推し活という言葉をご存知でしょうか?
自分が一番好きなアイドルやキャラを”推し”と呼ぶ文化がここ最近、SNSなどで賑わってます。
そんな推しに会うために、遠征したりDVDを観たりお誕生日を祝ったりすることを”推し活”と言います。
好きな物=推し
という考え方は、日本だけではありません。
実は海外にも同じように推しがいて、推し活をする海外の方もいるのです。
そう。推しに国境はありません!
それに推しが同じだと、会話もあっという間に盛り上がること間違いなし。
海外の方とも交流する機会が増えることを見越して、勉強していきましょう!
そして、今回の記事では1冊の本と簡単な英語のフレーズも紹介していきます。
そもそも、推しって何?推し活って・・・?
”推し”という言葉になれていない場合、一体何の話をしているのか・・と困惑するかもしれません。
そこで、そもそも推しとは何か、そして推し活ってなにするの?という所から解説していきます。
実は名前を知らないだけで、あなたも活動していたりして‥?
推しとは?
推しという概念は、ここ最近で知られるようになってきました。実はこの推しという言葉は、アイドルが好きな方やアニメが好きな方(いわゆるオタクやファン)などにとってはとても馴染みのある言葉で、最近できた言葉ではありません。
推しというのは、アイドル・俳優さん・アニメキャラなど2次元〜3次元と幅広い範囲の中で自分が好きになった対象を指します。
例えば、「私は○○推しです!」とSNSのプロフィールに書いておくことで同じ推しを持つ同士が繋がって交流が生まれていくのです。
某アイドル事務所のファンの中では、「○○担」ということも多かったのですがこちらも意味は同じです。「○○の担当」=「○○推し」という意味合いで使います。
ちなみに、推しはアイドルや俳優、アニメキャラだけに留まらず犬や猫の種類、鉄道や建築物などありとあらゆる対象を指しますので、読んでいる方の中にはもしかしたら既に”推し”が存在しているかも。
推し活とは?
「推し活」とは、推しを応援する活動をすること全般を指します。
ライブ・イベントへ参加したり、グッズを買う・作ったり、推しのDVDを鑑賞したり、SNSで仲間と語り合ったり‥。
とにかく、推しに関することをしていること自体が「推し活」なのです!
別の言い方で、「オタ活」ということもあります。
推し活では、推しカラーに小物を揃えたり髪色を揃えたりすることや写真集や雑誌を買うことも含まれるのでとにかく推しに関わることなら「推し活」と言ってOK!
推しと推し活を英語で言ってみよう!
海外の方にも、日本のアニメやゲームファンや俳優・アイドルファンがいますのでこうした日本の「推し活」はよく知られています。
でも、英語でなんて言うのか分からないですよね。
実は英語でこの「推し」や「推し活」の英語表現を紹介している本があります。
今回はその本の中身を引用しつつ、英単語や英語のフレーズを紹介していきますね!
まずは、オタクたちがよく使う単語を英語にすると‥?
推し my fave (my favorite の略)、bias(K-POP界で使われているようです)、stan(stalkerとfanを組み合わせ)、oshi(ローマ字!日本語の推しでも通じるらしいのです)
尊い precious (オタク界隈では、素晴らしいって意味で使います)
沼 obsession (推しのジャンルにハマっていくさま)
沸く be psyched (※テンション上がって興奮すること)
オフ会 offline meet-up(オンライン上で知り合った仲間とリアルで会うこと)
ぬい plushie / stuffle (推しを模したぬいぐるみ)
一部抜粋 世界が広がる推し活英語
このあたりが割と使われる単語たちです。
まさに、推しと尊いという言葉はしょっちゅう使われていますね!
沼にハマるという意味合いも、何となく想像がつくかと思いますが推しの界隈(ジャンル)にズブズブとハマっていく様を沼にハマるという表現で表しています。
沸くという表現も、オタク独特の用語になるかもしれませんね。
会場が沸くという意味合いと同じく、テンションが上がって興奮している様子や興奮したさまをSNSで発信する時に、「沸いたわー!熱い!」なんて呟いたりします。
ぬいに関しては、小さなぬいぐるみのこと。このぬいぐるみを持ち歩いてお店やポスター、看板前などにかざして写真を撮ってSNSに投稿している方がたくさんいます。
しかし、”推し”を表す言葉がいくつもあるのに気付きましたか?
日本語では”推し”と言えば、好きな対象と紐づけられますが英語ではいくつかの使い分けのようなものがあるようです。
my fave は、一番使いやすく引用させていただいている書籍にも載っている英単語。
こちらはfavoriteの略なので、意味も分かりやすいです。
biasは、K-POP界隈のオタクの皆さんが使っているようです。なぜK-POPと思う方もいるかもしれないですが、彼らのファンは韓国以外の英語圏のファンがとても多いのが特徴です。
biasの意味は、偏り/偏見 という意味があるのですがK-POP界においては推しはこの単語が使われているようですね。
stanは、ストーカー的な熱狂的ファンのことを指します。これは推しという可愛い表現よりももっと熱中しているオタクという意味合いの方が強いかもしれません。
こちらもK-POP界ではかなり使われているようですね!
