Tellを使った英語フレーズや類似表現を紹介!talkとどう違う?

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英語を学習している際に、覚えなければならない英単語の多さに驚くということも多いのではないでしょうか。しかし、一つの単語で複数の意味を表すこともあり、そういった単語を正しく覚えておくことも大切です。

そこで、今回は文の意味を決める「動詞」のなかから、「tell」という単語に焦点を当ててみたいと思います。

「Tell」の意味と使い方をしっかりと確認し、「talk」や「teach」「advise」といった類似表現とのニュアンスの違いをチェックしてきましょう!また、あわせてtellをつかった便利な英語フレーズもご紹介していきます。それぞれ、例文とともに詳しく解説していきますので、ぜひその例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。

Tellの意味と使い方

「Tell」はみなさんが英語を勉強していてもよく見かける単語の一つだと思います。それもそのはず、「tell」は一語でさまざまな意味を持っているからです。

「Tell」の基本的な意味には「教える」「伝える」「話す」「告げる」「見分ける」「命令する」といったものがあります。

「情報や知識を相手に伝える」「人や物事を見分ける」「誰かに何かをすることを命令する」といったコアイメージを持っておくと意味も覚えやすいでしょう。

なお、後ほど類似表現をご紹介する際にも改めて解説しますが、「tell」「単なる情報を伝える(繰り返し伝えるのではなく一度だけ伝えるというニュアンス)」という意味合いがあります。専門知識や学問を誰かに教える、という場合には使われませんので気をつけてくださいね。

Do you want me to tell you the truth?

あなたは本当のことを教えてほしいですか?

※「to tell the truth(本当のことを言うと、実は)」というフレーズも非常によく使われます。

She didn’t tell me of her mother's illness.

彼女は彼女の母親の病気のことを私に伝えませんでした。

One of the team members told her boss about her plan.

チームメンバーの一人が上司に自分の計画を話しました。

My parents told me that they would be late for the party.

両親はパーティーに遅れると私に告げました。

They can tell the difference easily.

彼らは違いを簡単に見分けることができます。

※後ほど詳しく解説しますが、具体的に何と何の違いなのかを言いたい場合は、「Tell the difference between A and B」という形がよく使われます。

The teacher told the students to be quiet.

先生は生徒たちに静かにするよう命令しました。

Tellの類似表現

「Tell」の基本的な意味やニュアンス、使い方がわかったところで、ここからは「tell」の類似表現を一つ一つ丁寧にチェックしてきましょう!

どれも日本語では同じような言葉で訳されることが多いですが、それぞれ「tell」とのちょっとしたニュアンスの違いがありますので、文脈に応じて適切な単語を使う必要があります。

Teach

「Teach」は「tell」と同じように「教える」という意味があります。「Tell」との違いは、「tell」が単なる情報を相手に教えるのに対して、「teach」は「専門知識や学問、技術、やり方」を誰かに「教える」というニュアンスがある点です。

また、「teach」は学校で先生が生徒にするように、「繰り返し教える」というニュアンスも含まれます。また、教える側の方が相手よりも情報や知識を持っているというニュアンスがあります。

My younger sister enjoys teaching her students about Japanese history.

私の妹は彼女の生徒たちに日本の歴史を教えるのが好きです。

Mr. Tanaka teaches judo to local kids in the United Kingdom.

田中さんはイギリスで地元の子どもたちに柔道を教えています。

Could you teach me how to write computer codes?

コンピューターコードの書き方を教えていただけませんか?

My mum teaches me how to play the piano.

私の母は私にピアノの弾き方を教えてくれます。

mumはイギリス英語のスペルです。アメリカ英語ではmomとなります。なお、イングランド北部などでは、mamというスペルが使われることもあります。

My husband teaches English at a primary school.

