英語で「目指す」と言いたいときは、どのように表現したら良いかご存じですか?英語をある程度の期間学習している方であれば、まず「aim」が思い浮かぶという方が多いでしょう。
しかし、学校教材では学べない「目指す」の表現もいくつかあり、それぞれ少しずつニュアンスが変わってきます。しっかりとニュアンスを理解していない状態で使ってしまうと、意図していない伝わり方をしてしまうことも。
そこで今回は、「目指す」を英語で言う方法を紹介していきます。「目標」の英語表現も紹介しているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
「目指す」の英語表現
まずは、「目指す」の英語表現を、以下の6パターンに絞って紹介したいと思います。②will
③go for
④aspire to 動詞
⑤decide to 動詞 / be determined to 動詞
⑥must / have to 動詞
aim
「aim」は動詞だと「目指す」、名詞だと「目標」の意味になる単語です。〜することを目指す
・aim for 名詞
〜を目指す
という形で使われます。
また「高みを目指す」という意味で、「aim high」という表現もよく使われるので、一緒に覚えておきましょう。
私たちは劇的に売上を伸ばすことを目指しています。そのためには、新しい戦略を考えなければなりません。
私はTOEICで高いスコアを目指しています。もっとリーディングスキルを向上させる必要があります。
私の現在の目標はその試験に合格することです。少し緊張しますが、同時に自信はあります。
will
「will」は未来形で使われる助動詞としてお馴染みですが、未来に向けての「意志」が強く込められた単語なので、状況によっては「〜を目指している」ニュアンスでも使えます。今年は英検1級に合格します。できると思います。
(=英検一級合格を目指している)
私は来年留学するので、もっと英語を勉強したほうが良いと思っています。
(=来年の留学を目指している)
go for 〜
「go for 〜」は、「〜を得ようとする / 〜を求める」という意味の表現で、「〜を目指している」という意味でも使えます。何かに向かって進んでいくようなニュアンスがあり、応援するときに「Go for it!!(いけー!)」の意味でもよく使われます。
また、レストランやカフェで頼むものを決めるときに、「〜にする」というときにも「I’m going for 〜.」という形で使えるので覚えておきましょう。
私はマネージャーのポジションを目指しています。いつ昇進できるかはわかりませんが。
私は歌うことが得意だと気づいたので、その道を目指すことにしました。
aspire to 動詞
「aspire to 動詞」は、「〜することを熱望している」という意味の表現で、使い方によっては「〜を目指している」というニュアンスでも使えます。私は科学者になることを熱望しています。
(=科学者になることを目指している)
あの会社で働くことを熱望しています、なぜなら彼らはたくさんの面白いビジネスをしているからです。
(=あの会社で働くことを目指している)
decide to 動詞 / be determined to 動詞
「decide to 動詞」は、「〜することを決める」という意味の表現です。目標としていることをやると決めるニュアンスで、「目指す」という表現が可能です。「be determined to 動詞」は、「〜することを決意する」という意味で、「decide to 動詞」よりも決心が固い響きになります。
私は本当に自分の人生を変えたいんです、だから新しい仕事を見つけることを決めました。
(=仕事を見つけることを目指す)
私はタバコを辞める決意をしています。これが人生最後のタバコです。
(=禁煙することを目指す)
must / have to 動詞
「must」と「have to 動詞」は、「〜しなければならない」という意味の表現です。目標を自身に義務的に課すという意味で、「目指す」というニュアンスで使えます。なお、「must」は主観的にしなければいけないと感じていること、「have to 動詞」はルール・法律的にしなければならないことに使うのが一般的です。
私は太ってきています。体重を減らすためにもっと運動をしなければなりません。
(=痩せることを目指して運動する)
今夜はクライアントと飲みにいく予定なので、このタスクを午後5時までに終わらせなければなりません。
(=午後5時までに終わらせることを目指す)
「目標」の英語表現
「目指す」繋がりとして、次に「目標」を意味する表現を、以下の5つに絞って紹介します。②target
③mark
④stretch
⑤objective
goal
「goal」は、最も一般的な「目標」を意味する単語です。日本語でも終わりの位置にある物事を「ゴール」と呼ぶので、イメージはつきやすいでしょう。「目標を立てる」や「目標を達成する」は、以下のように表現できます。
目標を立てる
目標を達成する
英語を学び始める前に、目標を立てたほうが良いですよ。
目標は達成できませんでしたが、なぜか私がやったことには満足しています。
target
「target」は、日本語で使われる「ターゲット」と同じで、「狙い」という意味の単語です。ビジネスシーンでは「目標」という意味でもよく使われます。私たちの目標は今年3つの新しいサービスをリリースすることです。
私たちは今月、売上目標を達成しました。
mark
「mark」は「印」という意味の単語ですが、数字と一緒に使うことで、具体的な数字目標を表すことができます。ちなみに、動詞ではある水準を「記録する」という、達成の意味でも使われるので覚えておきましょう。
私は今年、1,000万円の目標を達成します。
私は先月TOEICで自分の最高スコアを記録しました。
objective
「objective」は「目標」という意味の単語で、長期目標の「goal」に比ると短く、短期〜中期目標的な位置付けで使われます。最終的な目標として「goal」があり、その途中段階にある達成すべきことが「objective」としてあるイメージです。
私の目標は週末までにそのレポートを終わらせることです。
私の目標はリスニングスキルを改善させることです。
まとめ
最後に、今回の内容のまとめです。①aim:目指す
②will:固い意志がある
③go for:どこに向かっていくイメージ
④aspire to 動詞:熱望している
⑤decide to 動詞 / be determined to 動詞:決断している
⑥must / have to 動詞:自身に義務的に課している
本記事で紹介した通り、「目指す」だけでも表現がいくつもあるため、シーンにあわせて使い分けることを意識してみてください。
普段英語を話す環境がない方や、講師からマンツーマン指導を受けられるオンライン英会話「ネイティブキャンプ」も活用して、英語力向上を目指しましょう。
7日間の無料体験期間もあるので、これから英語学習を始めたい方もぜひ試してみてくださいね!

◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.