今回の記事は「bloody」の意味や使い方について解説します。以下の項目に分けてわかりやすくポイントを交えて説明していきます。
イギリスやオーストラリアでよく耳にする「bloody」ですが、いろんな意味がありさまざまな使い方があります。ただし、アメリカ英語を話す方達にはあまり馴染みがないかもしれません。
使い方としては、いろんな場面で使える「fucking」に似ています。この記事を読んで、スラングや使う場面をイメージしながら理解を深めて実際に活用してみましょう。
bloodyについて
あの有名な「ハリーポッター」でも使われている程のイギリスでは馴染みのある「bloody」。意味としては「血まみれの」「血で〜を染める」といった「血」に関連するイメージが強いのではないでしょうか。
実はこれだけではありません。ただし、世代を問わず誰でも使えるカジュアルな表現のため、上司や職場や会議など重要な場面で使うことはありません。
イギリス英語におけるbloodyの意味
「Bloody」は形容詞として名詞の前に使われ、名詞は「blood」血を意味します。一般的には、特にアメリカ英語を使う方は「血まみれの」といった意味で使います。
彼は鼻血を出しています
さらに名詞・動詞・形容詞を強調し「ひどく、ものすごく、全く」といった意味でも使用されます。実際にどのように使われているか3つのパターンに分けた強調文の使い方を見ていきましょう。
You are a bloody genius.
あなたはすごい天才です
I bloody love dogs.
私は犬が大好きです
The movie is bloody amazing.
この映画はすごく素晴らしいよ
It’s bloody hot today.
今日はめちゃくちゃ暑いよ
強調するための俗語表現であり、非常に驚いたときや感情を強調したい時に使われます。
Un-bloody-believable! A miracle has happened!
信じられない!奇跡が起きた!
We won the championship! It’s fan-bloody-tastic news!
私たちは優勝しました!素晴らしいニュースです
I abso-bloody-lutely would go there! I have been waiting for weeks.
絶対に行くよ!数週間ずっと待ち続けてたんだから!
Bloodyのつく熟語
文章によっては良い意味、悪い意味どちらでも使え、強調表現としてさまざまな場面で親しまれる「bloody」です。またハリーポッターや他のイギリス映画でもよく耳にするほど、イギリス人にとって大人気のフレーズがあります。
Bloody+hell次のような場面でよく使われます。ただし、場面によって言い方、声のトーンや大きさ、または表情を変えてジェスチャーを付けたりといった表現をすることで相手に伝わりやすいです。驚いたとき:うそでしょ!
嬉しいとき:マジ?
何を言ってるんだよ
くそ! バスに間に合わなかった
マジで!これは楽しい!
イギリス人はよく「皮肉めいた表現」を使います。
それは面白くないよ
くそ! バスは遅すぎるよ
ここでのBloody greatは「くそ!」「ウソだろう!」という表現として使います。しかし反対に文脈や会話から「素晴らしい!」という意味として使うこともできます。
初見者を困惑させるイギリス英語スラング
さて、イギリス英語はスラング大国と言うくらい、世代関係なくさまざまな場面で非常に多くスラングを使います。また、文脈によって意味が異なるのでアメリカ人でさえも困惑するほど独特なスラングがあります。
まずは困惑する理由を理解して、少しずつスラングをインプット・アウトプットして聞き慣れていきましょう。ポイントとして「フレーズ・意味・使う場面・発音」に注目しながら英語学習を進めることをおすすめします。
イギリス人には日常生活でよく使われていますが、アメリカ英語では意味が異なるスラングをまとめてみました。
Cheers ThanksやSee you soon.の代わりにカジュアルな「お礼の言葉」や「別れのあいさつ」として親しまれています。アメリカ英語では「乾杯!」と言う意味を持ち、イギリスでも一般的にパーティなどで使われます。
A:I will get a wine for you.
B:Cheers, mate!
A:ワインを買ったよ
B:ありがとう!
A:It was fun today. I’m off now.
B:Yeah, ok. Cheers then.
A:Cheers then. Bye!
A:今日は楽しかったよ。そろそろ行くよ。
B:そうね。じゃあ、またね。
A:またね
Do
4つの意味を持ちそれぞれ別の場面で使われるスラングで、アメリカ英語では主に一般動詞「〜する」と言う意味を持ちます。
1)「パーティ」
B:No, I’m not. I’m having my sister’s birthday do this weekend.
A:Amazing! Have fun!
A:金曜日の夜のオフィスパーティに行くの?
B:いいえ。週末は妹の誕生日パーティがあります
A:すばらしいわ!楽しんでね!
2)「食べ物・飲み物を出す」
「serve」と似たような意味になります。
B:Yes, please wait around 10 minutes.
A:Thank you. Of course.
A:サンドイッチとコーヒーを作ってくれる?
B:はい、10分ほどお待ちください。
A:ありがとう。もちろん。
3)「だます」「だまされる」
「deceive」「trick」と似たような意味になります。
彼女が利益の分配をだましとったなんて信じられない
詐欺師にだまされないでね
4)「Not the done thing」
「適切ではない」「礼儀正しくない」と言う意味になります。アメリカ英語では「It's not thing to do」といいます。
仕事の面接にジーンズを着るのは適切ではない。
何も言わずにパーティを立ち去るのは礼儀正しくない。
Fortnight「2週間」
形容詞や副詞「fortnightly:2週間ごと」もよく使われます。アメリカ英語では「2 weeks」として使われるので使われない言葉です。
私は2週間、旅行へいきます
彼は2週間ごとに給料を受け取ります
Quid「ポンド」
イギリス通過を意味します。
1ポンド借りれる?コーヒーを買いたいんだけど5ポンドしかないんだ。
Knackered「疲れる」
アメリカ英語では「tired」または「exhausted」と同じような使い方をします。
一日中働いていたら、疲れ果てたよ
運動の後は完全に疲れるよ
Grass「告げ口をする」
アメリカ英語では名詞「草」「芝生」と意味します。「Grass someone up=誰かに密告する」と言うフレーズが使われます。
今朝の遅刻を上司に告げ口したなんて信じられない。
まとめ
イギリス英語「bloody」からよく使われるスラングについてまとめてみました。多くのフレーズを身につけて英会話を楽しみましょう。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.