【2024】台湾留学がおすすめ!費用や治安、都市情報など

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日本人にとって人気の観光地である台湾は、日本に好感をもつ人が多い国です。台湾では日本文化が根付いている一方で、日本でも台湾人気は高まっていて、タピオカや台湾カステラをはじめとしたグルメがたくさんあり、夜市などで夜遅くまで楽しむことができる人気の旅行先です。

直行便であれば東京から約3~4時間で、低価格のLCCも数多く就航しています。台湾料理やスイーツを堪能したり、朝食屋や市場に出かけたりと、グルメも遊びも楽しめる台湾ですが、最近は語学留学先やワーキングホリデー先としても人気が高まっています。今回はそんな台湾留学の魅力を中心にご紹介します。

台湾と日本の時差

日本と台湾の時差はわずか1時間です。台湾が日本より1時間遅く、空港に着いたら時計をマイナス1時間にセットする必要があります。台湾ではサマータイムは実施していないので、日本との時差は通年を通して同じです。時差ぼけもなく、着いたその日から快適に旅行を楽しめるところも、人気の理由の1つです。

台湾の気候・気温は?

常夏のイメージがある台湾は、日本より基本的に温かく一年中高温多湿です。四季があり、夏は蒸し暑い日が続いて、台風の影響による大雨がしばしば発生するのが特徴です。冬季には北部を中心に乾燥した寒冷な気候になり、時には霜や雪も見られます。

また、山地が多くて海も近くにあるため、南北や海岸部と内陸部では気温や降水量に大きな差があります。熱帯性気候から温帯性気候までの幅広い気候を持つ島国なので、熱帯雨林や渓谷、温泉、海岸線などの美しい景色がある国です。

台湾の治安

台湾は親日な人が多く、旅行者にも優しくて日本人在住者も多いことから他の国と比べると比較的安全です。

基本的に日中であれば、女性のひとり歩きも大きな問題はありません。旅行者にもっとも多いのが、大勢の観光客で混み合う場所でのスリや置き引き、ひったくりの被害です。開きっぱなしのカバンや後ろポケットに入れたスマートフォンは狙われやすいため、手荷物はチャックを閉めて身体の前にかけておくなど、十分に注意することが大切です。開放感に気持ちが緩むことがあるかもしれませんが、日本とは文化や風習も違う異国に来ているということを意識するようにしましょう。

台湾は親日国って本当?

台湾は親日家が多いといわれています。実際に台湾の民間団体、台湾民意教育基金会が2018年に発表した調査結果によると、日本に良い印象をもっていると回答した台湾人は84.6%にも上りました。この親日ムードにはどのような理由があるのでしょうか。

統治時代の名残り

1895年から1945年までの日本統治時代、高速道路や鉄道敷設などのインフラ整備を積極的に行った結果、台湾の交通網が整い経済発展に貢献したことや、台湾の子供の就学率を上げること、日本文化や日本語の教育を行なったことなど、近代的な設備の基礎は50年の統治期間に作られたという側面があります。台湾の経済発展に貢献したことや、当時の教育を受けた台湾人は日本語を話せる人も多いことから、日本統治時代を経験した人に日本に親しみをもつ人が多いといわれています。

哈日族の登場

台湾では、90年代に哈日族(日本大好き族)という日本の文化を熱狂的に愛する人たちが登場しました。哈日族が主に好きなものは、日本のマンガやアニメ、アイドル、歌手などを中心とした日本のサブカルチャーで、現地のケーブルテレビでは2つの日本語専門チャンネルがあるなど、昨今の若い世代にとって日本文化は台湾に深く入り込んでいます。

多額の災害寄付金

外交上の問題で日本政府から台湾への正式な感謝の意は述べられませんが、台湾外交部が発表した資料によると、2014年までに日本に送られた台湾からの義援金は総額およそ253億円に上ります。民間で台湾に恩返しをしようという運動も起こり、感謝を伝えるための広告やCMが製作されました。これは実際に台湾のメディアで放送され、それを見た台湾人から感謝のコメントが寄せられました。この義援金を通じたエピソードは、お互いに対する印象をさらに押し上げる要因になりました。

旅行先としても人気

日本政府観光局の統計によると、2018年の訪日台湾人は年間約476万人で訪日外国人数の15.3%を占めています。これは、台湾の海外旅行者の3人に1人が日本に来ている計算になります。日本と台湾を結ぶLCC路線の増加や地理的に近いこともあり、多くの台湾人が日本を訪れています。特に北海道が人気で、台湾では降らない雪景色を楽しんだり、北海道産の食材を楽しんだりしています。

日本語を勉強している人が多い

台湾では日本語を勉強している人が非常に多く、2018年の台湾における日本語能力試験の受験者数は38,981人と、中国や韓国に続く第3位でした。また、大学でも日本語学科を設置している大学が40校以上と、第二外国語として日本語の学習を希望する学生も多く存在します。さらに、日本の大学に進学する人や交換留学を希望する学生も多く、台湾における日本語習得の人気が伺えます。

台湾留学のメリットや特徴

最近では、台湾は留学先として、高校生から社会人まで幅広い年代の人に人気です。まず環境面ですが、気候が温暖で、日本と比較しても治安が良く、親日家が多いので海外がはじめての方にとっても安心です。

街中には漢字が使われている上に、日本語が通じる場面もあるので日常生活がしやすいです。台湾の日常に慣れてくれば、より留学生活を楽しむことができます。物価も安く生活しやすいのもうれしいポイントです。また、台湾は繁体字中国語の国です。学校によっては、英語コースや中国語コースを設けている場合もあるので、英語を学ぶだけでなく、中国語の語学留学アップも出来てしまうというメリットがあります。

