英語でよく使われる重要な動詞一覧!意味や例文付きで解説

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そもそも「動詞」とは?

動詞は、行動や状態を表現するために用いられる語のことです。文章に力強さや活気を与える役割を果たし、自然現象、人間の行動、感情の変化など、様々な事象を表現するために用いられます。

英語の動詞はさまざまな形態を持っていて、時制(過去形・現在形・未来形)や人称(一人称・二人称・三人称)によって意味や文章の構造が変化します。

例えば、「食べる」は行為を表しますが、「食べている」は現在進行形、「食べた」は過去形を表します。

He runs every day.
We were playing soccer.
The book was written by him.

このように、英語の動詞は文や文章をより具体的に表現するための重要な要素なのです。

英会話力が上達する!英語でよく使われる重要動詞一覧

英語を学ぶ上で、動詞は非常に重要です。もちろん、TOEICなどの試験や学校の受験、ビジネス英語において単語力は大切なのですが、ビジネスシーンや日常の会話においてはその限りではありません。

例えば「退避する」と言いたい時、「退避」という英単語を知らなければ話すことはできないでしょうか?そういう訳ではありません。会話であれば堅苦しい言い方よりも、わかりやすく柔らかい表現の方が自然で、「その場所から出ていく」というような言い方をするのが普通でしょう。

このように、あまり日常的に使わないような難しい単語を、基本動詞と言われる簡単な単語で言い換えることを意識すると、英会話力が上昇します。

実際、ネイティブスピーカーや英語上級者の会話を聞いていると、驚くほど簡単な言葉を使っているものです。ここでは、英語力を上げるために重要な基本動詞から、その使い方までをご紹介します。

Be

be動詞は英文法の基礎中の基礎であり、最も重要な基本動詞です。英語学習において一番最初に習う動詞で、文法の学習でも頻繁にbe動詞の知識が求められます。be動詞の役割は、主にイコール関係を示す役割、存在を表す役割、他の文法で活用する役割の3つです。

イコールの役割の場合「〜は〇〇です(A=B)」と、人や物の場所や状態などを表す時に使うamとis(過去形はどちらもwas)や、are(過去形はwere)などのパターンがあります。

例えば、

My name is John.
I am a doctor.
There was a dog on the sofa.

といった使い方です。私とJohnをイコールで結んでいるように、主語と名詞/形容詞などを一緒の関係にする役割を果たしています。

存在を表す役割の場合、「私は〇〇にいます」となり、

He is in the office.

といったように、be動詞の直後に前置詞がくるのが特徴です。この場合、場所を表す前置詞のat、on、inなどがよく使われます。

最後に他の文法を活用するための役割ですが、

進行形(be動詞+ing)
未来形(be動詞+going to V)
受動態(be動詞+過去分詞)

この3つの文法を作る際にはbe動詞が必要となります。

Do

doは「〜する」という動詞として日常的によく使われ、ネイティブスピーカーがよく使う動詞です。使われ方としては大きく2種類で、「~する」という動作と、「本当に」という強調です。

動作の場合、仕事や家事などの日常的な動作、スポーツに関する動作、推測される動作などを表します。

例えば、

do the laundry
do yoga
This place will do for a workshop.

一方、強調の場合、強調したい動詞の前にdoを置きます。

I do want to see that movie.

Get

getは「手に入れる」という意味の一般動詞で日常的にもよく使いますが、動きを伴うことから「〜という状態になる」という使い方も出来ます。

例えば、

get on
get off
get up

などがそれにあたり、これらは日常会話でも使う場面が多く登場します。

Make

makeは「〜を作る」というイメージが強いと思いますが、「意図的に起こす」「〜させる」などのニュアンスも表現可能です。

make a decision
make a mistake
make sure

このような日常的な動作の中に、makeで表現できるものが多く存在します。

Take

takeは「手に取る」「持っていく」といった意味が基本的な使用法で、「連れていく」や「〜をする」という意味にも応用できる基本動詞です。ビジネス英会話でも日常英会話でも頻出します。

take a shower
take a break
take a picture
take out

Have

基本動詞haveも頻出動詞で、さまざまな意味を持っています。よく使われるのは、「持つ」という意味ですが、物ではない時間などにも応用できます。

have a book
have a good time
have a meeting

このように、幅広い表現が可能になります。

Say

sayの基本的な使われ方は、自分の考えや気持ちを言葉に出して表現することです。

例えば、

She didn't say anything.
He said, “I am hungry.”

