鳥の種類を英語で解説!鳥に関連する慣用句や英語表現も紹介

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私たちの身近にはいろいろな種類の鳥がいます。よく知られてるものとしては外を歩けば目にするカラスやハト、ペットとして愛でるかたも多い文鳥やインコなどがありますね。自然の多いところに行くと出会うことのできる珍しい種類も中にはいます。

そんな数多い鳥の種類ですが、英語ではどのように表現するのでしょうか。日常で見かけることの多い鳥の英語名を解説していきます。鳥にまつわる慣用句や英語表現も一緒に紹介していきますので、ぜひ英会話の引き出しを増やすために活用してみてください!

世界の鳥類の多様性と英語での表現

鳥類は世界に約1万種いると言われておりその他の動物と比べても非常に数が多く、その中には日本で日常的には見られないものも多く含まれます。鳥はその数だけでなく、形態や生態、行動においても多様性が見られます。

今回は鳥の名前だけでなく、鳥の生態などに応じた鳥の種類別の英語での表現方法も一緒にご紹介していきます。

鳥類の分類と特徴

そもそも、鳥類とは一体どのように定義されるのでしょうか。全ての鳥がもつ共通点は、全身が羽毛で覆われていること、前肢が翼になっていること、クチバシをもっていること、堅い殻をもった卵を産むことの4点です。

鳥といえば空を飛ぶ生物と思われがちですが、一部飛べないものもいます。ペンギンは共通点4つを満たしている鳥類ですが、飛ぶことはできません。反対にコウモリは飛びますしなんとなく鳥の仲間のような見た目をしていますが、卵を産まないため鳥類ではなく哺乳類です。

鳥の種類とその英語名

ここからは、鳥の種類とその英語名をご紹介していきます。

日常でよく見かけるものの一覧になっていますので、鳥の名前がわからないときなどの会話の参考にしてみてください。

スズメ:Sparrow

スズメは英語で“sparrow”と表現し「スパロー」と発音します。一般的に「ちゅんちゅん」と表現される鳴き声を持つ小さめの鳥です。西はポルトガルから東は日本まで、ユーラシア大陸の広い範囲に生息しています。

カラス:Crow

カラスは英語で“crow”と表現し「クロー」と発音します。アニメやマンガに出てくる技の名前などで「クロー」という言葉が入っていることもありますね。これはカラスの英語名に由来しています。

また、日本語では「カーカー」と表現されるカラスの鳴き声は英語では“caw caw”と表現されます。カラスは英語圏の国でも日常的に見られる黒い鳥です。ある程度の社会性や知能を持っていて、仲間同士で鳴き声による意思の疎通ができていると言われています。

ツバメ:Swallow

ツバメは英語で“swallow”と表現され「スワロー」と発音されます。そしてこの “swallow”という単語には、「飲み込む」という意味もあります。これは、ツバメのひなが大きく口を開けてエサをもらい、飲み込む様子に由来するそうです。

ツバメは北半球の広い範囲に生息する渡り鳥の一種です。害虫を食べてくれることから人にとっては益鳥とされていて、「ツバメが巣を作った家は幸せになれる」という言い伝えまであります。

ハト:Pigeon

ハトは英語で“pigeon”と表現され「ピジョン」と発音されます。

そして、この“pigeon”という単語は英語圏の国で「のろま、まぬけ」という悪口のようなニュアンスで人を形容するときに使われることもあります。ハトは人慣れしていることが多く、近づいても飛び立とうとしないことからきたイメージによるものです。

ハトはサハラ砂漠の最も乾燥した地域、北極圏最北部、南極大陸をのぞいた全世界に生息しています。

フクロウ:Owl

フクロウは英語で“owl”と表現され発音は「オウル」ではなく「アウル」に近いです。ユーラシア大陸北部に広く生息していますが、夜行性なため見かけることは多くありません。

しかし、神話や小説などに登場することが多く、古くから多くの人に親しみを持たれている鳥です。

タカ:Hawk

タカは英語で“hawk”と表現され発音は「ホーク」です。明確な区別はありませんが、より大きなものは“eagle”と表現されます。

タカは世界中に幅広く生息していて、プロ野球のチーム名や飛行機の名前などに“Hawks”が用いられるなど親しまれている鳥です。

ペンギン:Penguin

ペンギンは英語で“penguin”と表現され発音は「ペングイン」です。日本語とあまり変わらない感じがしますね。名前の由来はスペイン語の「太っちょ」を表す「ペングウィーゴ」が訛ったものとされています。

ペンギンは主に南半球に生息する鳥で、鳥類ですが飛ぶことができません。水中では翼を羽ばたかせて自在に泳ぎ回ることができます。

フラミンゴ:Flamingo

フラミンゴは英語で“flamingo”と表現されます。これは日本語とほとんど同じです。ピンク色のシルエットが美しい姿をしているのが特徴で、ラテン語で「炎」を意味する“flamma”に由来しています。