台湾留学の費用

台湾の物価は比較的安く、留学に必要な費用の目安はシーズンにもよりますが、1か月の短期留学で15~40万円、1年間の長期留学で120~300万円ほどです。語学留学には大学留学がおすすめです。台湾は大学の学費が安く抑えられるので、渡航費や生活費を上手く節約することができれば留学費用の負担も減らすことができるでしょう。

フライト

日本から台湾に渡航するのにかかる費用は、直行便で往復およそ17,000~80,000円、乗り継ぎ便で往復およそ26,000~110,000円とシーズンによって差が大きくなっています。2月と3月は観光シーズンなので、価格が高くなる傾向があります。東京からの直行便であればフライト時間は約4時間です。

留学先

台湾に語学留学する際は、大きく分けて大学付属の語学センターと語学スクールがあります。例えば、台湾トップの台湾大学には語学センターが設置されていて、春から冬まで4学期に分けてコースが開催されています。台湾の大学は2学期制のところがほとんどで、1学期あたりの授業料はおよそ11万~15万円です。語学スクールは、レッスン数の調整や個人レッスンの希望を申請できるスクールが多いので、自分のペースで勉強することができます。個人レッスンの場合1コマあたりの授業料がおよそ数千円と安価です。グループレッスンを選べば、さらに安くなります。

滞在先

台湾留学の場合、アパートなどの滞在先を自分で探したり、複数人で部屋をシェアするという滞在方法が多いようです。アパートなどで1人暮らしをする場合、1ヶ月の家賃の目安はおよそ3~5万円です。台湾の物件には、家具がもともと備え付けられている場合が多く、バスタブはない場合がほとんどです。また、学校によっては民間の留学生向け宿泊施設を用意しているところもあります。

物価

台湾の物価は全般的に日本と比べて安く、特に食費は安価で済ませることができます。外食が発達している台湾では、家で料理せずに3食とも外食という家庭も多く、食堂や軽食屋では、おいしくて栄養のある食事を安く食べることができます。例えば、台湾の家庭料理の代表である魯肉飯(ルーローファン)は400円前ですし、定食も300円前後で食べることができます。さらに屋台も発達しているのです、色々巡ってみるのもおすすめです。

交通費

台湾は地下鉄やバスが市内各地を網羅していてとても便利な上に、公共交通機関の運賃も安いです。台北市の地下鉄運賃は20~60台湾元(約80~240円)、バスだと市内の移動なら15台湾元(約60円)で利用できます。台湾のバスは、手を挙げて運転手に知らせなければいけなかったり、料金の支払いのタイミングがバスによって異なったりしますが、慣れるとMRTよりも安く早く目的地へ着くことが可能です。台湾にも、日本と同様にMRTやバス共通のICカード型の乗車券、悠遊カードがあるので、1枚もっておくと便利です。

台湾留学の都市情報

台湾は、都市によって昔ながらの台湾、にぎやかな台湾、近代的な台湾など、それぞれの良さや楽しさがあります。ここでは、台湾留学で人気の都市をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

台北市

台北市は、都市インフラが整備された、台湾の政治と経済の中心です。安くて美味しい料理やオシャレなカフェ、かわいい服があるショップが多くあり、歴史的建造物と現代建築が共存する街並みも魅力で、海外から多くの観光客が訪れています。

台北留学のメリットは、台湾人の温かさと親切さや元気さです。フレンドリーな人が多いので、道に迷ってしまったときに助けてくれる人も多く、留学が始まったばかりで慣れないときでも安心して生活できるのです。

もう1つのメリットとしては、主要な観光地に短時間で行くことができることです。公共のバスや地下鉄が発展していて、高速バスも安価で乗ることができるので、週末を利用して地方都市旅行にでかけるのおすすめです。台北留学で、勉強も遊びも充実させてください。

台中市

経済成長中の台中市は、建設中のビルやマンションがたくさんで、中心地に行けばショッピング施設が充実しています。台中市は都会的な雰囲気とアカデミックな雰囲気が共存していて、語学学校が多いエリアでもあります。日本でお馴染みの三越デパートやSOGO百貨店があり、ショッピングも楽しむこともできます。

台中市の人たちも親日で、日本人にとても優しいです。日本統治の時代があったからこそ、台湾が発展したと考えている人も多く、今でもあちこちに日本の文化が残っています。

高雄市

高雄は台北から新幹線で1時間半ほどの場所にある台湾第2の都市で、貿易港として有名です。都会的な街とのんびりした南国ならではの歴史ある古いノスタルジックな街がミックスされた都市で、年中暖かくて過ごしやすく、真冬でも寒くなることはないので、寒さが苦手な方にはピッタリの環境です。国立大学や教育大学をはじめ多くの大学や教育機関があり、語学留学用のコースを設置しています。

また、語学学校も多く、ほとんどが寮などの滞在先を併設しています。日本語のできるスタッフも多いので、初めての海外で不安な方も安心のサポートがあります。海に近いので海鮮料理が多く、おいしいお店や夜市が有名です。

まとめ

台湾は治安も良く、食事もおいしくて日本に対しても好意的な国です。生活習慣も日本と似ているので、留学生活にも早く馴染めると思います。物価も安く、生活費も日本の半分ほどで済みますし、学費も安いので留学費用の予算に限りのある方にもピッタリです。英語だけでなく、中国語も学べてしまう台湾への留学プランを検討してみてはいかがでしょうか。

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