英語の同意表現を紹介!フレーズを覚えて日常会話で使ってみよう!

同意、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

他者との会話の中で同意の気持ちを表すシチュエーションは頻繁にありますよね。日本語と同様に、英会話の中でも同意表現は多岐に渡りますが、「聞いたことはあるけれど使ったことはない」「いつも同じ表現を使っている」という英語学習中の方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、英語で同意を表現するときに使えるフレーズを例文付きでご紹介します。イメージを頭に浮かべながら読んでいただくとよりわかりやすく理解していただけると思います。すぐに使えるフレーズばかりですので、ぜひ実践でも使ってみてくださいね。

同意表現のフレーズ

まず最初に、同意とは「他者が持つ意見と同じ意見を持っているということを、言葉で表し伝えること」です。

日本語で「同意します」は、英語では直訳して「I agree with you.」となりますが、こちらは積極的に強く相手に同意している場合で、やや固い印象があります。

「あまり同意できないな」「部分的には同意できるな」「もっとカジュアルに簡単に伝えたいな」といった場合にも使える英語フレーズや類似表現がたくさん存在しますので、順番に解説していきたいと思います。

You are right.

「You are right.」は日本語に翻訳すると「あなたは正しい」「その通り!」と言った意味になり、相手の意見が正しいと思ったときに使える表現です。

A: Why does it always rain when I travel? I can’t believe it.

(なぜ旅行の時はいつも雨が降るの?信じられないわ)

B: You are right. It rained a lot during our last trip. I think you are a rainmaker.

(本当だよね。私たちの前の旅行中にも雨がたくさん降ったもんね。あなたが雨女なんじゃないかと思う)

「You are right.」は、どちらかと言えば日常会話の中でカジュアルに同意を伝える言葉です。同じ同意の表現として「You are correct.」を使うこともできます。ビジネスなどフォーマルな場や目上の人に対して「あなたは正しい」と言いたい場合は、rightをcorrectに置き換えて使ってみてくださいね。

That’s true.

「本当にそうだよね!」「それは正しい」など、相手の意見に意義がない場合に使う表現です。That'sをつけない「True」の一言でも、相手に自分の気持ちを伝えることができます。

反対に、「それは違うんじゃない」と否定する場合は、That’sとtrueの間に「not」を付け、「That's not true.」となります。また、相手の意見に100%同意はできないものの、部分的に同意できることがある場合は、「That's partly true, but …(それは部分的に正しいかもしれないけど…)」と会話の冒頭につけると、「全面的には同意できないけど…」という気持ちを相手に伝えることができます。

人間同士のコミュニケーションは、時としてキツイ表現にならないようにすることも必要ですよね。

I’m with you.

「I’m with you」は「あなたと同意見である」という意味です。直訳すると「私はあなたと一緒にいる」ですが、「あなたの意見やアイデアと一緒にいる」「あなたの味方である」というイメージです。

例文①

Do you think we should hire new employees?

(新しい従業員を雇ったほうが良いかな?)

I'm with you. We are short of hands right now.

(賛成です。今は人手が足りませんから)

例文②

A: I think we should take a break.

(ちょっと休憩したほうがいいかも)

B: I'm with you on that. Let's have some coffee.

(賛成だよ。コーヒーでも飲もう)

I’m with you のあとにon〜を付けることによって「〇〇に対して賛成である」と表現することができます。

You can say that again.

意味を知らずにそのまま日本語に訳してしまうと「あなたはもう一度私に言うことができる」となり、前後の文脈からは「???」と頭にクエスチョンマークが・・・。これは、「全く同感」「完全に同意する」という意味です。こちらは相手の意見に強く同意し、支持しているときに使います。

イマドキの若者風にカジュアルに言うと、「本当それな!」みたいな表現でしょうか。知らなければ伝えられない、理解できないフレーズですので、丸ごと覚えておく必要がありますね!

例文①

A: That coffee shop has the best cappuccino.

(あのコーヒーショップにはベストのカプチーノがあるよ)

B: You can say that again!

(本当にそう!)

例文②

A: It’s so hot. Can I drop by the convenience store to get some drinks?

(めちゃくちゃ暑いね。コンビニに寄ってドリンク買っていいかな?)

B: You can say that again! It’s so hot today.