私の夫は小学校で英語を教えています。

Advise

「Advise」は日本語でも「アドバイス」という言葉が使われているためイメージしやすいかもしれませんが、「勧める」「忠告する」「知らせる」「通知・報道する」といった意味があります。

「忠告する」という意味があることからも想像しやすいかもしれませんが、「勧める」場合も、「何かを人に強く勧める」というニュアンスがあります。「アドバイスをする」という意味のとおり、「教える」よりももう少し優しい言い方と捉えることもできます。

また、「知らせる」「通知・報道する」という意味で「advise」が使われるのは、フォーマルな場面が多いです。ビジネスシーンなどでよく使われます。なお、非常によく似ていて間違えやすいのですが、「advice」は名詞で「アドバイス、忠告」といった意味があります。「s」と「c」を混同しないように気をつけてくださいね。

ちなみに、名詞の「advice」は不可算名詞ですので、冠詞の「an」や複数形の「s」などは付きません。

His doctor advised my dad to stop smoking and drinking.

私の父は、彼の主治医からはタバコと酒を止めるようアドバイスされました。

I strongly advise you not to meet him.

彼に会わないことを強く勧めます。

She advised me to sell my old car.

彼女は私の古い車を売ることを勧めました。

Please advise us of any changes to the meeting.

ミーティングに何か変更があれば、お知らせください。

※上記例文は、ビジネスメールなどで見られる文面です。フォーマルでかしこまった印象を与える表現です。カジュアルな言い換え表現としては、Please let me/us know~(私/私たちに知らせてください)などがあります。

I was advised that they could not attend the party.

パーティーに出席できないと彼らに通知されました。

Talk

「Talk」は「話す」という意味があります。「Talk to+人」や「talk with+人」という形で「人と話す・人と話し合う」といった意味があります。

特に親しい間柄での会話に使われることも多いです。「お互いに話し合う」といったコアイメージがあります。同じく「話す」を意味する単語に「speak」がありますが、こちらは一方的に話すようなイメージがあります。必ずしも相手とのやり取りがあるとは限りません。

また、「tell」と「talk」の違いとしては、何に焦点が当てられているかという点が挙げられます。「tell」は話す「内容」に焦点が当てられているのに対して、「talk」は話すという「行為」に焦点が当てられています。

She always talks a lot at the meetings.

彼女はいつもミーティングでたくさん話します。

Can we talk later?

後で話せますか?

He was too tired to talk to me.

彼はあまりに疲れていて、私と話すことができませんでした。

Some people feel stressed about talking in class.

授業中に話すことにストレスを感じる人もいます。

They talked about a lot of things.

彼らはたくさんのことを話しました。

Tellをつかった英語フレーズ

How can you tell?

「How can you tell?」「どうしてわかるの?」という意味を持つ表現で、ネイティブも非常によく使います。

A:I know you have something to say.

B:How can you tell?

A:何か言うことがあるんでしょう。

B:どうしてわかるの?

Tell the difference between A & B

「Tell the difference between A and B」「AとBの違いがわかる」という意味です。&の部分は記号ではなくスペル(and)で書いてくださいね。

I can tell the difference between this bag and that bag.

このカバンとあのカバンの違いがわかります。

まとめ

いかがでしたか?今回の記事では、「tell」という頻出単語の使い方とさまざまな意味についてご紹介しました。日本語でも「教える・伝える」という言葉は多く使われているからこそ、英語の「tell」が持つ意味をしっかりと理解しておくことが大切です。

今回ご紹介した「tell」の類似表現、また「tell」を使ったイディオム・フレーズについても便利なものばかりですので、ぜひ覚えて使ってみてください。今回ご紹介した「tell」や「tell」の類似表現を適切に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。

今回ご紹介した「tell」や「tell」の類似表現をそれぞれ適切なシーンで使うことができれば、より自分の英語での表現の幅が広がりますし、ネイティブからも「お!この人はいろんな単語やフレーズを知っているんだな」と思ってもらえるのではないでしょうか。

また、今回学んだ「tell」や「tell」の類似表現、関連するフレーズについて、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブはどのようなときにtell という単語を使っているのか知りたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!

レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。今回ご紹介した「tell」や「tell」の類似表現に関する英語表現をさらに練習しても良いですし、似たような意味を持つ単語の使い分けについて講師とディスカッションするのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

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