
留学は、留学期間によって得られる経験が大きく異なります。
・長期留学:じっくりと留学生活を楽しむ
・短期留学:気軽に海外体験
長期留学は、現地の文化に深く根ざし、生活の一部として留学を楽しむことができます。
また、大学進学や就職に有利な場合があり、将来のための重要な資産となります。
一方、春休みや夏休み、冬休みを利用して行ける短期留学は、短期間で海外を体験できるため、経済的な負担を抑えるのが利点です。
語学力の基礎を固めたり、留学生活の雰囲気を味わったりするのに最適といえるでしょう。
まとめ
高校生での留学経験は、世界を広げ、自己を成長させる素晴らしい機会です。
語学力向上はもちろん、異文化理解や自立心の育成など、得られるものは計り知れません。
一方で、学習の遅れや経済的負担、ホームシックなどの課題もあります。
留学を考える際は、短期・長期、語学留学・正規留学など、様々な選択肢の中から自分に合ったプランを慎重に選ぶことが大切です。
また、将来の進路も見据えて計画を立てましょう。
留学は確かに挑戦ですが、その経験は必ず人生の糧となります。
十分な準備と強い意志があれば、きっと実り多い留学生活が待っているはずです。
◇経歴(英語関連の経歴)
日本の大手英会話スクール講師
オーストラリアで現地ツアーガイド
マレーシアの日本人学校で英会話講師
マレーシアの現地企業にて正社員勤務
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
留学→アメリカ、イギリス、オーストラリア
旅行→イギリス、ヨーロッパの各国、アメリカ、オーストラリア、東南アジア各国など
仕事→オーストラリア、マレーシア
◇自己紹介
Webライターの大井にいなと申します。
独身時代に留学を経験し、国際結婚を機に多民族国家のマレーシアに住んでいます。
私の子供は生まれたときから複数の言語で育ち、オーストラリアの大学に留学して就職しました。
大人になってから英語を学び始めた自分との違いを実感しています。
自身の経験から、早期の言語習得の重要性や大人になってからの英語学習で必要なことなどを、できるだけわかりやすくお伝えしたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。