そんなオタクたちがよく使うフレーズは・・?
次は、オタクたちがよく使う日本語フレーズを英語表現にしてみます。
I was obsessed before I knew it. あっという間に沼にハマった
My fave is so precious. 推しが尊い
My vocab is gone. 語彙力がなくなった‥
My fave actually exists. 推しは実在した!
I'm a huge fan of this group. 箱推しです!
(※箱推し‥グループ全体を好きという意味)
Money is not an issue when it comes to supporting them.
推しにお布施は惜しまない!
I love them so much, I would buy multiples of their merchandise.
保存用、観賞用、布教用に3個買うわ。
Next week, would you like to come to my place and watch a full marathon of their live concerts?
週末、うちで鑑賞会しない?
直訳すると、あれ?と思う英語表現も多いですが意訳するとこんな和訳になります。
すこし補足をすると、「鑑賞会」という部分は英単語にfull marathonと使っていますよね。
これは、死ぬほど観まくろう!という意味合いが込められています。
そもそも、海外では鑑賞会という概念がなかったようですがオタク文化の広がりにつれて意味合いが通じるようになりつつあります。
どうでしょうか?
推し活って何のことを指すのかと不思議に思ってここまで読んでくれた方、少しでも分かりましたでしょうか?
好きなものを好きと言いながら、同じ仲間で盛り上がっている推し活はとても楽しいそうなものですね!
おすすめの書籍ご紹介
今回、英単語や英語表現をある書籍から一部引用してご紹介しました。
その書籍は、オタクたちが常日頃発している言葉を英語にしたもので、著者はオタク女子4人組の皆さんというから間違いないほどの完成度です。
イラストも可愛らしいイラストが利用されているので、文字だけの参考書ではないため頭に入ってきやすい書籍です。
監修の際には、しっかりとオタク表現をくみ取った英訳をされていて豪華音声ダウンロードまで付いてくるという代物。
しかも、音声は人気声優の悠木碧さんが務めているというから本気度の高さには頭が下がります。
もちろん、英語の方はネイティブスピーカーによる英語音声もありますので聞きながら英語学習だってできちゃいます。
書籍の紹介ページには、チャプターごとの説明がされておりこれで英会話ができちゃうのではないかというこだわりと内容になっています。
さらに、出版社からのコメントには100人以上の国内外のオタクの方に話を聞いたというから驚きですね。
それによると、推しを尊く感じる感覚は世界共通であると記されています。
ぜひ、一度ご覧になってみてください。
海外の方と好きなものをたくさん語ろう!
今回の記事は、”推し”と”推し活”についてご紹介してきました。
未知の言葉と出会った‥と思った人もいれば、普段使っているけど英語でなんというか知らなかったなんて方もいると思います。
好きなものがあるというのは、とても素晴らしいことです。
それがあればお仕事も頑張れるし、勉強も頑張れるなんていう魔法の存在。
モチベーションアップに欠かせないという方も多いと思います。
オタクという文化は、日本が発祥なのですが今や世界共通の文化となりつつあります。
世界に誇るジャンルがたくさんある日本を、好きになってくれる海外の方はたくさんいますのできっと話が合う方がいるはず!
もし、好きなものが同じもの同士で出会うことができたら紹介した書籍や英語表現でたくさん会話してみてはいかがでしょうか!
初対面が嘘のように、きっとすぐ仲良くなって話がものすごく盛り上がること間違いなしです。
世界に誇れる推し文化、世界共通で楽しんでいきましょう!

◇経歴
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪。
当初は1年で帰国するはずが、留学生活がとても充実していたため結果的に3年滞在。
その後は、外資系アパレルで英語を使う仕事に就き英語を活用し働く。
現在も英語のラジオやスポーツ実況などは英語で聞きつつ、英語力の維持に努めながら仕事に活かす。
◇海外渡航経験
オーストラリア3年留学。
現地のアパレル・レストランのアルバイト
その他、バリ・香港などの経験
◇自己紹介
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪し3年滞在。
当初1年で帰国する気満々で渡豪するも現地の生活があまりにも楽しく、結局3年滞在するという自由人。
現地に永住するか悩んだ末、日本での社会人経験を積むべく帰国。
その後は英語を活かし、外資系アパレルなどで仕事をしつつこのコラムを執筆中。
邦楽より洋楽が好きで、留学の3年間で染みついた海外志向は抜けないねと友人に指摘される程わりと思考は海外向け。
美味しいもの・楽しいことが大好きな関西人で、人と喋ることも好きなくせに割と家にいるのが好き。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.