(それな! 今日は暑すぎるよ)

同意表現は家族や友人、ビジネスの場でも頻繁に使いますが、フォーマルな場面では「強く同意する表現」は時に意見の対立になることも。その時の状況や口調に気を付けて使ってみましょう。

I see your point.

「I see your point.」は、「言っていることはわかる」「話の要点はわかる」という意味です。Your pointは、「あなたの言っていること / 考え(ポイント)」です。相手の意見に対して「同意はできないが、話の主旨はわかるよ」と伝えたいときに使える表現です。

「I see your point, but …」のように逆説の接続詞をつけて「言いたいことはわかるけど…でも〇〇だとも思うよ」と相手の意見を尊重しつつ、自分の考えを付け加えることができます。

例文①

A: I don't understand why you chose this movie. It's really boring.

(なんであなたがこの映画を選んだのかわからない。本当につまらないわ)

B: I see your point, but this is the most popular movie of this month.

(言いたいことはわかるけど、この映画は今月一番人気の映画なんだよ)

例文②

I see your point, but I have a different opinion based on my many years of experience.

(仰っていることはわかりますが、私は自分の長年の経験から別の意見を持っています)

ちなみに、「I don’t see your point.」は「あなたの言っていることがわからない」「話の主旨がわからない」といった意味になります。こちらは言い方としては少しキツく感じるかもしれません。「I see your point、 (but)...」は相手の意見を丸ごと否定するのではなく、思いやりを持って自分の意見も伝えることもできるフレーズなのでぜひ覚えておきたいですね!

You have a point.

「それは一理ある、要点をついている」で、相手の意見や提案が理にかなっていると思えた場合に使うことができるフレーズです。部分的に同意している場合でも使うことができますので、様々な場面で使うことができるフレーズです。

例文①

You have a point, Mr. Yamada. I totally agree with you.

(山田さん、あなたのおっしゃることは理にかなっている。私もまったく同感だ)

例文②

You have a point about the importance of a healthy lifestyle.

(健康的なライフスタイルの重要性については一理あるね)

Obviously!

「明らかに、言うまでもなく、はっきりと」という意味の「Obviously」は、誰が見ても明白な状況で使います。

A: We should have brought long-sleeved cardigans or something.

(長袖のカーディガンとか何か持ってきたら良かったね)

B: Obviously. It is cool in Hokkaido, even in summer.

(本当だよね。北海道は夏でも涼しいわ)

「Obviously」は使う状況を間違えてしまうと相手に失礼な表現になってしまうので要注意。質問者はその答えを知らないから質問をしているのにも関わらず、「明らかにそうだよね」「言うまでもなくそうだよね」と答えてしまうと、質問者はどんな気分になるでしょうか?知らない自分が恥ずかしかったり、ムっとしてしまう可能性も。声のトーンや言い方によっては、相手の気分を害してしまうこともあるので気をつけたい表現ですね。

Absolutely!

「絶対に」「もちろん」という気持ちを100%の確信と共に一言で表せるのが「Absolutely」です。ネイティブスピーカーが相槌として使っている場面に遭遇したことはありませんか?一言で同意を伝えることができ、英語に慣れている感じも出せるのでどんどん使っていきたい表現です。

例文①

You are absolutely right.

(全く仰る通りです)

例文②

A: It was incredibly delicious.

(信じられないほど美味しかった)

B: Absolutely!

(まったくだ)

Absolutelyは発音するのが難しく、苦戦してしまう英語学習者の方も多いのではないでしょうか。

発音は、Ab-suh-loot-leeとなります。特に、Abとlootを強調して発音します。否定的な表現は Absolutely not となりますが、この場合はAbを強くし、その他はストレスを弱め、notを強めに発音します。

例:

Ab-so-lute-ly not!(絶対に違う・ダメだ etc…)

難しいですが、発音に慣れるまで練習していきましょう!

まとめ

今回は様々な同意表現を例文付きでご紹介しました。知っていても意外と日常で使えていないものもあったのではないでしょうか?

考えてみれば、オンライン英会話レッスンの30分弱の会話の中でも、幾度となく相手の話に同意する場面に出くわします。筆者も頭ではわかっていてもなかなか口に出てこない表現がたくさんあり、「あの時ああ言えば良かった…」と悔しい思いをすることも度々。

普段使っていない表現や、発音するのが難しい単語はひたすら練習して癖づけるしかありません。何度も練習して同意の気持ちを伝える場面に備えておきたいですね。

nativecamp.net

nativecamp.net