英語学習者のみなさん、こんにちは!今回のネイティブキャンプのこのコラムでは、英語を第二言語として学ぶみなさんに有益な学習方法やその効果、便利な英語表現や単語の使用法などについて紹介していきます。
ズバリ、今回特集していくのは「英語の日常会話をマスターするための学習方法」についてです!英語表現は主に、ネイティブスピーカーたちが日常的な場面で何度も何度もしようするベーシックな英語表現と、アカデミックな場面や仕事場、目上の人と会話をする場所などでしようされるフォーマルでかしこまった英語表現の二つに分けられます。
もちろんわたしたちの母語である日本語も、家族や友達、年齢に関わらず親しい間柄の人と会話をする際に使用する日本語表現と、上司や先輩、年上の人や初対面の人、かしこまった場面で使用する表現は異なりますよね (特に、日本語には敬語や丁寧語、謙譲語などといった特殊な表現方法が存在します)。
今回のコラムでは、英語の日常会話の効果的な学習方法を学んだのち、NGとされている学習方法も紹介。また、日常生活で実際に使用できる便利な英語フレーズを① 会話中の相槌、② 挨拶するとき、③ 自分の感情を伝える時の三つのシチュエーションごとに紹介していきたいと思います。
日常会話の英語学習方法
みなさんは、日常英会話をどのように学習されていますか?日常英会話の学習方法は、自分がどのレベルまでの会話力を身に付けたいか?日常英会話を使用する目的は何か?によっても効果的な学習方法は異なります。まずは、自分がなりたい日常英会話のレベルと、学ぶ目的をしっかりと明確にしてみましょう。
その上で、効果的な学習方法は一体何なのかを考えることで自分に適切な学習方法を見つけやすくなります。
さらに、「日常英会話」と一言で言ってもその定義はとても広いもの。みなさんの考える「日常英会話」とはどのレベルのものなのかを明確にしておく必要もあります。例えば、家族や友達とリラックスした場面でするう日常会話もあれば、人によっては病院や図書館、スーパーなどの公共施設での会話も日常会話に含みます。
そこでここでは、欧州を中心に英語を含む多くの外国語の評価基準となっている「CEFR」を基準に日常英会話の定義を確認しておきましょう。「CEFR」とは、英語の4技能(読む、書く、聞く、話す)全ての技能を評価します。
B1 :日常会話ができる
CEFERのB1レベルの人ができることは以下のようです。
「家族、趣味、自分の興味、仕事、旅行、時事などのトピックについては、一部、躊躇したり回りくどい表現を使ったりすることもあるものの、十分な語彙で意見を述べることができる。」
より細かく例を出すと、
「仕事、学校、余暇などでよく出会う、馴染みのある事項に関して、明確かつ標準的な言葉を読んだり聴いたりしたときに、要旨を理解することができる。その言語が話されている地域を旅行したときによく起こるシチュエーションのほとんどに対応できる。よく知っている、または自分が興味のあるトピックに関して、連続する簡単な文章を作ることができる。自分の経験や出来事、夢、希望、大志について説明し、意見や計画について簡潔に理由を述べたり説明したりすることができる。」
上記のような能力がある方は、自信を持って日常英会話はできると断言していいでしょう。
参考資料:
英語で日常会話が話せるようになる勉強法 | よく使うフレーズや例文も紹介 | 英語で仕事と暮らしが楽しくなるビズメイツブログ Bizmates Blog
https://www.bizmates.jp/blog/daily-conversation/
日常会話を身につけるコツ
日常英会話を学習する上で何よりもまず大切なのは、目指す日常会話のレベルを設定することと、なぜ学ぶのかを明確にすることでした。これらを含めた大切なステップは以下の5つになります。
目標・目的を明確にする
基礎的な文法や単語を身につける
実際にアウトプットする習慣をつける
日常生活で使用する表現を覚える
イメージトレーニングを行う
目標・目的を明確にする
日常英会話の学習を途中で断念してしまう人は、なぜ英語学習をするのかという目標や目的がはっきりしていない人が多い傾向にあります。勉強方法を考えるよりも先に、まずは目標設定をすることから始めましょう!