とは言ってもフラミンゴは元々ピンク色をしているわけではなく、赤い色素が含まれたものをエサとして食べることでそのピンク色を保っているのだそうです。赤い色素を含むエサを与えていないとだんだんと白くなっていきます。

フラミンゴはアフリカ、南ヨーロッパ、西アジア、中南米の塩湖や干潟に生息する水鳥です。

特徴的な鳥の種類とその英語表現

ここまでは鳥それぞれの名前を紹介してきました。ここからは、その鳥の生態などの特徴に応じた種類とその英語表現をご紹介します。

極地の鳥:Polar Birds

極地とは、北極や南極のことです。その極地に生息する鳥のことを“polar Birds”といいます。

“Polar”とは、「極地の」「南極の」「北極の」「正反対の」といった意味の形容詞・名詞で、それらの地域に関連する英単語に使われます。よく使われる表現として、ホッキョクグマを意味する“polar bear”があります。

北極域で生息する鳥は約180種と言われていて、その多くが渡り鳥です。また、南極域の鳥は約15種と北極域に比べて少なく、すべて海鳥です。

熱帯の鳥:Tropical Birds

熱帯の鳥、つまり熱帯地方に生息する鳥のことを英語で“tropical birds”といいます。“Tropical”とは、熱帯の、非常に暑いという意味を持つ形容詞です。

熱帯地方に生息する鳥は非常に鮮やかな色をしています。これは、異性に目立つためです。ジャングルに住む鳥たちは、異性の鳥と出会う確率が少ないため、派手な色で周りの気を引く必要があるのです。

夜行性の鳥:Nocturnal Birds

夜行性の鳥のことを英語で“nocturnal birds”といいます。“Nocturnal”とは夜行性の生物や夜間に活動することをさします。“Noct-”は、“nox”というラテン語で「夜」を意味する言葉に由来します。

鳥のほとんどは昼行性で、夜行性の鳥は全体の3%ほどしかいません。代表的な夜行性の鳥にはフクロウがいます。フクロウが夜行性なのは、主なエサとしているネズミが夜行性だからだと言われています。

渡り鳥:Migratory Birds

渡り鳥のことを英語で“migratory birds”といいます。“Migratory”は移住する、移住性のという意味の形容詞です。

渡り鳥とは、エサを確保するために季節によって過ごす地域を変えるため移動する鳥のことです。多くは冬が近づくとエサの多い南に向かい、夏には日照時間が長くなる北でヒナを育てます。

鳥の関連する英語の慣用表現とその意味

鳥は英語圏の国に住んでいる人にとっても身近な存在です。そのため、鳥に関連する英語の慣用表現は多くあります。これらの一部とその意味をご紹介します。

“A bird in the hand is worth two in the bush.”

これは直訳すると、「手のひらの中の1羽は茂みの中の2羽に値する」ということになります。物事を欲張って不確実な話に乗るよりも、小さな利益でも確実に手に入れたほうがいいという内容のことわざで、「明日の百より今日の五十」と意訳できます。

“Kill two birds with one stone.”

直訳すると、「1つの石で2羽の鳥を殺す」という意味になります。日本語のことわざである「一石二鳥」と同じです。これは元々イギリスで生まれたことわざで、日本語訳を略して「一石二鳥」という言葉になりました。一つのことをして、二つの利益を得るたとえをさします。

“The early bird catches the worm.”

直訳すると、「早起きの鳥は虫を捕まえる」という意味になります。ことわざとしての意味は、早起きの鳥が虫を捕まえやすいように、早く起きれば何かよいことがあるということです。日本語でのことわざでは「早起きは三文の得」が同じ意味をもつものとしてあげられます。

“Birds of a feather flock together”

直訳は「同じ羽の鳥は一緒に群れる」です。日本語のことわざでいうと「類は友を呼ぶ」と同じ意味になります。“Birds of a feather”で「同じ羽の鳥」という意味を持つのがポイントです。ことわざの意味としては、「気の合った者や似通った者は自然に寄り集まる」ということです。

“Free as a bird”

「鳥のように自由」という意味の慣用句です。直訳するだけでも意味がわかりやすい表現ですね。鳥が自由に空を飛び回るように、行動を制限するものが何もないという「完全に自由」「自由気まま」といった意味で使います。

“Eagle-eyed”

「細かいこともよく気がつく」「細かいことも見逃さない」という意味の慣用句です。“Eagle”は日本でいうワシです。ワシは、人間の4〜8倍の視力を持つとされています。その優れた視力と鋭い目つきからこのような表現が生まれました。

まとめ

今回は、日常で見かけたり私たちにとって身近な鳥の種類の英語名や鳥にまつわることわざ・慣用句の一覧をご紹介しました。

英語圏と日本に住む私たちの身の回りでは生態系が大きく違うことも多いですが、まずは自分にとって身近なことを英語で表現する方法を知っておくことで海外の人との会話が弾んだり英語力を伸ばしたりすることにつながります。

全てを暗記する必要はありませんが、興味をもった鳥の名前や「これは使えそう!」という表現があれば積極的に会話に取り入れてみてください。アウトプットを繰り返すことで語学は定着していきます。

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