といった形です。さらに、「AがBと言う」という意味でも使用されます。

They say she is the smartest student in the class.

また、言葉で伝える場合と同じように、表示や本などに「〜と書いてある」という意味でも使われます。

That sign says "Keep off the grass".
My watch says 10:30.

See

seeは「見る」ですが、これは自分が意識しなくても視界に入るというニュアンスです。

We see a lot of fish in the sea.

意思を込めて視線を向けるのはlookで、注意を込めて見るのがwatchです。seeには「見る」以外にも「会う」「分かる」「知る」などの意味もあります。

I'll see you at the office tomorrow.
Do you see what I mean?
I'll see if that is true.

Think

thinkは日本語で言う「思う」「考える」という意味で使われています。さらに「思い出す」「想像する」「みなす」など、thinkには頭の中で考えるという意味を生み出しています。

When I watch the drama, I think about my childhood.
I can’t think what he might say.
I think she is an honest person.

Go

goは基本動詞の中でもメジャーな単語で、例えば家へ行く場合はgo homeといったフレーズを使います。「行く」「進む」だけでなく、ある地点から「離れる」ことや、何かを「続ける」など幅広い表現ができます。物理的な進行のほか、状況の良し悪しについても表現できる便利な英単語です。

go to school
go on
go well

Keep

keepは「続ける」「同じ状態を維持する」という意味があり、これも様々な表現ができる基本動詞です。

keep going
keep in mind

Put

putは「〜を置く」という意味が一番有名ですが、「衣服を身に着ける」という意味にもなります。また、「置く」から派生して何かを移動させることも表現できます。

put the jacket on
put away

動詞の活用系

英語の動詞は、「活用形」という日本語のような文法的な変化をほとんど持っていません。一般的に時制(過去形・現在形・未来形)や、人称(一人称・二人称・三人称)によって変化しますが、他の多くの言語と比べると非常に単純な活用システムです。

例えば、eatは

過去形では I ate
現在形の三人称単数では he eats
未来形では I will eat

と、基本形の動詞にはほとんど変化がありません。

一般的に、英語の動詞は活用形によって変化するのではなく、補助動詞や助動詞を用いることで時制や人称の変化を示す傾向があります。

また、動作の進行を示す場合、動詞の後にingを追加することによって進行形に変化します。この場合、動詞によっては最後の文字が変わったり、削除されたり、追加されたりすることがあります。例えば、eating、having、runningといった形です。

英語の動詞を理解するためのコツ

必ず登場する動詞ですが、英文を読む時にまず動詞を見つけることを意識すると、長くて難しい文章でも簡単に読めるようになります。これは文の骨格が掴みやすくなるからです。

英文は大きく主語と述語に分けられ、この境目を見極めるのに、動詞を見つけるプロセスが大きく役に立つわけです。文章の頭から英単語をピリオドまで一語ずつ訳していくと、一文を読むだけでも疲労してしまいます。これを避けるために、動詞を見つけて英文の骨格を掴むことで、スムーズに文章を理解できるようになります。

では、どのように動詞を見つけるのでしょうか。確実な方法は、主語を見抜くことです。動詞が見つけられない原因の多くは、文章の中でどこまでが主語かわからないケースが多いのです。従って、主語を見つけることができれば、そのまま動詞を探し当てることが可能になります。

まとめ

動詞はたくさんありますが、日常英会話やビジネスシーンで多用する単語は思ったよりも限られています。

一般動詞の中でも、頻出する重要な動詞のことを「基本動詞」と呼びます。初心者にとって英語力を上げるための重要な基礎で、この記事でご紹介した基本動詞をおさえておけば、伝えられることがかなり増え幅広い英語表現が可能になります。

学習のコツとして、ターゲットの動詞を決めて徹底的に勉強に取り組んでみるのがおすすめです。その後、1つずつ動詞のバリエーションを増やしていくのが良いかと思います。

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