「仕事で海外のクライアントとミーティングを難なくできるようになるため」「旅行をした際にトラブルが起きても困らず対処できるくらいの英会話力をつけるため」「子供英語の先生になって英語を教えられるレベルの力をつけるため」「仲良くなった英語圏出身の友達と会話をたくさん続けるため」など、できるだけ具体的な目標を掲げましょう。具体的であればあるほど、効果的な学習方法を見つけやすくなるためです。
基礎的な文法や単語を身につける
どの言語を学ぶ際も、基礎的な文法事項を頭に入れておくことは必須です。中学3年間の英語の文法を学べば、英語の基礎は網羅することができます。書店などで中学校3年間の英語文法にフォーカスした大人向けのテキストが売っているので、自分に合うものを一つ選んでそれを使って勉強するといいでしょう。
実際にアウトプットする習慣をつける
学んだ文法や語彙、フレーズをインプットしただけでは人間の記憶力はとても浅いのですぐに忘れてしまいます。まだ記憶が新しいうちに自分にあったアウトプットの方法を見つけてその単語やフレーズ、文法を使って実際にアウトプットする過程が大切です。
・今日習った英文法を使って英語日記をつけてみる
・学んだフレーズを用いてインスタのストーリーを上げる
・学んだ単語を使って自分で例文を作る
例えば上記の方法でアウトプットが可能です。
日常生活で使用する表現を覚える
先ほども述べたように、日常生活で使う英語ほど幅広いものはありません。逆に職場で使う英語、例えば「インターナショナルスクールで使う英語や「病院で使う英語」、「会社で使う英語」であれば、ある程度学ぶ表現やフレーズ、単語を狭めてアプローチできますが、「日常生活で使う英語」ほど大きく幅広いくくりはないのです。
では、基礎的な文法は学んだ人は一体どのように日常英会話の学習を進めればいいのでしょうか?答えはズバリ、「自分の日常生活でよく使う表現から覚えていく」ことです。
もし現在学生の方であれば、朝目覚めてから学校に行き、授業を受けて、バイトにいき、帰宅するというルーティンの方が多いと思います。この1日の中で人と接するときによく使用する表現を英語に直して、覚えていきましょう。
社会人の方は、起床してから出勤、仕事、お昼休憩、帰宅などの人それぞれの過ごし方があると思います。ですが基本的には学生さんと同じ考え方でオッケー。自分が人と接する時間が多い時間帯によく使用する表現を英語に置き換えて覚えていきましょう。
その際、スマホのメモ機能によく使用する表現をメモしておいたり、録音機能自分の声で録音しておくのがおすすめ。
イメージトレーニングを行う
最後に大切なプロセスが、イメージトレーニングを行うこと。英単語や表現を一人で淡々と覚えるだけでは実際に英語を話す場面になったとき咄嗟に口から英語が出てきません。そのため、単語や表現は暗記で終わらせず、使えるようになることを意識しながら勉強しましょう。
そのために有効なのが、英語のイメトレです!単語や表現を覚えるときは、実際に自分がいそうなシチュエーションや場面を思い浮かべながら例文を作り、自分の声でアウトプットするのです。「英語で独り言」という名前で最近話題の勉強法です。
実際に起こりそうなシチュエーションを思い浮かばせるのが難しい方は、英語のドラマや映画などのワンシーンを思い浮かべて、自分がその主人公になったつもりで特定のシーンを真似してみるのもおすすめ。その際、そのシーンで使われている日常会話をしっかりと意識しながらアウトプットしましょう。
NGな日常会話の学習方法
続いて、NGとされている日常会話の学習方法をご紹介します。まずはやはり、日常会話を学習する目的や目標に適切でない学習方法を続けてしまうことです。自分が得意な勉強法はなんなのかもしっかりと分析してから学習方法を決定しましょう。
また、英語のリスニングを聞き流しただけで勉強したつもりになるのもあまりよろしくありません。聞き流し教材というものの存在していますが、聴いた内容を一度も振り返らず、一生繰り返し聴き続けるのはあまり意味がありません。聞き流すのであれば、アクティブリスニングと呼ばれる、音声の中の場面や登場人物の感情についてなどの文脈にしっかりと意識を向けながら聞き流しましょう。
さらに、基礎勉強をせずにいきなりハイレベルな教材に取り組むのもおすすめしません。しっかりと基礎文法や発音の知識をつけてから、徐々にレベルアップをしていきましょう。
参考資料:
英語で日常会話が話せるようになる勉強法 | よく使うフレーズや例文も紹介 | 英語で仕事と暮らしが楽しくなるビズメイツブログ Bizmates Blog
https://www.bizmates.jp/blog/daily-conversation/
日常会話で使える英語フレーズ
ここまで、日常英会話の学習をする際に踏むべき過程と、効果的なが句集方法、そして避けるべきNG学習方法についてご紹介してきました。最後に、日常英会話の中で使えるとても便利な英語フレーズを三つのカテゴリーに分けて紹介していきます!
会話中の相槌
まずは会話中、相槌を打つために使用できる英語表現を紹介します。ちなみに英会話の大前提として、日本語での会話中よりは相槌の数が少ないということを認識しておきましょう。また、会話中は相手の目をしっかりと見続けます。
Uh-huh. (ああ/ なるほど/ うんうん)
Got it. (了解!)
Sounds good to me. (いいと思うよ/ いいですね)
That’s _ (形容詞). (_だね/ _ですね)
挨拶する時
How are you? (元気?調子はどう?)
How are you doing? (元気にしてる?)
How’s it going? (調子どう?)
What’s up? (元気?)
↓返答
Pretty good. (いい感じ)
Not bad. (いいよ)
I’m good. (いい感じだよ)
Good, you? (うん、いいね。あなたは?)
自分の感情を伝える時
That’s _(形容詞)! (Amazing! Excellent! Awesome! Terrible…etc)
I feel _ (形容詞)! (〃)
参考資料:
日常会話で絶対使える基本の英語フレーズ64選!| English Lab (イングリッシュラボ) |レアジョブ英会話が発信する英語サイト
https://www.rarejob.com/englishlab/column/20210919_02/
まとめ
このコラムではここまで、日常英会話を学習したい人向けの内容を特集してきました。いかがでしたか?まずはなぜ日常英会話を学ぶのか?どのレベルに到達したいのかを明確に設定し、適切なステップを踏みながら効果的に学習を進めてみてくださいね。