「原稿」の英語表現を紹介!実際に使われるフレーズを解説

原稿、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

「講演原稿の提出の締め切りが明日なのに、まだ全然書けていない」
「原稿用紙を買わないといけない」
「あとはスピーチ原稿をクライアントに送るだけです」
「ライターさんからの原稿を読むのが楽しみです」

など、「原稿」という言葉を使ことはありませんか?そんな「原稿」を英語でどのように表現するか知っていますか?いくつか単語が思い浮かんだという方、まったくわからないという方など、さまざまだと思います。

今回の記事では、「原稿」を意味するいくつかの英単語と関連英語表現をご紹介します。学生の方もビジネスパーソンの方も、なにかと「原稿」とかかわる場面は多いですよね。ニュアンスの異なる表現を覚えておくことで、表現の幅がぐっと広がりますよ。

それぞれ例文とともにわかりやすく解説していきますので、ぜひそれらの例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。

「原稿」は英語で?

さっそく、「原稿」を意味する複数の英語をご紹介していきます。ここでは6つをピックアップして例文とともに解説します。日本語(カタカナ語)として定着しているものもありますが、それぞれどのようなニュアンスを持っているのでしょうか?

Draft

日本語でも「ドラフト」という言葉が使われているとおり、英語の「draft」には「原稿」という意味があります。より細かなニュアンスとしては、「草案・草稿・下書き・起案書」といった意味合いを持っています。

まだこれから修正される可能性のあるたたき台・案・まだ案を練っている段階でのスピーチ原稿などが当てはまります。

また、ほかの「原稿」を意味する英単語と比べて、より対象とする幅が広く、一般的な表現です。「draft」は文章だけにとどまらず、「マンガの原稿」などを表す際にも使うことができます。

ちなみに、「draft」は名詞だけでなく、動詞で「下書きをする」という意味もあります。このイメージを持っておくと、このあとご紹介する他の単語との違いを理解しやすくなります。

He showed me the manga draft.
彼は私にマンガの原稿を見せてくれました。
I sent the first draft of this article to my editor.
私はこの記事の初稿を自分の編集者に送りました。
She emailed her second draft of her book to me.
彼女は本の第2稿を私にメールで送りました。
My speech draft was sent back to me with my professor’s own notes.
私のスピーチ原稿は教授自身のメモと一緒に送り返されてきました。
The legislation was drafted by a congressman.
この法案は下院議員によって起草されました。

Manuscript

「manuscript」は「原稿」を表す基本の表現です。特に、本や雑誌、学術雑誌などの出版に関する原稿でよく使われます。「手書きされたもの、写し書かれたもの、手書き原稿」といったニュアンスがあります。もともとは印刷したものでないものを指していましたが、現在ではタイプされた原稿に対しても使われます。

「MS」や「MSS(複数形)」のように省略されて表記されることもあります。ちなみに、この単語の語源はラテン語のmanus「手」とscript「書かれた」を組み合わせた「手で書かれたもの」に由来します。

My friends read the manuscript of my book.
友人たちは私の本の原稿を読んでくれました。
It displays original manuscripts.
オリジナルの原稿が展示されています。
I went to the university and showed my dissertation manuscript to my professor.
大学に行き論文の原稿を教授に見せました。
I will hand over the manuscript of my book to my proofreader tomorrow.
明日本の原稿を校正者に渡す予定です。
I think it's a bit difficult for me to finish this manuscript by 5 pm.
午後5時までにこの原稿を仕上げるのはちょっと難しいと思います。

Script

「script」は映画、演劇、ニュース放送、スピーチ、セリフの台本、脚本などの「原稿」に対して使われます。マンガのように絵などが含まれる原稿には使われず、基本的には文字のみの原稿を指します。

「計画」という意味もあり、スピーチやプレゼンテーションのための書面による計画・概要などを表す際にも使われます。「manuscript」と似ていますので、使い分けに注意が必要です。

Can you check the content of my speech script?
スピーチ原稿の内容をチェックしてくれますか?
I wanted the role soon after I read the script.
脚本を読んですぐにこの役をやりたいと思いました。
The actor read aloud his lines from the script.
俳優が台本のセリフを読み上げました。

Document・Report・Presentation script

その他にも、「原稿」を表す語はいくつかあります。公的な資料や文章を作成したときには「document」会議やプレゼンテーションで使う文書などは「report」や「presentation script」で表現することもできます。

I need to finish the document.
この文書(原稿)を終わらせないといけません。
I was asked to prepare a presentation script.
プレゼンテーション用の原稿を準備するよう頼まれました。

「原稿」に関する英語表現

続いて、「原稿」に関する英語表現をご紹介します。

Write

原稿を「書く」と言いたいときには、動詞「write」が適しています。

I have to write my manuscript by tomorrow.
明日までに私は原稿を書かないといけません。
Who writes the graduation speech?
誰が卒業式のスピーチ原稿を書きますか?

Invite

原稿を「募る」と言いたい場合は、動詞「invite」を使うこともできます。格式ばったフォーマルな言い方になります。「Invite contributions to(~への投稿を募集する・募る)」という表現があります。

They invite contributions to their monthly magazine.
彼らは月刊誌への投稿を募っています。

Copy

「copy」はさまざまな意味がありますが、出版、広告、マーケティング業界で使われることも多く、「原稿、広告文、広告文案、宣伝文句」といった意味があります。

I sent a duplicate copy to the client.
私はクライアントにコピー(副本)を送りました。

Article

新聞や雑誌、ウェブサイトなどの「記事、原稿」を指します。

Have you read the article?
その記事を読みましたか?

Text

「text」は幅広く「文章」一般を指します。「本文、原文、原本」などと訳されることもあります。

You can read the full text here.
ここで全文を読むことができます。

まとめ

いかがでしたか?今回の記事では、「原稿」を意味するさまざまな英語表現をご紹介しました。実際に、日本でもカタカナ語として定着しているものも多かったため、イメージしやすかったかもしれません。また、あわせて「原稿」に関する英語表現も例文とともにわかりやすく解説しました。

それぞれの英単語を適切な場面で使い分けることで、ネイティブからも「お、この人はボキャブラリーが豊富だな」と感心されるはずです。今回ご紹介したフレーズを自然に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。

また、今回学んだ「原稿」に関する英語表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブはどのように使い分けているのか、感覚を聞いてみたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。

今回ご紹介した「原稿」に関する英語表現をさらに練習しても良いですし、ビジネスシーンや日常生活などで「原稿」を依頼するシチュエーションを想定して、会話の練習をしても良いでしょう。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

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